はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事では医師や研修医にオススメの安いノートパソコンや選び方を解説していきます。
「研修医にノートパソコンはいらない?」や「医師はMacが多い?」などの疑問にも答えていくので、ぜひパソコン選びの参考にしてください。
医師や研修医にノートパソコンはいらない?
結論から言うと、 医師や研修医にとってノートパソコンは非常に重要であり、欠かせないツールです。
ネット上では「医師や研修医にパソコンはいらない」と言う意見もありますが、現代ではパソコンが必須なので詳しい理由を解説していきます。
ノートパソコンが必要な理由6選【いらない?】
医師や研修医にノートパソコンが必要な理由には下記があるため、詳しい内容を解説していきます。
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スマホやタブレットでは代替できない理由
スマホやタブレットは一部の用途で便利ですが、ノートパソコンほどの汎用性や操作性を提供することはできません。
例えば下記のような状況ではスマホやタブレットよりもノートパソコンが効率的なので、ノートパソコンが必要になりやすいです。
- 長文の論文執筆やスライド作成におけるキーボード操作の快適さ
- マルチタスクの効率性(複数のウィンドウやソフトを同時に操作可能)
- 専門的な医療ソフトウェアや解析ツールの対応(多くがPC専用)
医師のノートパソコンにMacが多いのは本当?
他業界と比べると確かにMacを使っている医師は多く、WindowsとMacの両方を使ってる人も珍しくありません。
と言うのも、西暦2000年前の時代だとMacはWindowsよりもグラフィックス処理能力が高く、レントゲンなどの画像データを分析する際に重宝されていた過去があるからです。
また、上記の理由に加えて当時は下記の理由があり、医師にとってはWindowsよりもMacの方が使いやすかったのでしょう。
- 医師は個人情報を多く扱うため、セキュリティが強固なMacが選ばれやすかった
- 個人ユーザーだとWindowsよりも顧客データベースを作りやすかった
- Apple社が医療業界に力を入れており、業界向けソフトを開発していた
上記の理由で古くからMacを使ってる医師が多いため、業界に合わせてMacを購入する医師の割合が現在でも他の業界よりも多いのだと考えられます。
ただし、現在はWindows向けに開発されている業界ソフトが多いため、Windowsのみを利用する医師やWindowsとMacの両方を使う医師が多いです。
ソフトを開発する側の都合もあるので、今はWindowsがほぼ必須とも言えます
【選び方4選】医師へオススメのノートパソコン
医師や研修医へオススメの推奨のートパソコンスペックは下表であり、家電量販店での価格相場は11〜14万円ほどになります。
項目 | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows11または最新のmacOS (基本はWindows推奨。ただし、iPhoneユーザーの場合はMacもオススメ) |
CPU | Intel Core i5またはCore i7(第11世代以上) AMD Ryzen 5またはRyzen7(第5世代以上) |
グラフィックス | 内蔵GPU以上 |
メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | SSD:256GB以上 |
BTOパソコンメーカーやメーカー直販サイトで購入すれば家電量販店の仲介分安くなるため、少しでも安く買いたい場合はオンラインストアでの購入がオススメです。
BTO(Build to Order)パソコンメーカーは、顧客の要求に合わせてカスタマイズされたパソコンを提供する企業です。
これらのメーカーは、顧客が自分のニーズや予算に合わせてPCを構成できるように、様々なオプションを提供しています。
(代表的なBTOパソコンメーカー:「マウスコンピューター」「パソコン工房」)
BTOパソコンメーカーの利点は、顧客が自分のニーズに合わせてパソコンを注文できることです。
これによって不要な部品を省くことができ、コストを節約できるだけでなく、特定の用途や目的に最適化されたパフォーマンスを実現できます。
また、BTOパソコンメーカーは直接顧客にPCを販売するため、中間業者や小売業者の手数料を支払う必要がありません。
このため、製品の価格が家電量販店のPCよりも低くなる傾向があります。
一部のBTOメーカーはゲーミングPCやビジネス向けPC、クリエイター向けPCなど、特定の市場に特化したモデルも販売しています。
選び方1:OS
医師や研修医の場合だとWindowsとMacのどちらのOSでも大丈夫ですが、1台目のパソコンを選んでいる場合はWindowsがオススメです。
OSは「オペレーションシステム」の略称であり、パソコン全体を管理するシステムです。
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
よく使われるのはWindows↓
WindowsはAmazonや楽天市場などでライセンスを買えば後からインストールすることも可能です
Windowsは多くのソフトウェアやハードウェアへ最適化されており、医療業界で使われているソフトもWindows向けに開発されているケースが多いです。
もちろん、Macでも医療系ソフトは利用できますが、やはりWindows向けに開発する企業が多いので選択肢は狭くなりやすいです。
かつてはMac利用者も多かったけど、今はMacユーザーもWindowsを併用することが多いです。
選び方2:CPU
CPUは人間で例えると「脳」にあたる重要なPCパーツであり、指示された計算やプログラムを実行する役割があります。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
CPUは顧客データの管理や画像分析などにも使うので、スペックは重要です。
CPUにはさまざまな種類があり、例えばIntel製CPUの場合は「Intel Core i5 10210U」といった表記になっています。「Core i5」の部分がCPUのクラス、「10210U」の部分がCPUの世代番号を表しています。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
一般的にCPUのクラスや世代の数字が大きいほど性能が高いものの、Core i7の第6世代はCore i3の第13世代よりも性能が低いというケースがあり、CPUの性能を表記だけで測るのは難しいです。
もしCPUの性能をクラスや世代を総合的に判断したい場合は下記サイトで「PassMark値(Average CPU Mark)」を参考にする方法がオススメです。
医師の場合は一般的なビジネス向けのCPUよりも性能が高い方が良いため、、下記のようなPassMark値12,000以上がオススメです。
- Intel Core i5またはCore i7の第11世代と同等性能以上
- AMD Ryzen 5またはRyzen 7の第5世代と同等性能以上
- Apple M1、M2チップ以上
上記のCPUであれば画像分析や顧客管理もできるので、ノートパソコンであれば十分なスペックです。
選び方3:メモリ
メモリ(RAM)とはパソコンの主記憶装置であり、パソコンにとっての作業スペースにあたるPCパーツです。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
メモリは容量が大きければ大きいほど一度に多くの処理ができ、それに伴ってソフトウェアやプログラムの処理速度が速くなります。
CPUのスペックだけが高くてもメモリが小さければCPUスペックを活用できないです。
