- 「Steam 株価」で検索したけど見つからなかった人
- Steamの運営会社Valveが上場しているか知りたい人
- Valve/Steam関連に投資する方法を探している人
Steamの株価を調べようとしても、証券会社の検索画面には何も出てきません。
Steamはあくまでゲーム配信サービスの名前であり、株式銘柄ではないからです。投資対象として調べるなら、Steamを運営している「Valve Corporation」の情報が必要になります。
この記事ではValveの企業価値、株主構成、関連する上場株、そして未上場株ファンドを通じた投資の可能性までまとめて解説します。

Valveの株は直接買えませんが、ゲーム関連の上場株や未上場株ファンドという間接的なルートはあります。
マネックス証券なら米国株やHiJoJoユニコーンファンドをまとめて管理できるので、詳しくは後述します。
Steamの株は買える?運営会社はどこ?
Steamの株は買えません。
そもそもSteamは株式銘柄ではなく、PCゲームを購入・管理するためのデジタル配信プラットフォームです。運営しているのはアメリカ・ワシントン州ベルビューに本社を置くValve Corporation(バルブ・コーポレーション)という会社です。
Valveは1996年に元マイクロソフト社員のゲイブ・ニューウェル氏とマイク・ハリントン氏が共同で創業しました。
最初のヒット作はFPSゲーム「Half-Life」(1998年)で、その後2003年にSteamをリリースしてPCゲームのデジタル販売を切り開いた会社です。
2026年1月にはSteamの同時接続ユーザー数が4200万人を突破し、過去最高を記録しました。
2021年時点の公式発表では月間アクティブプレイヤー数が1億3200万人だったので、現在はそれ以上に増えていると推定されます。
ただし、Valveは株式を証券取引所に公開していない非上場企業です。
SBI証券や楽天証券で「Steam」や「Valve」と検索してもティッカーシンボルは存在しません。

注意点として、日本の株式市場で「バルブ」と名前のつく企業(岡野バルブやTVEなど)はすべて配管用の工業バルブメーカーです。
ゲーム会社のValve Corporationとは一切関係がありません。
Valveの株価チャートがない理由と企業価値
Valveは非上場企業であり、さらに外部から資金調達を行った実績もほぼ公表されていません。
Epic GamesやSpaceXのように「○億ドル調達、企業価値○○億ドル」といった発表がないため、企業価値の推定も難しい会社です。
とはいえ、いくつかの推定データは存在します。
| 項目 | 数値(推定) | 出典 |
|---|---|---|
| 2023年売上高 | 約50億ドル(約7500億円) | Wikipedia(公開裁判資料ベース) |
| 2024年自己資本 | 約69億ドル(約1兆円) | Wikipedia |
| 2026年上半期Steam売上 | 約111億ドル(約1.8兆円) | Alinea Analytics推計 |
| 企業価値 | 推定数百億ドル規模 | Bloomberg、Forbes等の報道ベース |
| 従業員数 | 約336人(2021年時点) | 反トラスト訴訟の裁判資料 |
注目すべきは2026年上半期のSteam売上111億ドルという数字です。
これはプラットフォーム上で販売されたゲームの総売上(Valve自体の取り分ではない)の推計値ですが、前年同期比14.5%増で、半期として過去最高を更新しました。
コロナ禍でゲーム需要が急増した2021年の通年売上が114億ドルだったとされているので、2026年はわずか半年でその水準に迫っています。
もうひとつ面白いのが従業員数です。
2021年の反トラスト訴訟の裁判資料で公開された数字によると、Valveの従業員は約336人。社員1人あたりの売上高は約1500万ドル(約20億円)に達する計算になり、テクノロジー企業としては異常な収益効率です。

