はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
GeForce ExperienceのShadowPlayにある「インスタントリプレイ」で録画した動画を再生すると、私も上記の現象が発生しました。
いつ頃から不具合があったのか分かりませんが、とりあえず解決できたのでインスタントリプレイの録画がカクつく時の対処法を備忘録も兼ねて解説します。
原因がインスタントリプレイ側ではなく、動画再生ソフト側にあるかもしれないので、PowerDVDの無料体験版などでチェックしておいてください。
【前提】インスタントリプレイを使用していた環境
私のインスタントリプレイ使用環境は下記になっています。
- CPU:Core i7-10700
- メモリ:DDR4-2666 16GB
- GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
- 使用期間:半年ほど、ほぼ毎日
- 使用用途:Fortnite、Apexなどのゲームが中心
- 使用機能:GeForce ExperienceのShadowPlay
基本的にゲーム中のハイライトをShadowPlayのインスタントリプレイを利用し、保存していました。
改善前のインスタントリプレイのカスタム設定は下記の通りです。
- 画質設定:ゲーム内(フルHD)
- FPS:60FPS
- ビットレート:130Mbps
- 録画時間:20分
- 保存先:HDD
最初はどれくらいが普通のビットレートか知らなかったため、明らかに高すぎですね。
しかし、購入当初はビットレート130Mbpsの設定でも綺麗なインスタントリプレイの録画を保存できてました。
インスタントリプレイがカクつく・重い時の対処法
結論から言うと、私の場合はビットレートの値と低遅延モードが原因でした。
上記の原因へ対処すると、インスタントリプレイで下動画のように滑らかな録画ができました↓
では、インスタントリプレイに関する上記の原因に対する対処法を解説します。
対処法:インスタントリプレイのビットレートを変更
先ほども言いましたが、インスタントリプレイで130Mbpsは高過ぎです。
ビットレートは高ければ高いほど高品質な動画になりますが、その分動画も重くなります。
重すぎて再生できない状態では意味が無いため、基本的にはYouTubeが推奨しているビットレートを参考にすると良いです。
画質 | 映像ビットレート(SDR)、 標準フレームレート(24、25、30) | 映像ビットレート(SDR)、 高フレームレート(48、50、60) | 映像ビットレート(HDR)、 標準フレームレート(24、25、30) | 映像ビットレート(HDR)、 標準フレームレート(48、50、60) |
---|---|---|---|---|
8K | 80~160 Mbps | 120~240 Mbps | 100~200 Mbps | 150~300 Mbps |
2160p(4K) | 35~45 Mbps | 53~68 Mbps | 44~56 Mbps | 66~85 Mbps |
1440p(2K) | 16 Mbps | 24 Mbps | 20 Mbps | 30 Mbps |
1080p | 8 Mbps | 12 Mbps | 10 Mbps | 15 Mbps |
720p | 5 Mbps | 7.5 Mbps | 6.5 Mbps | 9.5 Mbps |
480p | 2.5 Mbps | 4 Mbps | サポート対象外 | サポート対象外 |
360p | 1 Mbps | 1.5 Mbps | サポート対象外 | サポート対象外 |
YouTubeで推奨値以上の動画をアップしても重くなるだけであんまり意味が無い
上表のとおり、フルHD画質(1080p)であれば、インスタントリプレイのビットレートはだいたい10Mbpsくらいが1番オススメです。
実際に先ほど見せた動画もビットレートを10Mbpsに設定し、録画したゲーム映像です。
対処法:インスタントリプレイの画質とFPSを下げる
私の場合は違いますが、考えられる原因としては画質とFPSもあります。
グラボのスペックによってはフルHD(1920×1080)&60fpsでもキツイ場合があるため、画質&FPSをHD(1280×720)&30fpsへ落としてみるのもオススメです。
もし画質とFPSを落しても変わらない場合は、他の対処法を確認してください。
対処法:動画再生ソフトを変えてみる
NVIDIAのフォーラム(?)を読んだところ、インスタントリプレイで録画した動画自体に問題は無く、再生するソフト側と相性が悪い場合もあるみたいです。
Windowsであれば普通は「映画&テレビ」で再生されるので、PowerDVDなどの一般動画再生ソフトを使って再生してください。
PowerDVDは動画編集ソフト「PowerDirector」で有名なCyberLink社のソフト
PowerDVDであればCyberLink公式サイトに無料版があるため、誰でも動画再生ソフトの相性を確かめられます。
対処法:GeForce Experienceを再インストールする
設定などに問題がなかった場合、GeForce Experienceをアンインストールして再インストールするのもオススメです。
GeForce Experienceの一時的な問題であれば、再インストールすることで対処ができます。
再インストールすれば、だいたい直る
対処法:「低遅延モードのウルトラ」を導入
そもそも低遅延モードとはグラボのコントロールパネルから設定するモードのことであり、ゲームプレイ時の遅延やカクツキを減らすことができます。
低遅延モードの設定方法は下記の通りです。
- デスクトップ上で右クリックし、「その他のオプションを表示」をクリックする
- 「NVIDIAコントロールパネル」が表示されるのでクリックする
(初めて開く時は同意する) - 「3D設定の管理」をクリックし、「低遅延モード」をクリックする
- 低遅延モードの設定を「ウルトラ」に変更し、「適用」をクリックする
低遅延モードを「ウルトラ」にすることでゲームプレイ中に遅延やカクツキが起きにくくなり、インスタントリプレイの録画もカクツキが減ります。
意外と低遅延モードのウルトラを設定していない人は多いのでオススメです。
インスタントリプレイのカクツキがどうしても直らない場合
上記の対処法でインスタントリプレイのカクツキが直らない場合は、PCやグラフィックボードの買い替えも検討した方が良いでしょう。
下の記事では人気配信者のゲーミングPCやグラフィックボードを紹介しているので、カクツキが直らない場合は参考にしてください。