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ウォーレン・バフェットのすごい節約投資術を名言や行動から解説【インデックス投資】

運用戦略・資産形成

今回は、投資の神様とも言われるバフェットの名言や行動から分かる「バフェット流すごい貯蓄方法」を解説していきます。

ちゃすく(cHask)

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ウォーレン・バフェットのすごい節約投資術を名言や行動から解説【インデックス投資】

資産20兆円超えでも生活水準を膨らませなかった

ウォーレン・バフェットは、長年バークシャー・ハサウェイを率いてきた世界的な投資家です。
2026年1月1日からはグレッグ・アベル氏がCEOを引き継ぎ、バフェットは現在、取締役会長・元CEOという立場になっています。

Forbesのリアルタイム推計では、2026年7月時点の個人資産は約1454億ドルです。
日々変動する推計値ではありますが、日本円では20兆円を超える規模になります。

注目してほしいのは、これだけの資産を築いた後も、生活の基準が資産額と同じ勢いでは膨らまなかった点です。

バフェットは28歳だった1958年、オマハにある家を3万1500ドルで購入しました。
2010年の株主書簡では、この家を「自分にとって3番目に良い投資」とし、家族との52年間の思い出を得られたと振り返っています。

つまり、安い家だったから我慢して住み続けたわけではなく、本人にとって十分に満足できる家だったので、資産が増えるたびに買い替える必要がなかったわけです。

ちゃすく
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資産20兆円なら毎年家を買い替えても困らないはずです。
それでも今の家で満足できるなら、わざわざ生活を複雑にする必要はないということですね。

資産家になってもクーポンを使う

Microsoftの創業者として有名なビル・ゲイツ氏は2017年の書簡で、バフェットと香港のマクドナルドに行った話を書いています。

というのも、二人でハンバーガーを食べた後、バフェットが会計を申し出て、ポケットから取り出したのは——クーポンでした。
あまりの衝撃に、ゲイツの妻であるメリンダさんがその場面を写真に撮ったほどです。
20兆円以上持っている人間がマクドナルドでクーポンを使うのはあまりにも衝撃的ですよね。

この話から学ぶべきなのは、100円や200円を節約した効果そのものではなく、資産が増えても「払わなくてよいお金は払わない」という判断基準が変わらなかったことです。

では、なぜこの判断基準が普通の会社員や新NISA利用者にも重要なのでしょうか。
答えは、1回100円ではなく、毎月積み上がる生活水準の差にあります。

本当に真似すべきは100円の節約ではない

資産形成で大きな差を作るのは、クーポンを1回使ったかどうかではありません。
住居費、車、保険、通信費、外食、サブスクなど、毎月繰り返される支出の基準です。

生活費と生活水準は違う

生活費は、生きるために必要なお金です。
食費や光熱費、家族の医療費、子どもの教育費など、簡単には削れない支出もあります。

一方、生活水準は「自分はこのくらいの家、車、食事、サービスを使う」という基準です。
収入や資産が増えたとき、この基準まで少しずつ上げると、家計には新しい固定費が残ります。

たとえば、昇給をきっかけに家賃が2万円高い部屋へ移り、車のローンが月2万円増え、外食やサブスクが月1万円増えたとします。
一つひとつは小さくても、合計すると毎月5万円です。

資産が増えにくくなる流れ
  1. 収入が増える
  2. 生活水準を上げる
  3. 毎月の固定費が増える
  4. 昇給しても投資額は増えない
  5. 高い生活水準を維持するため、仕事を減らしにくくなる
ちゃすく
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給料が5万円増えて、支出も5万円増えたら資産形成はほぼ進みません。
明細の数字は増えているのに、自由は増えていない状態です。

特に怖いのは、一度慣れた生活水準を下げると「損をした」「生活が苦しくなった」と感じやすい点です。
収入が増えたときの支出拡大は簡単ですが、退職や病気で収入が減ってから戻すのは簡単ではありません。

バフェットの本当のすごさは、お金を使わなかったことではなく、資産額と満足に必要な支出を切り離せたことだと思います。
そして、これはウォーレン・バフェットだけでなく、日本ではおなじみの桐谷さんも該当します。

桐谷さんも生活コストを上げずに生活の満足度を上げた

日本で最も有名な個人投資家の一人、桐谷広人さん。
資産は約7億円、保有する優待株は1000銘柄以上。
でも桐谷さんの日常は、おそらくこの記事を読んでいる多くの人より質素です。

桐谷さん(資産約7億円)の生活スタイル
  • 食費のほとんどを株主優待券で賄う(有効期限が近い券を最優先)
  • 移動手段は自転車(電車代の節約+運動にもなり一石二鳥)
  • 割引クーポンやLINEクーポンも併用
  • 紙コップや割りばしまでリユース
  • 靴も株主優待で購入

「億り人」になっても、生活レベルを上げずに節約を徹底している。
桐谷さんはかつてリーマンショックで大きな損失を出し、年金もない状態で優待品だけで数年間を食いつないだ経験があります。
その経験から「株価は上下するけど、優待は来る」という考えに切り替え、現在の生活スタイルに至っています。

