はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論から言うと、Davinci Resolveはグラボ無しPCでも動きますが、GPUベースのソフトなのでグラフィックボードの搭載が推奨されています。
4K動画を編集する場合はVRAM8GB以上のグラボ、フルHD動画の場合でもVRAM4GB以上のグラボを搭載したPCを選ぶと良いでしょう。
マウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIV」であればPremiere ProやDavinci Resolveの推奨PCがあるので、PCスペックが分からない場合は参考にしてください。
Davinci ResolveはグラボなしでもOK?
Davinci Resolveの必要動作スペックと推奨スペックは下表の通りであり、ただ起動するだけならグラボなしでも大丈夫です。
Davinci Resolve | 必要動作スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
OS | macOS 10.13.6以上 Windows 10以上 | macOS 10.13.6以上 Windows 10以上 |
CPU | 3GHz以上のCPU | Intel Core i7 7700K以上 Appleシリコン |
グラフィックス | 内蔵GPU | NVIDIA GeForce GTX1080以上 ※VRAM8GB未満では4Kのタイムラインを構成できない |
メモリ | 8GB以上 | 16GB以上 |
ただし、Davinci Resolveはエフェクトやプレイバック再生でGPUを使用しており、グラボなしでは「動作が重い」「処理落ちする」が頻繁に起きます。
DaVinci resolveくん、グラボがないとすぐクラッシュするのさすがカラーグレーディング売りにしてるだけある
— 夜猫 (@catwalkatnight) March 27, 2020
グラボなしPCでは仕事やYouTubeの用途では使えないPCスペックなので、Davinci Resolveにオススメのグラボを解説していきます。
グラボ1:フルHD動画を編集する場合
Davinci ResolveでフルHD動画(1920×1080p)を編集する場合、最低でもVRAM4GB以上の「NVIDIA GeForce GTX 1060」などを搭載したグラフィクボードが欲しいです。
Davinci Resolveは無料でも使えるソフトですが、FilmoraやPowerDirectorなどの低価格帯ソフトよりもVRAMを消費しやすいソフトです。
そのため、フルHD動画を編集する場合であっても他ソフトよりも性能が高いPCを求められます。
既にGTX1060を搭載した新品PCはほとんどないので、今から購入する場合は後継モデルの「GTX1660」や「RTX3050」以上を搭載したPCを選ぶと良いでしょう。
PCの価格帯で言えば10万〜16万円ほどです
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グラボ2:4K動画を編集orフルHDでエフェクトを多用する場合
Davinci Resolveで4K動画やエフェクトを多用する場合は、公式サイトでも8GB以上のVRAMを持つグラフィックボードが推奨されています。
公式サイトでは8GB以上のグラフィックボードとして「GeForce GTX1070」や「GeForce GTX1080」が紹介されていますが、これらのグラボを搭載したPCは既に売られていません。
現在販売されているGeForce RTX3060であればGTX1080以上のスペックがあり、12GBのVRAMを搭載しています。
12GBのVRAMがあれば4K動画の編集もでき、エフェクトを使った本格的な動画制作も可能になります。
RTX3060は低価格帯グラボでありながらVRAMが大きいので、コスパに優れたPCを求めている場合はオススメのグラボです。
マウスコンピューターのDavinci Resolve推奨PCでもGeForce RTX3060が搭載されてます
グラボ3:8K動画を編集or4Kでエフェクトを多用する場合
Davinci Resolveで8Kの動画を編集したい場合は、「GeForce RTX3080」や「GeForce RTX4080」などのハイエンドグラボが必要になります。
PCの価格帯で言えば40万円〜60万円ほどになり、プロとしてDavinci Resolveを利用する際に必要なスペックです。
RTX4080であれば12時間のフルHD動画をたった15分程度でエンコードできる性能なので、PCスペックは十分すぎるほどです。
マウスコンピューターにはRTX4080以上の性能を持つクリエイターPCもあるので、さらにスペックが高いPCを求めている場合はチェックしてください。
Davinci Resolveにオススメのパソコン5選
ここからはDavinci ResolveにオススメのクリエイターPCを紹介します。
マウスコンピューター mouse F4-I5U01CG-A
Davinci Resolveにオススメしたい1台目の安いノートパソコンは、マウスコンピューターのノートPC「mouse F4-I5U01CG-A」です。
mouse F4-I5U01CG-Aの価格は119,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | mouse F4-I5U01CG-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i5-1240P |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:256GB |
CPUにIntelの12世代ミドルクラスを採用しており、軽量な2D系PCゲームもプレイできるIris Xe Graphicsを内蔵しています。
14インチの小さめサイズなので、どこでも持ち運んでDavinci Resolveを編集したい場合にオススメのモデルです。
マウスコンピューター mouse K5-I7G50BK-A
