はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論から書くと、恋声はWindowsのみに対応したソフトウェアですが、実はMacで仮想Windowsを動かせるParallels Desktopを使えばMac上で恋声が起動します。
恋声の起動手順が「Mac起動→Parallels でWindows起動→恋声起動」なので少し手間ですが、普通のWindowsと同じように恋声を利用できます。
ただし、Parallels だけではWindowsのライセンス認証ができず、仮想Windowsでマイクや音声出力を変更できません。
市販のWindows搭載PCならライセンス認証済みで販売されてるけど、自分で入れた場合は別途ライセンスを購入する必要があります
そのため、Mac上で恋声を使いたい場合は「Parallels 」と「Windowsライセンス」の2つが必要です。
恋声はMacで使えない?【MacBook】
恋声はWindowsで動くフリーソフトなので、MacやChromeBookでは起動することすらできません。
恋声は「.exe」のファイルなので、Macでは開けません
しかし、MacへWindowsの環境を導入すれば恋声がMac上で使えるようになるため、詳しい方法を解説します。
BootCampでWindowsを入れる
恋声はWindows以外へ対応していませんが、Intel製CPUを搭載したMacならBootCampを使えば純正のWindowsを導入できます。
BootCampの特徴は下記であり、Appleシリコン(M1チップやM2チップなど)のMacが発売されるまではWindowsを導入する代表的な方法でした。
- 起動時にMacかWindowsを選べるようになる
- BootCampはAppleの純正アプリ(初期インストール済み)
- Windowsのライセンスさえあれば導入は簡単
- WindowsのPCスペック=Mac本体の性能
しかし、BootCampはM1チップ以降のMacへ対応しておらず、Intel製CPUを搭載した古いMacでしか使えません。
年代で言うと、2020年以降に発売されたMacは対応していません
Intel製CPUを搭載したMacの場合はBootCampの指示へ従うだけでWindowsを導入でき、恋声をMac本体で起動したWindows上で使えるようになります。
ただし、BootCampでMacへWindowsを導入する時は下記のようなWindowsのライセンスが必要です。
ライセンスは15,000円くらいなので、PCを買うよりは安い
Parallelsで仮想Windowsを入れる
M1チップ以降のMacで恋声を使いたい場合は、Parallels ならWindowsの仮想環境を作れるため、Macでも恋声を起動できるようになります。
そもそもParallels とはMacで仮想のWindowsやLinuxなどを起動できるソフトであり、下記のメリットがあります。
- Macの処理速度があまり落ちず、動作も軽い
- MacとWindows間でコピペやドラッグ&ドロップが可能
- Boot Campよりも気軽にWindowsを使える
- M1チップ以降のMacにも対応(Boot Campは非対応)
現状、M1チップ以降のMacへWindowsを導入する方法はParallels しかないため、Macで恋声を使いたい場合は必須のソフトです。
Parallels の料金プランは下表のようになっており、無料のTrial版でも恋声の起動を確認できます。
プラン名 | Trial | Standard | Pro | Business |
---|---|---|---|---|
価格 | 無料 | 10,400円 | 11,700円/年 | 147,00円/年 |
ライセンス | 14日間 | 永続ライセンス | 1年間 | 1年間 |
アップデート | 更新なし | 更新なし | 更新あり | 更新あり |
補足 | 無料のプラン | 普通のプラン | 電話サポートあり | 企業向けプラン |
ただし、Parallels で起動するWindowsはライセンスの認証をしていないので、マイクや出力先の変更ができません。
ライセンスなしでもWindowsは動きますが、音声関係の設定を変更できない
恋声を使う時は専用のマイクやOBSへの出力へ切り替えたいと思うので、別途Windowsのライセンスも必要です。
Windowsサーバーをレンタルする
M1以降のMacへWindowsを入れることはできませんが、Windowsサーバーを利用すればMacやChromebookでWindowsをアプリ感覚で使えます。
Windowsサーバーとは、自身のPCやスマホからリモートアクセスできるWindows環境であり、24時間365日稼働しています。
感覚としては「本体が無いWindowsパソコンをリモート操作している状態」に近く、Officeや恋声などのソフトも使えます。
リモートアクセスさえ出来れば良いため、自身の端末がMacやChromebookでもWindowsサーバーが利用でき、間接的にWindows専用アプリも利用できます。
最近ではリモートワークに使われることが多く、どんな場所でも同じWindowsを操作できる利点が重宝されています。
導入ハードルはBootCampやParallels より高いものの、Windowsサーバーは純正のWindowsを利用できるので、Windows専用ソフトにも対応しています。
リモートアクセスならM1以降のMacでもOK!
国内で利用できるWindowsサーバーには下記があるため、MacでWindows専用の恋声を使いたい場合は参考にしてください。
サービス名 | メモリ1GB | メモリ2GB | メモリ3GB | メモリ4GB | メモリ6GB | メモリ8GB | メモリ16GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ConoHa for Windows Server | 月額1,077円 | 月額2,178円 | 月額2,178円 | 月額4,296円 | 月額8,470円 | 月額8,470円 | 月額15,972円 |
Xserver for Windows | 月額1,980円 | 月額1,980円 | 月額1,980円 | 月額3,960円 | 月額7,920円 | 月額7,920円 | 月額15,840円 |
ABLENET VPS | 月額1,936円 | 月額1,936円 | 月額2,513円 | 月額4,472円 | 月額4,472円 | 月額6,661円 | 月額14,036円 |
【Macで恋声】Parallelsの導入方法
Parallels であれば最新のMacでも簡単に恋声を使えるので、詳細な導入方法を解説します。
Parallels導入方法1:公式サイトへアクセス
Parallels公式サイトへアクセスし、「製品」から「Parallels Desktop for Mac」をクリックします。
最新版のParallelsが表示されるので「今すぐトライ」をクリックします。
すると、無料トライアルをダウンロードできるページへ移動するので「無料トライアルをダウンロード」をクリックしてください。
無料トライアルのダウンロードが始まるので、「保存」をクリックして完了するまで待ってください。
Parallels導入方法2:Parallelsをインストール
Parallelsのダウンロードが完了したら、ダウンロードファイルをクリックしてインストーラーを起動します。
インストーラーを起動すれば自動でParallelsがMacへインストールされるので、しばらく待ってください。
Parallels導入方法3:Windowsをダウンロード
Parallels のインストールが完了したら、Windowsをダウンロードしましょう。
M1チップ以降のMacを使ってる場合は下画像の表示が出るので「続行」をクリックし、画面の指示に従ってWindowsをダウンロード&インストールしてください。
しばらく進めるとWindowsのダウンロード&インストールが完了し、MacでWindowsを使えるようになります。
これでParallels の導入は完了なので、後は仮想Windows上で恋声をインストールするだけです。
Parallelsで恋声をダウンロード【Mac】
Parallels で仮想Windowsを導入したら、仮想Windows上のMicrosoft edgeで恋声を検索し、そのままダウンロードします。
ダウンロードした恋声はzipファイルになっているので、右クリックで「すべて展開…」を選択して解凍します。
解凍したファイルの「koigoe(x64)」をタブルクリックすると、恋声がMac上で起動します。
マイクや出力先などを変更したい場合はWindowsのライセンスが別途必要になるので、MicrosoftやAmazonなどで入手してください。