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OpenAIとAnthropicの上場でオルカンとS&P500はこうなる!?新NISAへの影響を解説

投資商品・指数分析

OpenAIとAnthropicという巨大な2社の上場によって、2026年後半はオルカンやS&P500にも大きな影響がありそうです。

そこで今回は巨大なAI企業であるOpenAIとAnthropicの上場によって、新NISAなどで積立しているオルカンやS&P500へどんな影響が出てくるのか徹底解説していきます。

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ちゃすく(cHask)

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OpenAIとAnthropicの最新情報を比較

まずはOpenAIとAnthropicの上場に向けた最新の動きを整理していきます。
先日6月12日にはSpaceXが史上最大のIPO(時価総額約1.75兆ドル=約270兆円)でNasdaqに上場しましたが、AI分野ではこの2社が年内の上場を目指して動き出しています。

ちゃすく
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ちなみにSpaceXは上場前の3年間で評価額が約10倍に成長しており、上場前に投資できた人は大きなリターンを得ています。
OpenAIやAnthropicも同様の成長が期待されていることから、上場前の投資に注目が集まっています。

上場申請書類提出状況と上場スケジュール

Anthropicは2026年6月1日、OpenAIは6月8日に、それぞれSEC(米国証券取引委員会)へ秘密裏に上場申請書類を提出しました。

引用元:https://wired.jp/article/openai-confidentially-files-for-ipo/

AnthropicのIPOは2026年10月頃、OpenAIは当初第4四半期(10〜12月)が見込まれていましたが、現在は2027年以降にするかどうかを検討しており、2社合わせた想定時価総額は約1.8兆ドル(約280兆円)。
トヨタ自動車5〜6社分がまとめて上場するようなインパクトです。

2社の比較表

2社の売上や収益性をニュース記事などで公開されている情報をもとに比較すると、下表の通りです。
特に「黒字か赤字か」の違いが後で解説するオルカンやS&P500での採用に大きく関わるので、ここで押さえておいてください。

項目OpenAIAnthropic
予想時価総額約8520億ドル(約130兆円)約9650億ドル(約150兆円)
上場申請書類提出日2026年6月8日2026年6月1日
上場時期(見込み)2026年Q4(10〜12月)2026年10月頃
売上高(ARR)250億ドル超(約3.8兆円)470億ドル(約7.2兆円)
収益性赤字(2026年損失140〜270億ドル)Q2で初黒字見込み(約5.6億ドル)
黒字化時期2030年頃2026年Q2(目前)
主力サービスChatGPT、APIClaude、Claude Code、API
主な大株主Microsoft(約27%)Amazon(推定15〜17%)、Google(約14%)
※ARR(Annual Run Rate)は直近の売上を年換算した数値。出典:Reuters、Anthropic Series H発表、CMC Markets、CNBC、Fortune

Anthropicの売上成長は特筆すべきスピードです。
2025年末のARR約100億ドルから、2026年5月時点で470億ドルへと急伸しており、わずか数ヶ月で4倍以上になっています。
ソフトウェア企業としては前例がないくらいの成長率です。

一方、OpenAIは売上250億ドル超と巨額ですが、AI開発の設備投資が膨大で2026年だけで140〜270億ドルの損失見込みです。
黒字化は2030年頃と予想されており、「売上は巨大だけど稼げていない」状態が続いています。

ちゃすく
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記事の後半ではマネックス証券を使ってこの社へ上場前に投資する方法も紹介しています。そちらも良かったら読んでください。

OpenAIやAnthropicはオルカンとS&P500に入るのか?

結論から言うと、S&P500への採用は数年先。オルカン(MSCI ACWI)は早期に入る可能性があるが、当面のウェイトは限定的です。
同じ「インデックス」でも採用ルールが全然違うので、それぞれ見ていきましょう。

S&P500にOpenAIやAnthropicは入る?

