この記事は下記の悩みや疑問を持つ方にオススメです。
- OBSの推奨スペックが分からなくて困っている…
- 人気配信者はどんなPCを使っているのか知りたい
- 初心者にもオススメなPCのモデルを教えてほしい
OBSでの配信経験もあり、下記のPCを持っている私がOBSの推奨スペックと人気配信者達のPCスペックを解説していきます。
形状・OS | ミドルタワー・ Windows | ミドルタワー・ Windows | ミドルタワー・ Windows | スリムタワー・ Windows | ノートPC・ Windows | ノートPC・ Mac | ノートPC・ Mac |
CPU | AMD Ryzen5 3600XT | Intel Core i5-10400 | Intel Core i7-10700 | Intel Core i7-3770K | Intel Core i5-10210U | Intel Core i5-5250U | Apple M1 |
GPU(グラボ) | GeForce GTX1660 SUPER | UHDグラフィックス630 | GeForce RTX 3060 | GeForce GTX1050 | UHDグラフィックス630 | Intel HD グラフィックス 6000 | M1内蔵GPU |
RAM(メモリ) | 16GB | 16GB | 32GB | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB |
ROM(ストレージ) | SSD 512GB | SSD 256GB | SSD 512GB | SSD 256GB | SSD 256GB | SSD 256GB | SSD 256GB |
OBSの推奨スペックはどれくらい?
まず結論から言うと、公式で発表されているOBSの推奨スペックは下画像の通りです。

上画像の通りであれば現在の家電量販店などで販売されているPCならほぼ全ての製品が推奨スペックを満たしていることになります。
一応、GPUはあった方が良いですが、無くてもOBSで配信することは可能です。

OBSの使い方についてはこちら
本当にOBS公式の推奨スペックで良いのか
公式の推奨スペックではかなり幅広いPCが対応していました。
しかし、公式の推奨スペックを満たしただけでは360pの配信になったり、画面がカクカクしたりなどの不具合が発生します。
不具合が発生してばかりの配信ではファンも困るため、下記の点は最低限満たせるスペックが欲しいです。
- 配信中にカクカクしない
- YouTubeへ1080p/60fpsで配信できる
- ゲームやDiscordを同時に使用できる
そのため、私自身の経験から考えるとOBSの推奨スペックは下表のようになります。
配信ジャンル | 雑談配信 | キャプチャーボードを 使ったゲーム配信 | PCゲーム配信 | Vtuber |
CPU | 8世代以降の Intel Coreシリーズ | 8世代以降の Intel Coreシリーズ | 10世代以降の Intel Core i7シリーズ以上 | 10世代以降の Intel Core i7シリーズ以上 |
グラフィックス | CPU内蔵GPU | CPU内蔵GPU | GeForce GTX1660 super以上 | GeForce RTX3060以上 |
メモリ | 4GB以上 | 8GB以上 | 8〜16GB以上(ゲームへ大きく依存) | 16GB以上 |
※PCゲーム配信とVtuberに関してはプレイするゲームの重さやモデルの種類によって必要になるスペックが大きく変わる事があります。
PCスペックにあまり詳しくない人は上表を見てもよく分からないと思うので、人気配信者が実際に使っているPCのスペックも紹介しながらオススメのモデルを紹介していきます。
【余談】家電量販店でPCを買ってはいけない
家電量販店のPCは余計なセキュリティソフトや保証によって金額が過剰に上乗せされています。
そのため、配信用にPCが欲しい場合はBTOパソコンメーカーの公式サイトから購入することをオススメしています。

BTOパソコンメーカーはマウスコンピューター
やパソコン工房、FRONTIERなど

BTOパソコンメーカーであれば自身が希望するスペックに合わせてPCをカスタマイズ出来るため、コスパに優れたPCを手に入れることが出来ます。
雑談配信&キャプボゲーム配信にオススメPC
では、雑談配信やキャプボを使ったゲーム配信にオススメのモデルを紹介していきます。
雑談配信No1PC:mouse DT5
最初に紹介する配信用PCがマウスコンピューターよりmouse DT5です。

mouse DT5 | |
CPU | Intel Core i5-11400 |
GPU | UHD グラフィックス 730 |
メモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ(ROM) | SSD 256GB |
価格は税込み81637円ですが、現在はセールで72546円になっています。
セールで8万円以内でありながらIntel第11世代のCPU「Core i5-11400」を搭載しているため、1080p/60fpsのOBS配信を余裕で行うことが出来ます。

