はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではSolidWorksへオススメのコスパに優れた安いノートパソコンや選び方について解説していきます。
SolidWorksはメモリ不足が起きやすいソフトなので、これから使用したい人はぜひ参考にしてください。
SolidWorksの推奨スペック
SolidWorks公式サイトで公開されている推奨スペックは下表の通りであり、ゲーミングPCやクリエイターPCクラスの性能が必要です。
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows 10、Windows 11(64bit) |
CPU | IntelまたはAMD(64ビット) |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックス | SolidWorks認定済みカード (NVIDIA RTX/Quadroシリーズなど) |
ストレージ | SSD推奨 |
特にNVIDIA RTXシリーズはグラフィックボードの中でも価格が高く、必要動作スペックを満たすだけで18万円を超える可能性があります。
SolidWorksへオススメのノートパソコンの選び方
SolidWorksでの作業に適したパソコンを選ぶための詳しい基準や方法を具体的に解説していきます。
選び方1:OS
SolidWorksは現在Windowsのみへ対応しており、macOSやLinuxなどには対応していません。
OSは「オペレーションシステム」の略称であり、パソコン全体を管理するシステムです。
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
よく使われるのはWindows↓
WindowsはAmazonや楽天市場などでライセンスを買えば後からインストールすることも可能です
また、SolidWorksはWindows10とWindows11の両方へ対応していますが、Windows10はサポートの期限があるため、特に理由がない限りはWindows11を採用するべきです。
裏技を使えばMacでも使えるけど、手間と費用がかかります。
選び方2:CPU
CPUは人間で例えると「脳」にあたる重要なPCパーツであり、指示された計算やプログラムを実行する役割があります。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
SolidWorksはグラフィックボードの性能が大切ですが、CPUスペックによっても性能が変わります。推奨スペックではアバウトに書いてありますが、できるだけ高いスペックが必要です。
CPUにはさまざまな種類があり、例えばIntel製CPUの場合は「Intel Core i5 10210U」といった表記になっています。「Core i5」の部分がCPUのクラス、「10210U」の部分がCPUの世代番号を表しています。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
一般的にCPUのクラスや世代の数字が大きいほど性能が高いものの、Core i7の第6世代はCore i3の第13世代よりも性能が低いというケースがあり、CPUの性能を表記だけで測るのは難しいです。
もしCPUの性能をクラスや世代を総合的に判断したい場合は下記サイトで「PassMark値(Average CPU Mark)」を参考にする方法がオススメです。
SolidWorksであればPassMark値が14,000以上がオススメなので、下記のようなCPUを選ぶとよいでしょう。
- Intel Core i5(第12世代以上)
- Intel Core i7(第12世代以上)
- Intel Core i9(全世代)
- AMD Ryzen 7(全世代)
- AMD Ryzen 9(全世代)
上記のようなCPUであればモデリングや物理シミュレーションにも対応できるので、オススメです。
選び方3:メモリ
メモリ(RAM)とはパソコンの主記憶装置であり、パソコンにとっての作業スペースにあたるPCパーツです。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
メモリは容量が大きければ大きいほど一度に多くの処理ができ、それに伴ってソフトウェアやプログラムの処理速度が速くなります。
SolidWorksでは3Dモデリングやレンダリングなどの作業で大量のデータを扱うため、16GB以上のメモリを搭載したノートパソコンを選びましょう。
SolidWorksは一度の作業で大量のデータを扱うので、メモリ不足も起きやすいです。グラボの性能も大切ですが、本体メモリも必ず16GB以上にしたいです。
より大規模なデータや複数のアプリを同時に使用する場合は、32GB以上を検討すると安心です。
メモリは多ければ多いほど良いので、予算に余裕があればグラボと一緒にどんどん性能を上げていきたいところです。
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選び方4:グラフィックス
グラフィックボード(グラフィックカード)はグラフィックス処理や演算処理へ特化したPCパーツであり、SolidWorksでは特に大切なPCパーツです。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品(GPU)が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
PCゲームやライブ配信、編集ソフトなどで画像や映像を処理するために使われるPCパーツです。
でも、価格が高いので一般的なパソコンには搭載されてません。
SolidWorksなどの3D CADソフトでは3Dデータやレンタリングの処理が必要になり、OpenGLへ強い性能を持っているグラフィックボードが必要です。
OpenGLはハードウェア向けの2DCG/3DCGライブラリで、レンダリングシステムの挙動を定めるグラフィックスAPIの仕様です。
OpenGLを得意としているグラフィックボードには下記のシリーズがあるため、これらを搭載したノートパソコンを選ぶと良いでしょう。
- NVIDIA Tシリーズ
- NVIDIA RTX Aシリーズ
- AMD RadeoProシリーズ
上記のグラフィックボードであればグラボのメモリが大きいので、メモリ不足になるリスクを減らせます。本体メモリも重要ですが、グラボの性能やメモリも大切です。
選び方5:ストレージ
ストレージはデータやソフトウェアをパソコン本体へ保存するためのPCパーツであり、ソフトウェア本体や作成したファイルを保存する際に利用します。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
ストレージにはHDDとSSDの2種類があり、ソフトの起動速度や編集速度を考慮すると起動速度やデータの読み書きが速いSSDの選択が必須です。