S&P500には以下のような厳格な採用条件があり、時価総額が大きいだけでは選ばれません。

S&P500の主な採用条件
  • 時価総額が最低でも約180億ドル以上
  • 直近4四半期連続でGAAP基準の黒字(最重要)
  • 上場後12ヶ月以上の実績(シーズニング期間)
  • 浮動株比率が一定以上

OpenAIとAnthropicにとって最大の壁が「4四半期連続GAAP黒字」です。
実はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社は、メガキャップ企業に限りこの条件を免除する「ファストトラック採用」を検討していましたが、2026年6月4日に正式に却下しました。
「時価総額が大きいだけで例外は認めない」と明言しています。

つまり、各社の黒字化タイミングから逆算すると以下のようになります。

企業黒字化見通しS&P500採用の最短シナリオ
OpenAI2030年頃4Q連続黒字+12ヶ月実績で2031年頃
Anthropic2026年Q2(目前)12ヶ月実績+4Q連続黒字で2028年頃
※S&P500採用はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社の委員会判断による推定値

Anthropicは黒字化が目前のため比較的早い採用が見込めますが、OpenAIは早くても2031年頃です。
eMAXIS Slim米国株(S&P500)を積立している人がOpenAIの恩恵を直接受けられるようになるまで、まだ5年ほどかかる計算です。

ちゃすく
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ちなみにNASDAQ100は2026年5月1日から「ファストエントリー」ルールを導入しており、時価総額トップ40なら上場後15営業日で採用可能、赤字企業もOKです。
S&P500よりかなり早くAI企業を取り込める仕組みになっています。

オルカンにOpenAIやAnthropicは入る?

一方、オルカンが連動するMSCI ACWIは、下表のようにS&P500とは全く違うルールで動いています。

条件S&P500MSCI ACWI(オルカン)
黒字要件4四半期連続GAAP黒字が必須なし(赤字でも採用可能)
上場実績12ヶ月以上大型IPOの早期組み入れルールあり
ウェイト計算浮動株調整後時価総額浮動株調整後時価総額
OpenAI採用時期2031年頃上場後早期に採用の可能性
Anthropic採用時期2028年頃上場後早期に採用の可能性

最大の違いは「黒字要件がない」点です。
つまりOpenAIが赤字でも、時価総額の基準を満たせばMSCI ACWIに採用される可能性があります。
S&P500が2031年まで門前払いする企業を、オルカンは早期に取り込める仕組みになっているわけです。

さらに重要なのが「ファストトラック(早期組み入れ)」ルールです。
S&P500は上場から12ヶ月以上の取引実績が必要ですが、MSCI ACWIでは時価総額約260億ドル以上などの基準を満たす大型IPOなら、上場からわずか10営業日で指数に組み入れられます(2007年から適用されているルール)。

実際にSpaceXは2026年6月12日の上場後、約2週間でオルカンに採用されました。
S&P500が「12ヶ月+黒字」で門前払いする企業を、オルカンは2週間で取り込める。OpenAIやAnthropicでも同じルールが適用されます。

「じゃあオルカンならすぐにAI企業に投資できるの?」と思いますが、ここで注意点があります。
MSCI ACWIは浮動株調整後の時価総額でウェイトを決めるため、IPO直後はウェイトがかなり小さくなります。

IPO直後は創業者や大株主がロックアップ(売却制限)で株を売れないため、市場で流通する株式は全体の5〜10%程度しかないのが一般的です。
SpaceXの場合も公開株比率は約4.3%と報じられています。

引用元:https://jp.investing.com/news/stock-market-news/article-1570513

仮にOpenAIが時価総額8520億ドルで上場、浮動株比率5%とすると、実効時価総額は約426億ドルです。
MSCI ACWI全体の時価総額が約80兆ドルなので、オルカンに占めるウェイトは約0.05%
Anthropicも同条件だと約0.06%で、2社合計でもIPO直後のインパクトは0.1〜0.2%程度に過ぎません。

ロックアップ解除(通常90〜180日後)で浮動株が増えるたびにウェイトは段階的に上がりますが、2社がオルカンで本格的な存在感を持つのは上場から2〜3年後になるでしょう。

ちゃすく
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ここまで聞くと「S&P500はダメ、オルカンも当面は影響小さい…じゃあ意味ないの?」と思うかもしれません。
でも実は、すでにS&P500・オルカンを通じてAI企業の恩恵を受けている裏ルートがあるんです。

2社上場でオルカンやS&P500の積立投資家が受ける影響

ここからは、OpenAIとAnthropicの上場がS&P500やオルカンの積立投資家に具体的にどんな影響を与えるのかを解説します。
結論から言うと、ポジティブな間接効果がすでに始まっている一方で、巨大IPO特有の売り圧力にも注意が必要です。

