新NISAでクレカ積立の還元率は最大4.5%になります!
人によっては無料のクレカよりも有料のクレカを使った方が年会費を考えても断然お得になることがあるので、今回は楽天証券・SBI証券・マネックス証券・松井証券の4社について下記2つの視点で解説していきます。
- どうすれば最大の還元率を得られるか
- 現実的に取れそうな還元率はどれくらいか
最後にはタイプ別でおすすめの証券口座とクレカの組み合わせを公開しているので、今よりもお手軽に還元率を上げたい場合は参考にしてください。
まずは4社の仕組みの違いをざっくり把握
還元率の数字を比較する前に、まず4社の「仕組みの違い」を押さえておきましょう。
ここを知っておくだけで、自分に合う証券会社がかなり絞りやすくなります。
| 証券会社 | 主な対象カード | 月額上限 | 還元率の決まり方 | ざっくり特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 楽天カード各種 | 10万円 | ファンドの代行手数料+カード種類 | 仕組みがシンプル |
| SBI証券 | 三井住友カード各種 | 10万円 | カード種類+年間カード利用額+Olive上乗せ | 最大還元率は最強、条件は重い |
| マネックス証券 | dカード系 / マネックスカード / JCB | 10万円 | カードごとにルールが違う | 現実的に得しやすい |
| 松井証券 | JCBオリジナルシリーズ | 10万円 | カード種類+月間ショッピング利用額 | 保有ポイント込みで評価したい |
最大のポイントは、楽天証券だけが「普段のカード利用額条件がない」点です。
SBI証券・マネックス証券(JCB・PLATINUM 2年目以降)・松井証券はいずれも積立以外の利用額が還元率に影響します。
では、各社の詳細と「最大化のコツ」を見ていきましょう。
楽天証券:カードとファンドの種類だけで決まるシンプルさ
楽天証券のクレカ積立は、4社の中でいちばん仕組みが分かりやすいです。
還元率は「どの楽天カードを使うか」と「買うファンドの代行手数料が年率0.4%以上か未満か」だけで決まります。
楽天証券のカード別還元率早見表
| カード種類 | 年会費(税込) | 代行手数料 0.4%以上 | 代行手数料 0.4%未満 | 月10万円積立時の目安 | 申込ハードル |
|---|---|---|---|---|---|
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 2.0% | 2.0% | 2,000pt/月 | 楽天プレミアム契約12ヶ月以上+年間500万円以上利用が必要(実質、年収1,000万円以上向け) |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1.0% | 1.0% | 1,000pt/月 | 20歳以上。誰でも申込可 |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 1.0% | 0.75% | 750〜1,000pt/月 | 20歳以上。誰でも申込可 |
| 楽天カード(一般) | 無料 | 1.0% | 0.5% | 500〜1,000pt/月 | 18歳以上。誰でも申込可 |
楽天証券で最大の還元率を取る方法
楽天証券で最大2.0%を取るには楽天ブラックカード(年会費33,000円)が必要です。
ただし、楽天ブラックカードは楽天プレミアムカードを12ヶ月以上保有し、かつ年間500万円以上利用しないと申し込めません(招待でも入手可能)。
さらに年会費33,000円のうちクレカ積立のポイント(年間24,000pt)だけでは元が取れないので、楽天市場やプライオリティ・パスなども活用できる人向けです。
多くの人にとっての現実ライン:0.5%〜0.75%
新NISAで人気のeMAXIS SlimやS&P500は代行手数料0.4%未満のため、一般カードだと0.5%、ゴールドカードでも0.75%になります。
楽天プレミアムカード(年会費11,000円)なら低コストファンドでも1.0%を維持できますが、月10万円積立時の年間ポイントは12,000ptなので、年会費を差し引くと実質プラスは1,000ptだけです。
そのため、楽天経済圏を深く使う人以外は、一般カード(0.5%)かゴールドカード(0.75%)が現実的です。

