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資産500万円あれば複利が爆発して人生勝ち組確定!?

必要資産・到達ライン

今いくらあれば追加積立なしで老後資金が届くか【年齢別】

先ほど40歳の場合は65歳時点で名目2,700万円が必要だと計算しました。
しかし、年齢が違えば65歳までに受けるインフレとマクロ経済スライドの年数も変わるので、必要額も変わります。
25歳なら40年分、60歳なら5年分。当然、若い人ほど65歳時の名目不足額は大きくなります。

以下のテーブルでは、年齢ごとに「65歳時点で実際にいくら必要か(名目)」と「今いくらあれば追加積立なしで届くか」の両方を載せています。

現在の年齢65歳まで65歳時点の
必要額(名目)
今いくらあれば
追加積立なしでOK
25歳40年約4,250万円約285万円
30歳35年約3,650万円約345万円
35歳30年約3,150万円約415万円
40歳25年約2,700万円約497万円
45歳20年約2,300万円約600万円
50歳15年約2,000万円約720万円
55歳10年約1,700万円約870万円
60歳5年約1,450万円約1,050万円
※65歳時の不足額は現在の月4.2万円の赤字がインフレ2%+マクロ経済スライドで年約3.1%ずつ拡大する前提
※「今必要な額」は年利7%(名目)で65歳時の名目目標額に届く一括投資額を逆算
※税金・手数料は考慮していない

注目してほしいのは、「65歳時点の必要額」が年齢で大きく異なる点です。
25歳の人は40年分のインフレとマクロ経済スライドを受けるので名目4,250万円必要ですが、60歳は5年分なので名目1,450万円で済みます。
若い人ほど年金が長期間目減りするため、今の物価感覚に換算しても25歳は約1,930万円、40歳は約1,650万円の購買力が必要です。

一方で「今いくらあれば届くか」は、意外にも年齢間の差が縮まっています。
若い人は目標額が大きいけど運用期間も長いので、少額でも複利で届く。年配の人は目標額が小さいけど運用期間が短いので、大きめの元本が要る。
結果として、40歳で約497万円=ほぼ500万円がちょうど「真ん中の世代」にあたります。

これがコーストFIRE(Coast FIRE)と呼ばれる考え方で、「将来の老後資金の種銭がすでに揃っている状態」を意味します。

コーストFIREの仕組み

35歳以下なら500万円すら不要です。30歳なら345万円、25歳ならわずか285万円で済みます。
一方、45歳以降は500万円では足りない計算になりますが、この年代はすでにある程度の資産を持っている方が多いでしょう。
45歳で約600万円、50歳で約720万円という金額は、数年間コツコツ積立を続けてきた人なら十分射程圏内の数字です。

ちゃすく
ちゃすく

「老後4000万円問題」が話題ですが、投資家にとっては実質「300〜500万円問題」とも言えます。
この表を見て「あ、もう超えてる」と思った人は、老後資金の種まきがすでに終わっている状態ですよ。

500万円+積立継続だとさらに圧倒的

ここまでの話は「500万円を放置するだけ」の最低限のパターンです。
実際には多くの人が積立を継続しているはずなので、40歳が500万円+月3万円の積立を65歳まで続けた場合のシミュレーションも見てみます。

パターン25年後(名目)25年後(実質購買力)
500万円を放置(追加積立なし)約2,714万円約1,654万円
500万円+月3万円を継続約5,293万円約3,226万円
※年利7%(名目)、インフレ年2%で計算

500万円を放置するだけでも名目2,714万円に届き、40歳の目標ライン(名目2,700万円)をギリギリクリアします。
月3万円を続けると名目5,293万円(実質約3,226万円)まで膨らみ、どの年齢の目標ラインも余裕で超えます。
「ゆとりある老後」どころか子や孫に資産を残せる水準です。

放置だけでも老後資金の最低ラインには届きますが、月3万円を続けるだけで実質購買力が約2倍になる。
この差は「複利の種銭500万円」に「追加の積立」が掛け合わさることで生まれる効果です。

ちゃすく
ちゃすく

月3万円って新NISAのつみたて投資枠で普通に設定できる金額です。
コーストFIREのラインを超えていても、積立を止めなければこれだけの差が生まれます。
ちなみに投資をするためにちゃすくが行った節約方法などは下の本にまとめてあるので、そちらも参考にしてください。

「まだ500万円ない」人はどうすればいいか

ここまで読んで「500万円もまだないんだけど…」と感じた方もいると思います。
結論から言うと、焦る必要はありません。
500万円は「到達すると加速する」ラインであって、「500万円がないと意味がない」という話ではないからです。

月3万円積立なら実質12〜13年で到達

先ほどのシミュレーション表をもう一度確認してみます。

経過年数名目評価額実質購買力
(今の物価感覚)
年間の名目運用益
5年目215万円195万円+15万円
10年目519万円426万円+36万円
12〜13年目674〜760万円約500万円前後+47〜53万円
15年目951万円707万円+67万円
20年目1,563万円1,052万円+109万円
25年目2,430万円1,481万円+170万円
※月3万円積立、年利7%(名目)、インフレ年2%で計算

月3万円の積立を年利7%で続けた場合、名目では10年目に519万円を超えます。
ただし、インフレを考慮した実質購買力(今の物価感覚での価値)で見ると、500万円に届くのは12〜13年目です。

12〜13年は短い期間ではありませんが、この「種まき期間」を超えた先に加速ゾーンが待っています。
前のセクションで見たとおり、500万円からの次の500万円(合計1,000万円)まではたった7〜8年。後半になるほどスピードが上がっていきます。

500万円到達までのイメージ(月3万円積立・年利7%)

0→500万円(実質):約12〜13年 — 種まき期間。増えている実感が薄い
500万→1,000万円(実質):約7〜8年 — 複利の加速を実感し始める
1,000万→2,000万円(実質):約10年 — 運用益だけで年100万円超を稼ぐフェーズ

月1万円でも始める価値がある理由

「月3万円はキツい」という方もいるでしょう。
その場合、月1万円でも始めることに大きな意味があります。

月1万円(年間12万円)の場合、年利7%で「運用益が入金力を超える転換点」は約171万円です。
500万円よりずっとハードルが低く、月1万円の積立でも数年で到達できます。

積立額別の「運用益>入金力」になるライン(年利7%)

月1万円(年12万円)の人 → 約171万円
月2万円(年24万円)の人 → 約343万円
月3万円(年36万円)の人 → 約514万円
月5万円(年60万円)の人 → 約857万円

大事なのは金額の大小ではなく「複利の仕組みに乗っているかどうか」です。
月1万円でも投資を始めていれば複利は働きます。何もしなければ10年後も資産はゼロのままです。

そして、キャッシュフローに余裕がでたタイミングで積立額を月2万円、月3万円と引き上げていけば、転換点への到達もその分早まります。
最初の一歩が小さくても、複利の仕組みに乗ること自体が最も重要な判断になるわけです。

ちゃすく
ちゃすく

月1万円なら新NISAのつみたて投資枠で余裕で設定できる金額です。
「500万円なんて遠い」と思うかもしれませんが、今日始めた月1万円が10年後に数百万円の差になります。
複利の力を味方にするかどうかは「始めるかどうか」だけで決まります。

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