株価チャートがないのは非上場だからですが、それ以前にValveは決算自体を一切公開していません。
ここまで情報を出さない大企業もなかなかありません。
Steamに株主優待はある?
ありません。理由は2つあります。
まず、株主優待は日本独自の制度です。
アメリカの企業は株主還元を配当金や自社株買いで行うのが一般的で、商品やサービスを株主に無料で配るという仕組みはほぼ存在しません。Valveはアメリカの会社なので、仮に上場していたとしても「Steamのゲームが無料でもらえる株主優待」のようなものは出ない可能性が高いです。
そもそもValveは非上場企業で、株式を一般に販売していません。
株主がニューウェル氏と社員だけなので、株主優待を設ける動機もありません。
Valveの株主構成と経営体制
Valveの株主構成は、Epic Gamesやほかの未上場テック企業とは大きく異なります。
外部の投資家がほぼいないのが最大の特徴です。
| 株主 | 推定持ち分 | 備考 |
|---|---|---|
| ゲイブ・ニューウェル(共同創業者・社長) | 50%以上 | Forbesは「少なくとも半分」と推定。資産額は約110億ドル(2025年) |
| 従業員 | 残り | 長期在籍の社員が株式を保有しているとされるが、詳細は非公開 |
Epic Gamesにはテンセント(40%)、ソニー(5%)、ディズニー(7%)といった外部株主がいますが、Valveには確認できる外部投資家が1社もありません。
VCやPEファンドからの資金調達歴もなく、設立以来ほぼ自己資金だけで経営されてきた会社です。
ニューウェル氏のForbes推定資産額は2025年時点で約110億ドル(約1.6兆円)。
ゲーム業界では世界で最も裕福な人物とされています。これだけの資産があれば外部から資金を集める必要がなく、上場するメリットもほとんどない状態です。

外部投資家がいないということは、ニューウェル氏が全社的な意思決定を自分の判断だけで完結できるということです。
上場の是非も完全に彼の一存で決まります。
Steam/Valveの関連株(上場企業)
Valveの株を直接買えない以上、関連する上場企業の株を通じて間接的にSteam経済圏に投資するという考え方があります。
ただし、Valveの場合はEpic Gamesと違って大株主に上場企業が含まれていないため、「この株を買えばValveに間接投資できる」というルートは存在しません。
| 企業名 | ティッカー | Steamとの関係 |
|---|---|---|
| AMD | AMD(NASDAQ) | Steam DeckとSteam MachineのカスタムCPU/GPUを供給 |
| NVIDIA | NVDA(NASDAQ) | Steam上のゲームの多くがNVIDIA GPUで動作。GeForce NOWとも連携 |
| Electronic Arts | EA(NASDAQ) | 大手ゲームパブリッシャー。自社ランチャーからSteamに回帰した経緯あり |
| Take-Two Interactive | TTWO(NASDAQ) | GTA、NBA 2KなどをSteamで販売する大手パブリッシャー |
| Roblox | RBLX(NYSE) | ゲームプラットフォームとしての競合 |
Valveの株主にはこれらの企業は含まれていないので、テンセントを買えばEpic Gamesに間接投資できるような関係とは異なります。
あくまで「Steamプラットフォームの成長から恩恵を受ける可能性がある企業」という位置づけです。
AMDはSteam DeckやSteam MachineにカスタムAPUを供給しているため、Valveのハードウェア事業が伸びるほどAMDにもプラスの影響が期待できるでしょう。
2026年6月に日本で発売されたSteam Machineは512GBモデルが189,980円(税込)で、Valveのハードウェア展開は加速しています。

AMDやNVIDIA、EAなどの米国株はマネックス証券でも取引できます。
ゲーム関連株をまとめて管理したい場合は同じ口座で扱えるのが便利です。
Valve/Steamはいつ上場する?
2026年8月時点で、ValveのIPOに関する公式発表は一切ありません。
それどころか、ニューウェル氏は「上場しない理由」を積極的に語っています。
ニューウェル氏が繰り返し述べているのは、「株主の期待に応えるために創造性を犠牲にしたくない」という点です。
上場すれば四半期ごとの業績報告、アナリストの予想、株主提案といったプレッシャーが発生しますが、Valveはそうした外部の干渉を排除する経営方針を30年近く貫いてきました。
Epic GamesのCEOスウィーニー氏も上場に消極的ですが、Epic Gamesにはテンセントやソニーなど外部株主がいるため、将来的にIPOの圧力がかかる可能性はゼロではありません。
一方でValveには外部株主がいないので、ニューウェル氏が「上場しない」と決めた時点で話は終わりです。
加えてValveは外部資本を必要としないほど稼いでいます。
2026年上半期だけでSteam上のゲーム総売上が111億ドル規模、そのうちValveのプラットフォーム手数料(通常30%)が主な収入源なので、キャッシュフローには余裕があると考えられます。

Valveの上場を待って投資するという戦略は、Epic Games以上に現実味がありません。
Valveに関心がある場合は、直接投資以外のルートを考えたほうがいいでしょう。
未上場のゲーム関連企業へ投資する方法
Valve自体は外部投資家を受け入れていないため、HiJoJoユニコーンファンドを含めてValve株に直接投資できるルートは現時点で確認されていません。
ただし、ゲーム業界の未上場企業全般への投資手段として、HiJoJoユニコーンファンドという選択肢はあります。
HiJoJoユニコーンファンドとは
HiJoJo.comは、金融庁に登録された第一種金融商品取引業者が運営する未上場株投資プラットフォームです。