楽天証券の最大の魅力は「年間カード利用額の条件がない」ことです。どれだけ普段のカード決済が少なくても還元率が下がらないので、条件を気にしたくない人には一番ストレスが少ないと思います。
楽天証券は「シンプルだけど0.5%止まり」という人が多いのが実情です。
では次に、最大還元率は最強クラスのSBI証券を見ていきましょう。
ただし、「最大」と「現実的に取れる」は全然違うので、そこに注目してください。
SBI証券:最大4.0%だが、現実ラインは0.5%〜1.0%
SBI証券のクレカ積立は、三井住友カード Visa Infiniteなら最大4.0%、プラチナプリファードなら最大3.0%と派手な数字が並びます。
ただし、Visa Infiniteは年会費99,000円+高い審査基準があり現実的ではない人が多いですし、プラチナプリファードの3.0%を取るにも積立以外の年間カード利用額が500万円以上必要です。
SBI証券のカード別還元率早見表
| カード種類 | 年会費(税込) | 基本付与率 | 年間利用額による上乗せ | 合計最大 | 申込ハードル |
|---|---|---|---|---|---|
| Visa Infinite | 99,000円 | 1.0% | 300万で+1%、500万で+2%、700万で+3% | 4.0% | 申込制だが年会費99,000円+独自審査基準あり。20歳以上・安定収入 |
| プラチナプリファード | 33,000円 | 1.0% | 300万で+1%、500万で+2% | 3.0% | 20歳以上で安定収入。誰でも申込可だが審査あり |
| プラチナ系 | 55,000円 | 1.0% | 300万で+1% | 2.0% | 30歳以上で安定収入(一部カードは条件異なる) |
| ゴールド(NL) | 5,500円※ | 初年度1.0% | 2年目〜:100万以上1.0% / 10万〜100万0.75% / 10万未満0% | 1.0% | 18歳以上(高校生除く)。誰でも申込可 |
| 一般(NL) | 無料 | 初年度0.5% | 2年目〜:10万以上0.5% / 10万未満0% | 0.5% | 18歳以上(高校生除く)。誰でも申込可 |
クレカ積立額そのものは、年間カード利用額の集計対象になりません。
毎月10万円を積み立てていても、それだけで年間120万円使った扱いにはなりません。
ゴールド(NL)で「年間100万円利用で1.0%」を達成するには、積立とは別に100万円のショッピング利用が必要です。
SBI証券で最大の還元率を取る方法
SBI証券で高還元を取るための最大のポイントは「積立以外のカード決済をどれだけ三井住友カードに寄せられるか」です。
具体的には以下の順番で最大化を目指します。
- ステップ1:ゴールド(NL)で年間100万円以上利用する → クレカ積立1.0%+年会費永年無料を達成
- ステップ2:Oliveアカウントを開設して預金をまとめる → 上乗せプランで最大+0.5%(2026年5月買付分から開始)
- ステップ3(上級者向け):プラチナプリファードに切り替えて年間300万円以上利用する → クレカ積立2.0%
三井住友カードをメインで使っている人:0.75%〜1.0%
年間100万円以上のカード決済がある人はゴールド(NL)で1.0%を取れます。月8.4万円程度の生活費決済で達成できるので、メインカードにしていれば現実的です。
三井住友カードを新規で使い始める人:0%〜0.5%
一般(NL)で年間10万円以上の利用が必要(これは月8,400円程度なので難しくない)。ただし最大でも0.5%止まりです。
ゴールド(NL)の年間100万円は、サブカードとしてだと達成が大変なので注意が必要です。
2026年5月からOlive限定の上乗せプランも開始
2026年5月買付分(4月10日設定締切分)から、Olive口座の円普通預金残高に応じてクレカ積立のポイントが最大+0.5%上乗せされます。
Oliveフレキシブルペイでなくても、Olive契約者であれば対象です。
| Olive口座の円普通預金残高 | 上乗せ率 |
|---|---|
| 100万円以上 | +0.1% |
| 200万円以上 | +0.2% |
| 300万円以上 | +0.3% |
| 400万円以上 | +0.4% |
| 500万円以上 | +0.5% |

「生活費の決済を三井住友カードに集約して年間100万円達成→ゴールド(NL)で1.0%+Olive上乗せで+0.1%〜0.5%」が、SBI証券ユーザーの現実的な最適解だと思います。プラチナプリファードの3%は正直、年間500万円以上決済する人向けなので、多くの人には関係ない世界ですね。
