はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、PowerDirectorにはRTX2060以上のグラフィックボードを搭載したPCがオススメであり、グラボなしでは動作が重くなりやすいです。
一応、グラボなしパソコンでもPowerDirectorで動画編集できますが、メモリを大量に使用するのでPCが重くなりやすいです。
もし予算に限界があってグラボ搭載パソコンを購入できない場合は、最低でも16GB以上のメモリを搭載したパソコンを選ぶとよいでしょう。
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PowerDirectorの推奨PCスペック
PowerDirectorの推奨PCスペックは下表であり、新品の10万円台PCであれば大体推奨スペックを満たしています。
項目 | PowerDirectorの推奨PCスペック |
---|---|
OS | Windows 11, 10、8、8.1、7 (64ビットのみ対応) またはMac OSX 10.14 以降 |
CPU | Intel Core i シリーズ以上(AI機能はIntel 第4世代以上) AMD Phenom II以上(AI機能はAMD Ryzen3 1200以上) Apple M1チップ以降 |
グラフィックス | 普通の動画:128MB以上のVRAM NVIDIA関連の機能を使う場合:NVIDIA GeForce RTX 2060、 NVIDIA Quadro RTX 3000、NVIDIA TITAN RTX 以上 |
メモリ | 最低でも4GB以上、推奨は8GB以上 |
ストレージ | 空き容量が10GB以上(追加コンテンツをインストールする場合は11GB以上) |
ただし、上記の推奨スペックにはいくつか注意点があるので、次章では詳しい内容を解説していきます。
PowerDirector用パソコンの選び方
ここからは各PCパーツごとにPowerDirectorへおすすめのスペックや特徴を解説していきます。
推奨スペック:OS
PowerDirectorの販売形式にはサブスク型とパッケージ型の2種類があり、対応しているOSが異なります。
OSは「オペレーションシステム」の略称であり、パソコン全体を管理するシステムです。
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
よく使われるのはWindows↓
具体的には下表であり、PowerDirector Ultimate Suiteなどのパッケージ型はMacへ対応していません。
OS | PowerDirector365 (サブスク型) | PowerDirector 〇〇(〇〇にはナンバリング) (パッケージ型) |
---|---|---|
Windows | 対応 | 対応 |
macOS | 対応 | 非対応 |
そのため、Macを使っている場合は家電量販店やAmazonで動画編集ソフトを買わず、公式サイトでサブスク型を契約した方が良いでしょう。
サブスク版とパッケージ版の両方から選びたい場合はWindows一択です
推奨スペック:CPU
PowerDirectorでは下表のCPUが推奨されており、現在販売されている10万円以上の新品パソコンなら大抵満たしています。
項目 | PowerDirectorの推奨PCスペック |
---|---|
CPU | Intel Core i シリーズ以上(AI機能はIntel 第4世代以上) AMD Phenom II以上(AI機能はAMD Ryzen3 1200以上) Apple M1チップ以降 |
ただし、動画編集の場合はPowerDirectorだけでなく、他のソフトも併用することが多いです。
ブラウザソフトや画像編集ソフトなど
低いスペックのCPUでは複数のソフトを併用できないので、Windowsの場合は過去5年以内に発売されたミドルレンジ以上のCPUがオススメです。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
マウスコンピューターのクリエイターPCやゲーミングPCであれば、ミドレンジ以上のCPUを搭載しているので参考にしてください。
推奨スペック:グラフィックス
PowerDirectorはグラフィックボードなしでも動画編集は可能ですが、GPU機能を使いたい場合はグラボが必須です。
連続的な演算処理能力に優れており、PCゲームの描画や仮想通貨のマイニング、CADの3Dモデリングなどで重要になるパーツです。
一般的に「ゲーミングPC=グラボ搭載PC」と認識されています。
3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行う半導体チップ(プロセッサ)であり、画面表示や画像処理に特化しています。
近年では、画像や映像を利用する機会も増えており、より速く、よりきれいに画像・映像を映す際はGPUが欠かせません。
グラフィックボードと同じ機能ですが、演算処理能力はグラボよりも低く、PCゲームや動画編集などではスペック不足になりやすいです。
ただし、グラボを搭載しなくても良い分、PCの価格が安くなります。
高速な読み書きができるRAMの一種であり、「ビデオメモリ」とも呼ばれます。
VRAM容量は処理性能に影響する重要な数値なので、最近では2~24GBのVRAMを搭載したGPUが多い傾向にあります。
グラフィックボードがあれば下記が可能であり、編集中のプレビュー表示や動画の出力性能が上がります。
- ハードウェアアクセラレーション
→高画質映像の再生時にグラボを使用することでパソコンの動作を安定させる機能 - ハードウェアエンコード
→動画出力時にグラボを使うことでCPUの負担を下げ、エンコードを早くする機能
上記の機能があるため、20分超えの動画や4Kを編集したい場合は、推奨スペックである「NVIDIA GeForce RTX 2060」以上がオススメです。
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推奨スペック:メモリ
PowerDirectorで動画編集する際は最低でも4GBのメモリが必要であり、フルHD以上の編集をする場合は8GB以上が推奨されてます。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
PowerDirectorであれば8GBでも十分動きますが、様々なソフトを併用したい場合は16GB以上も検討しておくと良いでしょう。
また、グラボなしパソコンで動画編集をする場合はグラフィックボードは担う役割をCPUとメモリが代わりに行うため、少ないメモリではパソコンやPowerDirectorの動作が重くなりやすいです。
パソコンが重くなる一番多い原因はメモリ不足です
グラフィックボード搭載パソコンであれば8GB以上のメモリ、グラボなしパソコンであれば16GB以上のメモリを搭載したパソコンを選ぶとよいでしょう。
「PowerDirectorにオススメのパソコン5選」では16GB以上のメモリを搭したパソコンを紹介しているので、PowerDirectorを快適に使いたい場合は参考にしてください。
推奨スペック:ストレージ
PowerDirectorでは10GB以上のストレージが推奨されており、動画編集目的であればSSDがオススメです。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
最新のSSDはHDDよりも転送速度が大きく、パソコン起動時や動画編集時に読み込む時間も早くなります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
そのため、PowerDirector用のパソコンを導入する際はSSDを搭載したモデルがオススメです。
次章で紹介するパソコンは全てSSD搭載モデルです!
