はじめまして。ブログを運営しながらPCスペックレビューをしているちゃすくです。
この記事ではノーコード開発ツールをいくつも使った経験がある私が「ノーコードプログラミングにオススメの安いノートPC6選」を解説していきます。
選び方やオススメポイントも解説していくので、ノーコードプログラミングを始めたい場合は参考にしてください。
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ノーコードプラットフォームの概要
Bubble
Bubbleは視覚的なドラッグ&ドロップインターフェースを使用してウェブアプリケーションを手軽に構築できるノーコードプラットフォームです。
フロントエンドだけでなく、データベースやバックエンドの一部もノーコードで開発でき、複雑なWEBアプリも作成できます。
後述するFlutterFlowと比較すると、パソコンのメモリ使用量が小さいため、低いスペックのノートパソコンで扱いやすいノーコードツールです。
FlutterFlow
FlutterFlowはGoogleのFlutterフレームワークに基づいたノーコードプラットフォームであり、iOSやAndroidなどのネイティブアプリを視覚的に開発できます。
FlutterFlowはデータベースへFirebaseなどを指定でき、Bubbleよりも拡張性が高い点が特徴的です。
FlutterFlowはコードを出力できるので拡張性に優れていますが、その分、Bubbleよりも求められるスペックが高くなりやすいです。
ノーコードプログラミングの推奨スペック
必要動作スペック
項目 | 必要動作スペック |
---|---|
OS | Windows 10 64ビット、macOS 10.15以降 |
CPU | Intel Core i5(第8世代以降)、AMD Ryzen 5 3500U以上、またはApple M1 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB SSD以上 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス(Intel UHD 620、AMD Radeon Vega 8以上)またはAppleシリコンの統合GPU |
ディスプレイ | 1920×1080ピクセル(フルHD)以上 |
BubbleやFlutterFlowなどのノーコードプログラミングツールはクラウドベースなので、基本的にはGoogleChromeやMicrosoft Edgeなどを使える性能があれば利用できます。
ただし、BubbleやFlutterFlowはメモリ容量を大きく使いやすく、プロジェクトによっては3〜5GBほど利用する場合もあります。
FlutterFlowで作られたAI動画共有アプリ「DaiMBOW」を作ってる時はブラウザのメモリ使用量が一時的に6GBを超えたみたいです。
8GBメモリのノートパソコンでもノーコードプログラミングは可能ですが、ページ数の多いプロジェクトや複雑なアプリを作りたい場合は後述する推奨スペックを参考にすると良いでしょう。
推奨スペック
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows 11 64ビット、macOS 11以降 |
CPU | Intel Core i7(第10世代以降)、AMD Ryzen 7 4700U以上、またはApple M1 Pro以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | 512GB SSD |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス(Intel Iris Xe、AMD Radeon Vega 10以上)、 Appleシリコンの統合GPU、またはグラフィクボード |
ディスプレイ | 1920×1080ピクセル以上 |
BubbleやFlutterFlowでページ数が多いアプリケーションをノーコード開発する場合、ハイエンドCPUと16GB以上のメモリを搭載したノートパソコンがオススメです。
特にFlutterFlowではテストモードやプレビューでメモリ容量を消費しやすいため、16GB以上のメモリがなければメモリ不足に陥りやすいです。
私もノートパソコンでFlutterFlowを使うことがありますが、メモリ16GBでもドキュメントや GoogleMeetsを同時に開いてると重くなりやすいです。
Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのハードウェアアクセラレーション対応ブラウザであればグラフィックボード搭載ノートPCを使うことでブラウザの描画スピードが上がるため、開発効率を少しでも上げたい場合はグラボ搭載ノートPCがオススメです。
ノーコードプログラミング用オススメ安いノートPC6選
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMD
IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMDは世界最大のパソコンメーカーであるLenovoの低価格帯ノートパソコンです。
IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMDの具体的なPCスペックは下表の通りであり、価格は59,840円です。
項目 | IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMD |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 3 7330U |
グラフィックス | 内蔵GPU |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 軽量でスリムなデザインで2色から選べる
- 15.6インチのフルHDディスプレイ&ブルーライト軽減あり
- AMD Ryzen 3 7330UでOfficeやWEBアプリを快適に使える
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- Webカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
5万円台でノーコードプログラミングを行えるコスパ特化型のモデルです。
FlutterFlowを使う場合は重いですが、Bubbleで小規模なアプリを作る場合は十分なスペックです。
最大48回まで手数料0円で分割払いできるのも嬉しいポイント!
