はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、SurfaceはWindowsを搭載しているので、タブレットモデルでもAdobeソフトを利用できます。
しかし、SurfaceのPCスペックによってはAdobeソフトが重くなる場合があるため、詳しい内容を解説します。
SurfaceでAdobeは使える?【重いソフト】
SurfaceシリーズはMicrosoftが販売しているWindows搭載PCであり、Windows向けのAdobeソフトなら全て起動します。
しかし、Adobeソフトは要求スペックが高い製品も多く、SurfaceではPC性能が足りない場合もあります。
そこで、Adobeソフトの中で「Surfaceで性能が足りるソフト」と「Surfaceで性能が足りないソフト」を解説します。
Surfaceで性能が足りるAdobeソフト
Surfaceで性能が足りるAdobeソフトには下記があり、Adobeソフトの中でも軽量なソフトが中心です。
ただし、SurfaceではフォトショやイラレのGPUアクセラレーションを使えないため、重い作業は基本的に向いていません。
また、Surfaceの初期カスタムは事務作業向けのPCスペックであり、クリエイター向けソフトを使用することは想定していません。
Adobeのようなクリエイター向けソフトを使いたい場合は注文時にSurfaceのスペックを上げるか、他のメーカーでクリエイター向けPCを選ぶと良いでしょう。
Adobe Creative Cloudであれば無料体験期間もあるため、Surfaceで動作を確認したい場合はオススメです。
Surfaceで性能が足りないAdobeソフト
Surfaceでは性能が不足しやすいAdobeソフトは下記であり、動画や3Dを扱うソフトは基本的にスペック不足になります。
上記のようなソフトを使用する場合はPCへグラフィックボードが必要になるのですが、Surfaceは全シリーズでグラボを搭載していません。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を処理するための部品「GPU」が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCやクリエイターPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
グラボがなければ映像や3Dの処理でCPUへ負荷がかかりやすく、ソフトのカクツキや処理落ちの原因になります。
というか、起動の時点で重いです
短時間の利用であればSurfaceでも編集できるケースはありますが、仕事や学業で上記のソフトを使用する場合はオススメしません。
Premiere Proなどが使えるPCスペックは下の記事で紹介しているので、動画や3Dの編集がメインの場合はそちらを確認してください。
AdobeにオススメのSurfaceは?
ただし、SurfaceのシリーズによってはAdobeソフトが重くなりやすい場合があるため、下記のシリーズで具体的な性能を解説します。
Surface Go:Adobeソフトへ非推奨
MicrosoftのSurface Goシリーズは低価格帯のモデルであり、AdobeにはあまりオススメできないPCスペックです。
Goシリーズはタブレット型と普通のノート型の両方があるので、注意
例えば、最新モデルのSurface Go3は下記のスペックであり、CPUには超ローエンドモデルのPentiumを搭載しています。
項目 | Surface Go3 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Pentium Gold 6500Y |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス 615 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | eMMCドライブ:64GB |
PhotoshopやPremiere Proなどでは最低でもローエンド以上のCPUが必要なので、Surface Goでは頻繁に重くなります。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
メモリやストレージもスマホレベルなので、重めなソフトが多いAdobeにはオススメできません。
Surface Goでは安物買いの銭失いになるため、最低でもPhotoshopが快適に使えるPCスペックは欲しいです。
Surface Pro:Adobeへ推奨
Surface ProシリーズはWindowsを搭載したタブレット型PCのシリーズであり、スマホやタブレットのようにタッチ操作も可能なPCです。
Surface Proで最新モデルのSurface Pro 9は初期カスタムで下表のスペックであり、Photoshopの最低動作スペックを満たしています。
推奨スペック | Surface Pro 9 | Photoshop 最低動作スペック | Photoshop 推奨スペック |
---|---|---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット | Windows10 64bit以降 | Windows10 64bit以降 |
CPU | Intel Core i5-1235U | 64 ビットをサポートしている Intelまたは AMDのマルチコアプロセッサー | 64 ビットをサポートしている Intelまたは AMDのマルチコアプロセッサー |
グラフィックス | Intel Iris Xe グラフィックス | ・DirectX12をサポートしているGPU ・1.5GBのGPUメモリ | ・DirectX12をサポートしているGPU ・4K以上の場合は 4GBのGPU以上 |
メモリ | 8GB | 8GB以上 | 16GB以上 |
ストレージ | SSD:128GB | 4GB以上 | 16GB以上(SSDがオススメ) |
Surface Proはグラフィックボードを搭載していないのでGPUアクセラレーションを使えませんが、チラシやサムネイル作成であれば十分可能です。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を処理するための部品「GPU」が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCやクリエイターPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
Surface Proの注文時にメモリを16GB以上へカスタマイズすればメモリ不足にも陥りにくいため、Adobeソフトを使う場合はオススメです。
Surface Laptop:Adobeへ推奨
Surface Laptopシリーズは一般的なWindows搭載ノートPCであり、タッチ操作ができない分、Proシリーズよりも割安で購入できます。
Laptopシリーズで最新モデルのSurface Laptop 5はSurface Pro 9と全く同じPCスペックなので、PhotoshopやIllustratorであれば使えます。
ただし、普通のノートPCであればマウスコンピューターやパソコン工房の方がコスパが高く、SurfaceでAdobeを使うメリットが小さいです。
MicrosoftやSurfaceへ思い入れがある場合はSurface Laptopシリーズも良いですが、特に理由が無い場合は他のPCメーカーでも良いと思います。
下の記事ではSurfaceよりもコスパに優れたPCを紹介しているので、普通のノート型PCが欲しい場合は参考にしてください。