はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論から書くと、Microsoftが提供しているOfficeアカデミック版を社会人が購入することは不可能です。
例えばOfficeアカデミック版を販売しているAmazonでは購入対象者がAmazonPrimeStudent限定になっており、社会人が偽って購入することは難しいです。
家電量販店などで購入する際も学生であることを証明できるモノが必要なので、社会人がバレずに買うのはほぼ無理…
ただし、サブスク版のOfficeであるMicrosoft365であればNordVPNなどのVPNサービスを利用して海外からアクセスすることで月額料金を学生版よりも安くできます。
比較項目 | 日本 | アメリカ | インド | トルコ |
---|---|---|---|---|
通貨 | 日本円 | 米ドル | インドルピー | トルコリラ |
Microsoft365 個人&年間プラン | 14,900円 | 69.99ドル (約10,494円) | 4,899ルピー (約8,876円) | 1,599.99リラ (約7,436円) |
Microsoft365 ファミリー&年間プラン | 21,000円 | 99.99ドル (約14,993円) | 6,199ルピー (約11,231円) | 2,299.99リラ (約10,689円) |
詳しい方法は「NordVPNでMicrosoft365は安くなる?最安国や支払い方法も解説」で解説していますが、他にも安くする方法があるので詳しい内容を紹介していきます。
Officeのアカデミック版(学割版)は3種類
Officeをアカデミック価格(学割)で利用できるプランは下表の3種類であり、プランごとに購入方法が若干異なります。
製品・プラン名 | Microsoft365 | Office Professional Academic 2021 | Office Academic 2021 for Mac |
---|---|---|---|
料金(通常) | 年間14,900円 または月額2100円 | 65,815円(買い切り) | 65,815円(買い切り) |
料金(学割) | 無料または月額570円 | 59,800円(買い切り) | 34,800円(買い切り) |
対応OS | Windows,macOS,ChromeOS | Windows | macOS |
利用可能 アプリ・ソフト | Word,Excel,PowerPoint,Outlook, Defender,Clipchamp,Teams,OneNote, Access,Publisher,Forms,Skype | Word,Excel,PowerPoint,Outlook, OneNote,Access,Publisher | Word,Excel,PowerPoint, Outlook,OneNote, |
Copilot(ChatGPT)の利用 | 利用可能 | 利用不可 | 利用不可 |
クラウドストレージ | 1TB | なし | なし |
詳細・公式サイト | Microsoft365公式サイト | 販売ページ | 販売ページ |
上表だけでは詳細な比較が難しいと思うので、各プランごとに特徴や価格を詳しく解説していきます。
Microsoft365
Microsoft365は今まで買い切りだったOfficeのアプリ・ソフトを月額課金型で提供しているサービスです。
Microsoftが提供しているほぼ全てのアプリケーションを利用でき、2023年からはChatGPTを搭載したCopilotも使えるようになりました。
製品・プラン名 | Microsoft365(旧:Office365) |
---|---|
料金(通常) | 年間14,900円 または月額2100円 |
料金(学割) | 無料または月額570円 |
対応OS | Windows,macOS,ChromeOS |
利用可能 アプリ・ソフト | Word,Excel,PowerPoint,Outlook,Defender, Clipchamp,Teams,OneNote,Access,Publisher,Forms,Skype |
Copilot(ChatGPT)の利用 | 利用可能 |
クラウドストレージ | 1TB |
詳細・公式サイト | Microsoft365公式サイト |
学割の場合、下記3つのケースで料金が異なっており、学生が自ら契約する場合は教育機関から提供されるメールアドレスが必要になります。
- 教育機関が提供するケース
→無償が多い - 無償提供の対象になるメールアドレスがあるケース
→無料でMicrosoft365を利用可能 - 学生が個人的に契約するケース
→月額570円
Microsoft365公式サイトではメールアドレスを入力することで無料で利用期できるかどうかが分かる為、学校から提供されたメールアドレスを持っている場合は試してみるとよいでしょう。
また、学生であればMicrosoft365公式サイトへ問い合わせることで年間6840円で利用できるため、通常料金(14,900円)の約半額でOfficeやChatGPTを使えます。
