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FANG+の離脱者が増加中!?でも、ここが買い場

投資商品・指数分析

現在、FANG+の積立ランキングが各証券会社でどんどん下がっており、FANG+離脱者が急増しています。
実際に直近半年間のリターンでは主要指数や他のハイテク集中ファンドと比較しても唯一のマイナスで、SNS上でも「FANG+オワコン」の声が増えています。

しかし、実は今FANG+が買い時になりつつあり、ここでFANG+から離脱するのは非常に危険です。

そこで今回の記事では「FANG+が一人負けている理由」と「これからFANG+が買い時になる理由」を徹底解説していきます。

ちゃすく
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FANG+の離脱者が増加中!?でも、ここが買い場の理由
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まず現状を確認:FANG+は「一人負け」なのか?

まず落ち着いて、数字を確認してみましょう。

直近6ヶ月(2025年8月〜2026年2月13日)の主要指数の騰落率を比べると、次のようになっています。

ファンド・資産直近6ヶ月騰落率(2026/02/25時点)
三菱UFJ 純金ファンド+63.38%
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)+37.93%
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)+17.13%
iFreeePlus 世界トレンド+14.42%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)+13.16%
iFreeNEXT NASDAQ100+12.33%
一歩先いくUSテック・トップ(一歩テック20)+9.74%
iFreeNEXT FANG+▲1.82%

比較対象がすべてプラス圏の中、FANG+だけが唯一のマイナス。これがSNSで「一人負け」と言われている状況です。

さらに直近1年間で見ると、別の角度から差が浮き彫りになります。

ファンド直近1年リターン(2026/02/25時点)
三菱UFJ 純金ファンド+81.97%
iFreeePlus 世界トレンド+29.77%
一歩先いくUSテック・トップ(一歩テック20)+23.22%
iFreeNEXT NASDAQ100+21.40%
iFreeNEXT FANG++11.45%

では、さらに時間軸を3年に広げるとどうなるでしょうか。ここで大きな逆転が起きます。

ファンド直近3年リターン(2026/02/25時点)
三菱UFJ 純金ファンド+218.50%
iFreeNEXT FANG++196.68%(株式ファンド中1位)
iFreeNEXT NASDAQ100+139.52%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)+105.41%
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)+101.26%
ちゃすく
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これが「木を見ずに森を見る」ということです。
直近半年だけ切り取れば最下位のFANG+も、3年で見ればNASDAQ100(+139%)やS&P500(+105%)を大きく引き離して株式ファンド中トップ。
短期の成績に一喜一憂して手放した人が、最もリターンを得られなかった可能性があります。

FANG+だけが一人負けしている理由5選

ここで重要な疑問が残ります。
長期金利の高止まりやAI投資懸念なら、同じハイテク系のNASDAQ100や一歩テック20も同じ環境にさらされているはずです。
なぜFANG+だけが他のテックファンドと比べてもさらに弱いのでしょうか。

ちゃすく
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「金利」「AI投資懸念」はNASDAQ100も受ける向かい風です。それでもFANG+だけがさらに弱い。
理由を順番に整理すると、まず構成銘柄レベルの問題があり、そのうえFANG+独自のルールがそのダメージをさらに増幅しているという構造が見えてきます。

理由①:好決算でも株価が伸び悩む「ビッグテックの調整局面」

株価が下がると「企業の業績が悪いのでは?」と不安になりがちです。
でも、FANG+の構成銘柄の最新通期決算を見ると、ビジネスとしての稼ぐ力は健在です。

企業決算期売上高(前期比)当期利益(前期比)
Meta2025年12月期$2,010億(+22.2%)$605億(▲3.1%)
Amazon2025年12月期$7,169億(+12.4%)$777億(+31.1%)
Alphabet2025年12月期$4,028億(+15.1%)$1,322億(+32.0%)
Microsoft2025年6月期$2,817億(+14.9%)$1,018億(+15.5%)
Apple2025年9月期$4,162億(+6.4%)$1,120億(+19.5%)
Netflix2025年12月期$452億(+15.9%)$110億(+26.1%)
ちゃすく
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Metaだけ当期利益が前年比▲3.1%になっています。ただし、本業の売上高は+22.2%と絶好調です。
利益が減った原因はAIデータセンターへの大規模な設備投資によるコスト増。「企業が弱くなった」のではなく、AI覇権を取りに行くための先行投資です。