SBI証券は「すでに三井住友カードをメインで使っている人」にとっては強い選択肢です。
では次に、カード利用条件なしで高還元が取れるマネックス証券を見ていきましょう。
マネックス証券:条件なし1.1%が取れるdカード系が主役
マネックス証券は、dカード系・マネックスカード・JCBの3系統が使えます。
一見やや複雑ですが、今の主役はdカード系です。
dカード系の還元率早見表
| カード | 年会費(税込) | NISA口座の基本還元率 | 月10万円積立時の目安 | 申込ハードル |
|---|---|---|---|---|
| dカード PLATINUM | 29,700円 | 入会初年度3.1% | 初年度3,100pt/月 | 20歳以上で安定収入。誰でも申込可だが審査あり |
| dカード GOLD / GOLD U | 11,000円 / 3,300円 | 1.1% | 1,100pt/月 | GOLD:18歳以上(高校生除く)。GOLD U:18〜29歳限定 |
| dカード(一般) | 無料 | 5万以下1.1% / 5万超〜7万0.6% / 7万超〜10万0.2% | 730pt/月 | 18歳以上(高校生除く)。誰でも申込可 |
マネックス証券で最大の還元率を取る方法
マネックス証券で最大3.1%を取るにはdカード PLATINUM(年会費29,700円)が必要ですが、これは入会初年度限定の数字です。
2年目以降は月間ショッピング利用額に応じて還元率が変動し、月20万円以上の決済がないと3.1%を維持できません。
dカード PLATINUMは20歳以上で安定収入があれば申込可能ですが、年会費の高さも含めてかなり上級者向けです。
そのため、多くの人にとっての現実的な最大化ルートは以下です。
- 29歳以下:dカード GOLD U(年会費3,300円)でNISA口座1.1% → 年間13,200ptで年会費を引いても9,900円のプラス
- 30歳以上でドコモユーザー:dカード GOLD(年会費11,000円)で1.1% → ドコモ料金10%還元と合わせて年会費を回収しやすい
- 年会費を払いたくない:dカード(一般・無料)で実質0.73% → 条件なしで楽天一般カード(0.5%)より上
多くの人にとっての現実ライン:0.73%〜1.1%
dカード GOLD / GOLD UならNISA口座で月10万円まで一律1.1%が、積立以外のカード利用条件なしで取れます。
無料のdカードでも月10万円積立で730pt(実質0.73%)なので、SBI証券の一般(NL)(0.5%)や楽天カード一般(0.5%)よりも高いです。
SBI証券のように「年間100万円使わないと0%になる」というリスクがないのが安心材料です。

dカード GOLD Uは年会費3,300円で1.1%還元&年30万円以上の利用で年会費相当の特典がもらえるので、29歳以下なら文句なしのコスパです。30歳になるとdカード GOLD(年会費11,000円)に自動で切り替わりますが、ドコモ料金10%還元が使えれば年会費は余裕で回収できます。
マネックスカードとJCB積立について
マネックスカードは月10万円積立で730pt(実質0.73%)とdカード(一般)と同じ水準です。
ただし、2026年10月買付分からカードショッピング利用額の条件が追加され、月1万円未満の利用だとポイント0%になる予定です(年会費は永年無料化)。
(参照:マネックス証券公式(マネックスカード積立))
長期で見るとdカード系の方が安定感が高いので、今から始めるならdカード系がオススメです。
JCBオリジナルシリーズも使えますが、月5万円以上のショッピング利用がないとプレミアムカードでも0.5%、一般カードだと0%なので、dカード系と比べると条件が厳しめです。
では最後に松井証券です。積立時のポイントだけだと地味に見えますが、長期保有で意外な強みがあります。
松井証券:積立ポイントは控えめだが、保有ポイントで巻き返す
松井証券のクレカ積立はJCBオリジナルシリーズを使い、還元率のルールはマネックス証券のJCB積立と同じです。
| カード区分 | 月間ショッピング5万円以上 | 5万円未満 | 月10万円積立時の目安 | 申込ハードル |
|---|---|---|---|---|
