はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではPCスペックレビューのプロである私がIllustratorへおすすめのノートパソコンを解説しています。
コストパフォーマンスが高くて安いモデルも紹介しているので、イラレ用ノートパソコンを探している場合は参考にしてください。
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illustratorの推奨ノートPCスペック一覧
illustratorの最低動作スペック
Illustratorの最低動作スペックは下表になっており、基本的にはグラフィックボードを搭載したノートパソコンが要求されています。
illustrator | 最低動作スペック |
---|---|
OS | Windows10、Windows11(64ビット) macOS11以降 |
CPU | Intel マルチコアCPU SSE 4.2以降 AMD Athlon 64以降 Appleシリコン |
メモリ | 8GB以上 |
グラボ | VRAM1GB以上 OpenGL バージョン 4.0 以上をサポート |
ストレージ | 2GB以上の空き容量 |
一応、Intelの最新内臓GPU「Iris Xe Graphics」などであればグラボなしでも最低動作スペックを上回りますが、基本的にはグラボ必須と考えるべきでしょう。
また、Adobe系ソフトはソフト単体で起動するのではなく、CreativeCloudを一緒に起動することがほとんどなので実際に使用するメモリ量は最低動作スペックよりも多くなります。
いずれにしても最低動作スペックを満たしただけではIllustratorを快適に使える訳ではないので、次章で解説する推奨スペックを上回るべきです。
illustratorの推奨スペック
Illustratorの推奨スペックは下表になっており、VRAM4GB以上のグラボと16GB以上のメモリを要求していることが特徴的です。
illustrator | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows10、Windows11(64ビット) macOS11以降 |
CPU | Intel マルチコアCPU SSE 4.2以降 AMD Athlon 64以降 Appleシリコン |
メモリ | 16GB以上 |
グラボ | VRAM4GB以上 OpenGL バージョン 4.0 以上をサポート |
ストレージ | SSD 2GB以上の空き容量 |
VRAM4GBのグラフィックボードには下記があり、どちらも2018~2020年ごろにはエントリークラスのゲーミングPCに搭載されるほどのグラフィック性能があります。
- NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti
- NVIDIA GeForce GTX 1650
また、現在家電量販店で販売されているノートパソコンの多くはメモリ8GBですが、Illustratorの推奨スペックは16GB以上のメモリを要求しています。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
16GB以上のメモリはゲーミングPCクラスの大容量なので、Illustratorを利用するためには「ゲーミングPCクラスのスペックガ必要」と考えるべきでしょう。
次章の「illustratorにおすすめの安いノートパソコン8選」では推奨スペックを満たしたノートパソコンを紹介しているので、ノートパソコン選びの参考にしてください。
illustratorにおすすめの安いノートパソコン8選
Illustratorへオススメできる安いノートパソコンには下記があるため、詳しい内容や価格を解説していきます。
パソコン工房 SENSE-15FH127-i7-UHSX
Illustratorにオススメしたい1台目の安いノートPCは、パソコン工房の「SENSE-15FH127-i7-UHSX」です。
SENSE-15FH127-i7-UHSXの価格は103,800円であり、パソコン工房のクリエイター向けノートPCです。
項目 | SENSE-15FH127-i7-UHSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 12650H(10コア16スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
グラボ非搭載ノートPCですが、Intelの高性能内臓GPUを搭載しており、グラフィックス性能だけであればIllustratorの推奨グラフィックスを超えています。
CPUにIntelのハイエンドクラスを採用しており、Illustratorや動画編集などのクリエイティブ活動で使用できる性能です。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
M.2SSDなので起動や読み込みも早く、16GBのメモリによってIllustrator単体での使用ならメモリ不足にもなりにくいです。
Illustratorを他のソフトと同時に使用する場合は重くなりやすいですが、Illustratorのみを使用するのであれば十分オススメできるスペックです。
Apple MacBook Air
Illustratorにオススメの安いノートPC2台目は、AppleのノートPC「MacBook Air」です。