PowerDirectorにオススメのパソコン5選
ここからはPowerDirectorにオススメのクリエイターPCを紹介していきます。
パソコン工房 SENSE-15FH127-i7-UHSX
PowerDirectorにオススメのクリエイター向けパソコン1台目は、パソコン工房の「SENSE-15FH127-i7-UHSX」です。
SENSE-15FH127-i7-UHSXの価格は104,800円であり、グラボなしのクリエイター向けノートPCになります。
項目 | SENSE-15FH127-i7-UHSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7-12650H(10コア16スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
グラボなしとは言ってもグラフィックスへIris Xe Graphicsを使っており、20分以内のフルHD動画を編集するくらいなら十分な性能です。
フルHD(最低設定)のApexで58fpsを維持できるくらいのグラフィックス性能
SSDもM.2SSDを採用し、メモリが16GBあるので、ブラウザソフトを開きながら動画編集をしても快適です。
マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-A
PowerDirectorにオススメのクリエイター向けパソコン2台目は、マウスコンピューターの「DAIV Z6-I7G60SR-A」です。
DAIV Z6-I7G60SR-Aの価格は289,800円であり、グラボ搭載クリエイター向けノートPCになります。
項目 | DAIV Z6-I7G60SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i7-13700H |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 229,800円 |
PCゲームや動画編集で人気なRTX4060を採用しており、フルHDで20分の動画であれば10分以内で出力できるスペックです。
マウスコンピューターではクレカなしで最大36回まで分割払いでき、金利や手数料もかからないのでオススメです。
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マウス医コンピューター NEXTGEAR JG-A7G60
PowerDirectorにオススメしたいパソコン3台目は、マウスコンピューターで販売されている「NEXTGEAR JG-A7G60」です。
NEXTGEAR JG-A7G60の価格は149,800円であり、コスパに優れた超お得モデルです。
グラボとハイエンドCPUを搭載しており、PowerDirectorのハードウェアアクセラレーションにも対応できるクリエイター向けPCです。
性能と価格のコスパが高く、DLSSとレイトレーシングにも対応できるPCなので、ゲーム実況の編集を考えている場合はオススメです。
DLSS (Deep Learning Super Sampling) とは、NVIDIAが提供する画質改善技術の一つ。
人工知能を利用することでグラボの負荷を減らし、フレームレートや解像度を改善できる。
レイトレーシングとは、水面やガラスによる光の反射が現実世界へ近くなる設定。
レイトレーシングONの場合は、必要になるPCスペックも高くなる。
※レイトレーシングはGeForce RTXシリーズかRadeon RX 6000以降のみ対応
マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G70
PowerDirectorにオススメなパソコン4台目は、マウスコンピューターで販売中の「NEXTGEAR JG-A7G70」です。
NEXTGEAR JG-A7G70の価格は194,800円であり、ミドルクラスのゲーミングPCになります。
項目 | NEXTGEAR JG-A7G70 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:1TB |
AMDのハイエンドCPUとRTX4070を搭載しているので、4Kの動画編集やGPU機能にも対応したPCモデルになります。
グラボがRTXシリーズなので「レイトレーシング」と「DLSS」にも対応しており、ゲーム実況の動画編集も可能です。
16GBのメモリで動画編集も余裕であり、1TBの大容量ストレージで大量の動画を保存できます。
パソコン工房 LEVEL-R779-147F-VL1X
PowerDirectorにオススメのパソコン5つ目は、パソコン工房の「LEVEL-R779-147F-VL1X」です。
LEVEL-R779-147F-VL1Xの価格は401,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | LEVEL-R779-147F-VL1X |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i7 14700F |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4080 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:2TB |
CPUにCore i7-14700KF、グラボにGeForce RTX 4080を搭載したハイエンドモデルPCになります。
RTX4080であれば12時間の動画を20分以内でエンコードでき、動画編集にかかる時間を大幅に短縮できます。
PCスペックとしてはプロゲーマーや人気配信者が使うクラスなので、個人の動画編集であれば十分すぎるスペックです。
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