| JCBプレミアムカード | 1.0% | 0.5% | 1,000 or 500pt/月 | JCBゴールド:20歳以上で安定収入。JCBプラチナ:25歳以上 |
| JCB一般カード | 0.5% | 0% | 500 or 0pt/月 | JCBカードW:18〜39歳限定(以降は継続可)。JCBカードS:18歳以上 |
松井証券で最大の還元率を取る方法
松井証券のクレカ積立で最大1.0%を取るには、JCBプレミアムカード(ゴールド以上)で毎月5万円以上のショッピング利用が必要です。
ただし、松井証券の本当の強みはクレカ積立の還元率ではありません。
クレカ積立の現実ライン:0%〜0.5%
JCBをメインカードにしていない人は、月5万円のショッピング条件を達成しにくく、一般カードだと0%になるリスクがあります。
ただし、投信残高ポイントサービスが強い:
松井証券には、毎月エントリーで投信残高に対して年率最大1%のポイントが付くサービスがあります。
つまり、「積立時のポイント」より「持っている間のポイント」で差がつく証券会社です。
長期保有前提でアクティブファンドを持つなら、他社より有利になるケースがあります。
ここまでで4社すべての還元率と「最大化のコツ」を整理しました。
とはいえ、「結局、自分はどの組み合わせを選べばいいの?」が気になると思います。
次のセクションでは、カード利用額別に最適な組み合わせをまとめているので、自分のカード利用額と照らし合わせて読んでみてください。
迷ったらどう選ぶ?カード利用額別のベストな組み合わせ
クレカ積立の還元率は「どのカードを使うか」だけでなく、「そのカードを普段どれくらい使っているか」で大きく変わります。
そこで、自分のカード利用額に合ったベストな組み合わせを5つのパターンで紹介します。
上から順に見ていって、自分に当てはまるものを選んでください。
年会費無料で高還元を狙いたい
「カードに年会費を払いたくない」「まずは無料で始めたい」という人向けの組み合わせです。
| 組み合わせ | 年会費 | 条件 | クレカ積立還元率 | 月10万積立時の年間お得額 |
|---|---|---|---|---|
| dカード × マネックス証券 | 無料 | なし | 実質0.73%(月10万積立時) | 年間+8,760円(730pt×12ヶ月) |
| 楽天カード × 楽天証券 | 無料 | なし | 0.5%(低コストファンド) | 年間+6,000円(500pt×12ヶ月) |
| 三井住友カード(NL) × SBI証券 | 無料 | 年10万円以上の利用で0.5%(未満だと2年目以降0%) | 0〜0.5% | 年間0〜6,000円(条件未達なら0円) |
年会費無料なので、もらったポイントがそのまま丸ごとプラスになります。
dカード×マネックス証券なら年間+8,760円で、楽天カード(+6,000円)より2,760円多くなります。
三井住友カード(NL)は条件を満たせば+6,000円ですが、年10万円未満の利用だと2年目以降は0円になるリスクがあるので注意が必要です。

dカードは普段使いでも基本1.0%還元なので、年会費無料カードとしては優秀です。マネックス証券と組み合わせると「年会費ゼロで積立0.73%+普段使い1.0%」が取れるので、まず試すならここからが安全だと思います。
お手軽な条件で高還元を狙いたい
「年会費は多少払ってもいいけど、複雑な条件は嫌」「積立以外のカード利用条件なしで高還元が欲しい」という人向けです。
| 組み合わせ | 年会費 | 条件 | クレカ積立還元率 | 月10万積立時の年間お得額 |
|---|---|---|---|---|
| dカード GOLD U × マネックス証券 | 3,300円 | 18〜29歳限定。積立以外の利用条件なし | 1.1% | 年間+9,900円(13,200pt−年会費3,300円) |
| dカード GOLD × マネックス証券 | 11,000円 | 18歳以上。積立以外の利用条件なし | 1.1% | 年間+2,200円(13,200pt−年会費11,000円) |
| 楽天プレミアムカード × 楽天証券 | 11,000円 | 20歳以上。積立以外の利用条件なし | 1.0% | 年間+1,000円(12,000pt−年会費11,000円) |
年会費を差し引いた実質的なお得額で見ると、dカード GOLD Uが年間+9,900円でダントツです。
dカード GOLD(+2,200円)と楽天プレミアム(+1,000円)は積立ポイントだけだと年会費をギリギリ回収できる程度です。
