はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではPCスペックレビューのプロである私がPhotoshopへおすすめのノートパソコンを解説しています。
コストパフォーマンスが高くて安いモデルも紹介しているので、フォトショ用ノートパソコンを探している場合は参考にしてください。
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Photoshopの推奨ノートPCスペック一覧
Photoshopの最低動作スペック
Photoshopの最低動作スペックは下表になっており、基本的にはグラフィックボードを搭載したノートパソコンが要求されています。
項目 | 最低PCスペック |
---|---|
OS | Windows10 64bit以降 |
CPU | 64 ビットをサポートしている Intelまたは AMDのマルチコアプロセッサー |
グラフィックス (グラフィックボード) | ・DirectX12をサポートしているGPU ・1.5GBのGPUメモリ |
メモリ(RAM) | 8GB以上 |
ストレージ(ROM) | 4GB以上 |
1.5GB以上のビデオメモリを搭載したグラフィックボードが要求されているので、2014年に発売された「NVIDIA GeForce GTX 750 Ti」でもスペックを上回れるほどです。
現在の高性能CPUであればIntel Iris XE Graphicを搭載しており、メモリ量さえ十分にあればグラボ非搭載ノートパソコンでも上記のスペックを上回れます。
ただし、Photoshopの最低動作スペックはあくまで「Photoshopを起動できるスペック」であり、快適に動作するスペックではありません。
そのため、フォトショ用の安いノートパソコンを探している場合は次章で解説する推奨スペックを満たす必要があります。
Photoshopの推奨スペック
Photoshopの推奨スペックは下表になっており、VRAM4GB以上のグラボと16GB以上のメモリを要求していることが特徴的です。
項目 | 推奨PCスペック |
---|---|
OS | Windows10 64bit以降 |
CPU | 64 ビットをサポートしている Intelまたは AMDのマルチコアプロセッサー |
グラフィックス (グラフィックボード) | ・DirectX12をサポートしているGPU ・4K以上の場合は 4GBのGPU以上 |
メモリ(RAM) | 16GB以上 |
ストレージ(ROM) | 16GB以上(SSDがオススメ) |
VRAM4GBのグラフィックボードには下記があり、どちらも2018~2020年ごろにはエントリークラスのゲーミングPCに搭載されるほどのグラフィック性能があります。
- NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti
- NVIDIA GeForce GTX 1650
また、現在家電量販店で販売されているノートパソコンの多くはメモリ8GBですが、Illustratorの推奨スペックは16GB以上のメモリを要求しています。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
16GB以上のメモリはゲーミングPCクラスの大容量なので、Photoshopを利用するためには「ゲーミングPCクラスのスペックガ必要」と考えるべきでしょう。
Photoshopにおすすめの安いノートパソコン7選
Photoshopへオススメできる安いノートパソコンには下記があるため、詳しい内容や価格を解説していきます。
パソコン工房 SENSE-15FH127-i7-UHSX
Photoshopにオススメしたい1台目の安いノートパソコンは、パソコン工房の「SENSE-15FH127-i7-UHSX」です。
SENSE-15FH127-i7-UHSXの価格は103,800円であり、パソコン工房のクリエイター向けノートPCです。
項目 | SENSE-15FH127-i7-UHSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 12650H(10コア16スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
グラボ非搭載ノートPCですが、Intelの高性能内臓GPUを搭載しており、グラフィックス性能だけであればPhotoshopの推奨グラフィックスを超えています。
CPUにIntelのハイエンドクラスを採用しており、Photoshopや動画編集などのクリエイティブ活動で使用できる性能です。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
M.2SSDなので起動や読み込みも早く、16GBのメモリによってPhotoshop単体での使用ならメモリ不足にもなりにくいです。
Photoshopを他のソフトと同時に使用する場合は重くなりやすいですが、Photoshopのみを使用するのであれば十分オススメできるスペックです。
Apple MacBook Air
Photoshopにオススメの安いノートパソコン2台目は、AppleのノートPC「MacBook Air」です。
MacBook Airには様々なシリーズがありますが、PhotoshopのみであればM1チップを搭載したMacBook Air M1(約10万円)でも十分です。
項目 | MacBook Air M1 |
---|---|