医師は下記のような作業が必要になるので、最低でも16GB以上のメモリがオススメです。
- 研究・論文作成
- 情報収集
- コミュニケーションツールとしての利用
- 症例プレゼンテーション
- 継続教育と学習
- 診療や管理業務の補助
16GB以上のメモリがあればほとんどの医療向けソフトは動くので、ノートパソコンで扱う業務であれば十分対応できるでしょう。
ソフトを複数同時に起動したままにしたい場合は32GB以上のメモリを検討しても良いと思います。
選び方4:ストレージ
ストレージはデータやソフトウェアをパソコン本体へ保存するためのPCパーツであり、Office系ファイルや作成したデータなどを保存する際にも使います。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
ストレージにはHDDとSSDの2種類があり、ソフトの起動速度や編集速度を考慮すると起動速度やデータの読み書きが速いSSDの選択が必須です。
例えば最新のM.2SSDであれば通常のHDDより50倍以上も転送速度が大きく、パソコンやソフトウェアなどの起動速度も速くなります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
価格に対する保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
また、医師や研修医であれば保存しなければいけないデータだけでもかなり多いため、最低でも256GB以上の容量が必要です。
もし容量が不足した場合には、クラウドストレージや外付けハードディスクを活用して顧客ごとにデータを保存しても良いでしょう。
医師にオススメの安いノートパソコン6選
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMD
IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMDは世界最大のパソコンメーカーであるLenovoの低価格帯ノートパソコンです。
IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMDの具体的なPCスペックは下表の通りであり、価格は59,840円です。
項目 | IdeaPad Slim 3 Gen 8 AMD |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 3 7330U |
グラフィックス | 内蔵GPU |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 軽量でスリムなデザインで2色から選べる
- 15.6インチのフルHDディスプレイ&ブルーライト軽減あり
- AMD Ryzen 3 7330UでOfficeやWEBアプリを快適に使える
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- Webカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター mouse B4-I1U01PG-B
mouse B4-I1U01PG-Bは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターの低価格帯ノートパソコンです。
mouse B4-I1U01PG-Bの価格は69,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B4-I1U01PG-B |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel N100 |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:128GB |
Office | Microsoft365 Personalが1年分無料付属 |
パソコン工房 SENSE-15FH111-N-UCEX-CSP
SENSE-15FH111-N-UCEX-CSPは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のビジネス&クリエイター向けノートPCです。
SENSE-15FH111-N-UCEX-CSPの価格は79,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | SENSE-15FH111-N-UCEX-CSP |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Processor N100 |
グラフィックス | UHD Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
価格 | 79,800円 |
CPUへミニPCで人気なIntel N100を搭載しており、レポート作成やオンラインミーティング、画像編集などを快適に行えるスペックです。
マウスコンピューター mouse B4-I1U01PG-B(16GB)
mouse B4-I1U01PG-B(16GB)は国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターの低価格帯ノートパソコンです。
mouse B4-I1U01PG-B(16GB)の価格は79,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B4-I1U01PG-B(16GB) |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel N100 |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB(M.2 NVMe SSD) |
パソコン工房 SENSE-15FH127-i7-UHSX
SENSE-15FH127-i7-UHSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のエントリー向けノートパソコンです。
SENSE-15FH127-i7-UHSXの価格は104,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | SENSE-15FH127-i7-UHSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 12650H(10コア16スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
価格 | 104,800円 |
パソコン工房 STYLE-15FH127-i5-UH7X
STYLE-15FH127-i5-UH7Xは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のビジネス&クリエイター向けノートPCです。
STYLE-15FH127-i5-UH7Xの価格は109,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | STYLE-15FH127-i5-UH7X |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-12450H |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:512GB |
価格 | 109,700円 |
CPUへ2021年に発売されたミドルレンジCPUを搭載しており、Officeソフトを使った事務作業や画像編集、リモートワークなどを快適に行えるスペックです。