OpenAIとAnthropicはビッグテックが大株主

先ほどの比較表で「大株主」の欄を見てください。

項目OpenAIAnthropic
予想時価総額約8520億ドル(約130兆円)約9650億ドル(約150兆円)
主な大株主Microsoft(約27%)Amazon(推定15〜17%)、Google(約14%)

OpenAIの最大株主はMicrosoft(約27%)、Anthropicの大株主はAmazon(推定15〜17%)とGoogle(約14%)です。
いずれもS&P500の上位銘柄であり、オルカンの構成比率でもトップクラスの企業です。

つまり、OpenAI・AnthropicがS&P500に「直接」入っていなくても、Microsoft・Amazon・Google経由で「間接的に」AI企業の成長を享受している構造がすでにあるわけです。

しかも、これは理論的な話ではなく実際の決算数値に表れています。

2026年Q1決算:Anthropic持分がビッグテックの利益を押し上げ
  • Alphabet(Google):Q1利益は過去最高の626億ドル。そのうち約半分(287億ドル)がAnthropicなどの持分評価益
  • Amazon:Q1純利益は前年比+77%の303億ドル。Anthropic持分から168億ドルの税引前評価益を計上
  • Microsoft:OpenAI関連の投資から直近9ヶ月で59億ドルの純利益を計上

GoogleやAmazonの「過去最高益」のニュースの裏側で、利益の大きな部分をAnthropicの評価額上昇が占めていたわけです。

間接効果のメカニズム

①OpenAI・Anthropicの事業が成長する
→②Microsoft・Amazon・Googleの持分評価額が上がる
→③ビッグテック3社の利益・株価が上がる
→④S&P500やオルカンの中でビッグテックのウェイトが上がる
→⑤S&P500やオルカンを持っている人は、間接的にAI企業の成長を享受している

コンビニのプライベートブランド商品をイメージすると分かりやすいかもしれません。
棚の商品にコンビニの名前が付いていても、利益は裏側の製造メーカーにも流れている。
同じように、S&P500の「Microsoft」「Amazon」「Google」の裏側で、OpenAIやAnthropicの成長が利益を押し上げているわけです。

そして上場後は、現在のように四半期ごとの評価額更新ではなく、OpenAI・Anthropicの株価がリアルタイムで変動するようになります。
Microsoft・Amazon・Googleの株価へのAI企業の影響が、より直接的に・より大きくなることが予想されます。

ちゃすく
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ただし注意点もあります。この「評価益」は持分の時価評価によるもので、Anthropicの株価が下がれば評価損に転じます。
良くも悪くも、ビッグテックの決算がAI企業の株価に左右されやすくなるわけです。

巨大IPOによる既存銘柄への売り圧力

ポジティブな間接効果がある一方で、OpenAIやAnthropicのような巨大IPOには既存銘柄への売り圧力というネガティブな影響もあります。

インデックスファンドは、指数に新銘柄が追加されるとその銘柄を「買わなければならない」仕組みです。
では買い資金はどこから来るかというと、既存の保有銘柄を全部少しずつ売ることで捻出します。

通常のIPOならこの影響は微々たるものですが、今回は3社合計の時価総額が約3.75兆ドル(Apple1社分に相当)という桁違いの規模です。
Bloomberg Intelligenceの試算では、もしも仮にS&P500へファストトラックが導入された場合、SpaceXだけで約140億ドル、OpenAIで約80億ドルの既存銘柄の強制売却が発生すると見積もられていました。

さらに、IPO自体が市場から資金を吸い上げる効果もあります。
3社合計で1500億ドル以上の新規資金調達が2026年中に行われる見込みで、投資家がIPOに資金を振り向けるために既存株を売る動きも予想されます。
Goldman SachsのJohn Flood氏も「投資家はパイプライン上の大型IPOの影響にますます注目している」と指摘しており、大手資産運用会社はキャッシュ比率を引き上げ始めています。

ただし、積立投資家は心配しすぎなくていい

ここまで聞くと不安になるかもしれませんが、そこまで悲観する必要はありません。

確かにNASDAQ100やMSCI、FTSE Russell、全米株式系の指数では、巨大IPOを早期に組み入れるルールが存在します。
これらの指数に採用されれば、指数連動ファンドは新規上場銘柄を買う必要があり、その資金を捻出するために既存の構成銘柄、特に時価総額の大きいビッグテック株を一部売る可能性があります。