決算は全社的に好調です。
しかし、直近1年間の株価を見ると、業績とのギャップが目立ちます。

企業株価(直近1年騰落)52週高値からの乖離利益成長率
Alphabet+76.48%(※例外)▲11%+32%
Apple+11.01%▲5%+19.5%
Amazon▲1.02%▲19%+31%
Meta▲0.58%▲18%▲3.1%
Microsoft+0.69%▲28%+15.5%
Netflix▲15.37%▲38%+26%

Alphabetだけが突出して+76%と大きく上昇しています。
ただし、これは業績が特別良かったからだけではなく、「Chromeの強制売却・Android分離」という最悪シナリオが回避されたことも要因の1つです。

Alphabetが2025年に急上昇した本当の理由

2024年8月に米連邦裁判所がGoogleを「検索市場の独占企業」と認定。
米連邦裁判所はChrome売却・Android分離という最悪の制裁を要求し、投資家の不安が高まりました。結果、Alphabetの株価は長期にわたって低迷しました。

ところが、2025年9月の判決でChrome売却もAndroid分離も却下。
この「最悪シナリオの回避」が確定した当日に株価は+8%急騰し、2025年通年では+65%と大型テック株の中でトップパフォーマーとなりました。

つまり、Alphabetの上昇は「業績が良かったから」ではなく「法的リスクが取り除かれたから」という全くの別要因です。

Alphabetを除いた残りのGAFAM(Apple・Amazon・Meta・Microsoft)を見ると、利益が2桁成長しているにもかかわらず株価がほぼ横ばい〜マイナスという状態です。
なぜでしょうか?

原因:2023〜2024年に「AIプレミアム」で株価が先走りすぎていた

2023年、ChatGPTの登場でAIブームが株式市場で爆発し、ウォール街のアナリストはこぞって強気な予測を打ち出しました。
例えばWedbushの著名アナリスト、ダン・アイブス氏は2024年1月に「2024年はAIの年。テック株は25%上昇、最良のシナリオでは35%上昇も」と予測していました。
「AIの収益化ペースをウォール街はまだ著しく過小評価している」とも述べています。

こうしたAIによる成長期待がどんどん株価に織り込まれ、2023〜2024年のビッグテック株はPER(株価収益率)が実態より大幅に高い「割高な水準」に達していました。
しかし、当時のアナリストや投資家は「AIによる将来の爆発的成長を考えれば、この高PERは正当化できる」と考えていた訳です。

ちゃすく
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これは後付けで「割高だった」と言うのは簡単ですが、当時は優秀なプロでも「AI成長に賭けるなら高PERも合理的」と考えていた時代です。
問題は「期待」が「実績」を大幅に超えて先走りすぎていたことです。

2025年:好決算でも株価が動かない「正常化」が始まる

2025年に入ると市場のムードが変わります。
「AIは確かに成長しているけど、2023〜2024年に株価が先走りすぎた。今の業績では割高な株価をまだ正当化できない」という評価が広まり、好決算でも株価が上がりにくい状態が続くようになりました。

実際にMicrosoftはOpenAIへの依存が懸念されつつも、利益成長は+15.5%と好調なのに、株価は52週高値$555から$400台まで▲28%下落しています。
Amazonも利益+31%にもかかわらず株価は1年間で▲1%のほぼ横ばいです。
「稼ぐ力は伸びているのに株価が伸びにくい」という状態が続いています。

今:一部の銘柄では割安水準が見え始めている

ただし、割高銘柄の正常化が進んできた結果として、一部の銘柄では割安感が出始めています。
PEGレシオ(PER ÷ 利益成長率)で見ると、AlphabetとAmazonはすでに1.0を下回っており、成長率に対して株価が割安な水準に入ってきています。

企業PER利益成長率PEGレシオ判定
Alphabet28.97倍+32%約0.91✅ 割安水準
Amazon29.36倍+31%約0.95✅ 割安水準
Netflix32.72倍+26%約1.26🔶 やや割高
Microsoft25.07倍+15.5%約1.62🔶 やや割高
Apple34.70倍+19.5%約1.78⚠️ 割高気味
ちゃすく
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Apple・Microsoft・Netflixはまだ割高気味という点は正直に見ておく必要があり、全員が割安になった訳ではありません。
ただし、2023〜2024年の「AIプレミアムで何もかもが割高」という状態と比べると、バリュエーションは明らかに正常化しつつあります。
少なくともAlphabetとAmazonについては「業績は好調なのに株価が割安」という買い場のサインが点灯し始めています。

