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VAIOで動画編集は可能?スペックや動画編集ソフトを解説

パソコン
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  • VAIOで動画編集はできる?
  • VAIOにオススメの編集ソフトは?
  • VAIOのPCスペックは十分?

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結論から言うと、2021年以降に発売&ミドルレンジ以上のCPUを搭載したVAIOであれば動画編集でも利用できます。

ちゃすく
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Core i5やCore i7を搭載したモデルがミドルレンジ以上

ただし、VAIOシリーズはグラフィックボードを搭載していないので、AdobeのPremiere Proなどを使いたい場合はPCスペック不足になりやすいです。

PowerDirectorで趣味程度の動画編集をする場合は十分なスペックがあるため、できるだけ軽量な動画編集ソフトを選ぶことがオススメです。

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VAIOで動画編集は可能?PCスペックを解説

VAIOはPowerDirectorなどの軽量な動画編集ソフトであれば十分利用できますが、本来はビジネス向けや学業向けのノートPCです。

そのため、動画編集の分野ではマウスコンピューターなどのクリエイターPCよりもコスパが悪く、AdobeのPremiere Proなどは利用しづらいスペックになっています。

そこで、下記の点からVAIOの特徴を解説し、動画編集にどれくらいオススメなのか具体的に紹介します。

  • OS
  • CPU
  • グラフィックス
  • メモリ
  • ストレージ

VAIOスペック1:OSは動画編集に問題なし

VAIOシリーズは「Windows11 Home 64ビット」か「Windows11 Pro 64ビット」を搭載しており、注文時に購入者が選べる仕様です。

動画編集の分野では上記のどちらでも大丈夫ですが、ビジネス面では下記のような違いがあります。

  • Windows11 Home 64ビット:
    個人向けのOS。一般的なWindowsのOSであり、Pro版よりも安い。利用者が1番多い。
  • Windows11 Pro 64ビット:
    ビジネス向けのOS。障害に強いファイルシステムを採用しており、セキュリティが強固。

Home版もPro版も使用できる動画編集ソフトは同じなので、費用も考えながら最適なOSを選ぶと良いでしょう。

Windows対応動画編集ソフト(一例)

VAIOスペック2:CPUはミドルレンジ以上

動画編集目的でVAIOのPCを選ぶ場合、CPUは絶対にミドルレンジ以上(Core i5)がオススメです。

実は、VAIOはその年に発売された最新のIntel製CPUを採用しており、他のPCメーカーよりも基礎的なCPU性能は高いです。

しかし、Intel製CPUには下記のクラスがあり、VAIOは「ローエンド」「ミドルレンジ」「ハイエンド」の3種類を採用しています。

CPUのクラス超ハイエンドハイエンドミドルレンジローエンド超ローエンド
IntelCore i9Core i7Core i5Core i3Pentium、Celeron
AMDRyzen 9Ryzen 7Ryzen 5Ryzen 3Athlon
※ハイエンドが高く、ローエンドが低い性能

ハイエンドクラスになればなるほどCPUの性能が上がるため、動画編集のようにPCスペックが求められる作業もできるようになります。

ちゃすく
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ローエンドの場合はPCが重くなりやすいので、編集中に落ちやすい

基本的に各種動画編集ソフトではミドルレンジ以上のCPUを推奨しているので、Core i5かCore i7が搭載されたVAIOがオススメです。

VAIOスペック3:グラフィックスにグラボなし

動画編集をする際はグラフィックボードと呼ばれるPCパーツが推奨されますが、VAIOはビジネス向けPCなのでグラボを搭載していません。

グラフィックボード(グラボ):画像や映像を処理するための部品「GPU」が集積されたPCパーツ。

連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCやクリエイターPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。

ヒカキンさんやフィッシャーズさんも使うPremiere Proは下表の通りVRAM4GB以上のグラボを推奨しており、VAIOのスペックではカクツキやすくなります。

PremierePro最低動作スペック推奨スペック
OSWindows10 64ビット以降Windows10 64ビット以降
CPUIntel 第6世代以降
AMD Ryzen 1000以降
Intel 第7世代以降
AMD Ryzen 3000以降
グラフィックスVRAM2GB以上HD画質:VRAM4GB以上、4K画質:VRAM6GB以上
メモリ8GB以上HD画質:16GB以上、4K画質:32GB以上
ストレージ8GB以上の空き8GB以上の空き(SSDを推奨)

