はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、中国製スマートウォッチが日本製やアメリカ製よりも危険なことは事実であり、情報漏洩の危険性もあります。
具体的な危険性は本文(目次以降)で解説していきます
もちろん、価格自体は日本製スマートウォッチよりも安いので、価格と危険性を考えれながら導入するかどうかを決めてください。
中国製スマートウォッチは危ない?6つの危険性
「中国製スマートウォッチは危険・危ない…」と言われる理由には下記があるので、詳しい内容を解説していきます。
理由1:情報漏洩の危険性
なんとなく「中国製のスマートウォッチは情報漏洩の危険性がある」と知っている人は多いですが、理由を知らない人は多いのではないでしょうか?
具体的な根拠として、イギリスのエディンバラ大学とアイルランドのトリニティ・カレッジ(ダブリン大学)の調査結果があります。
同調査では、中国製のスマホのワンプラス、シャオミ、レルムの3社を下記のように分析しており、日本でもThe Liberty Webで取り上げられています。
製造番号などの端末情報に始まり、端末の位置、電話番号やアプリの利用パターン、さらには電話やショートメッセージを送受信した履歴、連絡先の電話番号などまで、大量の情報が送られていたといいます。
引用元:The Liberty Web
その結果、検索サイトや音声認識技術などの端末メーカーとは関係のない30以上のソフトウェアが事前にインストールされていました。
上記によって大量の個人情報が中国の通信事業者に送られていたと判明しており、SIMフリーであっても同様でした。
特にシャオミの中国製スマートウォッチはデザインも人気ですが、知らず知らずのうちにあなたの情報が略取されている危険性があります。
スマートウォッチは専用アプリを通じて情報を送信できるため、個人情報をできるだけ守りたい場合はAppleのApple Watchなどがオススメです。
理由2:機能の信頼性が低い
中国製スマートウォッチはApple Watchなどと比べて安く手に入れやすく、血圧や血糖値、体温測定などの機能も充実しています。
しかし、中国製スマートウォッチは医療機器の記載がなく、本来の測定方法ではない光学式センサーを用いています。
血圧測定や体温測定の機能をスマートウォッチに搭載する場合、日本では医療機器に該当しますが、中国製スマートウォッチのほとんどは該当しません。
日本製だと、オムロンが医療機器認定済みのスマートウォッチを販売してます
そのため、あくまでも中国製スマートウォッチの血圧測定機能などは「参考値」にとどめておく必要があります。
もし数値を信頼していると自身の正確な健康状態が分からないので、危険な健康状態に気付きにくい場合もあります。
理由3:故障リスクがある
中国製スマートウォッチのように安い製品を販売するためには、製造コストを抑える必要があり、どうしても高価格帯製品よりも故障リスクが高くなります。
2台目中国製スマートウォッチが壊れた。しかも2台とも同じ壊れ方。やっぱり安物はだめかー。朝ラン初めて2ヶ月しか経過してないけどGarminのランニングウォッチを買おうかな…
— 森乃久万 (@bFRD34TfPAggSgc) September 15, 2022
実際、中国製スマートウォッチは新興国を活用した部品の大量生産と調達、内部プログラムなどの製造コストを抑えています。
もちろん、検査基準も日本やアメリカ製よりも甘いので、初期不良が多く、2ヶ月ほどで壊れることが多いです。
故障保証や返品対応を受けてくれるメーカーなら安心できますが、マトモに対応しないメーカーも多いので、すぐに壊れた場合は最悪です。
中国メーカーでも大手なら初期不良や修理に対応してくれるけど、無名メーカーはマトモに対応しないので注意…
理由4:サポート体制が不安
中国製スマートウォッチはインターネットショップで簡単に購入できますが、万が一のときのサポート体制に問題があります。
特にAmazonなどの信頼できるECサイト以外で購入すると下記のように問い合わせすら出来ないことがあります。
安いスマートウォッチを買ったら,やはり中国製…😩
— かみなりパパ ②号 (@kaminari_papa2) November 13, 2020
どのアプリともペアリング出来ず,Bluetoothの仕様範囲でしか使えません!💢
このサイト自体,レビューも問い合わせもタップ出来ません!