理由②:中型株3社(Netflix・CrowdStrike・Palantir)の大幅下落

FANG+の特徴は、GAFAMといったビッグテックだけでなく、Netflix・CrowdStrike・Palantirのような中型成長株も約10%ずつ保有している点です。
この3社が直近6ヶ月で軒並み大幅下落しており、NASDAQ100や一歩テック20には含まれないこれらの銘柄がFANG+を大きく引き下げています。

銘柄直近騰落率52週高値からの乖離PER
Netflix▲15.37%(直近1年)▲38%32.72倍
CrowdStrike▲13.26%(直近6ヶ月)▲36%—(赤字ベース)
Palantir▲14.62%(直近6ヶ月)▲35%211.83倍

各社の下落理由はそれぞれ異なります。

【Netflix】AI相場の「蚊帳の外」問題
2024年のパスワード共有規制&広告付き低価格プランの2策は主要市場で出尽くし、新規加入者増加数は4,100万人→2,300万人と急鈍化。
さらに最大820億ドルのWarner Bros.買収発表で自社株買い停止・規制審査リスクが重なり、成長株としての評価見直しが進んでいます。

【CrowdStrike】割高の調整とAI代替懸念が重なって暴落
PSR約23〜25倍の割高な評価に加え、KeyBancのCIO調査はサイバーセキュリティ予算の伸びがIT支出全体より鈍化する見通しを提示しており、株価が伸びにくくなっていました。
さらに2026年2月にAnthropicがコード脆弱性を自動スキャンするAIツールをリリースし、AIによるセキュリティの代替懸念から2026年2月に大幅下落中です。

【Palantir】】PER211倍という超割高評価の修正
米国政府向け事業に加え、人工知能プラットフォーム「AIP」が民間企業へ普及→2025年米国民間部門の売上は前年比+137%の急成長です。
しかし、PER200倍超えの水準は業績好調でも株価を正当化しづらく、好決算なのに元々割高すぎて売られ続ける状況が続いています。

ちゃすく
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FANG+は他ファンドと違ってNetflix・CrowdStrike・Palantirを10%ずつ抱えているため、これらの下落がそのまま直撃します。
これがFANG+が「同じハイテク系でも一番弱い」最大の理由の一つです。

理由③:均等加重リバランスで「勝ち組の恩恵を取りこぼす」

構成銘柄レベルの問題に加えて、FANG+独自の「均等加重」ルールがダメージをさらに増幅させています。
FANG+は年4回のリバランスで10社を均等(各約10%)に揃えるため、上がった株は自動的に売却、下がった株は自動的に買い増しされます。

NVIDIAは直近1年で+35%と好調でしたが、上昇のたびにリバランスで売却されるため、時価総額加重のNASDAQ100と比べて恩恵が限定的です。
「勝ち組にとことん乗る」ことが得意な時価総額加重に対して、均等加重は「勝ち組を早めに利確してしまう」という構造的特性があります。

理由④:均等加重リバランスで「負け組のダメージを素直に受ける」

③の逆側の問題です。理由②で挙げたNetflix・CrowdStrike・Palantirが下落した際、FANG+は「安くなったから買い増す」というリバランスを自動で実施し、下落している銘柄をどんどん買い増してしまいます。

2025年の典型例はServiceNowです。ServiceNowは直近1年で約▲23%と大幅下落しましたが、FANG+はリバランスのたびに買い増しを続け、2025年12月に最終的に除外されました。
「下落中に買い増して、回復前に除外される」というパターンが指数全体のパフォーマンスを引き下げます。

ちゃすく
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理由②で「中型株3社が下落」し、理由③④で「均等加重がその下落をさらに買い増し続ける」という二重のダメージがFANG+固有の問題です。
個別銘柄の下落がFANG+独自のルールによってさらに増幅されているということです。

理由⑤:長期金利の高止まりが集中投資に与える影響

最後に、これはFANG+だけでなくハイテク株全体に効く要因ですが、FANG+は10社への集中投資という構造上、その影響が増幅されます。

株価と金利の関係(イメージ)

株価 = 将来の利益 ÷ (金利 + リスク − 成長率)

分母の「金利」が上がると株価は下がります。ハイテク株は成長率が高い分、分母がもともと小さく、金利上昇で分母が急拡大する影響が大きいです。さらにFANG+にはクッションとなる他セクターが存在しないため、金利の影響をそのまま受けます。

