この記事は下記の悩みや疑問を持つ人にオススメです。
- クリスタの推奨PCスペックは?
- オススメのPCを知りたい!
- クリスタ用PCの注意点は何?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に書くと、CLIP STUDIO PAINTはグラボ無しPCでも動きますが、3Dを扱う場合は絶対にグラボを搭載したクリエイターPCがオススメです。
マウスコンピューターのクリエイターPC「DAIV」シリーズならクリスタ向けのグラボ搭載PCもあるので参考にしてください。

クリスタにグラボはいらない?推奨スペックと注意点
CLIP STUDIO PAINT公式サイトが公表している推奨PCスペックは下表であり、現在売っている最新のPCなら大体対応しています。
推奨スペック | Windows搭載PC | MacOS搭載PC | iPadシリーズ |
---|---|---|---|
OS | Windows 8.1、10、11(各64bit) | macOS10.15、11、12、13 | iPadOS 15、iPadOS 16 |
CPU | SSE2に対応したIntel、AMD製CPU | Apple Mシリーズチップ、Intel製CPU | 指定なし |
GPU | OpenGL 2.1に対応したGPU | OpenGL 2.1に対応したGPU | 指定なし |
メモリ | 2GB以上のメモリ必須 8GB以上推奨 | 2GB以上のメモリ必須 8GB以上推奨 | 2GB以上のメモリ必須 4GB以上推奨 |
ストレージ | 3GB以上 | 3GB以上 | 6GB以上 |

ただし、上記の推奨PCスペックを満たしただけでは、快適に動作しない場合もあるので注意が必要です。
ウチのPC、推奨の8GBなのにたまにクリスタ重いってことは、やはり快適に使うなら16GBなのかもしれないなぁ。
— ひゔぃや (@hiviya) August 4, 2019

上表は推奨スペックと言うより最低スペック
そこで、ここからはCLIP STUDIO PAINTを使用するPCを選ぶ時の注意点を3つ解説します。
注意点:画像サイズやレイヤー数に注意
CLIP STUDIO PAINTは一般的なノートPCでも動きますが、画像サイズが大きく、レイヤー数も多いほど、動作が重くなります。

例えば低スペックPCでA4サイズ以上の印刷物を描くと、「ブラシの動きがおかしい」「選択範囲が反映されない」などが起きやすいです。
ひえー!重い重いとは思ってたけどさ、えー。クリスタのメモリ推奨って2Gなの?マンガとか書いてたらそんなんじゃ足りないよ。フィルター使うと16Gでもぱつぱつで泣いてるのに…。レイヤー増えるとさらに泣く。saiがいかに軽いかがわかる
— 漆原 (@Urushi_VSS) April 19, 2015
そのため、高価なPCでなくても良いですが、可能なら現行モデルのクリエイター向けPCを選んだ方がイラスト制作でストレスは溜まらないでしょう。
マウスコンピューターなら「DAIV」シリーズ、パソコン工房なら「SENSE」シリーズがクリエイター向けなのでクリスタにもオススメです。
注意点:3D素材が多いとスペックも必要
CLIP STUDIO PAINTは様々な3D素材を使えますが、大量に使えばPCの負担が大きくなり、スペック不足になります。

特に、グラフィックボード非搭載PCは大きな負担になるので、3Dや様々な機能を使いたい場合はグラボ搭載PCがオススメです。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
一応、内蔵GPUでも3D素材は扱えますが、描画のためにメモリを大量に使うので、低価格帯のグラボを積んでおくと安全です。
GeForceのGTX1660superやRTX3060であれば3D描画のコスパが高いので、クリスタ用PCにもオススメです。
注意点:液タブやデュアルモニターでメモリ不足
CLIP STUDIO PAINTを使う際、液タブやデュアルモニターを考うならグラフィックボード搭載PCがオススメです。

と言うのも、グラボ非搭載PCが複数のディスプレイへ映像を表示すると、メモリ不足になりやすいからです。
メモリ不足が発生すると、PCが作業を処理できないので「動作が重くなる」「フリーズする」などの現象が起きます。
しかも、クリスタ自体がメモリを大量に使うので、グラボ無しでの複数ディスプレイはあまり推奨されていません。
現行モデルの定価格帯グラボ「RTX3050」でも良いので、複数ディスプレイを使うならグラボ搭載PCがオススメです。
クリスタにオススメのPC4選【推奨スペック】
ここからはクリスタの推奨スペックを満たしたオススメのPCを紹介します。
マウスコンピューター mouse K5-WA
CLIP STUDIO PAINTにオススメのPC1つ目は、マウスコンピューターの「mouse K5-WA」です。

mouse K7の価格は114,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
モデル名 | mouse K7 |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 10750H |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX350 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:256GB |
グラボとして低価格帯モデルのGeForce MX350を搭載しており、3Dを使わずに高解像度のイラストを描く分なら十分な性能があります。
ディスプレイサイズが15.6インチなのでデスクトップ用モニターより小さいですが、ノートPCであれば十分なサイズです。

メモリも推奨スペックを余裕で上回っています
パソコン工房 SENSE-15FX152-i7-NASX
CLIP STUDIO PAINTにオススメのPC2つ目は、パソコン工房の「SENSE-15FX152-i7-NASX」です。

SENSE-15FX152-i7-NASXの価格は159,800円であり、具体的なスペックは下表の通りです。
モデル名 | SENSE-15FX152-i7-NASX |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 12700H |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
15.6インチディスプレイのノートPCでありながら、現行モデルの低価格帯グラボ「RTX3050」を搭載しています。
CPUもCore i7の12世代なので、シングルスレッドが十分高く、ノートPCでもクリスタがサクサク動くスペックになっています。

パソコン工房のクリエイター向けPCシリーズです

マウスコンピューター MousePro-T341SG65
CLIP STUDIO PAINTにオススメのPC3つ目は、マウスコンピューターの「MousePro-T341SG65」です。

MousePro-T341SG65の価格は109,780円(WEB限定価格)であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
モデル名 | MousePro-T341SG65 |
---|---|
OS | Windows10 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 10750H |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:256GB |
MouseProのTシリーズはイラスト作成や高負荷データ分析用であり、上記のモデルはTシリーズの中でも初心者向けです。
CPUとグラボは十分な性能ですが、メモリが8GBなのでクリスタと他のソフトを併用すると重くなりやすいです。

メモリ16GB以上へのカスタム推奨
パソコン工房 SENSE-F0X6-LCR57X-DTX
CLIP STUDIO PAINTにオススメのPC4つ目は、パソコン工房の「SENSE-F0X6-LCR57X-DTX」です。

SENSE-F0X6-LCR57X-DTXの価格は200,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
モデル名 | SENSE-F0X6-LCR57X-DTX |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
グラフィックス | AMD Radeon RX 6650 XT |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:1TB |
CPUへ8コア16スレッドのRyzen、グラフィックスへRTX3060以上の性能を持つRadeon RX 6650 XTを搭載しています。
3Dゲームも遊べる程のスペックであり、ストレージが1TBもあるので、クリスタを使っても余裕のあるPCになっています。

資金があれば更にメモリを増設してもOK