この記事は下記の悩みや疑問を持つ人にオススメです。
- Illustratorの推奨スペックは?
- Illustratorはグラボなしでもいい?
- Illustrator用のPCが欲しい!
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではAdobeのIllustratorに必要な推奨スペックや注意点について解説していきます。
Illustratorの推奨スペックと注意点3選
Illustratorの推奨スペックは下表のとおりであり、現在流通しているPCであれば、そこまで高価なPCを用意しなくても満たせる水準です。
illustrator | 最低動作スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
OS | Windows10、Windows11(64ビット) macOS11以降 | Windows10、Windows11(64ビット) macOS11以降 |
CPU | Intel マルチコアCPU SSE 4.2以降 AMD Athlon 64以降 Appleシリコン | Intel マルチコアCPU SSE 4.2以降 AMD Athlon 64以降 Appleシリコン |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
グラボ | VRAM1GB以上 OpenGL バージョン 4.0 以上をサポート | VRAM4GB以上 OpenGL バージョン 4.0 以上をサポート |
ストレージ | 2GB以上の空き容量 | SSD 2GB以上の空き容量 |
また、動作させるだけならグラボは必須ではなく、CPU内臓グラフィックスでも一応動作します。
ただし、本当に推奨スペックギリギリで用意した場合、用途次第では不自由を感じる場合もあります。
Illustrator用PC選びで失敗しないよう注意したいポイントを3点解説いたします。
注意点1:CPUはRyzenがオススメ
Illustrator用PCを選ぶ際、CPUはIntel CoreシリーズよりもAMDのRyzennシリーズがおすすめです。
レイヤーや他のアプリとの連携、エフェクトの管理などを快適に処理するにはグラボよりCPUの性能が重要になります。
特に、Intelよりもスレッド数の多いRyzenはIllustratorに適しており、コスパもRyzenが優れているケースが多いです。
今はRyzenにもソフトが最適化されているので、コスパが良ければどっちでもOK
ただし、無制限にCPUスペックを上げればいい訳ではなく、Intel Core i9やRyzen9を使用しても価格差に見合う違いはないようです。
そのため、Core i7やRyzen7の新しいモデルを搭載すると、Illustratorにはコスパが良いです。
注意点2:メモリは32GB推奨
Illustrator用のPCを選ぶ場合、メモリは32GB以上がオススメであり、最低でも16GB以上は絶対に欲しいです。
CPUと同様、Illustratorで複数のレイヤーやアイテムを管理し、操作する場合はメモリを占有しやすいです。
また、資料を見ながら画像を編集したり、画像素材を加工してIllustratorに使用したりすると、メモリに負荷がかかります。
PCのメモリに余裕がないと「カクつく」「カーソルが飛ぶ」などが起きやすく、フリーズの機会も増えます。
メモリを16GB→32GBにしたらillustratorが全くフリーズしなくなったんだけど、この環境を1週間前に導入したかった……
引用元:https://twitter.com/_nagt
やっぱこれまではメモリ不足でSSDを仮想メモリとして使ってたからパフォーマンス出なかったのかな、技術的なことはようわからん
そのため、Illustratorを快適に使いたい場合は32GB以上のメモリを搭載したPCがオススメです。
注意点3:グラボは用途に応じて選ぶ
Illustrator用にPCを選ぶ場合、実はグラボは必須ではありません。
ペンタブ等で平面のイラストを描く程度の画像処理であれば、CPU内臓グラフィックスでも対応可能です。
グラボがあれば拡大&縮小がよりスムーズになります
逆に、3D処理のほとんどはグラボなしのPCでは適用されないので、3D処理を行いたい場合はグラボ搭載のPCがおすすめです。
とは言え、ゲーミング用途のような性能は必要なく、エントリーモデルのNVIDIA GeForce 3050程度でも十分です。
Illustrator以外でグラボを使用する場合は別ですが、基本的にグラボはコスパ重視で選んで大丈夫でしょう。
Illustratorにオススメのクリエイター向けPC5選
ここからはIllustrator用のクリエイターPCとして、オススメのPCを3選紹介します。
マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A
Illustratorにオススメの安いノートパソコン1台目は、マウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-A」です。
DAIV R4-I7G50WT-Aの価格は109,800円であり、マウスコンピューターのクリエイターPCです。