学割なしの社会人でも年間14,900円で利用できるため、OfficeやChatGPT、1TBのクラウドストレージを使えることを考えればコスパは高いのでオススメです。
Office Professional Academic 2021
Office Professional Academic 2021はMicrosoftが提供している買い切り型のOfficeラインセンスです。
製品・プラン名 | Office Professional Academic 2021 |
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料金(通常) | 65,815円(買い切り) |
料金(学割) | 59,800円(買い切り) |
対応OS | Windows |
利用可能 アプリ・ソフト | Word,Excel,PowerPoint,Outlook, OneNote,Access,Publisher |
Copilot(ChatGPT)の利用 | 利用不可 |
クラウドストレージ | なし |
詳細・公式サイト | 販売ページ |
既にMicrosoft公式サイトでは販売をしておらず、Amazonや家電量販店などで販売されているオンラインコードで購入することになります。
WordやExcelなどの基本的なアプリケーションに加え、データベース管理ソフトのAccessやチラシや名刺を作成できるPublisherを利用できます。
Amazonで購入する際はAmazon Prime Studentの加入が必要であり、家電量販店で購入する場合は学生証や在学証明書などの提示が必要です。
Office Academic 2021 for Mac
Office Academic 2021 for MacはMicrosoftが提供している買い切り型のmacOS向けOfficeラインセンスです。
製品・プラン名 | Office Academic 2021 for Mac |
---|---|
料金(通常) | 65,815円(買い切り) |
料金(学割) | 34,800円(買い切り) |
対応OS | macOS |
利用可能 アプリ・ソフト | Word,Excel,PowerPoint, Outlook,OneNote, |
Copilot(ChatGPT)の利用 | 利用不可 |
クラウドストレージ | なし |
詳細・公式サイト | 販売ページ |
Mac向けの買い切り版Officeも既にMicrosoft公式サイトでは取り扱っておらず、Amazonや家電量販店などでオンラインコードを購入する必要があります。
WordやExcelなどの基本的なOffice系ソフトに加え、OutlookやOneNoteなども利用できます。
ただし、Windows向けの買い切り版Officeと違ってAccessやPublisherは利用できないので、データベース管理や簡易的なデザインソフトを求めている場合は注意が必要です。
また、Amazonで購入する場合はAmazon Prime Studentへの加入、家電量販店で購入する際は学生証や在学証明書が必要です。
Windows版よりも利用できないソフトが多い分料金も安いので、Macユーザーで学割ソフトを買いたい場合はオススメです。
Officeアカデミック版を社会人が使うとバレる?
Officeアカデミック版を社会人が使ってもバレることはありませんが、社会人がOfficeのアカデミック版を購入することは難しいです。
アカデミック版Officeの機能は通常のOfficeと同じなので誰でも利用できます
と言うのも、アカデミック版Officeを購入するためには下記のいずれかが必要であり、一般的な社会人では用意することが難しいです。
- 教育機関のメールアドレス(送信や閲覧ができるモノ)
- 学生証または在学証明書
上記のいずれかを用意してアカデミック版のOfficeを購入できれば社会人でもバレずに利用できますが、購入自体ができないので使うのは難しいでしょう。
ただし、Officeは記事後半で紹介する「Officeを安く購入する方法3選」を使えば安く購入できるので、Officeをできるだけ安く買いたい場合は参考にしてください。
アカデミック版Officeは卒業後も使える?
アカデミック版Officeを学生の間に購入した場合であれば卒業後も引き続き利用できます。
例えば、大学を卒業する予定の学生が3月にアカデミック版のOfficeを購入すれば4月以降もOfficeを引き続き利用できます。
買い切り版のOfficeであればそのバージョンは永遠に利用できます!
サブスク版であるMicrosoft365も学割で購入したライセンスの期間内は卒業後も学割価格で利用でき、ライセンス期間終了後は一般価格でMicrosoft365を使い続けるか選べるようになります。
今は売ってないですが、アカデミック版を1年間利用できるライセンスであれば卒業後もライセンスの契約期間中は普通に使えます
そのため、学校を卒業した後もOffice系ソフトを使う予定であれば学生の間にアカデミック版のOfficeを買っておくことがオススメです。
アカデミック版Officeは商用利用できる?
