この記事は下記の悩みや疑問を持つ人にオススメです。
- Linux mintにオススメのPCは?
- Linux mintの推奨PCスペックは?
- Linux mintを使ってみたい!
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、Linux mintの推奨スペックは十分低いので、現在販売されているPCなら大体対応しています。
正直、7年以内に発売された中古PCでも大半が推奨スペックを満たすので、パソコン工房などで中古PCを買うのも1つの方法です。

Linux mintの推奨スペックと注意点3選
Linux mintの推奨スペックは下表であり、3種類とも共通の推奨スペックとなっています。
項目 | Linux mintの推奨スペック |
---|---|
CPU | 2GHz |
メモリ | 4GB |
グラフィックス | 必要スペックの明記なし |
ストレージ | 100GB |
その他必要なオプション | USBポート又はDVDドライブ インターネット接続 |
動作に必要なスペックは一般販売されているPCなら大体満たしており、会社で配布されるノートPCでも動きます。
会社で処分する、ノートパソコンを頂きました!
— CrazyちゃっすKazuya (@h_kazuya_diy) October 16, 2022
vistaでしたが、Linux、mint入れて、YouTube視聴用に!
少々場所はとりますが、かなり便利になりました🥰 pic.twitter.com/WOoN3BgaZL
しかし、使用するソフトやインストールしたいエディションによっては注意点があるため、詳しい内容を紹介します。
注意点1:Linux mintには3種類ある
Linux mintのエディションにはCinnamon・MATE・Xfceの3種類があり、下記の違いがあります。
Cinnamon:Linux mint用に開発されているデスクトップ環境であり、全ての機能を使える。公式サイトでもCinnamonが推奨されている。 pic.twitter.com/ZOOGHnubEf
— ちゃすく(cHask)@ちゃすろぐ (@cHaskVideo) February 20, 2023
MATE:Cinnamonよりもメモリの消費量が少なく、安定性や速度を優先している。ソフトウェアの快適さを優先したい人へオススメ。 pic.twitter.com/c2dOws60I5
— ちゃすく(cHask)@ちゃすろぐ (@cHaskVideo) February 20, 2023
Xfce:MATEよりもメモリの消費量は少ないが、綺麗さや機能性も劣る。古いPCや低スペックPCへインストールしたい人にオススメ。 pic.twitter.com/dY1sVCtXQ4
— ちゃすく(cHask)@ちゃすろぐ (@cHaskVideo) February 20, 2023
どのエディションでも公表されている推奨PCスペックは変わりませんが、実際に求められるPCスペックは異なってきます。
とは言え、Linux mintの推奨PCスペック自体が十分小さいので、現在販売されているPCならCinnamonが良いでしょう。
パソコン工房のビジネス向けPCシリーズ「SOLUTION」ならLinux mintの推奨スペックも満たしており、コスパも高いです。

しかも、パソコン工房ならOS無しでも注文でき、5000円も安くなるのでオススメです。
注意点2:最新版に32ビット版は無い
Linux mintはバージョン20以降から32ビット版がなくなり、64ビット版のLinux mintしか配布していません。
「ビット」は情報の単位を表現しており、32ビットなら「2の32乗」、64ビットは「2の64乗」の情報を一度に処理できます。
処理できる情報量が異なることで下表の違いがあり、現在は64ビットが主流です。
ビット数 | メモリの容量 | ストレージの容量 | 製品やソフトの価格 |
---|---|---|---|
32ビット版 | 最大2~4GB | 約2TBまで | 64ビット版より低い |
64ビット版 | 約8GB~2TB | 2TB以上 | 32ビット版より高い |
もしも32ビット版のLinux mintをインストールしたい場合は、Linux Mint19.3を選んでインストールしてください。
ただし、現在の主流なソフトやデバイスを使いたい場合は64ビット版のLinuv mintをインストールした方が良いです。
マウスコンピューターのビジネスブランド「MousePro」も64ビット版Linux mintをインストールしても快適であり、余計な付属品はありません。

国内メーカーなので初期不良があっても対応が早く、最大5年まで延長が可能な長期保証もあるのでオススメです。
注意点3:一部のソフト・機材が使えない
正確にはLinux mintの注意点ではありませんが、そもそもLinuxはWindowsとは異なるOSなので、Windows用のソフトや機材は使えないことがあります。

事務やクリエイター作業で使う下記などが使えない
- Microsoft Office
- Adobe Photoshop
- Avid ProTool
もちろん、Linuxはカスタマイズ性が高いのでWindowsでしか使えないソフトや機材を使用する方法はあります。
しかし、Windowsユーザーよりも一手間必要になるため、LinuxをOSとして使う際は気をつけた方が良いでしょう。

