この記事は下記の悩みや考えを持つ人にオススメです。
- Surfaceで動画編集は可能?
- Surfaceにオススメの動画編集ソフトは?
- Surfaceで動画編集したい!
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に書くと、MicrosoftのSurface ProやSurface Laptopであれば動画編集は可能ですが、Surface Goシリーズはスペックが低いので適していません。
また、Surface Proの価格はSurface Laptopよりも割高なので、コスパを意識する場合はSurface Laptopシリーズがオススメです。
Surfaceで動画編集はできる?PCスペックを解説
Surfaceは下記のシリーズを展開していますが、動画編集へオススメできるシリーズは「Surface Pro」と「Surface Laptop」のみです。
上記の中でSurface Goが動画編集へ適していない理由やProとLaptopが動画編集へオススメできる理由を解説します。
動画編集オススメしない:Surface Go
MicrosoftのSurface Goシリーズは各種Surfaceの中でも低価格帯のモデルであり、動画編集にはあまりオススメできないPCスペックです。
Goシリーズはタブレット型と普通のノート型の両方があります
例えばSurface Go3のPCスペックと動画編集ソフト「PowerDirector」の推奨スペックを比較した結果が下表です。
項目 | Surface Go3 | PowerDirectorの推奨スペック |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット | Windows 11, 10、8、8.1、7 (64ビットのみ対応) |
CPU | Intel Pentium Gold 6500Y | Intel Core i シリーズ以上(AI機能はIntel 第4世代以上) AMD Phenom II以上(AI機能はAMD Ryzen3 1200以上) |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス 615 | 普通の動画:128MB以上のVRAM NVIDIA関連の機能を使う場合:NVIDIA GeForce RTX 2060、NVIDIA Quadro RTX 3000、NVIDIA TITAN RTX 以上 |
メモリ | 4GB | 最低でも4GB以上、推奨は8GB以上 |
ストレージ | eMMCドライブ:64GB | 空き容量が10GB以上 |
Surface Goシリーズは超ローエンドのCPUを搭載しているため、PowerDirectorの推奨CPUであるローエンド以上の条件すら満たしていません。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
PowerDirectorは動画編集ソフトの中でも軽量な部類に入るので、PowerDirectorの推奨スペックを満たせないようでは動画編集にオススメできません。
もし動画編集用のPCとしてSurface Goの導入を検討している場合は下の記事を確認し、他のPCを選ぶことをオススメします。
動画編集オススメできる:Surface Pro
Surface ProシリーズはWindowsを搭載したタブレット型PCのシリーズであり、スマホのようにタッチ操作も使える点が大きな特徴のPCです。
Surfaceシリーズで最新モデルの「Surface Pro9」のPCスペックは下記であり、CPUやメモリはPowerDirectorの推奨スペックを上回っています。
項目 | Surface Pro 9 | PowerDirectorの推奨スペック |
---|---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット | Windows 11, 10、8、8.1、7 (64ビットのみ対応) |
CPU | Intel Core i5-1235U | Intel Core i シリーズ以上(AI機能はIntel 第4世代以上) AMD Phenom II以上(AI機能はAMD Ryzen3 1200以上) |
グラフィックス | Intel Iris Xe グラフィックス | 普通の動画:128MB以上のVRAM NVIDIA関連の機能を使う場合:NVIDIA GeForce RTX 2060、NVIDIA Quadro RTX 3000、NVIDIA TITAN RTX 以上 |
メモリ | 8GB | 最低でも4GB以上、推奨は8GB以上 |
ストレージ | SSD:128GB | 空き容量が10GB以上 |
実際にPowerDirectorを使ってみても一般的な動画編集はできますし、プレビューのカクツキもあまり起きません。
ただし、SurfaceはNVIDIAのグラフィックボードを搭載していないので、AIを活用した自動機能との相性はよくありません。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を処理するための部品「GPU」が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
そのため、YouTuberや動画編集者のようにビジネス目的で利用する場合は微妙ですが、趣味として動画編集する場合は十分オススメできるスペックです。