MacBook Airには様々なシリーズがありますが、IllustratorのみであればM1チップを搭載したMacBook Air M1(約11万円)でも十分です。
項目 | MacBook Air M1 |
---|---|
OS | macOS |
CPU | Apple M1チップ |
グラフィックス | Apple M1チップ |
メモリ | 8GB(カスタム可能、16GB以上推奨) |
ストレージ | SSD:256GB(カスタム可能) |
IllustratorはmacOSでもWindowsと同じように利用でき、MacBookならではのメリットもあります。
MacBook Airであれば通常のディスプレイよりも現実での描写に近いため、印刷や広告業界でIllustratorを活用する場合はオススメです。
マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A
Illustratorにオススメの安いノートパソコン3台目は、マウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-A」です。
DAIV R4-I7G50WT-Aの価格は109,800円であり、マウスコンピューターのクリエイターPCです。
項目 | DAIV R4-I7G50WT-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-12650H |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3050 |
ストレージ | 512GB (M.2 NVMe SSD) |
DAIV R4-I7G50WT-Aには下記の特徴があり、10万円台の安い価格でグラフィックボードを搭載したノートパソコンです。
Intelの12世代ハイエンドCPUとNVIDIAのエントリー向けグラボ「RTX3050」を採用したPCであり、ノートPCでもIllustratorを快適に利用できます。
マウスコンピューターは3年間のセンドバック修理保証があるので、故障しても送料分だけの負担で直してもらえます
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A5G60GN-A
Illustratorにオススメの安いノートPC4台目は、マウスコンピューターの「NEXTGEAR J6-A5G60GN-A」です。
NEXTGEAR J6-A5G60GN-Aの価格は139,800円であり、エントリークラスのゲーミングノートPCです。
項目 | NEXTGEAR J6-A5G60GN-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 7535HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
AMDのミドルレンジCPUとNVIDIAのノートPC向けグラボを採用しており、IllustratorのGPU機能も使えるノートパソコンです。
高性能なグラフィックボードを搭載していながら14万円以内で購入できるため、Illustratorを本格的に利用した方にとっては安いノートパソコンです。
パソコン工房 SENSE-15FX155-i7-PLSX
Illustratorにオススメの安いノートパソコン5台目は、パソコン工房のノートPC「SENSE-15FX155-i7-PLSX」です。
SENSE-15FX155-i7-PLSXの価格は174,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FX155-i7-PLSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
IntelのハイエンドCPUとエントリー向けグラフィックボードを搭載したハイスペック機であり、下記の特徴があります。
15万円を超えてくるため価格は大きいですが、性能を考えれば20万円以下で購入できるのは安いです。
金利&手数料0円で分割払いも可能なので、Illustratorで本格的に仕事やクリエイティブ活動をしたい方にオススメです。
マウスコンピューター DAIV Z6-I7G60SR-A
Illustratorにオススメの安いノートPC6台目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV Z6-I7G60SR-A」です。
DAIV Z6-I7G60SR-Aの価格は289,800円であり、32GBの大容量メモリを搭載しています。
項目 | DAIV Z6-I7G60SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i7-13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 289,800円 |
単純な価格だけを見れば高いですが、30万円以内で「高性能グラボ」「ハイエンドCPU」「32GBの大容量メモリ」を搭載しており、スペックを考えれば十分安いノートパソコンです。
マウスコンピューターであれば最大36回まで手数料無料で分割払いできるため、月々の支払額を安くすることも可能です。
パソコン工房 LEVEL-17WG181-i7-VLSX
Illustratorにオススメの安いノートパソコン7台目は、パソコン工房の「LEVEL-17WG181-i7-VLSX」です。
LEVEL-17WG181-i7-VLSXの価格は369,800円であり、ハイエンドモデルのゲーミングノートになります。