現在の長期金利高止まりの背景には、①2026年5月就任予定の新FRB議長ケビン・ウォーシュ氏のタカ派傾向、②インフレ高止まり懸念、③トランプ政権への政治的不確実性(タームプレミアムの上昇)の3つがあります。

ちゃすく
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5つの理由を整理すると、①②は「構成銘柄が下落している話」、③④は「FANG+独自のルールがダメージを増幅している話」、⑤は「全員が受けているが集中度で影響が大きい話」です。
どれも「企業の稼ぐ力が壊れた」話ではありません。ここが重要なポイントです。

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FANG+が今、買い場になりつつある理由5選

ここまでで「なぜFANG+が下落しているか」は整理できました。
次の問いは「それでも今が買い場と言えるのか」です。
下落の理由5つに対して、買い場の理由も5つあります。

理由①:割安銘柄が出てきている

理由①で確認した通り、AlphabetとAmazonはPEGレシオが1.0を下回り、利益成長率に対して株価が明確に割安な水準に入ってきています。
Amazonは利益+31%なのに株価は1年間▲1%。Microsoftも52週高値から▲28%と、「稼ぐ力は伸びているのに株価が追いついていない」状態です。
2023〜2024年のAIプレミアムで全銘柄が割高だった局面と比べると、バリュエーションの正常化が着実に進んでいます。

理由②:SaaSの死に巻き込まれた銘柄が過剰に売られている

2026年2月のAnthropicのAIツールリリースでCrowdStrikeは2日間で▲17%急落しました。
しかし、専門家の評価は「市場の過剰反応」で一致しています。
AnthropicのツールはコードのスキャンであってCrowdStrikeが担うリアルタイムの侵入検知・エンドポイント防御とは機能が根本的に異なります。
「ビジネスが壊れたわけではないのに株価だけが下がっている」という状態は、長期投資家にとっての割安な仕込み機会です。

理由③:均等加重リバランスが有利に働く可能性

前半では下落している銘柄をズルズルと買い増ししてしまうことをデメリットとして説明しましたが、銘柄が割安な水準に入ればこれはメリットとして機能します。
過剰反応で売られたCrowdStrikeや割安銘柄を、FANG+のリバランスが来るたびに自動で買い増ししています。
株価が回復したときの恩恵をそのまま受けられる構造です。

ちゃすく
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理由②と③はセットで見ると面白い構図です。
「SaaSの死」で過剰に売られたCrowdStrikeを、FANG+の均等加重が自動で安く仕込み続けるという流れになっています。
下落の文脈で説明した均等加重の「弱点」が、今の局面では「強み」に反転しているわけです。

理由④:2026年5月のFRB議長交代が転換点になりうる

下落の理由⑤で説明した長期金利の高止まりは、タカ派のウォーシュ新議長就任予定も一因でした。
しかし2026年5月の就任後、実際の金融政策スタンスが明確になるにつれて市場の不確実性が解消される可能性があります。
金利が落ち着いてくれば、理論上ハイテク株全般・特に10社集中のFANG+には強い追い風になります。「5月前後が一つの転換点」と言われている理由がここにあります。

理由⑤:長期成長ストーリーは変わっていない

短期では苦戦しているFANG+ですが、直近3年では+196%とNASDAQ100(+139%)やS&P500(+105%)を大きく上回る実績があります。
コロナショックで30%超え、関税ショックでも30%近く下落した局面を乗り越えてきた過去があります。
そのたびに「売った人」ではなく「持ち続けた人」が恩恵を得ています。
今回の17%下落は、年率リスク25%超えのFANG+にとって「想定内の揺れ」です。構成銘柄のビジネスは壊れておらず、AIを中心とした長期成長ストーリーはむしろ加速しています。

ちゃすく
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「ビジネスが壊れているのか、外部要因で一時的に割引かれているだけなのか」
この2つを切り分けられれば、売るべきか持ち続けるべきかの判断が変わります。
今は後者。だから慌てて売る必要はないと判断しています。