これがネットショップの怖さですよね…😱
広告に中国製と書けバカ野郎〜!😭 pic.twitter.com/X3fz5CUeMI
上記の状態になると、ただのゴミへ金を払っただけであり、スマートウォッチの処理も自身でしなければいけません。
一応、Amazonや楽天市場などの信頼できるECサイトであれば、ECサイト自体が返金対応をしてくれるので安心できます。
上ツイートのような危険性を減らすためにも、どうしても中国製スマートウォッチを買いたい場合は信頼できるECサイトがオススメです。
理由5:中国政府への情報開示
中国系の企業は他国よりも地政学的なリスクを抱えており、特に情報端末やWebサービスには注意が必要です。
地政学的リスクとは、ある地域の政治的、軍事的、社会的な緊張が高まることで、その地域や周辺地域の経済が先行き不透明になる可能性があるリスクです。
中国であれば下記のリスクがあり、サービスの廃止や商品の価格が変動するなどの影響も及ぼす場合があります。
- 政治的な不安定:中国は、共産主義政権の下で統治されており、政治的な不安定が続いています。また、香港問題やウイグル問題など、人権問題があり、国際社会との対立が深まっています。
- 貿易紛争:米中貿易戦争や日中関係など、中国は世界各国との貿易紛争が起きやすい国であり、経済的なリスクがあります。
- 軍事的な脅威:中国は、軍事的な脅威を示唆する動きを見せています。南シナ海の軍事拠点化や、台湾への圧力などが挙げられます。
なぜなら、中国系企業は国家情報法の第7条によって中国政府の情報活動に協力する義務があるからです。
いかなる組織及び個人も、法律に従って国家の情報活動に協力し、国の情報活動の秘密を守らなければならない。国は、そのような国民、組織を保護する。
中国「国家情報法」第7条
つまり、中国政府の指示次第で中国系企業は顧客の情報を中国政府へ渡す必要があり、いつでも情報が漏洩する状態にあります。
実際、上記の法律を恐れたアメリカやヨーロッパでは中国系の通信端末やWebサービスの締め出しが強まっています。
TikTokやファーウェイなどが禁止にされました
国家情報法による地政学的なリスクは全中国企業に通じることなので、中国系スマートウォッチには潜在的な地政学的リスクがあると言えます。
理由6:Google利用不可の可能性
2019年5月15日に、アメリカでファーウェイのスマホを含んだ通信機器の輸入や販売が禁止されました。
上記によってアメリカ企業のGoogle社もサポートを停止すると発表し、スマートウォッチに搭載されたAndroidも使えない状態にあります、
現時点ではインフラ事業を手がけるファーウェイのみですが、他のスマートウォッチメーカーもインフラ事業を始めれば締め出しを受ける危険性があります。
しかも、中国では2017年6月に「国家情報法」が施行されており、第7条には「中国政府が要求すれば、中国国民や企業は嫌でも情報を集めなさい」という旨があります。
上記に法律によって中国メーカーを締め出す国は増加傾向にあり、スマートウォッチ市場も例外ではありません。
そのため、安全に長くスマートウォッチを使いたい場合は日本かアメリカ製のスマートウォッチがオススメです。
日本製スマートウォッチはなぜオススメ?特徴3選
「スマートウォッチは高価だから、どうせ買うなら高品質な日本製がいい!」と考えている方が多いと思います。
さまざまな日本製品が高品質と言われるのには、製造や販売に携わる人々のプロ意識の高さがあります。
ここからは、なぜ日本製のスマートウォッチがおすすめなのかについて解説していきます。
特徴1:日本製なのでトラブル時は迅速に対応
スマートウォッチは海外製品が多いデバイスなので、故障のときのサポート体制へ下記の不安を感じている方が多いと思います。
- 海外製品は問い合わせ窓口がわかりにくい
- 言語の違いからコミュニケーションがスムーズにいかない
- ちゃんと対応してくれるかな
日本製のスマートウォッチは、国内で製造しているということもあって、修理時も迅速に対応することができます。
また、問い合わせ窓口もわかりやすく、日本人が対応することがほとんどなので、スムーズに修理をお願いすることができます。
特徴2:品質の高いスマートウォッチ
「日本製は高品質」とよく言われますが、そこには日本と海外での製造に対する意識の違いがあります。
海外では「生産を行う上で、必ず1〜2%の不良品が出る」と考えますが、日本では「100%の良品を提供する」と考えます。
これは日本製のスマートウォッチの場合も同じで、製品完成後の検品を怠らないので、日本製は不良品が少ないのが特徴です。
また、製造工場で働く人たちの意識も高いことが、日本製品の特徴です。
「お金をもらっている以上、しっかりと働く」というプロ意識を持った方が多いので、高品質なスマートウォッチになります。
オムロンのスマートウォッチは医療機器認証も取得している高品質な製品です
特徴3:日本人ユーザーの声をしっかり反映
日本企業は、消費者とこまめにコミュニケーションを取ることを意識している企業が多いのも特徴的です。
そのため、データ上の需要だけではなく、消費者の生の声を聞いて実際に商品に反映させることができます。
このことから、本当に日本人が欲しい日本製のスマートウォッチを製造・販売することができます。
【日本製も】オススメのスマートウォッチメーカー5選
日本製も含めたオススメのスマートウォッチメーカーには下記があるため、詳しい特徴や価格帯を解説していきます。
オムロン(日本製)
オムロンのスマートウォッチは健康管理を重視した機能が充実しており、主要なモデルとして「オムロン HeartGuide」があります。
項目 | オムロン HeartGuide |
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機能 | 血圧測定機能 歩数計 睡眠モニタリング スマートフォン連携による通知機能 |
価格 | 約50,000円〜60,000円 |
オムロンのHeartGuideは、特に血圧管理に特化しており、日常的な健康管理が可能です。
このスマートウォッチは、医療機器としても認証されており、正確な血圧測定が可能です。