そのため、VAIOで動画編集をしたい場合はグラボなしでも使える動画編集ソフトを選ばなければいけません。

PowerDirectorであればグラボなしのVAIOでも利用でき、機能数もPremiere Proへ匹敵するのでオススメです。

ちゃすく
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PowerDirectorは国内の動画編集ソフトでシェアNo1です

VAIOスペック4:16GBのメモリがオススメ

VAIOで動画編集をする場合、CPUのクラスと同じくらい気を付けなければいけない項目が「メモリ」です。

メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。

←ストレージ メモリ→

作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。

ちゃすく
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メモリが不足すると「PCが重くなる」「ソフトが急に落ちる」などの不具合で発生します

VAIOはPC注文時にメモリ量を選べるようになっており、初期値は8GBしかありません。

動画編集ソフトは扱うデータ量が多いため、8GBのメモリでは編集中にソフトやPCがフリーズしやすいです。

ちゃすく
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Premiere ProならHD画質でも16GBのメモリが必要です

また、ブラウザソフトでネットの情報を確認しながら動画編集する場合はさらにメモリが必要であり、8GBではメモリ不足に陥りやすいです。

そのため、動画編集用PCとしてVAIOの導入を考えている場合は注文時に16GB以上へカスタムすることをオススメします。

VAIOスペック5:ストレージは初期構成でもOK

VAIOのストレージは初期構成が「SSD:256GB」になっており、フルHDの動画なら10時間以上も保存できます。

一応、注文時にストレージを増設できますが、後から外付けSSDやDropboxなどを利用すればストレージ不足になることはありません。

ちゃすく
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個人的にはネット環境さえあればどこでもデータを取り出せるDropboxがオススメです

SSDを採用していることでHDDよりも起動や読み込みが速いため、ストレージに関してはVAIOの初期構成でも十分です。

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正直、VAIOのPCは動画編集にオススメ?

VAIOは趣味程度の動画編集であればオススメできますが、プロやYouTuberとしての活動を目指している場合は下記の理由からあまりオススメできません。

  • VAIOのコスパが悪い
  • グラフィックボードが無い
  • 長時間利用に難あり

VAIOのコスパが悪い

VAIOは性能と価格だけで見ればあまりコスパが高くなく、実際にパソコン工房のノートPCと比較した結果が下表です。

項目VAIO
VAIO S15(VJS1551)
パソコン工房
LEVEL-17FX153-i7-NASX
両者の違いや特徴
OSWindows11 Home 64ビットWindows11 Home 64ビット同じ
CPUIntel Core i7 12700HIntel Core i7 12700H同じ
グラフィックスIntel Iris Xe Graphics
(内蔵GPU)
NVIDIA GeForce RTX 3050 laptop
(グラフィックボード)
パソコン工房のノートPCはグラボ搭載
VAIOのノートPCは内蔵GPU
メモリ8GB16GBメモリが多いほど、
複数のソフトや重いソフトを起動しやすい
ストレージSSD:128GBSSD:500GBストレージが多いほど、
多くのデータを保存できる
価格(税込)179,800円169,800円価格はパソコン工房のノートPCが安い

VAIOの価格はパソコン工房よりも高いですが、「グラフィックス」「メモリ」「ストレージ」の3点で劣っています。

上記のような結果から「VAIOは高いだけ」と呼ばれることも多く、決してコスパが高いPCではありません。

もし動画編集用にコストパフォーマンスが高いPCを求めている場合は、パソコン工房がオススメです。

グラフィックボードが無い

VAIOはビジネス向けPCとして販売されているので、ゲーミングPCやクリエイターPCのようにグラフィックボードが搭載されていません。

グラボがなくても動画編集はできるものの、グラボがあれば下記が可能なことも事実です。

  • 動画編集ソフトのプレビュー画面が滑らか
  • 編集動画のエンコード時間が短くなる
  • 重たいエフェクトやトランジションも使える
  • 編集ソフトのハードウェア機能を利用可能

具体例を挙げると、NVIDIAのGeForce RTX 4090を搭載したクリエイターPCであれば12時間の動画をたった10分でエンコードできます。

ちゃすく
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グラボなしではエンコードに12時間以上かかります…