IntelのCPUは10世代以降で急激に性能
アップしたので第11世代CPUはオススメ!
GPUはCPU内蔵であるためPCゲーム配信は難しいですが、SwitchやPS5などのキャプチャーボードを使用する配信は余裕で行うことが出来ます。
メモリは8GBのままでも十分OBSで配信出来ますが、お金に余裕がある場合は16GBへカスタマイズするとOBSi以外に複数ソフトを立ち上げても快適に動作するようになります。
基本の価格が10万円未満であり、セール時には8万未満になるのでかなりコスパの良い商品です。
予算10万円最高コスパ:FRBSH710/C
次に紹介するPCがFRONTIERよりFRBSH710/Cです。

FRBSH710/C | |
CPU | Intel Core i7-10700 |
GPU | UHD グラフィックス 630 |
メモリ(RAM) | 16GB |
ストレージ(ROM) | SSD 512GB |
価格は税込99800円ですが、FRONTIERは頻繁にセールをしている為さらに安く購入できます。
先ほどのmouse DT5はCPUがCore i5でしたが、こちらは上位版のCore i7になっており、CPU内蔵GPUだけでも簡単な3Dゲームをプレイすることが出来ます。

もちろんOBSでの雑談配信も余裕!
しかも、メモリが16GBも搭載されているため「OBS+キャプチャーボード+ディスコード+YouTube studio」のように複数のソフトを起動しても大丈夫です。
ストレージが512GBもある点は動画編集において大きなメリットになるので、予算10万円のOBS配信用PCでは1番オススメです。
ノートPCコスパ◎:STYLE-15FH120-i5-UXSX-D
ノートpcで紹介するオススメのモデルはパソコン工房よりSTYLE-15FH120-i5-UXSX-Dです。

STYLE-15FH120-i5-UXSX-D | |
CPU | Intel Core i5-1135G7 |
GPU | Iris Xe Graphics |
メモリ(RAM) | 16GB |
ストレージ(ROM) | SSD 500GB |
価格は税込98980円であり、形状は15.6型なのでノートpcとしては少し大きめのサイズです。
ノートPCでありながらIntel第11世代のCPU「Core i5-1135G7」を搭載しているため、1080p/60fpsのOBS配信を余裕で行うことが出来ます。

デスクトップに比べると少し割高だけど、
高画質配信出来るのは嬉しいポイント!
GPUはCPU内蔵であるためPCゲーム配信は難しいですが、SwitchやPS5などのキャプチャーボードを使用する配信は余裕で行うことが出来ます。
また、メモリが16GBであるメリットは非常に大きく、雑談配信やゲーム配信でOBSと一緒に使われやすいDiscordやマシュマロを同時に使用することが出来ます。
動画編集に関しても問題がなく、私はSTYLE-15FH120-i5-UXSX-Dの1つ古いモデルを使用していますが、PowerDirectorもFilmoraも快適に編集出来ます。
PCゲーム配信&VtuberにオススメのPC
では、PCゲーム配信やVtuberにオススメのPCを紹介していきます。
プロゲーマー:SENSE-F02B-LCi9SX-XAX-CMG
最初に紹介するのはプロゲーマー「ネフライト」さんのPCスペックと同スペックのPCです。

ネフライトさんが使用しているPCスペックはCPU「Core i9 10900K」、GPU「RTX3090」です。
さすがは人気プロゲーマーチーム「Game With」のボスということもあり、かなり高い性能のゲーミングPCです。
既にeスポーツ選手としての引退を発表しましたが、トップレベルの選手としても活動していたネフライトさんは配信者としても選手としてもFortniteプロゲーマーの顔です。
そして、そんなネフライトさんと同じスペックのゲーミングPCがパソコン工房のSENSE-F02B-LCi9SX-XAX-CMGです。

SENSE-F02B-LCi9SX-XAX-CMG | |
CPU | Core i9-10900X |
GPU | GeForce RTX 3090 |
メモリ(RAM) | 64GB |
ストレージ(ROM) | SSD 500GB |
CPUはCore i9-10900Kとほぼ同スペックの「Core i9-10900X」であり、GPUはネフライトさんと同じ「RTX3090」です。
これだけの性能があれば重たいゲームであっても240fps以上で快適にプレイしつつ、OBSによる高画質配信も可能です。