項目 | DAIV R4-I7G50WT-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-12650H |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3050 |
ストレージ | 512GB (M.2 NVMe SSD) |
DAIV R4-I7G50WT-Aには下記の特徴があり、10万円台の安い価格でグラフィックボードを搭載したノートパソコンです。
Intelの12世代ハイエンドCPUとNVIDIAのエントリー向けグラボ「RTX3050」を採用したPCであり、ノートPCでもIllustratorを快適に利用できます。
マウスコンピューターは3年間のセンドバック修理保証があるので、故障しても送料分だけの負担で直してもらえます
パソコン工房 SENSE-15FX155-i7-PLSX
Illustratorにオススメの安いノートパソコン2台目は、パソコン工房のノートPC「SENSE-15FX155-i7-PLSX」です。
SENSE-15FX155-i7-PLSXの価格は174,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FX155-i7-PLSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
IntelのハイエンドCPUとエントリー向けグラフィックボードを搭載したハイスペック機であり、下記の特徴があります。
15万円を超えてくるため価格は大きいですが、性能を考えれば20万円以下で購入できるのは安いです。
金利&手数料0円で分割払いも可能なので、Illustratorで本格的に仕事やクリエイティブ活動をしたい方にオススメです。
他のおすすめノートパソコンは「illustrator用おすすめ安いノートパソコン8選」を参考にしてください
マウスコンピューター DAIV FX-A5G50
項目 | DAIV FX-A5G50 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 7600 |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3050 |
ストレージ | 500GB(M.2 NVMe SSD) |
価格 | 149,800円 |
- CPUに6コア12スレッドを採用し、クリエイティブ作業やプログラミングにも使える性能
- グラボにGeForce RTX3050を搭載しており、3D描画やゲーム性能も高い
(ApexであればフルHD&120fps以上) - 各種分割払いにも対応し、1年間センドバック修理保証付き
- DisPlay×3/HDMI×1があり、液タブやデュアルモニターへ対応可能
マウスコンピューター DAIV FX-A5G60
IllustratorにおすすめのPC4台目は、マウスコンピューターの『DAIV FX-A5G60』です。
DAIV FX-A5G60の価格は294,800円であり、具体的なPCスペックは下表になります。
項目 | DAIV FX-A5G60 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 7600 |
メモリ | 32GB |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
ストレージ | 1TB(M.2 NVMe SSD) |
マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIVシリーズ」のデスクトップPCです。
CPUにAMD Ryzen 5 7600X、グラボにGeForce RTX 3060を搭載しています。
メモリもカスタムなしで32GBあるため、Illustratorの動作で不安を覚えることはまずないでしょう。
画像編集だけでなく、3Dの画像処理や動画編集などのクリエイター用途全般で活躍するスペックです。
パソコン工房 SENSE-F0X7-LCR77X-UL1X
パソコン工房のデスクトップPC「SENSE-F0X7-LCR77X-UL1X」もIllustratorにオススメであり、推奨スペックを満たしています。
SENSE-F0X7-LCR77X-UL1Xの価格は349,800円であり、詳細なPCスペックは下表の通りです。
項目 | SENSE-F0X7-LCR77X-UL1X |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7700X |
メモリ | 32GB |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti |
ストレージ | 1TB (M.2 NVMe SSD) |
SENSE-F0X7-LCR77X-UL1Xもパソコン工房のクリエイターPC「SENSEシリーズ」であり、グラボにRTX 4070Tiを搭載しています。
ミドルクラスグラボのRTX4070TiとRyzen 7 7700Xにより、ズームを多用しても重くなりにくいスペックになっています。
しかも、RTX4070Tiクラスなら3D描画能力も高いので、3D処理を多用したい場合は特にオススメのPCです。