はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではVTube Studioの推奨スペックや注意点について詳しく解説していきます。
ゲームや雑談配信を前提としたオススメのゲーミングPCも紹介しているので、これからVtuberを始めたい方は参考にしてください。
VTube Studioの推奨PCスペックと注意点3選
VTube Studio公式サイトが公表している推奨PCスペックは下表であり、現在売っている最新のPCなら大体対応しています。
VTube Studio | 最低スペック | 推奨スペック |
---|---|---|
OS | Windows 7、Catalina 10.15.7以降 | Windows 10 、Catalina 10.15.7以降 |
CPU | Windows:AMD / Intel 1.8GHz以上 Mac:Intel Core i5以上 | Windows:AMD / Intel CPU 2.5 GHz以上 Mac:Intel Core i7またはM1以降 |
グラフィックス | AMD/NVIDIA 2GB | AMD/NVIDIA 4GB |
メモリ | 4 GB | 6 GB |
ストレージ | 3 GB | 4 GB |
VTube Studioでモデルを動かすだけなら必要スペック程度でも動作しますが、VTube Studioには配信機能がありません。
そのため、リアルタイム配信をする場合は、配信ソフト推奨スペックも確認しておきましょう。
また、ゲーム配信をする場合はVTube Studioや配信ソフト、ゲームを動作させる必要があり、要求スペックが大きく上がるので注意が必要です。
他にも、VTube Studioを使用するのに注意したい点があるので詳しく解説します。
注意点1:webカメラが必要
VTube Studioで配信や動画作成を行うには、webカメラやマイクが必要です。
Webカメラやマイクが最初から搭載されているノートPCなら追加で用意する必要はありませんが、デスクトップPCなら用意が必要です。
一応、スマートフォンを接続してカメラとして使用でき、Webカメラとスマートフォンでは下表のメリット&デメリットがあります。
VTube Studio | メリット | デメリット |
---|---|---|
スマートフォン | 遅延が少ない 目線や口の動きがなめらか | 連携に3000円必要 熱で動作が不安定になる スマホの充電が減りやすい |
Webカメラ | 設定が簡単 連携に課金が不要 動作が安定している | 遅延する場合がある カメラが高額になる場合も |
また、同じスマホでもFaceトラッキング機能が付いているiOSとAndroidでは精度に大きな差があります。
Webカメラも高画質なものは高額なのでiOSならスマホ連携、AndroidならLogicoolのBRIOなどがオススメです。
注意点2:ゲーム配信はカクつく場合もある
VTube Studioと配信ソフトを連携し、ゲームを配信する場合はPCの動作が重くなりやすいです。
実際、PCゲーム配信がメインのVtuberグループ「ぶいすぽ」は30〜40万円のゲーミングPCを使っています。
ぶいすぽVtuber | 一ノ瀬うるは | 花芽すみれ | 花芽なずな | 神成きゅぴ | 如月れん | 胡桃のあ | 小雀とと | 小森めと | 紫宮るな | 橘ひなの | 英リサ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 9 5900X | Intel Core i9-12900K | Intel Core i9-12900K | Intel Core i9-12900K | Intel Core i9-12900K | Intel Core i9-12900K | Intel Core i9-12900K | (不明) | Intel Core i9-12900K | Intel Core i9-12900K | Intel Core i9-12900K |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX 3080 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 4090 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 |
同スペックPC | LEVEL-R7X7-LCR79X-VLX(後継機) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | LEVEL-R779-LC137KF-XLX | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) | G-Tune PP-Z (プレミアムモデル) |
にじさんじやホロライブでも20万円以上のゲーミングPCが大半であり、VTube Studioの推奨スペックを大幅に上回っています。
Vtuberのゲーム配信は20万円程度のゲーミングPCでも重くなることがあるため、スペックに余裕のあるPCを選ぶと良いでしょう。
ぶいすぽVtuberのPCスペックと同等スペックのPCは下記事にまとめてあるので、気になる場合は参考にしてください。
注意点3:グラボはGeForce RTX系がオススメ
VTube Studioを使用する場合、PCのグラフィックボードにはGeForce RTX系がオススメです。
なぜなら、GeForce RTX系を選択することで、NVIDIA Broadcast Trackerを利用できるからです。
NVIDIA Broadcast Trackerはグラボのメーカーとして知られるNVDIA社のツールであり、AIによる最適化と映像の補正機能を無料で使えます。
Broadcast Trackerを使えばFaceトラッキングの精度が上がり、マイクノイズやルームエコーを除去もできます。
そのため、これからVTube Studioを使いたい場合は、GeForce RTX系を搭載したPCがオススメです。
ここからはGeForce RTX系を搭載したオススメのゲーミングPCを紹介します
VTube StudioにオススメのゲーミングPC5選
VTube Studio自体に必要なPCスペックは高くありませんが、VTuber活動によっては必要スペックの水準が大きく上がる場合があります。
新しくPCを用意する場合、配信ソフトやゲームなどの推奨スペックも確認し、少し余裕があるゲーミングPCを選ぶことがオススメです。