他のプロゲーマーのPCスペックはこちら
にじさんじVtuber1:G-Tune HN-Z-3070Ti
まず、にじさんじVtuberの中でも高いPCスペックを使っている人たちが下表になります。(2020年に調査:詳細はこちら)
Vtuber名 | CPU | GPU | Vtuber名 | CPU | GPU |
本間ひまわり | Core i9-9900K | RTX2080Ti | 相羽ういは | Core i9-9900KF | RTX2080Ti |
葛葉 | Core i9-9900K | RTX2080Ti | 神田笑一 | Core i9-9900K | RTX2080 |
叶 | Core i9-9900K | RTX2080Ti | 魔使マオ | Core i9-9900K | RTX2070 |
アンジュ・カトリーナ | Core i9-9900K | RTX2080Ti | 舞元啓介 | Core i7-9700K | RTX2080Ti |
アルス・アルマル | Core i9-9900K | RTX2080Ti | 早瀬走 | Core i7-9700K | RTX2070 |
不破湊 | Core i9-9900K | RTX2080Ti | リゼ・ヘルエスタ | Core i7-9700F | RTX2080 |
にじさんじVtuberはライブ配信での活動がメインである為、彼らと同じPCスペックがあればOBSの配信も快適に行えます。
そして、上表のにじさんじVtuberのPCとほぼ同性能以上のスペックを持つゲーミングPCがマウスコンピューターのG-Tune HN-Z-3070Tiです。

OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル® Core i7-11700K |
GPU | GeForce RTX 3070 Ti |
メモリ(RAM) | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ(ROM) | SSD:512GB、HDD:2TB |
具体的なpcスペックは上表のようになっており、にじさんじVtuberがよく使っているGPU「RTX2080Ti」と同等以上の性能である「RTX 3070 Ti」を搭載しています。(性能比較画像↓)

G-Tune HN-Z-3070TiのCPUはCore i7なので、にじさんじVtuberの「Core i9-9900K」と比べると見落とりしそうです。
しかし、実際には下画像のように「Core i7-11700K」と「Core i9-9900K」にほぼ性能差がありません。

したがって、G-Tune HN-Z-3070Tiであれば、にじさんじVtuberと同じようなOBS配信ができます。
価格は税込285,780円なので30万円以下購入することができ、セール期間には263,780円まで安くなるため、安く購入したい場合はすぐに確認してみてください。
にじさんじVtuber2:LEVEL∞ LEVEL-M066-124-RXX
次ににじさんじVtuberで中スペックのPCを使っている人たちが下表になります。
Vtuber名 | CPU | GPU | Vtuber名 | CPU | GPU |
夜見れな | Core i9-9900K | GTX1660Ti | 森中花咲 | Core i7-8700K | GTX1080 |
葉加瀬冬雪 | Core i7-8700 | GTX1660Ti | 剣持刀也 | Core i7-8700K | GTX1070Ti |
笹木咲 | Core i5-9400F | GTX1660Ti | 勇気ちひろ | Core i7-8700K | GTX1070Ti |
渋谷ハジメ | Core i7-8700K | GTX1080Ti | エリー・コニファー | Core i7-8700K | GTX1070 |
鈴木勝 | Core i7-8700K | GTX1080Ti | 戌亥とこ | Core i7-8750H | GTX1070 |
月ノ美兎 | Core i7-8700K | GTX1080 | 天宮こころ | Core i7-8700K | GTX1060 |
上表のPCスペックであれば15万円前後で同程度のPCを購入出来るため、配信初心者でも真似しやすいです。
そして、上表と同等以上のPCスペックを持つモデルはパソコン工房のLEVEL-M066-124-RXXになります。

OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル Core i5-12400 |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti |
メモリ(RAM) | 16GB(8GB×2) / デュアルチャネル) |
ストレージ(ROM) | SSD:500GB |
価格は税込149,980円であるため、配信用に初めてのPCが欲しい人でも買いやすいです。
実際に夜見れなさんのPCと比較してみると、CPUは「Core i9-9900K」と「Core i5-12400」であるためCore i9の方が高く見えがちですが、下画像のように実は「Core i5-12400」の方が少しだけスペックが高いです。


