はじめまして。PCスペックレビューのブログ運営をしているちゃすくです。
この記事では税理士へオススメの安いノートパソコンをPCスペックレビューのプロである私が具体的に解説していきます。
業務で使えるスペックや独立開業する方にもオススメの性能などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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税理士へオススメのノートパソコン推奨スペック
必要動作スペック
項目 | 必要動作スペック |
---|---|
OS | Windows 10/11 (64ビット) |
CPU | Intel Core i5(第9世代以降) または AMD Ryzen 5同等以上 |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 256GB SSD 以上 |
ディスプレイ | 14インチ フルHD (1920×1080ピクセル)以上 |
MFや弥生会計などの税理士または事業所向けソフトは「Intel Core 2 Duo以上」のCPUが推奨されており、8万円前後のノートパソコンでもCPUスペックを満たせます。
実際に「Intel Core 2 Duo」と必要動作スペックの「Intel Core i5(第9世代)」を比較すると下記のようになります。
- Intel Core 2 Duo:2006年の2コアCPUであり、最大クロック速度は2.66GHz前後です。
- Intel Core i5(第9世代):2018年の4コアまたは6コアCPUであり、最大クロック速度は最大3.7GHzに達します。
現在販売されている8万円前後のノートパソコンであれば税理士向けソフトの推奨CPUに対して7倍も性能があるため、業務として使う場合でも十分でしょう。
また、必要動作スペックのIntel Core i5(第9世代以降)を満たせばOfficeなどの事務系ソフトも利用できます。
推奨スペック
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows 11またはWindows 11 Pro(セキュリティ強化) |
CPU | Intel Core i7(第9世代以降) または AMD Ryzen 7同等以上 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD 以上 |
ディスプレイ | 15.6インチ フルHD (1920×1080ピクセル) 以上 |
会計ソフトや事務用ソフトを使う用途であれば必要動作スペックでも十分ですが、ZoomやGoogleMeetsなどでオンラインミーティングしながらソフトを使う場合は推奨スペックがオススメです。
推奨スペックを満たすノートPCの価格帯は11万円前後くらいです
IntelのCore i7やAMDのRyzen7はntel Core i5シリーズよりも性能が高く、マルチタスクにも適しています。
また、税理士として独立開業する場合、下記の作業を行う必要があり、クリエイター向けPCに近い性能が必要になります。
- 名刺やホームページのデザイン制作
- アルバイトや従業員の勤労管理
- SNSや広告で利用する写真や動画の制作
上記の作業は業務委託もできるけど、実はPCスペックさえあれば誰でも簡単に作れるソフトやツールなどが提供されています。
自分で作成すれば費用は抑えられますし、いつでも好きな時に調整できるので便利です。
必要動作スペックだけでは上記のようなクリエイター向け作業に耐えられない場合があるため、独立を考えている場合は推奨スペックを満たしたノートパソコンでもよいでしょう。
税理士へオススメの安いノートパソコン6選
マウスコンピューター mouse B4-I1U01PG-B
mouse B4-I1U01PG-Bは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターの低価格帯ノートパソコンです。
mouse B4-I1U01PG-Bの価格は69,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B4-I1U01PG-B |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel N100 |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:128GB |
Office | Microsoft365 Personalが1年分無料付属 |
Intel N100という第9世代ミドルレンジCPUへ匹敵するCPUを搭載しています。ストレージ容量は少ないですが、外付けSSDやクラウドストレージを併用すれば十分カバーできるモデルです。
マウスコンピューター mouse B4-I1U01PG-B(16GB)
mouse B4-I1U01PG-B(16GB)は国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターの低価格帯ノートパソコンです。
mouse B4-I1U01PG-B(16GB)の価格は79,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B4-I1U01PG-B(16GB) |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel N100 |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB(M.2 NVMe SSD) |
Intel N100という第9世代ミドルレンジCPUへ匹敵するCPUを搭載しています。16GBのメモリを搭載しているので、ブラウザで複数のタブを開いても快適に作業できます。会計ソフトとブラウザを同時に開けるスペックがあるので、色々な作業を一気に行う際も便利です。
パソコン工房 SENSE-15FH127-i7-UHSX
SENSE-15FH127-i7-UHSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のエントリー向けノートパソコンです。
SENSE-15FH127-i7-UHSXの価格は104,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | SENSE-15FH127-i7-UHSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 12650H(10コア16スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
価格 | 104,800円 |
税理士向け推奨スペックを満たしたノートパソコンです。10万円の低価格で税理士や事業所向けソフトを快適に利用できるスペックがあります。グラフィックス性能が高いため、画像や動画を使ってSNS集客する場合もオススメです。
15.6インチモデルなのでテンキーが付いています。
マウスコンピューター mouse F4-I5U01OB-A
mouse F4-I5U01OB-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのビジネス&クリエイター向けノートパソコンです。
mouse F4-I5U01OB-Aの価格は119,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | mouse F4-I5U01OB-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i5-1240P |
グラフィックス | メモリ1枚時:Intel UHD グラフィックス メモリー2枚時:Intel Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:512GB |
メモリ以外で推奨スペックを満たしたモデルです。メモリも注文時に16GBヘ増設できるので、推奨スペックを超えることも可能です。他のPCよりも小型なので、持ち運びを重視する人にオススメ!