モデル名 | LEVEL-17WG181-i7-VLSX |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 13700HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4080 laptop |
メモリ | 32GB (16GB×2) |
ストレージ | 500GB(M.2 SSD) |
IntelのハイエンドCPUとNVIDIAのハイクラスグラフィックボードを搭載しており、下記の特徴があります。
RTX 4080 laptopにより、ノートパソコンでもサイバーパンク2077やPortal with RTXなどの激重ゲームを100FPS以上でプレイできるスペックがあります。
サイバーパンク2077は現在のPCゲーム界でもトップクラスの重さです
もちろん、サイバーパンクがプレイできるクラスなのでIllustratorなら余裕であり、イラレとフォトショの同時使用も可能です。
しかも、パソコン工房であればPayPayの大還元キャンペーンやセールがあるため、定価よりも安く購入できる可能性があります。
マウスコンピューター DAIV Z6-I9G70SR-A
IllustratorにオススメのノートPC8台目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV Z6-I9G70SR-A」です。
DAIV Z6-I9G70SR-Aの価格は399,800円であり、具体的なノートパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | DAIV Z6-I9G70SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i9 13900H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop |
メモリ | 64GB |
ストレージ | SSD:2TB |
価格 | 399,800円 |
Intelの超ハイエンドCPUと高性能グラボ、64GBの大容量メモリを搭載しており、Illustratorを使いながらライブ配信もできる性能です。
家電量販店で購入すると50万円以上になる性能なので、40万円以内で購入できるのは十分安いと言えます。
illustrator用おすすめノートパソコンの選び方
Illustrator用の安くてオススメのノートパソコンを選ぶときは下記へ注意しなければいけないので、詳しい選び方を解説していきます。
選び方1:CPUはコスパ重視で十分
Illustrator用ノートパソコンを選ぶ際、CPUはIntelやAMDのミドルレンジ~ハイエンドで十分なケースがほとんどです。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
現在のミドルレンジ~ハイエンドであればスレッド数が多いCPUばかりなので、Illustratorのようなクリエイティブ活動へ十分使えます。
レイヤーや他のアプリとの連携、エフェクトの管理などを快適に処理するにはグラボよりCPUの性能が重要
最新世代のCPUであればミドルレンジでも十分すぎる性能なので、CPU性能はコスパを気にして選ぶとよいでしょう。
もしノートパソコンのCPU性能がよく分からない場合は「illustratorにおすすめの安いノートパソコン8選」を参考にしてください。
選び方2:メモリは16GB以上推奨
Illustrator用の安いノートパソコンを選ぶ場合、メモリは32GB以上がオススメであり、最低でも16GB以上は絶対に欲しいです。
CPUと同様、Illustratorで複数のレイヤーやアイテムを管理し、操作する場合はメモリを占有しやすいです。
また、資料を見ながら画像を編集したり、画像素材を加工してIllustratorに使用したりすると、メモリに負荷がかかります。
PCのメモリに余裕がないと「カクつく」「カーソルが飛ぶ」などが起きやすく、フリーズの機会も増えます。
メモリを16GB→32GBにしたらillustratorが全くフリーズしなくなったんだけど、この環境を1週間前に導入したかった……
引用元:https://twitter.com/_nagt
やっぱこれまではメモリ不足でSSDを仮想メモリとして使ってたからパフォーマンス出なかったのかな、技術的なことはようわからん
そのため、Illustratorを快適に使いたい場合は最低でも16GB以上、可能なら32GB以上のメモリを搭載したノートパソコンがオススメです。
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注意点3:グラボは用途に応じて選ぶ
Illustrator用ノートパソコンを選ぶ場合、最新の内臓GPUを搭載していればグラボは必須ではありません。
ペンタブ等で平面のイラストを描く程度の画像処理であれば、CPU内臓グラフィックスでも対応可能です。
グラボがあれば拡大&縮小がよりスムーズになります
逆に、3D処理のほとんどはグラボなしのノートPCでは適用されないので、3D処理を行いたい場合はグラボ搭載ノートパソコンが必須です。
とは言え、ゲーミング用途のような性能は必要なく、エントリーモデルのNVIDIA GeForce 3050程度でも十分です。
Illustrator以外でグラボを使用する場合は別ですが、基本的にグラボはコスパ重視で選んで大丈夫でしょう。
下記のグラボ搭載ノートパソコンであればIllustratorを快適に使え、コストパフォーマンスにも優れているのでオススメです。