GPUは同じなのでCPU分少し性能が高い!
このスペックのPCでもFortniteやApexなら144fps以上でプレイ出来ますし、プレイしながらOBSで配信していても問題がありません。
ホロライブVtuber:LEVEL-R7X5-LCR59W-XAX-(略
まず、ホロライブVtuberのPCスペックが下表になります。(2022年に調査:詳細はこちら)
Vtuber名 | CPU | GPU | Vtuber名 | CPU | GPU | Vtuber名 | CPU | GPU | Vtuber名 | CPU | GPU |
大神ミオ | Core i9 9900KF | RTX 2080 | 癒月ちょこ | Core i9 8700K | RTX 2080 | 宝鐘マリン | Core i9 9900K | RTX 2070 | 赤井はあと | Ryzen 9 3950X | RTX 3070 |
猫又おかゆ | Ryzen 9 3950X | RTX 2080 Ti | 大空スバル | Core i9 9900KF | RTX 2070 Super | さくらみこ | Core i9 10900K | RTX 2080 Ti | 白上フブキ | Core i7 8700K | RTX 1080 Ti |
戌神ころね | Ryzen 9 5950X | RTX 3090 | 兎田ぺこら | Ryzen 9 5950X | RTX 3080 | 星街すいせい | Ryzen 7 5800X | RTX 3070 | 夏色まつり | Core i9 9900K | RTX 2080 Ti |
AZKi | Core i7 8650U | RTX 2070 | 潤羽ルシア | Ryzen 9 5950X | RTX 3080 | 天音かなた | Core i9 10850K | RTX 3080 | 湊あくあ | Core i9 9900K | RTX 2080 Ti |
ときのそら | Ryzen 7 5800X | RTX 2060 Super | 不知火フレア | Core i9 9900K | RTX 2080 Ti | 夜空メル | Core i9 10850K | RTX 3080 | 紫咲シオン | Core i9 9900KF | RTX 2080 Ti |
ロボ子さん | Core i7 10700K | RTX 2080 Super | 白銀ノエル | Core i9 10700K | RTX 3080 Ti | 角巻わため | Core i9 10900K | RTX 2080 Ti | 百鬼あやめ | Core i9 9900K | RTX 2080 Ti |
ホロライブVtuberのPCスペックは全体的に高い傾向にあり、特に戌神ころねさんのスペックはプロゲーマーと同等以上になっています。
そして、そんな戌神ころねさんと同じスペックのPCがLEVEL-R7X5-LCR59Wです。

OS | Windows 10 Home (64ビット版) |
CPU | AMD Ryzen 9 5950X |
GPU | GeForce RTX 3090 |
メモリ(RAM) | 32GB |
ストレージ(ROM) | SSD 1TB |
こちらのゲーミングpcの価格はなんと562,980円です。
1台目に買うPCとしてはかなり高価ですが、これだけのスペックがあれば3Dモデルを動かしながらOBSでゲーム配信を快適に行うことが出来ます。

もはやスペックが高すぎて解説することが無い
購入へのハードルが少し高いですが、本気で人気Vtuberを目指しているのであれば十分購入をオススメ出来るPCです。
グラボ搭載ノートPC:mouse K7
最後に紹介するモデルはマウスコンピューターよりmouse K7です。

mouse K7 | |
CPU | Intel Core i7-11800H |
GPU | GeForce GTX 1650 |
メモリ(RAM) | 16GB |
ストレージ(ROM) | SSD 512GB |
価格は税込153780円と高めですが、ノートPCでありながらグラボが搭載されているのでデスクトップPCにも負けないスペックを持っています。
あくまで搭載されているGPUが「GTX1650」のため、重たいMMORPGなどは快適にプレイ出来ませんが、少し設定を落としたFPSゲームなら快適にプレイ出来ます。
しかも、17.3型なのでディスプレイがかなり大きく、動画編集もゲーム配信もしやすいです。

でも、重さは2kg超えなので持ち運びには注意!
OBSの配信でバカゲーやインディーズゲーム、DCGなどをメインに考えている人には特にオススメのPCです。
他のオススメPCはこちら
他のオススメPCについては下記事で紹介しているので参考にしてみてください。