新しいYouTubeチャンネル始めました(詳細はこちら)
PR

S&P500の今後はもう上がらない!?でも米国株が上がる構造的な理由Top7

節約・資産形成

「S&P500はもう上がらない」「アメリカにこれまでのような成長は期待できない」という声をよく聞きませんか?
確かに、過去30年間順調に上昇してきた相場を見ると、そう思うのも無理はありません。

でも、ちょっと待ってください!
実は、S&P500には「構造的に上がる7つお理由」があるんです。
それも単なる企業の成長だけでなく、アメリカという国家そのものがS&P500を上げるために設計されているとしたら…?

今回は「S&P500は今後も上がるのか?」についてアメリカの構造的な理由から詳しく解説していきます。
最後まで見れば、S&P500が今後も上がっていくのか分かるようになるので、新NISAの投資戦略などの参考にしてください。

ちゃすく
ちゃすく

YouTubeとブログをやってるちゃすくです!
この記事の内容は動画でも解説しています↓

スポンサーリンク

米国株が上がる構造的な理由Top7【S&P500の今後】

理由1:S&P500は「上がるように設計された指数」

まず最初に知っていただきたいのは、S&P500は単なる株価指数ではないということです。
これは「上がるように設計された指数」なんです。

どういうことか説明しますね。

アメリカでは政府もFRBも、常に株価を最重要指標の一つとして重視しています。
なぜかと言うと、S&P500が上昇することで「消費が増える→企業利益が増える→税収が増える」という好循環が生まれるからです。
アメリカ国民の多くが株式を保有しているので、株価が上がると人々の資産が増え、それが消費を後押しするんですね。

ちゃすく
ちゃすく

実際、FRBは金融政策を決定する際に株価の動向を強く意識しています。
過去には株価の急落を避けるために大規模な金融緩和策や利下げを行ったこともあります。
これは中央銀行が経済全体の安定のために株価を支えようとしている、と解釈できます。

つまり、S&P500は単なる市場の指標を超えて、アメリカの「国家的な経済目標」を映し出す鏡とも言えるでしょう。
企業だけでなく、アメリカ政府自体がS&P500が下がらないように立ち回っているのは、S&P500が今後も上がり続ける可能性を大きくしています。

理由2:アメリカ国民の生活と直結する株式市場

ここで重要なのが、アメリカ国民の老後資金の話です。

日本では年金制度がありますが、アメリカでは401kやIRAといった投資制度を通じて国民自身が老後資金を株式市場で形成しています。
つまり、多くのアメリカ国民がS&P500などの株式指数に連動したファンドに投資しているんです。

ちゃすく
ちゃすく

アメリカ投資会社協会(Investment Company Institute, ICI)のデータによると、2023年末時点で米国の家計資産の約半分が退職金口座(401(k)やIRAなど)を通じて保有されており、その大部分が株式や株式型ファンドに投資されています。

これが何を意味するか分かりますか?
アメリカ国民にとって株価の下落は生活への直接的な打撃となるんです。

そして、それは政治リスクにも直結しています。だってS&P500が下がれば自身の生活へ直接的なダメージがあるわけですから、当然国民も株価を下げるような政治家には批判的になりますよね。
だからこそ、政治家も政府も国民もS&P500を押し上げたい強い動機を持っているんです。

ちゃすく
ちゃすく

一方で日本だと日経平均4万円超えた時なんかは「投資してる人だけ儲かってズルい」「日経平均上がっても庶民には意味ない」とSNSで荒れてましたね。
もちろん投資してる日本人は違うことを思ってた思いますが、大多数の日本人が日経平均4万円超えを他人事のように感じてたはずです。

さらに、アメリカでは投資利益への課税も長期保有者に対しては優遇されています。
国民が積極的に投資を行うインセンティブが制度的に組み込まれているので、国民の上がってほしいという思いも強いと思います。

理由3:株主還元の徹底文化

次に注目したいのが、アメリカ企業の株主還元に対する姿勢です。

米国企業は「利益が出ればまず株主に還元する」という文化が徹底されており、配当はもちろん特に自社株買いが盛んです。

ちゃすく
ちゃすく

例えばS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのデータを見ると、S&P500企業の自社株買いはコロナの影響で一時的に落ち込んだものの、近年は高水準で推移しており、多くの四半期で配当支払額を上回っています。

自社株買いって何がすごいかというと、発行済み株式数を減らすことで1株あたり利益(EPS)を増加させ、結果的に株価が上がりやすい構造を作り出しています。

日本企業のように「内部留保」や「将来への備え」を重視するのとは対照的に、アメリカでは即効性のある株主還元が株価上昇に直結する文化が根付いています。
もちろん企業ごとにも違いはありますが、株主還元を徹底しやすいアメリカ企業を集めたS&P500であれば長期的に指数を底上げしていきそうですよね。

理由4:イノベーションと上場の高速サイクル

次に注目したいのが、アメリカ企業の絶え間ない新陳代謝と成長への貪欲さです。

GAFAを見てもらえば分かりますが、アメリカでは革新的な高成長企業が次々と誕生し、迅速に上場します。
そして、それらの企業がS&P500に組み入れられるサイクルも非常に早いです。

ちゃすく
ちゃすく

最近だと暗号資産取引所のコインベースがS&P500へ組み込まれて、S&P500を上回るパフォーマンスを出していますね

一方で、成長が鈍化したり、市場での競争力を失ったりした企業は指数から除外されます。
つまり、S&P500の構成企業の質が常に入れ替わることで維持されているんです。