パソコン工房 SENSE-15FH127-i7-UHSX
SENSE-15FH127-i7-UHSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のエントリー向けノートパソコンです。
SENSE-15FH127-i7-UHSXの価格は104,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | SENSE-15FH127-i7-UHSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 12650H(10コア16スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
価格 | 104,800円 |
IntelのハイエンドCPUと16GBのメモリを搭載しながら10万円台で購入できるノートPCです。
Bubbleだけでなく、FlutterFlowでのアプリケーション開発にも利用できる性能です。
安心安全の国内メーカーであるパソコン工房のモデルなので、初期不良があっても安心です。
ASUS TUF Gaming A15 FA506NF
TUF Gaming A15 FA506NFはゲーミングPCやPC周辺機器で有名なASUSのゲーミングノートPCです。
TUF Gaming A15 FA506NFの価格は109,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | TUF Gaming A15 FA506NF |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 7535HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2050 Laptop |
メモリ | 16GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックスへ低価格帯グラボのRTX2050、CPUへミドルレンジのRyzen5を搭載しており、Adobeや軽量なPCゲームができるほどの性能があります。
AMDのミドルレンジCPUへ16GBのメモリとエントリークラスのグラボを搭載したモデルです。
グラボがあるおかげでブラウザの描画スピードが早く、パソコンも重くなりにくいです。
このスペックがあればDaiMBOWなどのSNS系アプリをFlutterFlowで作れます。
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX3050)
LOQ 15IRX9は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9の価格は110,000円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX3050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、ビジネス向けソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
- 10コア16スレッドCPUと16GBメモリで基本性能が高い
- VRAM6GBのRTX3050 Laptopを搭載
→高いグラフィック性能でPCゲームや動画編集も快適 - 15.6インチの大きめディスプレイ&144Hz
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- 1080pのWebカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
13世代ミドルレンジCPUとRTX3050 laptopのおかげで大規模なノーコードプログラミングにも対応できる性能です。PhotoshopやIllustratorを使ったアプリアイコンの作成にも十分なスペックがあるため、デザイン作成にも手間をかけたい人にオススメです。
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX4050)
LOQ 15IRX9(RTX4050)は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9(RTX4050)の価格は144,870円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX4050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、クリエイティブソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
ミドルレンジCPUと16GBのメモリにノートPC向けRTX4050を合わせたモデルあり、FlutterFlowでの大規模なアプリ開発にも耐えられる性能があります。15万円以内で購入できるモデルとしては最コスパ!!!
パソコン工房 SENSE-15FX155-i7-PLSX
SENSE-15FX155-i7-PLSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
SENSE-15FX155-i7-PLSXの価格は184,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FX155-i7-PLSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
Intelの13世代ハイエンドCPUとNVIDIAのグラフィックボードを搭載しており、3DメタバースやPCゲームのプレイも可能なスペックです。
- 14コア20スレッドのCPUなので、マルチタスク性能も高い
- RTX4050で3Dグラフィックスの処理性能が高い
→&GBのビデオメモリでPCゲームやクリエイティブ系ソフトに使える - 15.6インチフルHDの大きめディスプレイ
- SSD 512GBの大容量ストレージで読込も速い
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- 本体重量は約1.8kgなので持ち運びも楽々
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなし&手数料0円で分割払い可能
- 1年間無償保証が標準で付属(3年以上へアップグレード可能)
- PayPayや楽天Pay、d払いなどにも対応
ハイエンドCPUと16GBのメモリにノートPC向けRTX4050を合わせたモデルあり、BubbleやFlutterFlowなどのノーコードツール全般へ対応できます。普通のプログラミングにも快適に使える性能なので、ノーコード後の開発にも便利な性能です。
ノーコード向けノートPCの選び方ポイント3選
選び方1:CPUとメモリ
BubbleやFlutterFlowなどのノーコードプラットフォームを効率的に利用するためには、CPUとメモリの選択が重要です。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
ノーコードプログラミングの多くはクラウドベースで利用するため、CPUとメモリのスペックが求められやすく、低スペックすぎるモデルではブラウザソフトを落ちやすくなります。
WindowsやLinuxであれば直近5年以内に発売されたIntel Core i5以上のCPUが基本的な要件ですが、複雑なプロジェクトや多くのタブを同時に開く際はIntel Core i7やAMD Ryzen 7が推奨されます。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
一方、Macを使用する場合であればAppleシリコン(M1やM2シリーズ)を搭載したモデルが最適です。
上記のCPUに8GB以上のメモリを合わせればノーコードプログラミングに使えるだけの性能がありながら、省電力性に優れた開発が可能です。
16GB以上のメモリを搭載していれば「ChatGPTやFirebaseを別タブで開きながらノーコード開発」「チームで会議しながら開発」なども可能になります。
下記のノートパソコンは16GB以上のメモリを搭載しているので、ノーコードプログラミングを行う際は参考にしてください。
選び方2:グラフィックスとハードウェアアクセラレーション
ノーコードプログラミングではブラウザが主要な作業環境となるため、CPUとメモリよりは優先度が低いですが、グラフィックスの性能も大切になりやすいです。
Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザであればハードウェアアクセラレーションへ対応しており、グラフィックボードがあればブラウザの描画スピードが上がります。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品(GPU)が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
PCゲームやライブ配信、編集ソフトなどで画像や映像を処理するために使われるPCパーツです。
でも、価格が高いので一般的なパソコンには搭載されてません。
ハードウェアアクセラレーションを使わなくてもノーコードプログラミングは可能ですが、効率を少しでも上げたい場合は採用するとよいでしょう。
Appleシリコンも強力な統合GPUを搭載しているので、ハードウェアアクセラレーションを利用できます。
また、グラフィックボード搭載ノートパソコンであればAdobeなどのクリエイティブソフトを利用できるので、高クオリティのアプリアイコンやデザイン作成にも活用できます。
下記のノートパソコンはグラフィックボードを搭載しているので、ノーコードプログラミングを行う際は参考にしてください。
選び方3:ディスプレイ
ノーコードプログラミングの作業効率を上げるためには1920×1080ピクセル(フルHD)以上のディスプレイがオススメです。
また、Apple系ディスプレイのように色再現性が高いディスプレイを選べば、UIデザインや配色の確認が正確に行えます。
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