ただし、dカード GOLDはドコモ料金10%還元、楽天プレミアムはSPUや空港ラウンジなど他の特典も含めて年会費を回収できるので、積立だけで判断するのは早計です。
dカード GOLDはドコモのケータイ・ドコモ光の料金1,000円(税抜)ごとに10%のdポイントが還元されます。
月1万円のドコモ料金があれば年間12,000ptが付くので、積立ポイント(+2,200円)と合わせると年間+14,200円のプラスになります。
つまり、ドコモユーザーなら積立だけでは微妙に見えるdカード GOLDが一気に魅力的になるわけです。
クレカの利用額が年間100万円以上
年間100万円(月8.4万円程度)以上のカード決済がある人は、SBI証券のゴールド(NL)が選択肢に入ってきます。
| 組み合わせ | 年会費 | 条件 | クレカ積立還元率 | 月10万積立時の年間お得額 |
|---|---|---|---|---|
| 三井住友ゴールド(NL) × SBI証券 | 5,500円→永年無料 | 年100万円以上のカード利用(積立額は対象外) | 1.0% | 年間+22,000円(積立12,000pt+継続特典10,000pt−年会費0円) |
| dカード GOLD × マネックス証券 | 11,000円 | なし(利用額に関係なく1.1%) | 1.1% | 年間+2,200円(13,200pt−年会費11,000円) |
年間100万円以上の決済が三井住友カードにまとまっている人は、ゴールド(NL)×SBI証券が年間+22,000円で圧勝です。
内訳は「積立ポイント12,000pt+年間100万利用の継続特典10,000pt−年会費0円(永年無料達成後)」です。
dカード GOLD×マネックスは積立還元率こそ1.1%と高いですが、年会費11,000円を引くと+2,200円に留まります。
ただし、「100万円に届かなかった」場合はゴールド(NL)の還元率が0.75%に下がり、継続特典もなくなるので、確実に達成できるかが判断のポイントです。
「微妙に届くか分からない」人は、利用条件なしで確実に+2,200円が取れるdカード GOLD×マネックスの方がリスクが低いです。
なお、dカード GOLDはドコモ料金10%還元もあるので、ドコモユーザーならさらにお得額が上がります。

ゴールド(NL)の「年100万円利用」は、クレカ積立額が集計対象外な点に注意です。つまり月10万円積み立てていても、それとは別に年100万円のショッピングが必要です。家賃・光熱費・保険料などの固定費をまとめれば達成しやすいですが、サブカードだと厳しいかもしれません。
クレカの利用額が年間200万円以上
年間200万円以上のカード決済がある人は、上位カードの年会費を回収しやすくなります。
| 組み合わせ | 年会費 | 条件 | クレカ積立還元率 | 月10万積立時の年間お得額 |
|---|---|---|---|---|
| 三井住友ゴールド(NL) × SBI証券 + Olive上乗せ | 5,500円→永年無料 | 年100万利用+Olive口座に200万円以上の預金 | 1.0%+0.2%=1.2% | 年間+24,400円(積立14,400pt+継続特典10,000pt−年会費0円) |
| dカード PLATINUM × マネックス証券 | 29,700円 | 2年目以降は月10万〜20万のショッピングで2.1% | 2.1%(NISA口座) | 積立だけなら年間−4,500円(25,200pt−29,700円) |
年間お得額だけを見るとゴールド(NL)+Olive上乗せの+24,400円が最も確実です。年会費が永年無料なので、積立ポイントと継続特典がそのままプラスになります。
一方、dカード PLATINUM×マネックス証券は積立還元率2.1%と高いのですが、年会費29,700円が重く、積立ポイントだけだと年間−4,500円の赤字です。
ただし、dカード PLATINUMは普段使いでも基本1.0%還元なので、年200万円のショッピングで約20,000ptが別途貯まります。
積立ポイント+普段使いの合計で見ると25,200pt+20,000pt−29,700円=年間+15,500円のプラスになり、十分回収可能です。
さらにドコモユーザーならケータイ料金の最大20%還元もあるので、ドコモ経済圏を深く使う人にとってはかなり有力な選択肢です。