つまり、オルカンやS&P500へ影響が大きくなりやすいビッグテック株の売り圧力はゼロではありません。
ただし、S&P500という最大級の指数で即時採用されないこと、採用される指数やタイミングが分散されること、さらに実際の組み入れ比率は浮動株比率などによって調整されることを考えると、市場全体を一気に崩すほどの売り圧力になる可能性は高くないと考えられます。

仮に一時的な売り圧力があったとしても、長期の積立投資家にとっては安く買えるチャンスとも言えます。

ちゃすく
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「巨大IPOで市場が崩壊!」みたいな煽り記事も見かけますが、IPOが直接的に市場全体を暴落させたケースは歴史上ほとんどありません。
仕組みさえ理解しておけば冷静でいられます。

上場前にAI企業へ直接投資したい場合

ここまでの話はインデックスファンドに入ってくるのを「待つ」方法でしたが、「S&P500に入るのが2031年まで待てない」「上場前に仕込みたい」という方もいると思います。
実はマネックス証券が提携しているHiJoJo Partners(ヒジョウジョウ パートナーズ)が運営するユニコーンファンドを通じて、OpenAIやAnthropicへ上場前から間接投資できる可能性があります。

引用元:マネックス証券

HiJoJoユニコーンファンドとは

HiJoJo Partners株式会社は2017年創業の金融商品取引業者(関東財務局長(金商)3065号)で、「スタートアップ投資の民主化」をミッションに掲げています。
個人投資家がSpaceXやOpenAI、Anthropicのような未上場のユニコーン企業に間接的に投資できるファンドを組成・販売・運用しています。

ちゃすく
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マネックス証券とも提携しているので、マネックス証券内でも下画像のように過去に販売したファンドの一覧などが公開されています。

HiJoJoで募集していたファンド(引用元:https://info.monex.co.jp/nikoyuka/hijojo-partners.html)

過去にはSpaceXファンド、xAIファンド、SpaceX & OpenAIファンド、Anthropicファンドなどを募集しており、2025年8月にはAnthropicファンド(先着490名)の募集実績があります。

HiJoJoの過去のファンド募集実績
  • SpaceXファンド:2023年、2024年に募集
  • xAIファンド:2024年に募集
  • SpaceX & OpenAIファンド:2025年3月に募集(先着順)
  • Anthropicファンド:2025年8月に募集(先着490名)

現時点ではOpenAIやAnthropicファンドの新規募集は行われていませんが、IPOが近づくタイミングで再募集が行われる可能性は十分にあります。
募集が始まるとメールや公式サイトで告知されるので、事前にアカウントを作っておくことが重要です。

ちゃすく
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より詳しく知りたい方は下の記事もどうぞ!

マネックス証券×HiJoJoファンドのメリットとデメリット

メリット
  • IPO前の評価額で投資できる:上場前の評価額で投資できる可能性がある
  • 1社へ集中投資:インデックス投信の中の数%で保有するのではなく、1社へ集中投資できる
  • 金融庁登録済みの正規業者:暗号資産プレトークンとは全く別物の正規の金融商品
  • マネックス証券の安心感:大手ネット証券を通じて申し込め、すでに他で新NISAをしている人もサブ口座として活用できる
HiJoJoファンドのデメリット
  • 最低投資額が高め:過去の実績では数十万〜数百万円程度が目安
  • 流動性が低い:投資後は出口(IPO・M&A等)まで基本的に待つ。途中売却は原則不可
  • 各種手数料が発生:申込手数料、管理報酬、成功報酬など複数の手数料がかかる
  • 募集タイミングが限定的:常時購入できるわけではなく、先着順で締め切られることもある
  • 元本割れリスク:IPOが中止・延期された場合やバリュエーションが下がった場合は損失の可能性
  • 取扱ファンドの限定性:HiJoJo公式サイトよりも募集ファンドが少ない場合も
ちゃすく
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非上場株への投資はリスクも大きいですが、その分夢も大きくなりやすいです。
新NISAで堅実に資産形成をしつつ、夢枠としてHiJoJoユニコーンファンドを活用するといいですね。

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