はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に書くと、AutoCADで2Dの図面を作るだけならグラフィックボード無しでも可能ですが、3Dモデリングあれば必須です。
マウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIV」なら3DCAD向けのモデルがあり、グラボも搭載されているのでオススメです。
AutoCADにグラボは必要?推奨スペックや注意点
結論から書くと、AutoCADの推奨スペックは下表になっており、推奨PCスペックではグラフィックボードが必須になっています。
項目 | 必要最低PCスペック | 推奨PCスペック |
---|---|---|
OS | Windows10/11、MacOS10.15以降 | Windows10/11、MacOS10.15以降 |
CPU | 2.5〜2.9GHzのプロセッサ | ベース:3GHz以上のプロセッサ ターボ:4GHz以上のプロセッサ |
メモリ | 8GB | 16GB |
グラフィックス (グラフィックボード) | 1GBのGPU、帯域幅29GB/s | VRAM4GB、帯域幅106GB/s |
ストレージ | 10GB以上 | SSD:10GB以上 |
AutoCADではCPUやグラフィックボードに性能が求められるため、18万円程度のPCが必要になります。
また、AutoCAD用のPC選びで失敗しないために大事な注意点を3つ紹介していきます。
PCパーツの基本的な説明は下記を参考にしてください
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
連続的な演算処理能力に優れており、PCゲームの描画や仮想通貨のマイニング、CADの3Dモデリングなどで重要になるパーツです。
一般的に「ゲーミングPC=グラボ搭載PC」と認識されています。
グラフィックボードと同じ機能ですが、演算処理能力はグラボよりも低く、PCゲームや動画編集などではスペック不足になりやすいです。
ただし、グラボを搭載しなくても良い分、PCの価格が安くなります。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
注意点1:CPUはハイエンド以上がおすすめ
AutoCADは低クロック数&低コア数のCPUでも動きますが、AutoCAD用であれば性能が高いハイエンドCPU以上がオススメです。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
もし性能の低いCPUで図面の重ね合わせやスクリプトの同時実行などをすると、CPUへの負荷が増大し、カクツキや処理落ちの原因になります。
しかし、ハイエンドCPUであればコア数やクロック数が大きいので、AutoCADでのカクツキや処理落ちが減ります。
コア数 | スレッド数 | クロック数 |
---|---|---|
コアはCPU内の処理装置であり、1つのCPUに複数のコアがある。 複数のコアがあれば、複数の処理を並列で行える。 | スレッド数はパソコンから認識されているコア数のこと。 本来、コアは1つの処理しかできない。 しかし、低負荷の処理なら2つ同時にできる。 | クロック数はCPUが処理をする時に発する信号を扱う速さ。 数値が高いほど、同じ時間内により多くの処理ができる。 |
AutoCADの多彩な機能を快適に使用するためにも、迅速に処理できるハイエンドCPUを選ぶことがオススメです。
マウスのクリエイター向けブランド「DAIV」ならハイエンドCPU搭載PCを扱っており、3DCAD用の特集PCもあります。
マウスコンピューター自体が国内メーカーであり、多くのクリエイターから支持されている人気ブランドなのでオススメです。
注意点2:グラフィックボードは必須
AutoCADは2Dの設計でもグラフィックボードの搭載が推奨されており、3Dの設計なら確実にグラフィックボードが必要です。
連続的な演算処理能力に優れており、PCゲームの描画や仮想通貨のマイニング、CADの3Dモデリングなどで重要になるパーツです。
一般的に「ゲーミングPC=グラボ搭載PC」と認識されています。
3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行う半導体チップ(プロセッサ)であり、画面表示や画像処理に特化しています。
近年では、画像や映像を利用する機会も増えており、より速く、よりきれいに画像・映像を映す際はGPUが欠かせません。
グラフィックボードと同じ機能ですが、演算処理能力はグラボよりも低く、PCゲームや動画編集などではスペック不足になりやすいです。
ただし、グラボを搭載しなくても良い分、PCの価格が安くなります。
高速な読み書きができるRAMの一種であり、「ビデオメモリ」とも呼ばれます。
VRAM容量は処理性能に影響する重要な数値なので、最近では2~24GBのVRAMを搭載したGPUが多い傾向にあります。
一般的なグラボはPCゲーム向けのGeForceシリーズが有名ですが、AutoCADでは業務向けのQuadroやRTX Aシリーズが推奨されています。
業務向けグラボは価格も高め…
一応、ゲーム向けのグラフィックボードでもAutoCADは使えますが、AutoDesk社が検証したグラボは業務向けばかりです。
そのため、予算に余裕がある場合は公式でも検証されている業務向けグラボ搭載PCがオススメです。
パソコン工房にもクリエイター向けPCシリーズ「SENSE」があり、RTX Aなどのハイスペックグラボも取り扱っています。
SENSEの中でも「3DCAD向けモデル」があるので、PCスペックが分からない場合はパソコン工房もオススメです。
注意点3:メモリとストレージは大容量を推奨
AutoCADでは16GB以上のメモリが推奨されており、もしメモリが少ないと「処理に時間がかかる」「処理落ちする」が起きます。
項目 | 必要最低PCスペック | 推奨PCスペック |
---|---|---|
OS | Windows10/11,MacOS10.15以降 | Windows10/11,MacOS10.15以降 |
CPU | 2.5〜2.9GHzのプロセッサ | ベース:3GHzのプロセッサ ターボ:4GHzのプロセッサ |