投資握力を高める「3つの習慣」

ここまでの内容を整理すると、次のことが分かりました。

  • ✅ FANG+構成10社の決算は全社好調(増収増益)
  • ✅ FANG+の一人負けには5つの理由がある:均等加重の構造問題(①②)/AIプレミアム剥落(③)/Netflix固有の下落(④)/長期金利の高止まり(⑤)
  • ✅ 「金利」「AI投資懸念」はNASDAQ100も受ける影響。FANG+がさらに弱い理由は均等加重構造とNetflix問題というFANG+固有の要因にある
  • ✅ AIを中心とした成長ストーリーは変わっていない(むしろ加速中)
  • ✅ 17%の下落は年率リスク27%のFANG+にとって「想定内の揺れ」

長期投資において、下がった局面は「安く買えるチャンス」です。
特に新NISAの積立投資枠でFANG+に投資している方にとっては、今の下落局面は積立単価が下がる「追い風」でもあります。

過去を振り返っても、2015年からの約10年でFANG+は19倍に成長しています。
100万円が1,900万円になった計算です(仮に特定口座なら360万円ほど課税されますが、新NISAなら利益がまるごと非課税)。

そのリターンを手にした人たちも、途中で何度もこうした「なぜ今だけ下がるのか」という局面を乗り越えてきました。
コロナショックで30%超えの下落を経験し、関税ショックでも30%近く沈んだ。それでも持ち続けた人が最終的な恩恵を得ています。

「5月が転換点」かもしれない理由

今後の注目ポイントとして、2026年5月に予定されているFRBの新議長交代があります。
ケビン・ウォーシュ新議長がどのような金融政策を取るか次第で、長期金利の行方が決まってきます。

金利が落ち着いてくれば、理論上FANG+には強い追い風になります。
これが今年のFANG+において「5月前後が一つの転換点」と言われている理由です。

投資握力を高める「3つの習慣」

「分かった、売らない。でも不安なのは変わらない…」という方も多いと思います。
大丈夫です。その不安は「理解が足りない」だけで解決できます。

投資を長く続けられる人の共通点は、「気合い」ではなく「理解」です。
次の3つの習慣で投資握力を鍛えましょう。

投資握力を高める3つの習慣
  1. 長期目線に切り替える:チャートの一喜一憂をやめ、「10年後に何倍になっているか」に目線を移す。今は7ヶ月前の水準に戻っただけ
  2. 保有銘柄のリスクを知る:FANG+の年率リスクは25〜27%。これを理解するだけで「嵐の中の航海」ではなく「少し波が高い程度」と感じ方が変わる
  3. 年1回、各社の決算・ビジネスモデルを確認する:「会社の勝ち筋は変わっていないか」「次の3年で伸びる材料はあるか」を確認する。この積み重ねが、揺るぎない投資確信に変わる
ちゃすく
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「ビジネスモデルが衰退しているのか」「それとも外部要因(金利)で割引かれているだけなのか」
この2つを切り分けられるかどうかで、売るべきか持ち続けるべきかの判断が変わります。
今は後者。だから慌てて売る必要はないと私は判断しています。

まとめ:離脱者が増えている今こそ冷静に

今回の内容をまとめます。

  • FANG+は直近6ヶ月で▲1.82%、直近1年で+11.45%と苦戦中
  • しかし直近3年で見るとFANG+は+196.68%で株式ファンド中トップ(NASDAQ100の+139%、S&P500の+105%を大幅上回る)
  • 構成6社(GAFAM+Netflix)の業績は好調。特にAmazon(利益+31%)・Alphabetは利益成長率に対してPEGレシオ1.0未満と明確な割安水準
  • Amazonは利益+31%なのに株価1年間▲1%、Microsoftも52週高値から▲28%と株価が業績に追いついていない状態
  • しかし年率リスク27%のFANG+にとって17%の下落は「想定内」
  • 構成10社の決算はMetaの+24%を筆頭に全社好調。ビジネスは壊れていない
  • 下落の主因は「長期金利の高止まり」と「AI投資懸念」という外部要因
  • AIを中心とした長期成長ストーリーは変わっておらず、むしろ加速中
  • 2026年5月の新FRB議長交代が一つの転換点になる可能性がある
  • 投資握力の源泉は「気合い」ではなく「理解」。企業を知ることで不安は減る

「みんなが不安になって離れている今」は、裏を返せば「より安く買える局面」でもあります。
長期投資の醍醐味は、こういう局面を味方につけることです。

もちろん、過去のリターンが将来を約束するものではありません。
それでもFANG+に投資し続けると決めた方は、「なぜ下がっているのか」を理解した上で、ぜひ落ち着いて持ち続けてください。

ちゃすく
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