- AfterEffectsの推奨スペックは?
- AfterEffectsにオススメのGPUは?
- AfterEffectsはノートPCでもok?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
After Effectsの推奨スペックは以下の通りであり、エントリークラス以上のゲーミング・クリエイターPCが推奨されています。
項目 | After Effectsの最低動作スペック | After Effectsの推奨スペック |
---|---|---|
OS | Windows10(64ビット) macOS Big Sur v11.0以上 | Windows10(64ビット) macOS Monterey v12.0 以上 |
CPU | IntelまたはAMDの4コアプロセッサ以上 Apple シリコン | IntelまたはAMDの8コアプロセッサ以上 Apple シリコン |
メモリ | 16GB | 32GB |
グラフィックス | VRAM2GB以上のGPU | VRAM4GB以上のGPU |
ストレージ | 15GB以上 | 64GB以上 |
モニター解像度 | 1920×1080 | 1920×1080以上の表示解像度 |
新品で購入する場合は15〜20万円程度のPCを用意すれば、スペックが足りないということはないでしょう。
この記事ではPCを選ぶ際の注意点について、解説していきます。
After Effects用PCの選び方と注意点
After Effects用PCを選ぶ際の注意点として示したいのが以下の6点です。
- メモリは32GB以上推奨
- グラボは必須
- CPUはi7以上を選ぶ
- SSDは1TB以上がオススメ
- ノートPCよりもデスクトップPC
- 画面解像度は1280×1080以上
メモリは32GB以上推奨
After Effectsを利用する場合、メモリは32GB以上のPCを選択することがオススメです。
推奨スペックにあるから16GBではなく、32GBでいいだろうと感じた方もいるかもしれません。
しかし、After Effectsは複数のパーツを組み合わせて、動画を編集する性質上、どうしてもメモリ占有率が高くなりやすいです。
そのため、32GBあれば十分なものの、CGアニメーションなどで容量の大きい動画を編集する場合は64GB以上が望ましいです。
また、メモリに余裕があればPhotoshopやIllustratorを同時に起動し、素材も調整できます。
グラボはほぼ必須
After Effects用のPCを用意する場合、推奨スペック通り、グラボはほぼ必須と考えるべきです。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を処理するための部品「GPU」が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
なぜなら、After Effectsの場合はレンダリングやエフェクト処理などをする時にグラボのGPUを使うからです。
しかも、AeはPhotoshopやPremiere Proよりもグラボの使用機会が多いため、性能の低いGPUでは動作が重いと感じやすいです。
そのため、趣味レベルの動画編集であれば低価格帯グラボでありながらVRAM12GBのNVIDIA GeForce RTX 3060が良いでしょう。
一方、プロおよびセミプロレベルの動画編集をする場合はNVIDIA GeForce RTX 3080以上がオススメです。
CPUはハイエンド以上がオススメ
推奨スペック記載の通り、After Effectsは8コア以上のCPUが必要なので、Intel Core i7や最新のCore i5などが推奨されています。
ただし、Adobe内のafter effectsの推奨スペックについて、以下の記述があります。
最初は 8 コアまたは 12 コアの CPU を使用するのがよいでしょう。
引用元:Adobe公式サイト
上記はエントリーとして8コア(大半のi7)、快適に動かしたいなら12コア以上のCore i9やCore i7 13700などの性能が必要と解釈できます。
そのため、4Kのような高解像度の動画を快適に編集したい場合はIntel Core i9相当のCPUを用意するのがオススメです。
SSDは1TB以上がオススメ
After Effectsのインストール容量自体は15GB程度です。
しかし、動画編集で重い処理を行う際はSSD内に一時保存することが多いため、極端に空き容量が少ないと処理がカクつきます。
そのため、最低限の一時データ保存領域として、64GBは余裕を持っておくことが推奨されています。
ただし、これは編集を行うための最低限の一時保存領域です。
編集前の動画や効果音等の素材、完成した動画を保存したりする領域を考えると、1TB以上をオススメしたいです。
ノートPCよりもデスクトップPC
After EffectsはCPUやグラボに強い負荷のかかるソフトであり、負荷が強い処理を行うとCPUやグラボは発熱し、処理能力が落ちます。
また、処理能力が落ちるほどの発熱した状態で処理を続ければ、PC自体の寿命を縮める恐れもあります。
そのため、After Effects用PCを選ぶ際、冷却性能は無視できない要素となります。
冷却能力とコスパで考えた場合、基本的にはノートPCよりもデスクトップPCがオススメです。
出かけた先で作業するために検討している場合はPCクーラーなど、ノートPCの発熱対策をしておくのもいいでしょう。
モニターの画面解像度は4K以上がオススメ
After Effectsというより動画編集を行うためにモニターを購入するなら4K以上がオススメです。
After Effectsの推奨スペックではフルHD画質相当の1920×1080が挙げられています。
そのため、個人の動画編集でAfter Effectsを使用するならフルHDで困ることは少ないでしょう。
しかし、動画編集を業として行うのであれば、4K画質が指定されるケースも多いです。
実際、ココナラやクラウドワークス
でも、特に高単価案件は4K納品が増えています。
そのため、仕上がり確認を厳密に行う必要のある動画編集業の場合は4K画質のモニターを用意するのがオススメです。
After EffectsにオススメのPC5選
ここからはAfter EffectsにオススメのPCを紹介していきます。
パソコン工房 SENSE-15FH123-i5-UXSX
After EffectsにオススメのPC1つ目は、パソコン工房のノートPC「SENSE-15FH123-i5-UXSX」です。

