はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論から書くと、ノートパソコンでもMMDモデルに踊らせることは可能であり、実際に私が持っているグラボ非搭載のノートPCでもMMDモデルが動きます。
ノートパソコンでMMD pic.twitter.com/6cp99OpLKn
— ちゃすく(cHask)@ちゃすろぐ (@cHaskVideo) October 27, 2023
ただし、エフェクトをたくさん付けたい場合や複数モデルを使いたい場合はノートPCだと重くなりやすく、高クオリティなMMD動画を作成するのには向いていません。
シンプルに「〇〇のMMDモデルをこのモーションで踊らせてみたい!」などであればノートPCでも十分可能なので、MMDの入門としてノートPCを使うのはアリです。
マウスコンピューターのクリエイターPCであればPCのスペックが高いため、MMDをノートPCで編集したい場合はオススメです。
MMDの推奨ノートPCスペック一覧
まずはMMD(MikuMikuDance)の最低動作スペックと推奨スペックを紹介していきます。
- MMDの最低動作スペックはこちら
- MMDの推奨スペックはこちら
MMDの最低動作スペック
MMD(MikuMikuDance)の最低動作スペックは下記の通りであり、2008年のミドルレンジグラボ以上のグラフィックスが必要とされています。
項目 | MMDの最低動作スペック |
---|---|
OS | WindowsOS(WindowsXP以降) |
CPU | PentiumM 超低電圧版 753 1.2GHz/Pentium3 1.2GHz/ATOM Dual Core 330 1.6GHz以上 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce 9600GT以上 |
3Dデータを扱うのでグラボの搭載はほぼ必須になっています
また、上記の最低動作スペックは「MMDを起動できるスペック」であり、「快適に動作するスペック」ではありません。
そのため、実際にMMD用のノートPCを購入する場合は下記で紹介する推奨スペック以上がオススメです。
MMDの推奨スペック
MMD(MikuMikuDance)の推奨スペックは下記の通りであり、2015年ごろに発売されたハイエンドモデルのCPU以上が推奨されています。
項目 | MMDの推奨スペック |
---|---|
OS | WindowsOS(Windows7以降の64bit版) |
CPU | Intel Core i7 6700 AMD A10-7870K以上 |
グラフィックス | NVIDIA Geforce GTX 950以上 |
グラフィックスには2015年に発売されたエントリークラスのグラフィックボードが推奨されており、グラボは必須となっています。
上記通りのスペックでもMMDは利用できますが、現在の3Dモデルは扱うデータ量が増えているので、上記よりも余裕のあるノートPCを選ぶとよいでしょう。
この記事では上記の推奨スペックを基準とし、MMDを快適に使えるノートPCを紹介していきます(オススメPCはこちら)
MMDはノートパソコンで可能だが、注意点3選あり
私は下記のグラフィックボード非搭載ノートPCを持っていますが、MMDで簡単な編集をする程度であれば十分なスペックがあります。
項目 | ノートPC |
---|---|
OS | Windows11 Home |
CPU | Intel Core i5 1335u |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ(RAM) | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
ただし、上記のスペックでも下記には気をつける必要があったので詳しい内容を解説します。
- メモリ8GBでは足りなくなる
- Iris Graphicsでも動くが…
- プレビュー中にカクつく
メモリ8GBでは足りなくなる
私のノートパソコンはメモリが16GBだったので足りましたが、メモリ8GBしかないノートパソコンではMMDの編集中にメモリ不足になりやすいです。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
メモリが不足すると「PCが重くなる」「ソフトが急に落ちる」などの不具合で発生します
実際にMMDモデルとモーションを読み込んで動かしている様子が下画像であり、ブラウザを一緒に使っている状態でメモリ8GBを超えています。
メモリ8GB以下のノートパソコンではメモリ不足になりやすいので「PCがフリーズする」「MMDが動かない」などの問題が起きやすいです。
そのため、MMD用のノートパソコンを求めている場合は絶対に16GB以上のメモリを搭載したモデルがオススメです。
メモリは多ければ多いだけ良し!
