2026年、楽天証券でいくつかの機能や銘柄がアップデートされた結果、楽天証券を使っている人見直すべき項目が増えてきました!
そこで、今回の記事では「2026年版!楽天証券で確認・見直すべき設定8選」を徹底解説していきます。
特に投資信託の設定については2026年4月8日までに行わないと、勝手に楽天証券が設定した投資方法で運用される項目があるので、ぜひチェックしてください。
【緊急】iDeCoの商品ラインナップが入れ替わった
まず最初に、楽天証券でiDeCoをやっている人に今すぐ確認してほしいのがこれです。
2026年4月1日から、楽天証券のiDeCoで9本の投資信託が除外され、新たに9本の投資信託が追加されました。
「iDeCoは一度設定したら放置でOK」と思っている方、まさにあなたが対象です。
除外された商品に積立設定が残ったままだと、2026年4月8日17:30までに配分変更しなければ指定運用方法で勝手に運用されてしまいます。

この動画や記事を見ているタイミングによっては既に期限を過ぎている場合もありますが、除外商品を保有したままの人はスイッチングで入れ替えできるので、早めに確認しましょう。
除外された9本と追加された9本
除外の理由は、楽天証券のファンドスコア(5年)を24ヶ月ローリングで見た平均値が2.5未満だったファンドです。
つまり、5年間の運用成績を毎月チェックして、平均以下の成績が続いたファンドが対象になっています。
- セゾン資産形成の達人ファンド
- iTrust 世界株式
- iTrust 日本株式
- MHAM日本成長株ファンド<DC年金>
- フィデリティ・日本成長株・ファンド
- 明治安田DC日本債券オープン
- 投資のソムリエ<DC年金>
- 三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN)
- 三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型)
除外された商品を積立設定している方は「掛金の配分指定変更」が必要です。
楽天証券の総合口座を持っている場合は、ログイン後の「確定拠出年金(iDeCo)」トップから「掛金の配分確認」で今の設定を見られます。
一方、今回追加された9本が注目です。
- iFreeNEXT FANG+インデックス:米国ビッグテック10銘柄に均等投資。iDeCoでFANG+に投資できるのは現時点で楽天証券だけ
- 楽天・SCHD(資産成長型):米国の高配当株に投資し、配当を再投資するタイプ
- 楽天・オールカントリー(除く日本):日本を除いた全世界株式に投資
- なかの日本成長ファンド:厳選された日本の成長株に投資するアクティブファンド
- ステート・ストリート・ゴールド・オープン:金(ゴールド)に投資。iDeCoの分散先として
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型):GPIFと同じ資産配分で安定運用
iDeCoでFANG+は「攻め」の選択肢
今回の入替で個人的に最も注目しているのはFANG+がiDeCoで買えるようになったことです。
FANG+は値動きが大きい分、毎月定額で買い続けるiDeCoの「ドルコスト平均法」と相性が良く、下がった時に多く買って上がった時に少なく買う効果が出やすいです。
一方でFANG+はたった10銘柄への集中投資なので、リスクも高い点には注意が必要です。
iDeCoの主軸はオルカンやS&P500にしておいて、配分の一部をFANG+に振るくらいが現実的でしょう。