mouse K5-I7G50BK-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
mouse K5-I7G50BK-Aの価格は149,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | mouse K5-I7G50BK-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i7 12650 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 15インチのフルHDノングレア液晶なので長時間作業でも目が疲れにくい
- Intelの12世代ミドルレンジCPU搭載
→Office系ソフトやAdobe系ソフトを使える性能 - グラフィックボード「RTX2050」を搭載
→PCゲームやクリエイティブ系ソフト、AI学習にも使える - Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- バッテリー駆動時間最大10時間
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
Davinci Resolveの推奨スペックをCPUやメモリで上回っており、RTX3050のグラフィックボードを搭載しています。
15万円以内の低価格でグラフィックボードを搭載しているので、できるだけDavinci Resolveを低予算で使いたい場合はオススメです。
マウスコンピューター G-Tune E5-I7G60BK-A
Davinci Resolveにオススメしたい3台目の安いノートパソコンは、マウスコンピューターのノートPC「G-Tune E5-I7G60BK-A」です。
G-Tune E5-I7G60BK-Aの価格は239,800円であり、具体的なPCスペックは下記の通りです。
項目 | G-Tune E5-I7G60BK-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-13650HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB(増設可能) |
ストレージ | SSD:500GB |
IntelのハイエンドCPU、グラフィックボードとしてコスパに優れたRTX 4060 Laptopを搭載したモデルです。
デスクトップPCのゲーミングPCにも負けないスペックがありながら25万円以内の低価格で購入できるため、破格の安さと言えます。
マウスコンピューター DAIV FX-I7G60
Davinci ResolveにオススメのPC4台目は、マウスコンピューターのデスクトップPC「DAIV FX-I7G60」です。
項目 | DAIV FX-I7G60 |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 13700KF(16コア24スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 254,800円 |
マウスコンピューター DAIV FX-I7G8S
Davinci ResolveにオススメのクリエイターPC5台目は、マウスコンピューターのデスクトップPC「DAIV FX-I7G8S」です。
DAIV FX-I7G8Sの価格は459,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | DAIV FX-I7G8S |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i7 14700KF(20コア28スレッド) |
メモリ | 32GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce RTX 4080 SUPER |
ストレージ | SSD:2TB |
Davinci Resolveでよくある質問
Davinci ResolveはGPUを使わない?
DaVinci Resolveは基本的な動画編集やカラーグレーディング、ビジュアルエフェクトなどの作業でGPUを幅広く使っています。
具体的には下記のような場面でGPUを使用しており、フルHD以上の動画を編集する際はGPUが必須です。
- リアルタイム再生:
高解像度のビデオファイルや複雑なエフェクトをリアルタイムで滑らかに再生する。 - カラーグレーディング:
DaVinci Resolveの強力なカラーグレーディング機能はGPUの処理能力に大きく依存しています。また、カラーコレクションやルックの適用はGPUによって高速化されます。 - ビジュアルエフェクト(Fusion):
Fusionタブでのビジュアルエフェクトの作成もGPUを使用します。これにより、複雑な合成やエフェクトの処理がスムーズに行えます。 - エンコーディングとデコーディング:
エンコーディングとデコーディングにもGPUが利用されています。これにより、レンダリング時間が短縮されています。
短い動画や解像度が低い動画であればグラフィックボード非搭載でも十分ですが、仕事やYouTuberで使うならグラフィックボードが必須です。
「Davinci Resolveにオススメのパソコン5選」ではグラフィックボードを搭載したパソコンを紹介しているので、グラボ搭載PCを探している場合は参考にしてください。
Davinci Resolveは内蔵GPUで十分?
Davinci Resolveは内蔵GPUでも起動しますが、10分以上のフルHD動画を編集する場合は内蔵GPUではスペック不足です。
内蔵GPUを使って負荷のかかる動画編集をするとソフトが落ちたり、フリーズするのでマトモに動画編集できません。
DaVinci resolveくん、グラボがないとすぐクラッシュするのさすがカラーグレーディング売りにしてるだけある
— 夜猫 (@catwalkatnight) March 27, 2020
短い動画や低解像度であれば内蔵GPUでもなんとか編集できますが、基本的にはグラフィックボード必須と考えたほうが良いです。
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