メモリ | 8GB | 16GB |
グラフィックス (グラフィックボード) | 1GBのGPU、帯域幅29GB/s | VRAM4GB、帯域幅106 GB/s |
ストレージ | 10GB以上 | SSD:10GB以上 |
CPUが作業スタッフだとしたらメモリはCPUの作業机なので、CPUの性能だけが高くても意味がありません。
狭い机では作業効率も落ちてしまうからね
特に下記のような作業をしたい場合は複雑な設計でなくてもメモリ容量が求められるため、16GB以上のメモリが必要です。
- zoom越しにAutoCADの画面を見せる
- ExcelやWordで表や書類作成と並行する
- Photshop等でテクスチャを作る
そして、3Dデータを自身のPCで保存していく場合はストレージ容量も必要なので、メモリとストレージは大容量がオススメです。
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AutoCADにオススメのPC5選【推奨】
AutoCADの推奨スペックを満たしたオススメのクリエイターPCを紹介します。
パソコン工房 SENSE-M3P5-R57X-RLX
AutoCADにオススメのPC1台目は、パソコン工房から販売中の『SENSE-M3P5-R57X-RLX』です。
SENSE-M3P5-R57X-RLXの価格は164,800円であり、PCのスペックは下表です。
項目 | SENSE-M3P5-R57X-RLX |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 5700X |
メモリ | 16GB(増設可能) |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB |
ストレージ | SSD:1TB |
グラボにAutoDesk社が検証したNVIDIA-T1000以上の性能を持つGeForce RTX4060を採用しており、安心してAutoCADが使えるPCスペックです。
ただし、CPUはコスパ重視なので、小規模ならともかく、中規模以上の設計では遅いと感じることもあります。
初心者向けなPCスペック
マウスコンピューター DAIV FX-I7G60
2台目に紹介するのはマウスコンピューターから販売中の『DAIV FX-I7G60』であり、AutoCADにも使えるクリエイターPCです。
DAIV FX-I7G60の価格は254,800円であり、具体的なPCスペックは下表です。
項目 | DAIV FX-I7G60 |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7-14700KF |
メモリ | 16GB(増設可能) |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX 4060 |
ストレージ | SSD:1TB |
CPUにi7-14700KF、グラフィックボードにRTX4060を搭載しており、小〜中規模の設計であれば十分快適に行えます。
メモリが初期構成だと16GBなので増設注文したいですが、ストレージが1TBもあるため、3Dデータを扱う設計にはオススメです。
マウスコンピューター DAIV FX-I7N2A
3台目に紹介するのはマウスコンピューターから販売中の『DAIV FX-I7N2A』であり、AutoCADにも使えるクリエイターPCです。
DAIV FX-I7N2Aの価格は344,800円であり、具体的なPCスペックは下表です。
項目 | DAIV FX-I7N2A |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7-14700KF |
メモリ | 32GB(増設可能) |
グラフィックボード | NVIDIA RTX A2000 12GB |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックボードへT1000やRTX4060以上の性能を持つA2000を採用しており、中規模のシミレーションにも使える性能です。
32GBの大容量メモリを搭載しているおかげでAutoCADが重くなりにくいため、快適に開発やCADを行いたい人にオススメです。
パソコン工房 SENSE-F076-147F-NNX
AutoCADにオススメのPC4台目は、パソコン工房から販売中の「SENSE-F076-147F-NNX」です。
SENSE-F076-147F-NNXの価格は427,700円であり、グラボやCPUのスペックは下表です。
項目 | SENSE-F076-147F-NNX |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i7 14700F |
メモリ | 32GB(増設可能) |
グラフィックボード | NVIDIA RTX A4500 |
ストレージ | SSD:1TB |
グラボに約30万円のRTX A4500を採用しており、大規模データを使用したシミュレーションも可能です。
CPUへIntelのハイエンドモデル、メモリへ32GBの容量があるため、AutoCAD以外のクリエイター作業でも活躍するスペックです。
マウスコンピューター DAIV FX-I7N60
5つ目に紹介したいPCはマウスコンピューターのデスクトップPC「DAIV FX-I7N60」であり、完全に業務向けのPCです。
DAIV FX-I7N60の価格は1,169,800円(WEB限定)であり、具体的なスペックは下表の通りです。
項目 | DAIV FX-I7N60 |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-14700KF |
グラフィックボード | NVIDIA RTX A6000 |
メモリ | 32GB(増設可能) |
ストレージ | SSD:2TB |
CPUへハイエンドのCore i7、グラフィックスは48GBのメモリを持つRTX A6000を搭載しています。
RTX A6000は単体で50万円超えのグラボ!
価格は高いですが、3DCADで大規模な設計をしたい場合は十分候補に入るPCなので、AutoCADの用途によってはオススメのPCです。