OS | macOS |
CPU | Apple M1チップ |
グラフィックス | Apple M1チップ |
メモリ | 8GB(カスタム可能、16GB以上推奨) |
ストレージ | SSD:256GB(カスタム可能) |
PhotoshopはmacOSでもWindowsと同じように利用でき、MacBookならではのメリットもあります。
MacBook Airであれば通常のディスプレイよりも現実での描写に近いため、印刷や広告業界でPhotoshopを活用する場合はオススメです。
マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A
Photoshopにオススメの安いノートパソコン3台目は、マウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-A」です。
DAIV R4-I7G50WT-Aの価格は109,800円であり、マウスコンピューターのクリエイターPCです。
項目 | DAIV R4-I7G50WT-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-12650H |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3050 |
ストレージ | 512GB (M.2 NVMe SSD) |
DAIV R4-I7G50WT-Aには下記の特徴があり、10万円台の安い価格でグラフィックボードを搭載したノートパソコンです。
Intelの12世代ハイエンドCPUとNVIDIAのエントリー向けグラボ「RTX3050」を採用したPCであり、ノートPCでもPhotoshopを快適に利用できます。
マウスコンピューターは3年間のセンドバック修理保証があるので、故障しても送料分だけの負担で直してもらえます
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A5G60GN-A
Photoshopにオススメの安いノートパソコン4台目は、マウスコンピューターの「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」です。
NEXTGEAR J6-A5G60GN-Aの価格は139,800円であり、エントリークラスのゲーミングノートPCです。
項目 | NEXTGEAR J6-A5G60GN-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 7535HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
AMDのミドルレンジCPUとNVIDIAのノートPC向けグラボを採用しており、PhotoshopのGPU機能も使えるノートパソコンです。
高性能なグラフィックボードを搭載していながら14万円以内で購入できるため、Photoshopを本格的に利用した方にとっては安いノートパソコンです。
パソコン工房 SENSE-15FX155-i7-PLSX
Photoshopにオススメの安いノートパソコン5台目は、パソコン工房のノートPC「SENSE-15FX155-i7-PLSX」です。
SENSE-15FX155-i7-PLSXの価格は174,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FX155-i7-PLSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
IntelのハイエンドCPUとエントリー向けグラフィックボードを搭載したハイスペック機であり、下記の特徴があります。
15万円を超えてくるため価格は大きいですが、性能を考えれば20万円以下で購入できるのは安いです。
金利&手数料0円で分割払いも可能なので、Photoshopで本格的に仕事やクリエイティブ活動をしたい方にオススメです。
マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-A
Photoshopにオススメの安いノートパソコン6台目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV Z6-I7G60SR-A」です。
DAIV Z6-I7G60SR-Aの価格は289,800円であり、32GBの大容量メモリを搭載しています。
項目 | DAIV Z6-I7G60SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i7-13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 289,800円 |
単純な価格だけを見れば高いですが、30万円以内で「高性能グラボ」「ハイエンドCPU」「32GBの大容量メモリ」を搭載しており、スペックを考えれば十分安いノートパソコンです。
マウスコンピューターであれば最大36回まで手数料無料で分割払いできるため、月々の支払額を安くすることも可能です。
パソコン工房 LEVEL-17WG181-i7-VLSX
Photoshopにオススメの安いノートパソコン7台目は、パソコン工房の「LEVEL-17WG181-i7-VLSX」です。
LEVEL-17WG181-i7-VLSXの価格は369,800円であり、ハイエンドモデルのゲーミングノートになります。
