はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、ヤフオクのAdobeが安い理由は違法コピー品(海賊版)が出品されているからです。
実際に購入した人の画像だと、パッケージソフトやオンラインコードが送られる訳ではなく、別サイトのダウンロード用リンクが送られてきます。
明らかに正規のソフトやライセンスでは無いですし、悪質なプログラムが含まれている可能性も高いです。
そのため、ヤフオクで出品されている安すぎるAdobeソフトを購入することはオススメしません。
ヤフオクのAdobeはなぜ安い?【永続ライセンス】
冒頭でも書きましたが、ヤフオクのAdobeソフトが安い理由は違法コピーされたソフト(海賊版)だからです。
海賊版の出品者からすればソフトの開発費用や広告費がほとんど無いため、格安で販売しても利益が出る仕組みになっています。
しかし、購入者からすれば下記のデメリットがあるため、詳しい内容を解説していきます。
- 海賊版はダウンロードするだけでも違法行為
- 海賊版に悪質なプログラムが含まれる可能性
- ヤフオクのAdobeで「永続ライセンス」は嘘
海賊版はダウンロードするだけでも違法行為
2021年に著作権法が改正されたことにより、海賊版ソフトはダウンロードするだけでも罰則が発生する様になりました。
著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信(中略)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行つて著作権又は著作隣接権を侵害した者は、二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
引用元:著作権法119条3項
つまり、ヤフオクで海賊版のAdobeを購入&ダウンロードした場合は2年以下の懲役か200万円以下の罰金の対象になります。
海賊版ソフトの利用がバレるかどうかは分かりませんが、海賊版ソフトの配布者が捕まった場合はヤフオクの履歴から購入者も特定できます。
Adobeの海賊版をヤフオクで購入するデメリットは非常に大きいため、Adobe公式サイトから正式に購入することをオススメします。
海賊版に悪質なプログラムが含まれる可能性
海賊版ソフトは性質上、マルウェアなどの悪質なプログラムが含まれている可能性が非常に高いです。
と言うのも、現在の著作権法ではダウンロードした人も処罰の対処になるため、ダウンロード者がマルウェア被害に遭っても警察へ相談しにくいからです。
開発者からすれば泣き寝入りしてくれるのは大きなメリットになるからね…
また、過去にはOfficeソフトの海賊版にマルウェアが含まれていた事件があり、マルウェア開発者が購入者のPCへリモートアクセスができる様になっていたそうです。
リモートアクセスであればPCの内部を好きなだけ確認できますし、各種パスワードやメールの2段階認証も突破できます。
ヤフオクの安すぎるAdobeも海賊版サイトからダウンロードする必要があり、価格以上にリスクが高いのでオススメしません。
ヤフオクのAdobeで「永続ライセンス」は嘘
ヤフオクのAdobeでは「永続ライセンス」と表記されている出品が多いですが、これは正確な表記ではありません。
なぜなら、海賊版ソフトはアップデートが来ると無料体験版に戻ってしまい、有料機能は全て使えなくなるからです。
Adobeのアップデートが来るまではヤフオクで支払った金額のみで永遠に使えますが、アプデが来れば普通のAdobeソフトと同じ状態に更新されます。
もちろん、海賊版は月額を支払っておらず、有料版が使えなくなるため、ヤフオクの海賊版Adobeは「アプデが来るまでは永続ライセンス」が正しい表記になります。
これでは永続ライセンスであるメリットもほとんど無いため、ヤフオクの海賊版Adobeはやめておいた方が良いでしょう。
Adobeを安く買う方法5選【ヤフオク以外】
ヤフオク以外でAdobeソフトを安く購入する方法には下記があるため、詳しい内容を解説します。
- 無料期間を徹底して利用
- 学生&教員割引を使う
- Adobe講座を受ける
- Adobeを解約するフリ
- 外資でAdobeと契約
方法1:無料期間を徹底して利用