パソコン工房のPCであればカスタマイズ注文時に「OSなし」を選べるので、Linux mintを導入する際はオススメです。
Linux mintにオススメなPC4選【推奨】
ここからはLinux mintの推奨PCスペックを満たしたオススメのPCを紹介します。
マウスコンピューター mouse B5-A5A01IS-B
Linux mintにオススメのPC1台目は、マウスコンピューターの「mouse B5-A5A01IS-B」です。

mouse B5-A5A01IS-Bの価格は89,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B5-A5A01IS-B | Linux mint推奨スペック |
---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 5 5560U( 2.30GHz) | 2GHz |
メモリ | 8GB | 4GB |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス | 必要スペックの明記なし |
ストレージ | SSD:256GB | 100GB |
その他 | USB-TypeA×2、USB-TypeC×2 | USBポート又はDVDドライブ インターネット接続 |
CPUへ最新のRyzen5を搭載しており、ノートPCでもOffice系ソフトや画像編集ソフトを快適に扱えるスペックです。
3Dゲームのプレイは難しいですが、Linux mintでブラウザゲームを遊ぶ程度なら余裕なのでオススメです。
パソコン工房 SOLUTION-17FX153-i7-NASX
Linux mintにオススメのPC2台目は、パソコン工房のノートPC「SOLUTION-17FX153-i7-NASX」です。

SOLUTION-17FX153-i7-NASXの価格は169,800円であり、詳細なCPUやグラボのスペックは下表です。
項目 | SOLUTION-17FX153-i7-NASX | Linux mint推奨スペック |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7 12700H (4.70GHz 6コア ,3.50GHz 8コア) | 2GHz |
メモリ | 16GB | 4GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 | 必要スペックの明記なし |
ストレージ | SSD:500GB | 100GB |
その他必要なオプション | USB-TypeC×2、USB-TypeA×2 | USBポート又はDVDドライブ インターネット接続 |
IntelのハイエンドCPUを採用しており、Linuxでマルチタスクやプログラミングをしたい人へオススメできるPCです。
グラフィックスへRTX3050を採用しているので、複数ディスプレイや軽量なPCゲームのプレイも十分可能なスペックです。

ノートPCなら十分すぎるスペック!
マウスコンピューター MousePro-S240E
Linux mintにオススメなPC1台目は、マウスコンピューターから販売中の『MousePro-S240E』です。

MousePro-S240Eの価格は88,880円であり、Linux mintの推奨PCスペックも満たしています。
項目 | MousePro-S240E | Linux mint推奨スペック |
---|---|---|
CPU | Intel Celeron G6900(3.4GHz) | 2GHz |
メモリ | 8GB | 4GB |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス 710 | 必要スペックの明記なし |
ストレージ | SSD:256GB | 100GB |
その他必要なオプション | USB-TypeA×8、USB-TypeC×1 | USBポート又はDVDドライブ インターネット接続 |
事務作業や多少のブラウザゲーム、初心者向けプログラミングの学習なら問題なく動かせるスペックです。
ただし、グラフィックスの処理能力が低いので、動画編集や本格的なPCゲームは難しいです。
とはいえ、マウスのデスクトップPCであれば後からメモリやグラフィックボードを自分で増設できるので、将来的に色んなことへ挑戦したい人へオススメです。
FRONTIER FRGXB660/C/NTK
Linux mintにオススメなPC1台目は、FRONTIERで販売中の『FRGXB660/C/NTK』です。

FRGXB660/C/NTKの価格は239,800円で、具体的なPCスペックは下表のとおりです。
項目 | FRGXB660/C/NTK | Linux mint推奨スペック |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-12700F(2.1GHz) | 2GHz |
メモリ | 16GB | 4GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3070 | 必要スペックの記載なし |
ストレージ | SSD:1TB | 100GB |
その他必要なオプション | USB-TypeA×9、USB-TypeC×1 | USBポート又はDVDドライブ インターネット接続 |
CPUにIntelのハイエンドモデル、グラフィックスへ約8万円のRTX 3070を搭載しており、PCゲームや実践レベルのプログラミングも可能です。
SSDの容量が1TBもあるため、動画編集やプログラミング用のデータセット保管にもオススメできるスペックです。

Linux mintに使うのは勿体無い気もする
パソコン工房 中古PC全般
パソコン工房では中古PCの買取と販売も扱っており、7年以内に発売されたPCであれば大半はLinux mintが動作します。

パソコン工房の中古PCサイトは」デジタルドラゴン」

もちろん1点限りなので時期によって中古PCのラインナップは変わりますが、ゲーミングPCやMacもあるので種類は多いです。
Linux mintであれば中古PCでも快適に動くので、予算やリスクを抑えたい場合はオススメです。