Iris Graphicsでも動くが…
シンプルなMMDの編集をする場合は最新のintel製CPUへ内蔵されているIris Xe Graphicsでも十分ですが、エフェクトを使う場合はグラフィックボードが欲しくなります。
グラフィックボード(グラボ)は画面の描画を担当するパーツであり、「GPU」と呼ばれる演算用プロセッサが搭載されています。
連続的な演算処理能力に優れており、PCゲームの描画や仮想通貨のマイニング、CADの3Dモデリングなどで重要になるパーツです。
一般的に「ゲーミングPCやクリエイターPC=グラボ搭載PC」と認識されています。
エフェクトは映像描画に影響するので、グラフィックス性能の影響を受けやすい
また、読み込むモデルの数が増えればノートPCへの負担が増えるため、やはりグラフィックボードが必要になってきます。
ゲーミングノートPC以外はグラフィックボードを積んでいないことが大半なので、ノートPCでMMDを使うときは「シンプルな編集しかできない」と思っておいた方がよいでしょう。
マウスコンピューターのゲーミングPCであればグラフィックボードが搭載されているので、MMDを快適に使いたい場合は参考にしてください。
プレビュー中にカクつく
ノートPCでもMMDの編集はできますが、プレビュー中に映像がカクつくことも多く、飛び飛びの映像でしか確認できない場合があります。
プレビューがカクつく時はPCのファンが回りまくってるのでヤバそう…
動画として出力すれば滑らかになるものの、やはりプレビュー中にカクつくのは編集作業で大きなデメリットになります。
もしノートPCでMMDを始める場合は「プレビュー中にかくつきやすい」と思っておいたほうがよいでしょう。
MMDにオススメのノートPC5選【MikuMikuDance】
ここからはMMDにオススメしたい下記のノートPCを紹介していきます。
マウスコンピューター mouse B5-I7I01SR-A
MMDにオススメのノートPC1つ目は、マウスコンピューターの「mouse B5-I7I01SR-A」です。
mouse B5-I7I01SR-Aの価格は129,800円であり、具体的なPCスペックは下表になります。
項目 | mouse B5-I7I01SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-1195G7 |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
IntelのハイエンドCPUを採用しており、基礎的なMMDの編集であれば可能なスペックを持っているノートPCです。
ストレージがSSDなのでPCやソフトの起動が早く、MMDのモデルやモーションを読み込むのも早いです。
グラボは非搭載なものの、Iris Xe Graphicsは軽量なPCゲームをプレイできるほどの性能があるため、多用しなければエフェクトの利用も可能です。
マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A
MMDにオススメのノートPC2台目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV R4-I7G50WT-A」です。
DAIV R4-I7G50WT-Aの価格は159,800円であり、具体的なPCスペックは下記の通りです。
項目 | DAIV R4-I7G50WT-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-12650H |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの12世代CPUとNVIDIAのエントリー向けグラボ「RTX3050」を採用したPCであり、MMDのような3Dモデルを扱う作業にも対応したPCです。
MMDでモデルを踊らせるだけでなく、Blenderを使って3Dモデルを制作する作業にも使える性能なので幅広いクリエイター業を始めたい場合はオススメです。
マウスコンピューターは3年間のセンドバック修理保証があるので、故障しても送料分だけの負担で直してもらえます
パソコン工房 SENSE-15FX155-i7-PLSX
MMDにオススメのノートPC3つ目は、パソコン工房のノートPC「SENSE-15FX155-i7-PLSX」です。
SENSE-15FX155-i7-PLSXの価格は174,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FX155-i7-PLSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-A
MMDにオススメのノートPC4つ目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV Z6-I7G60SR-A」です。
項目 | DAIV Z6-I7G60SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i7-13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 289,800円 |
マウスコンピューター DAIV Z6-I9G70SR-A
MMDにオススメのノートPC5つ目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV Z6-I9G70SR-A」です。
項目 | DAIV Z6-I9G70SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i9 13900H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop |
メモリ | 64GB |
ストレージ | SSD:2TB |
価格 | 399,800円 |
MMDにオススメのデスクトップPC2選【MikuMikuDance】
MMDはノートPCでも編集できますが、デスクトップPCもオススメなので下記のオススメモデルを紹介していきます。
マウスコンピューター G-Tune DG-I5G60
MMDにオススメのデスクトップパソコン1台目は、マウスコンピューターの「G-Tune DG-I5G60」です。
G-Tune DG-A5G60の価格は189,800円であり、ゲーミングデバイスやモニターがセットになった超お得モデルです。
項目 | G-Tune DG-I5G60 |
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OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | intel Core i5-13400F |
グラフィックス | GeForce RTX 4060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
付属デバイス | ゲーミングマウス、ゲーミングキーボード、ゲーミングモニター、 ゲーミングヘッドセット、ゲーミングマウスパッド、ゲームパッド |
CPUに10コア16スレッドのCore i5-13400F、グラボにGeForce RTX 4060を搭載し、動画編集やPCゲームもできる万能なPCです。
もちろん、MMDのような3Dモデルを扱う編集作業にも使え、RTX4060のおかげでプレビューでカクつくことはほぼありません。
PC本体だけでなく、マウスやキーボードなどがセットになった超お得モデルなので、これからMMD用のデバイスを揃えたい人にはオススメです。
マウスコンピューター DAIV FX-I7G7S
MMDにオススメのグラボ搭載デスクトップPC2台目はマウスコンピューターの「DAIV FX-I7G7S」です。
DAIV FX-I7G7SのPCスペックは下記の通りであり、12GBのビデオメモリを持つRTX4070 SUPERを搭載しています。
モデル名 | DAIV FX-I7G7S |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 14700KF |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:2TB |
グラフィックスへGeForce RTX4060よりも高い性能を持つGeForce RTX4070 SUPERを採用しており、最新の3Dモデルも十分に扱える性能です。
PCのメモリ自体も多いため、MMDのモーションやエフェクトへこだわった編集をしたい場合はオススメのPCです。