dカード PLATINUMの還元率は2年目以降、毎月のショッピング利用額で変わります。月10万〜20万で2.1%、月20万以上で3.1%です(初年度は一律3.1%)。年200万使う人は月約16.7万なので2.1%のレンジに入ります。「積立ポイントの還元率を最大化したい+ドコモ経済圏を使い倒したい」人ならPLATINUM、「確実に年会費ゼロで手堅く貯めたい」人ならゴールド(NL)+Oliveという棲み分けです。
クレカの利用額が年間300万円以上
年間300万円以上使える人は、プラチナプリファードの上乗せ還元率が現実的になります。
さらにdカード PLATINUMは月20万円以上のショッピングでNISA積立3.1%になるため、この利用額帯ではかなりの強敵です。
| 組み合わせ | 年会費 | 条件 | クレカ積立還元率 | 月10万積立時の年間お得額 |
|---|---|---|---|---|
| プラチナプリファード × SBI証券 | 33,000円 | 年300万利用で2.0%、年500万利用で3.0% | 2.0%〜3.0% | 年間+21,000円(積立24,000pt+継続特典30,000pt−年会費33,000円) |
| dカード PLATINUM × マネックス証券 | 29,700円 | 2年目以降は月20万以上のショッピングで3.1% | 3.1%(NISA口座) | 年間+7,500円(積立37,200pt−年会費29,700円) |
| プラチナプリファード × SBI + Olive上乗せ | 33,000円 | 年300万利用+Olive口座500万円以上 | 2.0%+0.5%=2.5% | 年間+27,000円(積立30,000pt+継続特典30,000pt−年会費33,000円) |
| 楽天ブラックカード × 楽天証券 | 33,000円 | 楽天プレミアム12ヶ月+年間500万円以上利用が申込条件 | 2.0% | 年間−9,000円(積立24,000pt−年会費33,000円) |
積立+継続特典を含めた年間お得額ではプラチナプリファード×SBI証券が+21,000円〜+27,000円で最も高いです。
SBI証券には年100万ごとに10,000ptの継続特典があるのが大きく、年300万利用で30,000ptが付くので年会費33,000円をほぼ相殺できます。
一方、dカード PLATINUM×マネックスは積立還元率3.1%が4社中トップです。
積立だけでも年間+7,500円の黒字になるうえ、普段使いの1%還元(年300万で30,000pt)を加えると合計+37,500円になります。
プラチナプリファードも普段使いのリワードアップ特約店還元を含めれば合計はさらに伸びますが、「積立還元率の高さ」と「普段使い1%の安定感」で言えばdカード PLATINUMが優れています。
楽天ブラックカードは積立ポイントだけだと年間−9,000円の赤字で、しかも申込条件(楽天プレミアム12ヶ月+年500万利用)が厳しいので、この利用額帯でも現実的ではありません。
楽天ブラックカード(2.0%)は、楽天プレミアムカードを12ヶ月以上保有し、かつ年間500万円以上利用しないと申し込めません。
プラチナプリファード(年300万利用で2.0%)と同じ年会費33,000円なのに、申込ハードルが圧倒的に高いので、積立還元率だけが目的なら楽天ブラックよりプラチナプリファードの方が現実的です。

ちなみにVisa Infinite×SBI証券なら最大4.0%ですが、年会費99,000円+高い審査基準があるので、さらに上級者向けです。年間700万円以上使う人でVisa Infiniteの特典(コンシェルジュ、招待日和、会員限定イベント等)に魅力を感じるなら検討の価値はありますが、クレカ積立だけが目的なら選ぶ理由は薄いと思います。
【オマケ】普段使いにオススメのクレカ紹介
ここまではクレカ積立の還元率を中心に解説してきましたが、「普段の買い物もお得にしたい」という人のために、普段使いとしての使いやすさを軸にオススメのカードを紹介します。
それぞれのカードで対応しているクレカ積立の証券口座と還元率も載せているので、参考にしてみてください。
dカード GOLD U(29歳以下限定)
29歳以下ならまず検討したいのがdカード GOLD Uです。
年会費3,300円で、普段使いの基本還元率が1.0%。さらにdカード特約店ではポイントが上乗せされ、マツキヨココカラで合計3%、スタバカードチャージで合計3%など、日常的に使いやすい店舗が多いです。
ドコモユーザーなら毎月のケータイ料金に対して5%のdポイントも付きます。