これはつまり、S&P500が単なるインデックスというより、アメリカ全体が「資産価値を増やし続ける装置」のようなものとして機能していることを意味しています。
そして、資産価値を増やし続ければ自然とS&P500も上がるようになっているんですね。

理由5:世界の富を取り込む構造

ここからが本当に重要な部分ですが、S&P500を構成する多くの米国企業、特にGAFAやNVIDIAなどはもはやアメリカ市場だけでなく、世界中のユーザーから莫大な利益を得ています。

例えば、あなたがiPhoneを使ったり、Googleで検索したり、Amazonで買い物をしたりするたびに、その利益はアメリカへ流れ、最終的には配当や自社株買いを通じて米国の株主の利益として還元されます。

これって「世界の成長を米国の利益に変換する」という、S&P500が持つ強力な機能を意味していますよね。
もちろん成長が期待されてる新興国独自のサービスや企業も成長しますが、結局成長してもiPhoneを使ってNetflixを見たり、AmazonのクラウドサービスやNVIDIAの半導体などを使って事業を行ったりしています。

つまり、アメリカを超えるような成長が期待されている国があったとしても、アメリカはその国の利益を取り込める力があるので、S&P500が今後も上がりやすい構造になっています。

理由6:世界最強の制度的基盤

さて、S&P500が世界の富を取り込むメカニズムを解説してきましたが、なぜ世界中の人々が安心して米国市場に巨額の資金を投じ続けられるのでしょうか?
ここには、他の追随を許さないアメリカ市場の「絶対的な信頼性」があります。

アメリカの金融市場は、世界でも類を見ないほど強固な法的・制度的枠組みによって支えられています。
企業統治や情報開示に関する厳格なルール、そして不正行為に対する想像を絶するような厳しい罰則があるため、投資家は安心して資金を投入できます。

ちゃすく
ちゃすく

例えば中国市場を思い浮かべてみてください。高い成長性がある一方で、2015年のチャイナショック時には中国政府が株価を下支えするために「事実上の空売り禁止」や「主要株主の売却制限」などによって株主が損失から逃げられない事件がありました。
こんなことをされたら、成長の魅力があったとしても恐ろしすぎて中々投資できないですよね….

こうした不透明で不誠実な市場とは対照的にアメリカは徹底した透明性とルールを提供しています。
この安定した市場の環境こそが、世界中から途切れることなく巨額の資金を引きつける最大の要因となっているんです。

加えて、米ドルが世界の基軸通貨であることも決定的な要因です。
国際取引の多くがドル建てで行われるため、世界中の企業や政府は常にドルを必要としており、ドルの安定的な需要が生まれます。
つまり、世界経済が成長すればするほど、ドルへの需要も高まり、それが米国資産への流入を促します。
要は、ドルと米国市場が連動してアメリカ、さらにはS&P500へ富を引き寄せる強力な構造になっているんです。

理由7:人材と資金の集会所

アメリカは、世界中から優秀な人材と莫大な資金を引き寄せる構造的な強みを持っており、これがS&P500を押し上げる原動力にもなっています。

特にシリコンバレーなどのイノベーション拠点には国籍や背景を問わず、世界最高クラスの頭脳が集結します。
彼らはより良い教育や安定した生活、そしてキャリアアップの機会を求め、時には人口爆発中の新興国からも流入してくるんですね。

ちゃすく
ちゃすく

新興国の人口増加という恩恵を、アメリカは「増加した人口の上澄みから優秀な人材を引っ張ってくる」という形で直接取り込んでいます。
なんか、頭いいやつだけ引っ張っていくのズルいですよね笑

各国から集まった多様な視点と文化が交じり合うことで、既成概念を打ち破る新しいアイデアが生まれ、AIやバイオテクノロジー、宇宙開発といった最先端分野で次々と画期的な技術やビジネスが誕生していますよね。

そして、その革新的なアイデアやスタートアップ企業を育てるために世界中のベンチャーキャピタルや投資家から莫大な資金がアメリカに流れ込みます。
この「頭脳」と「資金」の好循環こそが、新たな高成長企業を生み出し、既存企業の競争力も絶えず高める原動力となっているのです。

他国では決して真似できない「才能と資本が集まる場所」としての強みが、アメリカの企業が常に世界の最前線を走り続け、S&P500の価値を押し上げ続ける大きな構造的要因となっています。

スポンサーリンク

結論:S&P500が今後も上がる構造的理由のまとめ

S&P500はもはや単なる経済指標ではありません。構造的にも文化的にも意識的にも「上がるように設計された指数」なんです。

単純な指数の入れ替えロジックだけでなく、政治・金融政策、企業経営の姿勢、国民の投資習慣、そしてグローバルな影響力全てが「S&P500を上げる」という1つの目標に基づいて整備されています。

もちろん、中・短期的な変動や調整はあります。
でも、S&P500の構造的な背景を理解すれば、なぜS&P500が長期的に上昇し続けているのか、そして今後も上昇する可能性が高いのかが分かるはずです。

スポンサーリンク

FIREやセミリタイアを最短で達成するには…

FIREやセミリタイアを最短で達成するためにはやっぱり入金力(=収入アップや支出削減)が必須です。
特に副業による収入があればFIREまでの期間を縮めるだけでなく、FIRE後に自由な働き方をするための下準備にもなります。
無理に完全FIREを狙わなくてもサイドFIREで十分快適に暮らせるので、副業収入を増やしておくことはオススメです。

ちゃすく
ちゃすく

私が実践してきた収入アップ術は下の記事にまとめてあるので、収入上げたい方はそちらも是非チェックしてください。

タイトルとURLをコピーしました