モデル名 | LEVEL-17WG181-i7-VLSX |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 13700HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4080 laptop |
メモリ | 32GB (16GB×2) |
ストレージ | 500GB(M.2 SSD) |
IntelのハイエンドCPUとNVIDIAのハイクラスグラフィックボードを搭載しており、下記の特徴があります。
RTX 4080 laptopにより、ノートパソコンでもサイバーパンク2077やPortal with RTXなどの激重ゲームを100FPS以上でプレイできるスペックがあります。
サイバーパンク2077は現在のPCゲーム界でもトップクラスの重さです
もちろん、サイバーパンクがプレイできるクラスなのでPhotoshopなら余裕であり、イラレとフォトショの同時使用も可能です。
しかも、パソコン工房であればPayPayの大還元キャンペーンやセールがあるため、定価よりも安く購入できる可能性があります。
Photoshop用おすすめノートパソコンの選び方
Photoshop用の安くてオススメのノートパソコンを選ぶときは下記へ注意しなければいけないので、詳しい選び方を解説していきます。
選び方1:CPUはコスパ重視で十分
Photoshop用ノートパソコンを選ぶ際、CPUはIntelやAMDのミドルレンジ~ハイエンドで十分なケースがほとんどです。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
現在のミドルレンジ~ハイエンドであればスレッド数が多いCPUばかりなので、Photoshopのようなクリエイティブ活動へ十分使えます。
レイヤーや他のアプリとの連携、エフェクトの管理などを快適に処理するにはグラボよりCPUの性能が重要
最新世代のCPUであればミドルレンジでも十分すぎる性能なので、CPU性能はコスパを気にして選ぶとよいでしょう。
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選び方2:メモリは16GB以上推奨
Photoshop用の安いノートパソコンを選ぶ場合、メモリは32GB以上がオススメであり、最低でも16GB以上は絶対に欲しいです。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
メモリが不足すると「PCが重くなる」「ソフトが急に落ちる」などの不具合で発生します
CPUと同様、Photoshopで複数のレイヤーやアイテムを管理し、操作する場合はメモリを占有しやすいです。
また、資料を見ながら画像を編集したり、画像素材を加工してフォトショに使用したりすると、メモリに負荷がかかります。
PCのメモリに余裕がないと「カクつく」「カーソルが飛ぶ」などが起きやすく、フリーズの機会も増えます。
みなさん
— きたてつ (@yukainakitatetu) August 25, 2021
Corei5、メモリ8GBでPhotoshopを使うとこうなります(戒め) pic.twitter.com/0hJu2D9Rqg
そのため、Photoshopを快適に使いたい場合は最低でも16GB以上、可能なら32GB以上のメモリを搭載したノートパソコンがオススメです。
選び方3:グラボは用途に応じて選ぶ
Photoshop用ノートパソコンを選ぶ場合、最新の内臓GPUを搭載していればグラボは必須ではありません。
グラボ(グラフィックボード):画像や映像を表示するための部品が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
最新の高性能CPUであればCPU内臓グラフィックスでも十分グラフィックス性能はありますが、グラボがあれば下記などで便利なことに間違いはありません。
- 3D
- 遠近法ワープ
- レンダリング フレーム、ピクチャフレーム
- スクラブズーム
- 滑らかなブラシサイズ変更
とは言え、ゲーミング用途のような性能は必要なく、エントリーモデルのNVIDIA GeForce 3050程度でも十分です。
フォトショ以外でグラボを使用する場合は別ですが、基本的にグラボはコスパ重視で選んで大丈夫でしょう。
下記のグラボ搭載ノートパソコンであればPhotoshopを快適に使え、コストパフォーマンスにも優れているのでオススメです。
選び方4:ストレージはSSDがほぼ推奨
Photoshopにはメモリだけでは足りないデータを仮保存する「仮想記録ディスク」があり、仮想記憶ディスクにはSSDが推奨されています。
SSDはストレージの種類名のこと。読み込みが早いけど、価格も高い。
公式サイトの推奨スペックにストレージの指定はありませんが、最新のM.2SSDであればHDDよりも速度が大幅に大きいので、無視できない差になります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
また、ストレージの推奨スペックは「16GB以上」でしたが、Photoshopで扱う画像や動画のデータは容量を圧迫しやすいです。
そのため、Photoshop用のノートパソコンを選ぶのであれば500GB以上のSSDを搭載したPCがオススメです。
「Photoshopにおすすめの安いノートパソコン7選」ではSSDを搭載したノートパソコンを紹介しているので、ストレージの種類がよくわからない場合は参考にしてください。
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