ゴールドが追加されたのも見逃せません。
株式と逆の動きをしやすいゴールドは、iDeCoのようなスイッチングが非課税でできる制度だとリバランスで大きな効果を発揮します。
iDeCoの商品入替は「放置している人ほど影響を受ける」ので、楽天証券でiDeCoをやっている方は今すぐ自分の配分設定を確認しましょう。
次のセクションでは、iDeCoだけでなく新NISAの積立銘柄も見直すべき理由を解説します。
ちなみに、2026年12月にはiDeCoの掛金上限が引き上げられる予定で、会社員は月6.2万円まで拠出できるようになります。
枠が増えた時にどの商品に振り分けるか、今のうちに考えておくとスムーズです。
新NISAの積立銘柄、昔の候補のままでいい?
新NISAでオルカンやS&P500に積立設定して「もう完璧」と思っている方、実は2025年後半以降に楽天証券で選べる投資信託の候補がかなり増えていることをご存知でしょうか。
「今すぐ全部乗り換えろ」という話ではありません。
ただ、以前は選べなかった選択肢が増えているのに、それを知らずに古い候補のまま積み立てている可能性があるなら、一度確認しておいた方がいいですよねという話です。
2025年後半~2026年に追加された注目ファンド5選
まず見てほしいのが、2025年後半から2026年にかけて楽天証券で新たに買えるようになったファンドです。
以前は楽天証券で選べなかったカテゴリが一気に広がりました。1つずつ見ていきましょう。
①楽天・欧州株式インデックス・ファンド(2025年8月設定)
MSCIヨーロッパ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すファンドです。
欧州の先進国の大型・中型株約400銘柄で構成されており、「米国偏重のポートフォリオを少し分散させたい」という方にぴったりの選択肢です。
- ベンチマーク:MSCIヨーロッパ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
- 設定日:2025年8月14日
- 信託報酬:年0.0968%程度(税込)※実質コスト
- 為替ヘッジ:なし
- NISA:成長投資枠で購入可能
構成銘柄の上位10社は以下のとおりです(MSCIヨーロッパ・インデックスの上位銘柄)。
| 順位 | 銘柄名 | 国 | セクター |
|---|---|---|---|
| 1 | ASML | オランダ | 情報技術 |
| 2 | アストラゼネカ | イギリス | ヘルスケア |
| 3 | HSBC | イギリス | 金融 |
| 4 | ノバルティス | スイス | ヘルスケア |
| 5 | LVMH | フランス | 一般消費財 |
| 6 | ノボノルディスク | デンマーク | ヘルスケア |
| 7 | シュナイダーエレクトリック | フランス | 資本財 |
| 8 | ユニリーバ | イギリス | 生活必需品 |
| 9 | イベルドローラ | スペイン | 公益事業 |
| 10 | SAP | ドイツ | 情報技術 |
米国株式が情報技術セクターに偏りやすいのに対して、欧州株式はヘルスケア・金融・消費財・公益事業など業種が分散されているのが特徴です。
S&P500やオルカンと組み合わせることで、地域とセクターの両方で分散効果が期待できます。
②楽天・JEPQ(米国成長株式・プレミアム・インカム・ファンド)(2025年8月設定)
世界で最も資金が集まっているアクティブETF「JEPQ」を投資信託化したファンドです。
NASDAQ100を中心に米国の大型成長株を保有しつつ、コール・オプションを売却することで株式の配当金+オプションプレミアムの二重のインカムを狙います。
- 投資対象ETF:JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF(JEPQ)
- 設定日:2025年8月14日
- 信託報酬:年0.693%程度(税込)※実質コスト(ETF報酬含む)
- 決算:毎月(年12回)
- 分配利回り目安:年8~10%程度(本家JEPQ実績ベース。将来を保証するものではありません)
- NISA:成長投資枠で購入可能(※つみたて投資枠は対象外)
構成銘柄の上位10社は以下のとおりです(本家JEPQ ETFの保有銘柄)。
| 順位 | 銘柄名 | 比率(目安) |
|---|---|---|
| 1 | エヌビディア(NVDA) | 約7.6% |
| 2 | アップル(AAPL) | 約6.1% |
| 3 | アルファベット(GOOG) | 約5.7% |
| 4 | マイクロソフト(MSFT) | 約5.3% |
| 5 | アマゾン(AMZN) | 約4.4% |
| 6 | メタ(META) | 約3.6% |
| 7 | テスラ(TSLA) | 約2.8% |
| 8 | マイクロン(MU) | 約2.4% |
| 9 | ブロードコム(AVGO) | 約2.3% |
| 10 | AMD(AMD) | 約2.0% |

カバードコール戦略なので、株価が大きく上昇した時のリターンは通常のインデックスより抑えられます。
その代わりに毎月の分配金が厚いので、「値上がり益よりインカム重視」の方や、すでにインデックス投信をコアで持っていてサテライトで毎月分配が欲しい方向けですね。
③楽天・ゴールド・ファンド 為替ヘッジあり/なし(2026年1月取扱開始)
金(ゴールド)に低コストで投資できるファンドで、為替ヘッジあり・なしを選べるのが特徴です。
「ゴールドを持ちたいけど、円高になった時に為替差損が心配」という方はヘッジあり、「為替の影響も含めて長期で持ちたい」という方はヘッジなしを選べます。
ゴールドは個別銘柄を持つものではなく、金の現物価格に連動するファンドなので構成銘柄の上位10社という概念はありません。
投資対象は金の価格に連動するETFや金先物が中心です。
④楽天・プラチナ・ファンド(2026年1月取扱開始)
ゴールドと同じくコモディティ系ですが、こちらはプラチナに投資するファンドです。
プラチナは工業用途(自動車の触媒など)と宝飾品の需要が大きく、ゴールドとは異なる値動きをする傾向があります。
こちらも金の現物価格ではなくプラチナ価格に連動するため、構成銘柄の表は該当しません。
「株式だけでなくコモディティで分散したいけど、ゴールドだけでは物足りない」という方のサブ的な位置づけです。
⑤楽天・マネーファンド(2025年6月取扱開始)
公社債で運用する低リスクの公社債投資信託です。
株式のような値動きがほとんどなく、「金利のある世界」に移行した今、証券口座の余裕資金をただ寝かせておくのがもったいない方にとって便利な選択肢になります。
投資タイミングを待つ間の資金置き場や、暴落時の待機資金として使える商品です。
こちらも債券運用のため、株式のような構成銘柄上位10社は該当しません。