「HiJoJoユニコーンファンド」は、特定の未上場企業を投資対象としたファンドで、投資信託のように複数銘柄を自動分散するものではありません。
ファンドごとに「この企業に投資する」と対象が決まっている仕組みです。

このファンドの販売はマネックス証券が独占的に取り扱っています。
SBI証券や楽天証券では購入できません。
HiJoJoの過去実績とゲーム関連ファンド
Valveを対象としたファンドは過去に確認されていませんが、同じゲーム業界のEpic Gamesについては2024年9月にHiJoJoユニコーンファンドとして募集実績があります。
HiJoJoはゲーム業界に限らず、SpaceX、OpenAI、Stripe、Anthropicなど幅広い未上場企業のファンドを販売してきました。
下の画像は、HiJoJo公式サイトに掲載されている過去のファンド対象企業一覧です。
スペースX、ストライプ、アンソロピック、ディスコード、エピックゲームズなどが表示されています。


実際に2026年6月に上場したSpaceXは、2024年時点でHiJoJoユニコーンファンドが販売されていました。
マネックス証券ユーザーなら購入でき、投資できた人は上場時点で大きな利益を得ています。

Valveは外部投資家を受け入れていない以上、現時点でValveファンドが募集される可能性は高くありません。
ただし、HiJoJoのファンドラインナップは不定期に更新されるため、ゲーム関連の未上場企業に投資したい場合は会員登録して情報を追える状態にしておくのは選択肢のひとつです。
HiJoJoユニコーンファンドの確認項目
未上場株ファンドは上場株やインデックスファンドとはリスクの性質が違います。
申し込む前に、以下の項目を確認してください。
| 確認項目 | 見る理由 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 最低投資額 | 余剰資金で入れるか | 生活防衛資金を削るなら見送り |
| 手数料 | 申込時・運用中・成功報酬で差が出る | 年率だけでなく合計で見る |
| 運用期間 | 上場や売却まで資金が拘束される | 数年使わないお金か確認 |
| 途中換金 | 急に売れない可能性がある | 流動性はかなり低めに見る |
ルート①:HiJoJo公式サイトから申し込む
HiJoJo公式サイト(HiJoJo.com)から直接会員登録し、ファンドの募集開始を待つルートです。
- HiJoJo.comで会員登録する
- 新しいファンドの募集情報を確認する
- 投資先、最低投資額、手数料、運用期間を読む
- 途中換金できない期間を確認して申し込む
HiJoJoのファンドは募集開始から約2週間で締め切られるケースが多く、先着順です。
会員登録しておけば募集開始時にメールで通知が届きます。
ルート②:マネックス証券経由で申し込む
マネックス証券はHiJoJoユニコーンファンドの販売パートナーです。
マネックス証券の口座を持っていれば、マネックスの管理画面からHiJoJoファンドに申し込めます。
- 大手ネット証券の口座からHiJoJoユニコーンファンドへ投資できる
- 関連銘柄や米国株も同じ口座で管理できる
- 未上場ファンドの募集がない時期でも、別の投資方法を比較しやすい
ただし、どちらで投資する場合でもHiJoJoユニコーンファンドの募集は2週間しかないので、事前に口座を持っていなければ投資したくてもできない場合があります。
そのため、事前にマネックス証券で口座を開設しておき、募集が始まったら確認する流れがオススメです。
よくある質問
- QSteamは上場している?
- A
Steamはサービス名であり会社ではありません。Steamを運営するValve Corporationは非上場企業で、証券取引所にティッカーシンボルは存在しません。1996年の創業以来、一度もIPOを行っていません。
- QSteamの運営会社の株価はいくら?
- A
Valve Corporationは非上場で株価は存在しません。企業価値は推定で数百億ドル規模とされますが、Valveは外部からの資金調達も決算公開も行っていないため、Epic GamesやSpaceXと違って資金調達時の評価額という基準もありません。Forbesはニューウェル氏の資産から逆算してValveを推定しています。
- QSteamに株主優待はある?
- A
ありません。株主優待は日本独自の制度で、アメリカ企業にはほぼ存在しません。そもそもValveは非上場で一般投資家が株主になれないため、株主優待を設ける前提がありません。
- Q日本の「バルブ」銘柄はSteamと関係ある?
- A
一切関係ありません。日本の株式市場で「バルブ」と名前のつく企業(岡野バルブ製造、TVEなど)は配管用の工業バルブを製造するメーカーです。ゲーム会社のValve Corporationとは業種も資本関係も異なる別会社です。