SENSE-15FH123-i5-UXSXの価格は106,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FH123-i5-UXSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i5 1335U(10コア12スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
- 15.6インチの大きめディスプレイ
- 10コア12スレッドのCPUなので、マルチタスク性能も高い
- グラボ非搭載だが、Iris Xe Graphicsによって3D描画も可能
- 16GBのメモリにより、After Effects単体なら使える
マウスコンピューター DAIV S4-I7G60CB-B
After EffectsにオススメのPC2つ目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV S4-I7G60CB-B」です。

項目 | DAIV S4-I7G60CB-B |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i7-13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 209,800円 |
- グラボにRTX3060の後継モデル「RTX4060 Laptop」を採用
- 14コア20スレッドと32GBメモリでモデリングや動画編集にも使える
- 1TBのSSDなのでPCの起動が早く、フルHD動画で約166時間分を保存できる
- サイズが323.9×225×22mmであり、持ち運びしやすいコンパクトモデル
パソコン工房 SENSE-MWP5-R57X-RBX
After EffectsにオススメのクリエイターPC3台目は、パソコン工房のデスクトップPC「SENSE-MWP5-R57X-RBX」です。

SENSE-MWP5-R57X-RBXの価格は139,800円であり、エントリーモデルのクリエイターPCになります。
項目 | SENSE-MWP5-R57X-RBX |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
- グラボにRTX3060を搭載し、映像編集や3D描画にも使える性能
- After Effectsの推奨スペックを満たしたAMDのCPU
- Apexや原神であればゲーム配信もできるPCスペック
- コスパが高く、性能を上げたい時もCPUやグラボの交換が簡単
マウスコンピューター DAIV FX-I7G60
After EffectsにオススメのクリエイターPC4台目は、マウスコンピューターのデスクトップPC「DAIV FX-I7G60」です。

項目 | DAIV FX-I7G60 |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 13700KF(16コア24スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 269,800円 |
- CPUが16コア24スレッドなので基本性能が高く、プログラミングやマルチタスクにオススメ
- CPUがIntel、グラボがNVIDIAなので、AdobeやOffice系ソフトとも相性◎
- 12GBビデオメモリのRTX3060により、VRやゲーム、映像編集にも利用できる
- 高速通信可能なWi-Fi6とBluetooth5へ対応し、もちろん有線LANも可能
マウスコンピューター DAIV FX-I7G80
After EffectsにオススメのクリエイターPC5台目は、マウスコンピューターのデスクトップPC「DAIV FX-I7G80」です。

DAIV FX-I7G80の価格は479,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | DAIV FX-I7G80 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i7 13700KF(16コア24スレッド) |
メモリ | 32GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce RTX 4080 |
ストレージ | SSD:2TB |
- 30分の4K動画をたった8分でエンコードできるRTX4080を搭載
- 16コア24スレッドのCPUにより、After Effectsも快適
- メモリが32GBなのでCG編集も可能(注文時に増設も可能)
- 2TBのストレージによってフルHDなら300時間以上保存できる