グラボ有りと無しでは動画編集の作業効率が全く異なるため、プロやYouTuberであればグラボを搭載したクリエイターPCがオススメです。

長時間利用に難あり

VAIOに限った話ではありませんが、ノートPCは排熱性能が低いので長時間の動画編集作業には適していません。

排熱性能が低いPCは内部が高温になりやすいため、PCパーツや接合部分が故障する原因になります。

特に動画編集はPCへ大きな負荷をかけやすい作業なので、排熱性能が低いノートPCで数時間の動画編集作業をすることは推奨しません。

どうしてもノートPCで長時間の動画編集作業をしたい場合は、ノートPCクーラーなどで冷やしながら作業することをオススメします。

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VAIOにオススメの動画編集ソフト3選

ここからはVAIOにオススメできる下記の動画編集ソフトを紹介していきます。

Adobe Premiere Rush

AdobeのPremiere Rushはプロ向けの動画編集ソフト「Premiere Pro」を初心者や低スペックPCでも使えるようにした廉価版動画編集ソフトです。

icon icon

基本的な料金と特徴は下記の通りで、Adobe CCであればAdobeソフトのほとんどを月額6480円で使い放題になります。

ソフト名ソフト自体の料金無料体験版自動字幕起こし対応OS特徴
Adobe Premier Rush単体プラン:月額980円
Adobe CC:月額6,480円
あり
詳細はこちら
無しWindows
MacOS
スマホ
・ブラウザでも利用できる
・Final Cut Proと同じマグネティックタイムライン
・豊富な動画テンプレート

Premiere RushはAppleの人気動画編集ソフト「Final Cut Pro」と同じ仕様のタイムラインであり、分割した動画やBGMがタイムライン上でくっつき、隙間を一切開けません。

ちゃすく
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Final Cut ProはMac専用ソフトなので、VAIOでは使えません

好みが分かれる部分もありますが、隙間調整や確認をしなくても良いので、動画編集初心者の場合は嬉しい仕様です。

無料体験版でも最初の3回までは透かしや広告無しで動画を出力できるため、とりあえず動画編集を始めてみたい人にもオススメです。

CyberLink PowerDirector

CyberLinkのPowerDirectorは買い切り版とサブスク版があり、国内だと動画編集ソフトの分野で6年連続シェアNo1を達成しています。

PowerDirectorの基本料金や特徴は下表の通りであり、月額517円で使えるサブスク版は非常に人気です。

ソフト名ソフト自体の料金無料体験版自動字幕起こし対応OS特徴
CyberLink PowerDirectorサブスク版の12ヶ月プラン:月額517円
買い切り版(Ultra):12,980円
買い切り版(Ultimate):16,980円
あり
詳細はこちら
制限なしで利用可能
※サブスク版のみ
Windows
MacOS
・国内ではNo1シェアの動画編集ソフト
・自動モザイク追従などもある
・国内ユーザー向けの情報は多い

PowerDirectorは国内で人気な動画編集ソフトということもあり、Premiere Proにも匹敵する機能数や自動化ツールがあります。

ちゃすく
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Premiere Proより軽量なソフトなのも大きなメリット

PowerDirectorには自動字幕起こしが採用されているので、ほぼ音声通りの字幕化ができ、動画編集の字幕入れ作業を大幅に時短できます。

自動字幕起こし以外にも「自動モザイク追従」「自動人物切り抜き」などがあるため、Premiere Proよりも低価格帯ソフトが欲しい場合はオススメです。

EaseUS VideoEditor

EaseUSのVideoEditorは期間が決められた有料ライセンスを購入する仕組みのソフトであり、永久ライセンスのコスパは高いです。

VideoEditorの基本料金と特徴は下表の通りであり、VAIOでも使える軽量な動画編集ソフトです。

ソフト名ソフト自体の料金無料体験版自動字幕起こし対応OS特徴
EaseUS VideoEditor1ヶ月ライセンス:2,606円
1年間ライセンス:7579円
永久ライセンス:12,318円
あり
詳細はこちら
制限なしで利用可能Windows・自動字幕起こし用なら最コスパ
・YouTube用なら十分な編集機能
・永久ライセンスのコスパが素晴らしい

Premiere ProPowerDirectorと比べれば動画編集の機能は多くないものの、低価格帯ソフトで自動字幕起こし機能が使えるメリットは大きいです。

ちゃすく
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精度はPowerDirectorへ若干劣るくらいなので、あんまり気にならないです

しかも、機能が多くないとは言え、「カット」「字幕入れ」「画像&BGM追加」「トランジション」「モザイク」などは可能なので、VAIOで初めて動画編集をしたい人にはオススメです。

無料体験版でも自動字幕起こし機能を利用できるので、とりあえず動画編集を試してみたい場合は参考にしてください。

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