年30万円以上の利用で年会費相当の特典がもらえるので、月2.5万円程度の決済で実質的に年会費を回収できます。
マネックス証券でNISA口座なら月10万円まで1.1%還元(条件なし)。月10万積立で毎月1,100pt、年間では13,200pt−年会費3,300円=+9,900円のプラスになります。年会費無料のdカード(+8,760円)より上です。
dカード(一般)
年会費永年無料で基本還元率1.0%。これだけでも十分ですが、dカード特約店やdポイント加盟店でのポイント二重取りが日常的にしやすいのが魅力です。
d払いと組み合わせれば、d払い対応店でさらにポイントを上乗せできます。
貯まったdポイントは1pt=1円でd払いやdポイント加盟店で使えるので、使い道に困ることもありません。
マネックス証券でNISA口座なら月10万円積立で毎月730pt(実質0.73%)。年会費無料なので年間+8,760円がそのまま丸ごとプラスです。楽天カード(年間+6,000円)より2,760円多くなります。
三井住友カード ゴールド(NL)
基本還元率は0.5%とやや控えめですが、対象のコンビニ・飲食店でスマホタッチ決済をすると最大7%還元になるのが最大の特徴です。
セブンイレブン、ローソン、マクドナルド、すき家、ドトールなどが対象なので、これらの店をよく使う人にとっては還元率の高さが際立ちます。
年間100万円のカード利用で年会費5,500円が永年無料になり、さらに10,000ptの継続特典も付くので、生活費をまとめるメインカードとして非常にコスパが良いです。
SBI証券で年100万円以上利用なら1.0%還元。月10万積立で年間12,000pt+継続特典10,000pt−年会費0円(永年無料後)=年間+22,000円。さらにOlive口座の預金残高に応じて最大+0.5%上乗せも可能です。
楽天カード(一般)
年会費永年無料で基本還元率1.0%。楽天市場での買い物ではSPUで3%以上の還元になるのが最大の強みです。
楽天モバイル・楽天銀行・楽天証券などを併用すればSPUの倍率がさらに上がるので、楽天経済圏にどっぷり浸かっている人にとっては「ポイントが自動的に雪だるま式に貯まる」感覚が味わえます。
貯まった楽天ポイントは楽天ペイで街の買い物にも使えるので、使い道にも困りません。
楽天証券で低コストファンドだと0.5%還元。年会費無料なので年間+6,000円がそのまま丸ごとプラスです。利用額条件がないのでシンプルに使えます。楽天キャッシュ決済(別途月5万円まで)と併用すればさらに積立枠を広げることも可能です。
JCBカードW(18〜39歳限定)
年会費永年無料で基本還元率1.0%(JCBの通常カードの2倍)。
Amazonで2.0%、スタバカードチャージで5.5%、セブンイレブンで2.0%など、対象のJCBパートナー店でポイントが跳ね上がるのが特徴です。
39歳までに申し込めばその後は40歳以降も継続利用できるので、若いうちに作っておくと長く使えます。
SBI証券またはマネックス証券で利用可能。ただし月5万円以上のショッピング利用がないとポイントが付かないため、JCBカードWをメインカードとして使っている人向けです。月5万以上利用で0.5%還元、年会費無料なので年間+6,000円。ただし月5万未満の利用だと0円になるのでご注意を。
まとめ
新NISAのクレカ積立は、証券会社だけでなくどのカードを使うかで評価が大きく変わります。
そして、同じカードでも「年間のカード利用額」や「年齢」で取れる還元率が全然違います。
今回いちばん伝えたかったのは、自分のカード利用額に合った組み合わせを選ぶのが最も大切ということです。
年間100万円も使わないのにゴールド(NL)を選んでも還元率が下がるだけですし、年間300万円以上使っているのにdカード(無料)に留まるのはもったいないです。
まずは自分の年間カード利用額を確認して、「迷ったらどう選ぶ?」のセクションから自分に合うパターンを見つけてみてください。
そのうえで、普段使いのカードとクレカ積立用のカードを1枚にまとめられるなら、生活全体でのポイント効率がグッと上がります。
※ポイント数は1ポイント=1円相当として概算しています。
※キャンペーンではなく通常条件ベースで整理しています。
※カード年会費やサービス内容、対象ファンド、ポイント還元条件は今後変更される可能性があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