特に注目してほしいのは「ゴールド」と「欧州株式」です。
今まで楽天証券でこのカテゴリに低コストで投資しようとすると選択肢が限られていましたが、楽天投信投資顧問から出たことで楽天証券の中だけで分散投資の幅がかなり広がりました。
楽天・プラスシリーズで投信残高ポイントをもらえているか?
新ファンドの確認とあわせて見直してほしいのが、楽天・プラスシリーズの存在です。
楽天証券には「投信残高ポイントプログラム」があり、対象の投資信託を保有しているだけで毎月楽天ポイントが貯まります。
- 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(年率0.017%)
- 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド(年率0.028%)
- 楽天・プラス・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド
- 楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド
- 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド
- 楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド
例えばeMAXIS Slim S&P500で積み立てている方は、楽天・プラス・S&P500に切り替えるだけで年率0.028%のポイント還元がつきます。
信託報酬自体も業界最安水準を目指しているため、「コストが上がるのでは?」という心配は不要です。

もちろんeMAXIS Slimも素晴らしいファンドなので、無理に乗り換える必要はありません。
ただ、楽天証券をメインで使っているなら楽天・プラスシリーズの方がポイント分だけお得になりやすいです。
年に1回くらいは「今の楽天証券で何が買えるか」を確認しておきましょう。
さて、ここまで投資信託の話が続きましたが、実は楽天証券の中には投資信託以外にも使える投資サービスがあります。
次はそのうちの1つを紹介します。
楽天証券の「利回り投資(Funds)」も知っておこう
投資信託の話が続きましたが、実は楽天証券にはもう1つ、あまり知られていない投資サービスがあります。
それが「利回り投資(Funds)」です。
楽天証券の中でFundsにアクセスできる
楽天証券は2022年9月からファンズ株式会社と提携し、楽天証券のサイト内で「利回り投資(Funds)」のファンドを紹介・募集しています。
楽天証券にログインすると、トップページやサイドバーでFundsの案内が表示されることがあるので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。
楽天証券を経由してFundsのファンドに投資する場合、楽天証券とFunds(ファンズ社)の両社の基準を満たした上場企業や関連会社が借り手になるファンドが対象です。
つまり、Fundsのサイトで直接投資するのと比べて、楽天証券のフィルターが1枚追加されている形になります。
- 楽天証券のサイト内にあるFundsのページからファンドを選ぶ
- Fundsの口座開設が必要(楽天証券の口座とは別。楽天証券経由で開設手続きできる)
- 投資金額を決めたら、あとは運用期間終了まで待つだけ
- 分配金は決められた日程で入金。運用期間終了後に元本が返ってくる
楽天証券のお客様専用ファンドも存在しており、Fundsのサイトには掲載されず楽天証券上でのみ募集されるファンドもあります。
楽天証券ユーザーならではの投資機会があるわけです。

Fundsの口座は楽天証券以外のユーザーでも作れますが、楽天証券経由だと専用ファンドがあったり、楽天証券のサイト内でファンドを比較できるので利便性が高いですね。
Fundsは株式とは全く違う「守りの投資」
ではFundsの中身はどんなサービスなのか。
Fundsは上場企業などにお金を貸し付けて、あらかじめ決まった利回りで配当を受け取る貸付投資サービスです。
平均的な利回りは年2%~3%程度と控えめですが、サービス開始以来、元本割れや返済遅延が1度も発生していない点がかなり優秀です。
株式のように日々の値動きがないので、新NISAの積立と並行して、待機資金の置き場や値動きのある投資とは別の分散先として使えます。
配当だけじゃない「Funds優待」が地味に嬉しい
Fundsの面白いところは、配当だけでなくFunds優待がつくファンドがある点です。
例えばダスキンのモップ応援ファンドでは、予定利回りは2%程度で運用期間は約3ヶ月。50万円を投資した場合の配当目安は約2,000円程度ですが、5万円以上の投資で条件を満たすとミスタードーナツのギフトチケットがもらえます。
しかも人気のファンドは9,000万円の募集に対して3億円以上が集まって達成率436%なんてこともあり、抽選方式の場合は落選しても500円分のギフト券がもらえたりします。
配当+優待のダブルで恩恵を受けられるのが面白いポイントです。

新NISAでの資産形成が主軸なのは間違いありませんが、楽天証券の中で株式とは全く違うタイプの投資に簡単にアクセスできるのは知っておいて損はないです。
資金に余裕がある方はチェックしてみてください。

楽天証券のFunds機能が気になった人向けに、仕組みや始め方は別記事で詳しくまとめています。
株式や投資信託とは違う守りの投資先として、余剰資金の置き場を探している人はチェックしてみてください。
では次は、楽天証券の機能面で2026年に追加された注目の新機能を見ていきます。特にプレマーケット取引とかぶピタッ®は、知らないと損するレベルの新機能です。


