はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論から言うと、CLIP STUDIO PAINT にiPad版の買い切りプランは用意されておらず、サブスクでしか契約できない仕様になっています。
ただし、2年以下の利用であればサブスクが安く、タブレットPCを活用すれば買い切り版も利用できます。
iPad版クリスタに買い切り版はない?対処法3選
CLIP STUDIO PAINT の料金プランは下表になっており、iPadには買い切り版のプランが用意されていません。
プラン・端末 | Windows/Mac | Windows/Mac/iPad/iPhone /Galaxy/Android/Chromebook | iPhone/Galaxy/Androidのみ |
---|---|---|---|
CLIP STUDIO PAINT PRO | 買い切り:5,000円 サブスク:月額480円 サブスク:年額2,800円 | サブスク:月額480円 サブスク:年額2,800円 | サブスク:月額100円 サブスク:年額700円 |
CLIP STUDIO PAINT EX | 買い切り:23,000円 サブスク:月額980円 サブスク:年額7,800円 | サブスク:月額980円 サブスク:年額7,800円 | サブスク:月額300円 サブスク:年額2,000円 |
もちろん、Mac用のCLIP STUDIO PAINT はiPadで起動できず、iPhone用に提供されている機能制限版も使えません。
つまり、iPadでCLIP STUDIO PAINT を使いたい場合はサブスクで契約するしかありません。
しかし、iPadで買い切り版のCLIP STUDIO PAINT を使えるいくつかの対処法があるので、詳しい内容を解説します。
- タブレットPCを利用
- 3ヶ月間無料で使う
- iPadを液タブ&ペンタブ化
対処法1:タブレットPCを利用
iPadの場合は買い切り版を購入できませんが、WindowsOSを搭載したタブレットPCであれば買い切り版を購入しつつ、画面上へ直接描き込めます。
ただし、タブレットPCとして主流なChromeBookは買い切り版が買えないので、必ずWindowsを搭載したタブレットPCを選んでください。
Windowsを搭載したタブレットPCとしてはMicrosoftのSurface Proシリーズが有名であり、イラストレーターにも使われているモデルです。
Surface Proであれば価格帯もiPad ProやAirに近く、モデルによってはiPad以下の価格で購入できるのでオススメです。
対処法2:3ヶ月間無料で使う
iPadではCLIP STUDIO PAINT の買い切り版を購入できませんが、実は初回であれば3ヶ月間も無料で使えます。
そのため、まずは3ヶ月間無料で使ってみてからiPadで有料版CLIP STUDIO PAINT を買うべきか検討しても良いでしょう。
また、PC用の買い切り版とiPadのサブスク料金を比較すると下表であり、年額であれば3年目までは差が小さいです。
プラン・年数 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
---|---|---|---|
買い切り版 | 23,000円 | 23,000円 | 23,000円 |
サブスク(年額) | 7,800円 | 15,600円 | 23,400円 |
サブスク(月額) | 11,760円 | 23,520円 | 35,280円 |
3年目もあればCLIP STUDIO PAINT の新バージョンが公開されることも珍しくないため、サブスクでもあまり割高には感じない可能性があります。
そのため、普通にiPadでサブスク版CLIP STUDIO PAINT を契約するのもオススメです。
対処法3:iPadを液タブ&ペンタブ化
iPadではCLIP STUDIO PAINT の買い切り版を購入できませんが、iPadとPCを連携すれば液タブ(ペンタブ)のように使えます。
Luna Displayを使えばWindowsのPCでもiPadを液タブ化できるので、Windows用の買い切り版を購入すれば間接的にiPadで利用できます。
もちろん、iPadでCLIP STUDIO PAINT を起動している訳ではないので、若干の遅延があるものの、iPadで買い切り版を使える点は大きなメリットです。
iPad版クリスタはなぜ買い切りがない?
iPad版のクリスタで買い切り版を出さない詳細な理由は不明ですが、下記の理由があると考えられます。
- 開発コストがかかる
- ソフトのサブスク化
理由1:開発コストがかかる
CLIP STUDIO PAINT はPCユーザーが多いため、PCよりもユーザー数が少ないiPadユーザーへあまりコストをかけられない可能性があります。
しかも、ほとんどのiOSアプリはiPhoneとiPadで同一ですが、CLIP STUDIO PAINT はiPhoneとiPadで別のアプリを提供しています。
そのため、余計に開発コストがかかりやすく、持続的に収益が見込めるサブスク型でなければサービスの提供が難しい可能性があります。
理由2:ソフトのサブスク化
CLIP STUDIO PAINT に限らず、今はあらゆるソフトがサブスク型へ移行しており、AdobeCCやOfficeもサブスクが当たり前になっています。
そのため、時代が経てばiPadだけでなく、WindowsやMac版のCLIP STUDIO PAINT もサブスクのみに変わる可能性があります。
AdobeやMicrosoftもサブスクに切り替えてから利益が大幅に増えたみたいです
サブスク化の流れは止められないので、iPad版で買い切りが提供されないのも仕方ないでしょう。