Adobe Creative Cloudには7日間の無料期間がありますが、実は「Photoshop」や「Premiere Pro」などの単体でも無料体験が可能です。
Photoshopの場合であればPhotoshop単体の無料体験を7日間した後、Adobe CCの無料体験でPhotoshopを7日間利用できます。
合計14日間も同ソフトを利用できるため、少しでも安くAdobeソフトを使いたい場合はオススメの方法です。
方法2:学生&教員割引を使う
学生や教員であればAdobe社へ証明書を提出することで、Adobe Creative Cloud(Adobe CC)を学割価格で購入できる様になります。
Adobe CC以外で学割はありませんが、通常価格の60%OFF以上で契約できるのは大きなメリットです。
プラン | 月々プラン | 年間プラン(月々払い) | 年間プラン(一括払い) |
---|---|---|---|
Adobe Creative Cloud | 月額10,280円(税込) 年間123,360円(税込) | 月額6,480円(税込) 年間77,760円(税込) | 年間72,336円(税込) (1ヶ月あたり税込6,028円) |
Adobe Creative Cloud (学割) | なし | 月額1,980円(税込) 年間23,760円(税込) | 年間23,760円(税込) (1ヶ月あたり税込1,980円) |
Adobe Creative Cloud (法人向け) | なし | 月額9,280円(税込) 年間111,360円(税込) | 年間111,368円(税込) (1ヶ月あたり税込9,281円) |
実質月額1980円で使えるようになるので、ヤフオクで売られているAdobeソフトにも負けない価格です。
方法3:Adobe講座を受ける
社会人は学割版のAdobe CCを契約できませんが、「デジハリ」のAdobe講座を利用すれば学割に近い価格でAdobeを導入できます。
デジハリはアドビプラチナスクールパートナーなので、受講生へ学割版のAdobe CCを販売できます。
Adobe講座 | 料金 | Adobe CC | 講座の内容 |
---|---|---|---|
デジハリ | 動画閲覧1ヶ月+課題作成2ヶ月 :39,980円 | 1年分のライセンス付き | ・オンライン講座 ・動画を見ながら学習 ・課題添削をしてもらえる |
1年分のAdobe CCへ講座費用が上乗せされているので、本来の学割価格である23,760円よりは高いですが、通常版の72,336円よりは安いです。
オンライン講座なのでネット環境さえあれば誰でも受けられますし、応募に年齢制限もありません。
どちらも動画を見て自分で学習する講座なので、分かってる人は動画を見なくてもOK
社会人がAdobeソフトを格安で購入できる貴重な方法なので、学割並みの値引き率で購入したい場合はオススメです。
方法4:Adobeを解約するフリ
これはほとんどの人が知らない裏技ですが、Adobeへ解約する素振りを見せると同じプランを割引価格で提案してきます。
実際にAdobe CCを解約するために手続きを進めると、約半額でAdobe CCを提供してきます。
学割プラン(月額1,980円)には劣る割引ですが、半額で続けられる点は大きなメリットです。
Adobe離れが起きないために必死
この裏技が広まりすぎればAdobe社も対策すると思うので、いつまで出来るかは分かりませんが、少しでも安く契約したい場合はオススメです。
方法5:外貨でAdobeと契約
Adobe Creative Cloudの料金は国によって変化しており、日本よりも物価が低い国ではAdobe CCの価格が安いです。
例えばトルコの通貨「リラ」は日本円以上に通貨の価値が下落しており、Adobe CCの価格も下表になっています。
Adobe Creative Cloud | 月々プラン | 年間プラン(一括払い) |
---|---|---|
日本(円) | 月額10,280円 | 年間72,336円 |
トルコ(リラ) | 月額507.60リラ (約2,714円) | 年間2289.60リラ (約12,243円) |
日本円をリラへ変えて支払う必要があるものの、学割以上に安い価格になっています。
ただし、トルコのリラで支払う場合はトルコ国内で発行されたクレジットカードが必要です。
トルコまでAdobeのPOSAカードを買いに行く方法もあります(片道5万円超え)