パソコン工房 STYLE-15FH127-i5-UH7X
STYLE-15FH127-i5-UH7Xは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のビジネス&クリエイター向けノートPCです。
STYLE-15FH127-i5-UH7Xの価格は109,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | STYLE-15FH127-i5-UH7X |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-12450H |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:512GB |
価格 | 109,700円 |
CPUへ2021年に発売されたミドルレンジCPUを搭載しており、Officeソフトを使った事務作業や画像編集、リモートワークなどを快適に行えるスペックです。
CPUは必要動作スペックを満たし、CPU以外は推奨スペックを満たしたモデルです。CPUスペックはそこそこですが、メモリ容量が32GBなので複数のソフトを同時に開く際や重たいソフトを使う人にオススメです。
こちらもテンキー付きなので数字を扱う税理士にピッタリです。
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの価格は179,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- 500GBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
推奨スペックを満たし、グラフィックボードを搭載した高スペックPCです。ゲーミングPCレベルの性能があるため、主要なPCソフトはほぼ全て使用できます。コスパに優れていますが、WEB限定モデルで売り切れになりやすいので注意。
テンキーが付いてるも嬉しいポイント!
税理士向けノートパソコンの選び方5選
選び方1:OS
税理士業務でノートパソコンを利用する場合、OSではWindowsを選ぶことがオススメです。
OSは「オペレーションシステム」の略称であり、パソコン全体を管理するシステムです。
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
よく使われるのはWindows↓
WindowsはAmazonや楽天市場などでライセンスを買えば後からインストールすることも可能です
パソコンの主要なOSには下記があり、一般的なビジネス用途であればWindowsが良いでしょう。
- Windows
1番幅広く使われているOS。幅広いソフトへ対応しており、ビジネス用途ではほぼ必須。 - macOS
クリエイターやデザイナーによく使われるOS。クリエイティブ系ソフトにオススメ。 - Linux
無料で利用でき、カスタマイズ性能が高いOS。サーバーや開発で使われることが多い。
また、Windowsには色々なシリーズがありますが、特に理由がなければ最新シリーズであるWindows11がオススメです。
Windows11にも通常版のHomeとセキュリティ保護などに強いProがあります。Proは価格がHomeより高いですが、情報保護などに力を入れる場合は検討しても良いと思います。
マウスコンピューターやパソコン工房では注文時にProへアップグレードできます。
「税理士へオススメの安いノートパソコン6選」ではWindows搭載PCのみを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
選び方2:CPU
税理士業務では会計ソフトや業務系ソフトを利用するため、Intel Core i5(第9世代以上)やAMD Ryzen 5などのミドルレンジCPU以上がオススメです。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
これらのCPUはビジネス用途で十分な性能を提供しており、一般的な税理士業務(帳簿管理や税務申告、顧客管理など)を効率的に処理できます。
また、業務では下記のようなソフトを同時に開くことがあるため、マルチタスクもこなせるミドルレンジ以上がよいでしょう。
- 会計ソフト
- ブラウザを使用したリサーチ
- Excelを使ったデータ分析
- 顧客情報を管理するCRMソフト
ミドルレンジCPUは上記のマルチタスクにも対応でき、省電力にも優れているので持ち運びにも便利です。
ただし、クリエイティブなソフトや同時に扱うデータが多い場合はIntel Core i7やAMD Ryzen 7などのハイエンドCPUが必要になります。
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選び方3:メモリ
メモリはCPUへ次ぐくらい大切なPCパーツであり、利用できるソフトの種類や快適さへ大きな影響を与えます。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
税理士の用途であれば8GBのメモリで下記のようなほとんどの作業が可能であり、業務で困ることはないでしょう。
- 会計ソフト
- 顧客管理
- Office系の事務
- オンラインミーティング
ただし、顧客数が100人以上であったり、専用の業務管理ツールを導入する予定があったりする場合は16GB以上のメモリを検討しても良いでしょう。
クリエイティブ系ソフトも導入する場合は16GB以上がオススメです。また、ソフトの推奨スペックは年々上がっていくので16GBにしておけばPCの買い替え頻度を抑えられます。
選び方4:ストレージ
ストレージは単純なデータの保存容量だけでなく、ソフトの起動速度やデータの読み込み速度へ影響を与えるPCパーツです。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
SSDであればソフトの起動や読み込みが高速なので、税理士のようなビジネス目的に適しています。
例えば最新のM.2SSDであれば通常のHDDより50倍以上も転送速度が大きく、パソコンやソフトウェアなどの起動速度も速くなります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
価格に対する保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
保存容量は後から外付けSSDやクラウドストレージでカバーできますが、ストレージの種類は後からカバーできないのでSSDを選んだ方が良いでしょう。
ほぼ全データをクラウドへ保存する場合は128GBでも十分です。パソコン内のローカル環境へ保存する場合は256GB以上がオススメです。
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選び方5:テンキー
税理士や会計事務所の作業では頻繁に数値入力を行うため、テンキー付きのノートパソコンが便利です。
ただし、テンキー付きのノートパソコンは15インチ以上のモデルが多いため、小型の持ち運びに適したパソコンが欲しい場合は外付けテンキーを用意すると良いでしょう。
下記のノートパソコンはテンキー付きモデルなので、別途用意する手間が面倒な場合はオススメです。