例えば最新のM.2SSDであれば通常のHDDより50倍以上も転送速度が大きく、パソコンやソフトウェアなどの起動速度も速くなります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
価格に対する保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
SolidWorksで利用するデータはファイルサイズが大きくなりがちなので、読み込み速度は作業効率にも影響しやすいです。
また、512GB以上のSSDを搭載したモデルを選ぶと保存できるファイルサイズに余裕があるのでオススメです。
SolidWorksへオススメの安いノートパソコン6選
パソコン工房 SENSE-15FX155-i7-PLSX
SENSE-15FX155-i7-PLSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
SENSE-15FX155-i7-PLSXの価格は184,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FX155-i7-PLSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
Intelの13世代ハイエンドCPUとNVIDIAのグラフィックボードを搭載しており、3DメタバースやPCゲームのプレイも可能なスペックです。
- 14コア20スレッドのCPUなので、マルチタスク性能も高い
- RTX4050で3Dグラフィックスの処理性能が高い
→&GBのビデオメモリでPCゲームやクリエイティブ系ソフトに使える - 15.6インチフルHDの大きめディスプレイ
- SSD 512GBの大容量ストレージで読込も速い
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- 本体重量は約1.8kgなので持ち運びも楽々
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなし&手数料0円で分割払い可能
- 1年間無償保証が標準で付属(3年以上へアップグレード可能)
- PayPayや楽天Pay、d払いなどにも対応
Lenovo ThinkPad P14s Gen 5
ThinkPad P14s Gen 5は、Lenovoが提供する軽量で高性能なモバイルワークステーションPCです。
ThinkPad P14s Gen 5の価格は税込206,426円であり、主なPCスペックは下表の通りです。
項目 | ThinkPad P14s Gen 5 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H |
グラフィックス | NVIDIA RTX 500 Ada 世代 Laptop GPU 4GB GDDR6 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:256GB(増設可能) |
ディスプレイ | 14.5インチ、WUXGA (1920×1200) |
Lenovo ThinkPad P16s Gen 3
ThinkPad P16s Gen 3はLenovoが提供する16インチ画面のモバイルワークステーションPCです。
軽量で堅牢な設計になっており、ビジネスやクリエイティブな用途で持ち運びと作業効率を両立した性能を提供できます。
ThinkPad P16s Gen 3の価格は249,700円であり、PCスペックは下表のようになっています。
項目 | ThinkPad P16s Gen 3 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H |
グラフィックス | NVIDIA RTX 500 Ada 世代 Laptop GPU 4GB GDDR6 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
ディスプレイ | 16インチ、WUXGA (1920×1200) |
Lenovo ThinkPad P1 Gen 7
ThinkPad P1 Gen 7はLenovoが提供する16インチ画面のモバイルワークステーションPCです。
ThinkPad P1 Gen 7の価格は375,342円であり、PCスペックは下表のようになっています。
項目 | ThinkPad P1 Gen 7 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | Intel Core Ultra 7 155H |
グラフィックス | NVIDIA RTX 1000 Ada 世代 Laptop GPU 6GB GDDR6 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
ディスプレイ | 16インチ、WUXGA (1920×1200) |
パソコン工房 LEVEL-17WG181-i7-VLSX
LEVEL-17WG181-i7-VLSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のビジネス&クリエイター向けノートPCです。
LEVEL-17WG181-i7-VLSXの価格は税込398,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | LEVEL-17WG181-i7-VLSX |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-13700HX |
グラフィックス | GeForce RTX 4080 12GB Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:512GB |
ディスプレイ | 17.3インチ WQHD (2560×1440), 165Hz |
パソコン工房 LEVEL-17WG191-i9-XL5X
LEVEL-17WG191-i9-XL5Xは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のビジネス&クリエイター向けノートPCです。
LEVEL-17WG191-i9-XL5Xの価格は484,800円であり、詳しいPCスペックは下表の通りです。
項目 | LEVEL-17WG191-i9-XL5X |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i9-13900HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4090 16GB Laptop |
メモリ | 16GB DDR5 (最大64GBまで増設可能) |
ストレージ | SSD:1TB |
ディスプレイ | 17.3インチ WQHD (2560×1440), 165Hz, G-SYNC対応 |