アカデミック版のOfficeは原則商用利用が禁止されており、商品説明でも「※アカデミック版の為、商用利用権なし」の記載があります。
ただし、アカデミック版のOfficeと通常のOfficeは全く同じ機能なので、実際にはアカデミック版のOfficeで営利活動を行うことが可能です。
出力した文章などに透かしが付く訳ではないので営利活動にも使えてしまいます
あまり推奨はしませんが、教育機関やMicrosoftにバレなければアカデミック版Officeを商用利用することは可能です。
ただし、教育機関やMicrosoftにバレた場合、Microsoftアカウントが停止になる可能性があるので自己責任でお願いします。
もしMicrosoftアカウントが停止になるリスクが怖い場合は商用利用が可能なOffice Home & Businessを購入するとよいでしょう。
Officeを安く購入する方法3選【Microsoft365】
Officeを安く購入する方法には下記があるため、詳しい内容や価格を解説していきます。
方法1:Office互換ソフトを購入する
Officeには下記のような互換ソフトがあり、特にGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシードが使えるGoogle Workspaceは人気です。
MicrosoftのOfficeと互換Officeを比較すると下表の様になっており、買い切り版であればソースネクスト株式会社が販売しているPolaris Officeが一番安いです。
製品名 | Microsoft Office | WPS Office | Polaris Office | Google Workspace |
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料金 | Home&Business:38,262円 サブスク版:年間14,900円 | 4190円(買い切り) | 3960円(買い切り) | 無料 有料版:月額680円 |
利用可能な機能 | ・Excel ・Word ・PowerPoint ・Outlook ・OneNote | ・表計算(互換Excel) ・ワープロ(互換Word) ・プレゼンテーション(互換PowerPoint) | ・表計算(互換Excel) ・ワープロ(互換Word) ・プレゼンテーション(互換PowerPoint) ・PDF編集 | ・表計算(互換Excel) ・ワープロ(互換Word) ・プレゼンテーション(互換PowerPoint) ・Gmail etc |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
互換Officeは本家のOfficeとほぼ同様の機能を備えており、個人による通常利用であればほぼOfficeとして利用できるほどの性能があります。
ただし、互換OfficeはMicrosoftのOfficeと完全に同じフォントなどを使っている訳ではないため、本家Officeで作成したファイルを開くと文字化けなどが起きる可能性があります。
とは言え、本家Officeをほぼ同じ機能を持ったソフトが半額以下で購入できるのは大きなメリットなので、できるだけ安い価格でOfficeソフトを買いたい場合はオススメです。
方法2:Yahoo!ショッピングで購入する
OfficeのライセンスはYahoo!ションピングだと格安で販売されており、実は買い切りのアカデミック版と同じ機能を使えるライセンスが9600円で販売されています。
学割よりも安い価格なのですが、これにはOfficeのボリュームライセンスというカラクリがあります。
Yahoo!ショッピングの出品者はボリュームライセンスで手に入れた低コストのライセンスを切り売りしているので、通常のライセンスよりも安い価格でOfficeを購入できます。
ただし、Officeのライセンスを長期的に使用できるかどうかは出品者の考え次第であり、ボリュームライセンスの権利を持っている出品者は低コストのライセンス認証を解除することもできます。
買ってからしばらくは使えるかもしれないけど、本当に永遠に使えるかは出品者次第…
例えば5人分の低コストライセンスを配れる出品者であれば購入した5人のユーザーへライセンス認証を許可した後、全員の認証を解除すれば再び5人のユーザーへライセンスを販売できるようになります。
そのため、一時的に純正のOfficeを使うことは可能ですが、いずれはOfficeのライセンス認証を解除されると考えた方がよいでしょう。
方法3:VPNを使って海外から購入する
NordVPNなどのVPNサービスを利用することでサブスク版であるMicrosoft365(旧Office365)の料金を安くできます。
VPNは「Virtual Private Network」の略で、日本語で「仮想私設ネットワーク」と言います。
インターネット上で、データを暗号化して送受信することで、安全に通信を行えるようにする技術です。
これにより、インターネットを通じて遠隔地にあるネットワークに安全にアクセスしたり、データの盗聴や改ざんを防いだりすることができます。
主に、企業が遠隔地のオフィス同士を安全に繋ぐためや、個人がインターネットの利用を安全に保つために使用されます。
実際にNordVPNでアメリカへ接続した状態でMicrosoft365公式サイトへアクセスすると、価格は個人プランで年間69.99ドルになっています。
上画像のように日本よりも月額料金が安い国へ接続した状態で契約することでアカデミック版でなくても料金を下げることができます。
日本よりもMicrosoft365の料金が安い国には下記があるため、少しでもOfficeの価格を下げたい場合は参考にしてください。
比較項目 | 日本 | アメリカ | インド | トルコ |
---|---|---|---|---|
通貨 | 日本円 | 米ドル | インドルピー | トルコリラ |
Microsoft365 個人&年間プラン | 14,900円 | 69.99ドル (約10,494円) | 4,899ルピー (約8,876円) | 1,599.99リラ (約7,436円) |
Microsoft365 ファミリー&年間プラン | 21,000円 | 99.99ドル (約14,993円) | 6,199ルピー (約11,231円) | 2,299.99リラ (約10,689円) |
NordVPNであれば世界190か国以上に接続でき、YouTubeプレミアムなども安く契約できるので是非使ってみてください。
VPNを使ってMicrosoft365を安くする契約する方法は下の「NordVPNでMicrosoft365は安くなる?最安国や支払い方法も解説」で解説しているので、そちらも参考にしてください。