価格はやや高めですが、健康管理を重視するユーザーには非常におすすめです。
オムロンのスマートウォッチは、健康志向の高いユーザーにとって非常に有用なデバイスです。
特に、血圧管理や睡眠モニタリング機能を活用することで、日常生活の健康維持に役立ちます。
カシオ(日本製)
カシオのスマートウォッチはアウトドアやスポーツに適した頑丈なデザインと多機能性が特徴であり、主要なモデルには下記などがあります。
項目 | カシオ PRO TREK Smart WSD-F30 |
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機能 | GPS機能防水・耐衝撃構造気圧計 方位計 標高計カラーディスプレイ スマートフォン連携による通知機能 バッテリーセーブモード |
価格 | 約50,000円〜60,000円 |
項目 | カシオ G-SHOCK GBD-H1000 |
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機能 | 心拍計 GPS機能 歩数計 トレーニング分析機能 防水・耐衝撃構造 スマートフォン連携による通知機能 |
価格 | 約40,000円〜50,000円 |
カシオのスマートウォッチは、特にアウトドア活動やフィットネスを楽しむユーザーに最適です。
PRO TREK Smart WSD-F30は、登山やハイキングに役立つ多機能センサーを搭載しており、過酷な環境でも使用可能です。
一方、G-SHOCK GBD-H1000は、スポーツトレーニングに適した機能が充実しており、耐久性も抜群です。
Apple(アメリカ製)
AppleのスマートウォッチであるApple Watchは多機能でスタイリッシュなデザインが特徴であり、下記がApple Watchの主要なモデルです。
項目 | Apple Watch Series 9 |
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機能 | 新しいS9チップによる高速パフォーマンス ダブルタップジェスチャーによる簡単操作 心電図(ECG)機能 血中酸素濃度測定 心拍計 皮膚温測定 睡眠モニタリング ワークアウトトラッキング(ランニング、サイクリング、ヨガなど) 防水性能(50メートル) スマートフォン連携による通知機能 Apple Pay対応 音楽再生 常時表示Retinaディスプレイ |
価格 | 約54,800円〜72,800円 |
項目 | Apple Watch SE (第2世代) |
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機能 | 心拍計 睡眠モニタリング ワークアウトトラッキング(ランニング、サイクリング、ヨガなど) 防水性能(50メートル) スマートフォン連携による通知機能 Apple Pay対応 音楽再生 Retinaディスプレイ |
価格 | 約34,800円〜44,800円 |
Apple Watchは、豊富な健康管理機能と日常生活をサポートする多彩なアプリが魅力です。
特に、Apple Watch Series 8は、医療レベルの心電図測定や血中酸素濃度測定が可能で、健康志向の高いユーザーに最適です。
また、Apple Watch SEは基本的な機能を抑えつつも、コストパフォーマンスに優れたモデルとして人気があります。
Google(アメリカ製)
GoogleのスマートウォッチであるPixel Watchは、洗練されたデザインとGoogleのAI技術を駆使した多機能が特徴です。以下に主要なモデルと機能や価格帯を紹介します。
項目 | Google Pixel Watch 2 |
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機能 | 新しいチップセットによる高速パフォーマンス 心拍計 睡眠モニタリング ECG機能 歩数計 GPS機能 防水性能(50メートル) スマートフォン連携による通知機能 Googleアシスタント対応 Fitbitとの統合による健康管理機能 Wear OS搭載 皮膚温センサー |
価格 | 約49,800円〜59,800円 |
Google Pixel Watch 2は、Googleの高度なAI技術とFitbitの健康管理機能を統合しており、日常の健康管理やフィットネス追跡に優れています。
Googleアシスタントを利用することで、音声での操作や情報検索が可能です。
Fitbit(アメリカ製)
Fitbitのスマートウォッチは、健康管理とフィットネス追跡に特化した機能が充実しています。以下に主要なモデルとその機能、価格帯を紹介します。
項目 | Fitbit Sense 2 |
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機能 | 心拍計 睡眠モニタリング ECG機能 ストレス管理機能 スポーツモード(ランニング、サイクリング、ヨガなど) GPS機能 防水性能(50メートル) スマートフォン連携による通知機能 音声アシスタント対応(Googleアシスタント、Alexa) Fitbit Pay対応 |
価格 | 約38,800円〜48,800円 |
項目 | Fitbit Versa 4 |
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機能 | 心拍計 睡眠モニタリング ストレス管理機能 スポーツモード(ランニング、サイクリング、ヨガなど) GPS機能 防水性能(50メートル) スマートフォン連携による通知機能 音声アシスタント対応(Googleアシスタント、Alexa) Fitbit Pay対応 |
価格 | 約26,800円〜36,800円 |
Fitbit Sense 2は、先進的な健康管理機能を備えており、特にストレス管理や心臓の健康管理に優れています。
また、音声アシスタントやFitbit Payにも対応しており、利便性が高いです。
一方、Fitbit Versa 4は、基本的な健康管理機能を備えつつ、リーズナブルな価格帯で提供されているため、初めてスマートウォッチを購入する方にも適しています。