マウスコンピューター mouse K5-I7G50BK-A
mouse K5-I7G50BK-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
mouse K5-I7G50BK-Aの価格は149,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | mouse K5-I7G50BK-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i7 12650 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 15インチのフルHDノングレア液晶なので長時間作業でも目が疲れにくい
- Intelの12世代ミドルレンジCPU搭載
→Office系ソフトやAdobe系ソフトを使える性能 - グラフィックボード「RTX2050」を搭載
→PCゲームやクリエイティブ系ソフト、AI学習にも使える - Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- バッテリー駆動時間最大10時間
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
軽いゲームや2Dモデルで配信するには十分な性能なので、画質にこだわった配信を求めないなら大丈夫でしょう。
ただし、重い3Dゲームをプレイしたり、最高画質でゲームを配信したりするにはスペックに不安があります。
また、ゲーミングノートには発熱や発熱によるエラーの恐れがあるため、発熱については冷却パーツを併用し、対策するのもいいでしょう。
パソコン工房 LEVEL-17WG181-i7-VLSX
VTube StudioにオススメのゲーミングPC2つ目は、パソコン工房の「LEVEL-17WG181-i7-VLSX」です。
LEVEL-17WG181-i7-VLSXの価格は369,800円であり、ハイエンドモデルのゲーミングノートになります。
モデル名 | LEVEL-17WG181-i7-VLSX |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7 13700HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4080 laptop |
メモリ | 32GB (16GB×2) |
ストレージ | 500GB(M.2 SSD) |
RTX 4080 laptopにより、ノートPCでもサイバーパンク2077やPortal with RTXなどの激重ゲームを100FPS以上でプレイできるスペックがあります。
サイバーパンク2077は現在のPCゲーム界でもトップクラスの重さです
もちろん、サイバーパンクがプレイできるクラスなので「Apev系Vtuber」や「お絵かき系Vtuber」なら余裕のスペックです。
VtuberであればデスクトップPCが推奨されますが、どうしてもノートPCで活動したい場合はオススメです。
マウスコンピューター G-Tune EN-Z-WA (プレミアムモデル)
VTube StudioにオススメのPC3つ目は、マウスコンピューターの「G-Tune PG-I7G60」です。
G-Tune PG-I7G60の価格は224,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
モデル名 | G-Tune PG-I7G60 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-12700F |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
CPUにCore i7-12700F、グラボはGeForce RTX 3060を搭載したエントリークラスのPCであり、2Dモデルを動かしたり、軽いゲームの配信であれば十分なPCスペックです。
RTX3060でプレイした映像が下動画
ただし、3Dモデルをグリグリ動かしたり、重めの3Dゲーム配信をする際には不安があります。
また、重めのゲームも配信にはスペックの不安があるだけで、配信せずに遊ぶだけなら大半のPCゲームを遊べます。
マウスコンピューター G-Tune FZ-I7G7T
項目 | G-Tune FZ-I7G7T |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-13700KF |
メモリ | 32GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070Ti |
ストレージ | SSD:1TB |
価格 | 379,800円 |
- RTX4070Tiにより、重いと評判のサイバーパンク2077すらも遊べる性能
- 16コア24スレッドのCPUと32GBのメモリにより、ゲーム配信も余裕
- 「黒い砂漠」の推奨ゲーミングPCへ認定(購入者特典あり)
- DDR5メモリを採用し、DDR4搭載PCよりもデータの転送効率が向上
パソコン工房 LEVEL-R779-LC139KF-XLX
VTube StudioにオススメのPC5台目はパソコン工房の「LEVEL-R779-LC139KF-XLX」であり、ホロライブの夏色まつりさんや大神ミオさんと同等スペックです。
LEVEL-R779-LC139KF-XLXの価格は514,800円であり、ハイクラスのゲーミングPCになります。
モデル名 | LEVEL-R779-LC139KF-XLX |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i9 13900KF |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4090 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックスへGeForce RTXシリーズ最強のRTX4090を採用しており、この性能があれば12時間の動画(容量約14GB)をたった8分でエンコードできます。
VTube Studioで立ち絵を動かしながらエルデリングなどもプレイできる性能なので、Vtuberのゲーム配信や雑談配信で困ることはないでしょう。
というか、個人が入手できるグラフィック性能はRTX4090がほぼ限界なので、これ以上のスペックを求めることは難しいです
PCスペックはトップVtuberやプロゲーマーと同等なので、本気で人気Vtuberを目指したい人にはオススメです。