桐谷さんのポイントは「我慢して質素にしている」のではなく、「自分が楽しめる範囲で生活コストを低く保っている」ことです。
優待券で食事をすること自体を楽しんでいるので、ストレスがない。
つまり「生活コストを上げなくても、生活の満足度は上げられる」を体現しているわけです。

生活水準を月5万円上げると20年後に約2055万円の差

では、生活水準を上げずに残ったお金を、低コストのインデックスファンドへ積み立てた場合を計算します。
今回は将来を楽観しすぎないように一般的なシミュレーションで使われる名目年利7%からインフレ2%を考慮した実質年利5%で運用できたと仮定しました。

下の表は、毎月3万円または5万円を積み立てた場合の将来額です。
税金・信託報酬は考慮せず、毎月末に積み立てる前提で試算しています。

運用期間月3万円を年率5%で運用月5万円を年率5%で運用
10年約466万円約776万円
15年約802万円約1336万円
20年約1233万円約2055万円
※毎月末積立、年率5%、税・費用なしで試算。将来の運用成果を保証するものではありません。

毎月5万円を20年間使い続けた場合、支出額だけなら合計1200万円です。
しかし、その5万円を実質年利5%で運用できた場合は約2055万円になるため、生活水準の差は運用益を含めてさらに大きくなります。

45歳なら65歳まで20年、50歳でも65歳まで15年あります。
50歳から毎月5万円を積み立てても、今回の条件では65歳時点で約1336万円です。

つまり、今40代・50代でも遅すぎるわけではありません。
若い人のように40年間運用できなくても、これから生活水準を膨らませないだけで、老後資金の不足を埋める大きな原資になります。

ここまでを見ると、何でも我慢して投資へ回した方がよいように感じるかもしれません。
ただし、それもバフェットの本質とは少し違います。

バフェット流をそのまま真似すると失敗する

ここまで見ると、「バフェットのように食費を抑え、古い家に住み続ければ、お金持ちになれる」と感じるかもしれません。
しかし、表面的な行動だけを真似するのは少し違います。
バフェットが朝食にマクドナルドを選ぶのは、将来のために食べたいものを我慢しているからではありません。
本人にとって、それで十分満足できるからです。

なので、私たちが意識するべきなのは「収入や資産が増えたとき、本当に欲しいものまで増えたのか。それとも、お金持ちらしい生活をしようとしているだけなのか」を区別することです。

車は新車で買い、10年以上乗り続けている

バフェットの車の選び方にも、この考え方が表れています。

現在知られている愛車は、2014年に購入したキャデラックXTSという大型高級セダンです。購入当時の年齢は83歳で、娘に自動車販売店まで行ってもらい、新車として購入しています。
つまり、バフェットは「中古車しか買わないほど徹底して節約する人」ではありません。
必要だと思えば、高級車の新車も選んでいます。

一方で、購入後は流行や資産額に合わせて車を次々と買い替えていません。
ここで重要なのは、新車と中古車のどちらを選ぶかではなく、買い替える理由があるかどうかです。

車は購入価格だけでなく、安全性能、故障のリスク、修理費、燃費、使用期間まで含めて判断する必要があります。家族を乗せる人や、雪の多い地域で生活する人なら、安全性のために新しい車を選ぶことにも十分な価値があります。

反対に、今の車で困っていないにもかかわらず、「収入が増えたから」「周囲も買い替えているから」という理由で新しい車を購入すれば、満足度がほとんど変わらないまま支出だけが増えるかもしれません。

スーツも安い既製品ではなく、オーダーメイド

バフェットが着ているスーツも、単に価格の安さだけで選ばれたものではありません。

バフェットは、中国の高級スーツブランド「Trands」を手がけた李桂蓮氏(り けいれん)と出会い、その仕立てや着心地を気に入りました。
その後、同ブランドのオーダーメイドスーツを愛用するようになり、本人は約20着持っていると話しています。
これは、食事や住居だけを見たときの「何に対してもお金を使わない大富豪」という印象とは少し違います。

あくまでバフェットは、高価なものやぜいたく品をすべて否定しているわけではありません。
自分が価値を感じたものは選び、気に入れば長く使っています。

ここから分かるのは、倹約と「安いものを選ぶこと」は同じではないということです。

安い商品を何度も買い直すより、多少高くても自分に合うものを長く使った方が、結果的に支出が減る場合もあります。
反対に、ほとんど使わないものへ「一生ものだから」と理由をつけて大金を払えば、それも合理的な支出とはいえません。

ちゃすく
ちゃすく

では、見直して残ったお金をどのように運用すればよいのかバフェット流で見ていきます。

【バフェット流投資術】浮いたお金はインデックスで長く働かせる

バフェット本人は企業を選んで巨額の投資をしてきましたが、一般の投資家には同じ方法を勧めていません。
実際に2013年の株主書簡では専門家ではない人の目標は個別の勝ち組を当てることではなく、全体として成長する企業群を保有することだと説明しています。

そして、その方法として挙げたのがS&P500に連動する低コストのインデックスファンドです。
そこで、見直して残ったお金で毎月の積立額を上げたら、将来いくらくらいの資産になるのか、下記のシミュレーションで確認しています。

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