動画編集オススメできる:Surface Laptop
Surface Laptopシリーズは一般的なWindows搭載ノートPCであり、タッチ操作ができない分、Proシリーズよりも割安で購入できます。
Laptopシリーズで最新モデルのSurface Laptop 5はSurface Pro 9と全く同じPCスペックなので、PowerDirectorであれば十分な動画編集が可能です。
ただし、AdobeのPremiere ProクラスになるとPCスペックが不足しているので、あくまでも動画編集初心者にオススメのPCになります。
Surfaceにオススメの動画編集ソフト3選
Surfaceにオススメできる下記の動画編集ソフトを紹介していきます。
- Adobe:Premiere Rush
- CyberLink:PowerDirector
- EaseUS:VideoEditor
Adobe Premiere Rush
AdobeのPremiere Rushはプロ向けの動画編集ソフト「Premiere Pro」を初心者や低スペックPCでも使えるようにした廉価版動画編集ソフトです。
基本的な料金と特徴は下記の通りで、Adobe CCであればAdobeソフトのほとんどを月額6480円で使い放題になります。
ソフト名 | ソフト自体の料金 | 無料体験版 | 自動字幕起こし | 対応OS | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Adobe Premier Rush | 単体プラン:月額980円 Adobe CC:月額6,480円 | あり 詳細はこちら | 無し | Windows MacOS スマホ | ・ブラウザでも利用できる ・Final Cut Proと同じマグネティックタイムライン ・豊富な動画テンプレート |
Premiere RushはAppleの人気動画編集ソフト「Final Cut Pro」と同じ仕様のタイムラインであり、分割した動画やBGMがタイムライン上でくっつき、隙間を一切開けません。
Final Cut ProはMac専用ソフトなので、Surfaceでは使えません
好みが分かれる部分もありますが、隙間調整や確認をしなくても良いので、動画編集初心者の場合は嬉しい仕様です。
無料体験版でも最初の3回までは透かしや広告無しで動画を出力できるため、とりあえず動画編集を始めてみたい人にもオススメです。
CyberLink PowerDirector
CyberLinkのPowerDirectorは買い切り版とサブスク版があり、国内だと動画編集ソフトの分野で6年連続シェアNo1を達成しています。
PowerDirectorの基本料金や特徴は下表の通りであり、月額517円で使えるサブスク版は非常に人気です。
ソフト名 | ソフト自体の料金 | 無料体験版 | 自動字幕起こし | 対応OS | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
CyberLink PowerDirector | サブスク版の12ヶ月プラン:月額517円 買い切り版(Ultra):12,980円 買い切り版(Ultimate):16,980円 | あり 詳細はこちら | 制限なしで利用可能 ※サブスク版のみ | Windows MacOS | ・国内ではNo1シェアの動画編集ソフト ・自動モザイク追従などもある ・国内ユーザー向けの情報は多い |
PowerDirectorは国内で人気な動画編集ソフトということもあり、Premiere Proにも匹敵する機能数や自動化ツールがあります。
Premiere Proよりも軽量なソフトなのも大きなメリット
PowerDirectorにも自動字幕起こしが採用されているので、ほぼ音声通りの字幕化ができ、動画編集作業を大幅に時短できます。
自動字幕起こし以外にも「自動モザイク追従」「自動人物切り抜き」などがあるため、Premiere Proよりも低価格帯ソフトが欲しい場合はオススメです。
EaseUS VideoEditor
EaseUSのVideoEditorは期間が決められた有料ライセンスを購入する仕組みのソフトであり、永久ライセンスのコスパは高いです。
VideoEditorの基本料金と特徴は下表の通りであり、Surfaceでも使える軽量な動画編集ソフトです。
ソフト名 | ソフト自体の料金 | 無料体験版 | 自動字幕起こし | 対応OS | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
EaseUS VideoEditor | 1ヶ月ライセンス:2,606円 1年間ライセンス:7579円 永久ライセンス:12,318円 | あり 詳細はこちら | 制限なしで利用可能 | Windows | ・自動字幕起こし用なら最コスパ ・YouTube用なら十分な編集機能 ・永久ライセンスのコスパが素晴らしい |
Premiere ProやPowerDirectorと比べれば動画編集の機能は多くないものの、低価格帯ソフトで自動字幕起こし機能が使えるメリットは大きいです。
精度はPowerDirectorへ若干劣るくらいなので、あんまり気にならないです
しかも、機能が多くないとは言え、「カット」「字幕入れ」「画像&BGM追加」「トランジション」「モザイク」などは可能なので、Surfaceで初めて動画編集をしたい人にはオススメです。
無料体験版でも自動字幕起こし機能を利用できるので、とりあえず動画編集を試してみたい場合は参考にしてください。