はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
Adobeのソフトには「Photoshop」や「Premiere Pro」などがありますが、多くのソフトでグラフィックボードの搭載が推奨されています。
例えばPhotoshopの場合は最低PCスペックでも1.5GBのGPUメモリを推奨しており、グラボの利用を推奨しています。
項目 | 最低PCスペック | 推奨PCスペック |
---|---|---|
OS | Windows10 64bit以降 | Windows10 64bit以降 |
CPU | 64ビットをサポートしているIntelまたは AMDのマルチコアプロセッサー | 64ビットをサポートしているIntelまたは AMDのマルチコアプロセッサー |
グラフィックス (グラフィックボード) | ・DirectX12をサポートしているGPU ・1.5GBのGPUメモリ | ・DirectX12をサポートしているGPU ・4K以上の場合は4GBのGPUメモリ以上 |
メモリ(RAM) | 8GB以上 | 16GB以上 |
ストレージ(ROM) | 4GB以上 | 16GB以上(SSDがオススメ) |
グラボが無かった場合はPCのメモリを大量に使用するため、「PCが重くなる」「ソフトがフリーズする」などの問題が起きやすいです
そのため、グラボは絶対に必要という訳ではありませんが、搭載しておいた方がAdobeソフトを快適に使えます。
もしグラフィックボード搭載PCを探している場合はマウスコンピューターのクリエイターPC「DAIV」がオススメです。
Adobeソフトにグラフィックボードは必要?
結論から書くと、Adobeのソフトはグラフィックボードが必要になる場合が多いため、低価格帯グラボでも良いので搭載しておくことをオススメします。
Adobeソフトごとにグラボの必要性を見ると下記であり、画像や動画を扱うソフトはグラボの必要性が大きいです。
グラボの必要性 | Adobeのソフト |
---|---|
無くても良い | Dreamweaver、Audition、Acrobat Pro |
可能なら欲しい | Photoshop、Illustrator、InDesign、Lightroom、Animate |
必要 | Premiere Pro、Adobe Express |
グラボの必要性:無くても良い
グラフィックボードがなくても使えるAdobeソフトにはホームページ作成ソフトの「Dreamweaver」やPDF用多機能編集ソフトの「Acrobat Pro」などがあります。
上記のソフトは大きなサイズのファイルやグラフィックデータをあまり扱わないため、グラボなしPCでも快適に動作しやすいです。
ただし、Acrobat ProはGPUのハードウェアアクセラレーションへ対応しており、グラボがあれば図面などの重いPDFでも動作が軽くなります。
扱うデータによってはCPUの処理だけだと重くなるため、後からグラボの導入を考えても良いでしょう。
グラボの必要性:可能なら欲しい
フォトショやイラレはグラボなしPCでも起動はできますが、内蔵GPUの性能だけではメモリ不足になりやすく、PCやソフトがフリーズしやすいです。
実際にイラレとフォトショの推奨スペックを確認すると、一定以上のVRAMが必要であることが書かれています。
推奨スペック | Illustrator | Photoshop |
---|---|---|
OS | Windows10、Windows11(64ビット) | Windows11(64ビット) |
CPU | Intel Core i5/i7以上 AMD Ryzen5/7 | 64ビットをサポートしているIntelまたは AMDのマルチコアプロセッサ |
グラフィックス (グラフィックボード) | VRAM1GB以上(4GB以上推奨) | ・DirectX12をサポートしているGPU ・4K以上の場合は4GB以上のVRAM |
メモリ(RAM) | 8GB以上 | 16GB以上 |
ストレージ(ROM) | 2GB以上 | 16GB以上(SSDがオススメ) |
VRAM(Video Random Access Memory)はGPUに搭載された映像専用のメモリです。
高速な読み書きができるRAMの一種であり、「ビデオメモリ」とも呼ばれます。
VRAM容量は処理性能に影響する重要な数値なので、最近では2~24GBのVRAMを搭載したGPUが多い傾向にあります。
PCに搭載されているメモリとは別です
VRAMが不足する場合は自動的にPCのメモリを使用するため、グラボ非搭載のPCでは下ツイートのように大量のメモリが使われます。
やっぱ明らかにPhotoshop 2022になってからメモリ使用量増えてるな。学情のパソコンでもギリギリや pic.twitter.com/hMuQqbohxL
— ぷかぷか🦦🦦 (@taisei_sxvc) January 19, 2022
上記の状態ではPCにソフトや処理を扱う余力が無いため、PCが重くなりやすく、フリーズや処理落ちも起きやすいです。
上記では「PCのメモリを増やす」か「グラボを搭載する」のどちらかが必要
VRAMが大きいグラボであれば低価格帯の製品でもPhotoshopなどと相性が良いため、12GBのVRAMを搭載したGeForce RTX3060などがオススメです。
グラボの必要性:必要
Adobeソフトの中でも「Premiere Pro」や「After Effects」などの動画をメインに扱う編集ソフトはグラボが確実に必要です。
実際に両者の推奨スペックを確認すると、どちらもVRAM4GB以上のグラボを前提としています。
項目 | PremiereProの推奨スペック | After Effectsの推奨スペック |
---|---|---|
OS | Windows10 64ビット以降 MacOS11以降 | Windows10(64ビット) macOS Monterey v12.0 以上 |
CPU | Intel 第7世代以降またはAMD Ryzen 3000以降 Appleシリコン M1以降 | IntelまたはAMDの8コアプロセッサ以上 Apple シリコン |
メモリ | HD画質:16GB以上、4K画質:32GB以上 | 32GB |
グラフィックス | HD画質:VRAM4GB以上 4K画質:VRAM6GB以上 | VRAM4GB以上のGPU |
ストレージ | 8GB以上の空き(SSDを推奨) | 64GB以上 |
グラボなしPCでは動画のプレビューが重すぎてマトモに編集できないので、上記2ソフトの場合はグラボが必須だと言えます。
また、動画の場合はエンコードに時間がかかるのですが、グラフィックボードがあればエンコード時間も大幅に短縮できます。
GeForce RTX4090というグラボなら12時間の動画を10分以内でエンコードできます
プレビューとエンコードだけでなく、自動機能でもGPUを使用するため、Adobeソフトで動画系の編集をしたい場合はグラボ搭載PCがオススメです。
Adobeと相性の良いオススメグラフィックボード3選
Adobeと相性の良いグラボには下記の特徴があるため、それらを搭載したオススメ製品を紹介していきます。
- VRAM 4GB以上
- NVIDIA製GPU
- Adobe社がRTXシリーズを推奨
NVIDIA GeForce RTX 3050
NVIDIAのGeForce RTX 3050の概要は下記の通りであり、現行の低価格帯グラボでありながら8GBのメモリを搭載しています。
グラボ名 | GPUコア | CUDAコア | 定格クロック | ブーストクロック | メモリタイプ | メモリ容量 | メモリ転送レート | メモリバス幅 | メモリバス帯域幅 | TDP | 補助電源 | 推奨電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GeForce RTX 3050 | GA106 | 2560基 | 1.55GHz | 1.78GHz | GDDR6 | 8GB | 14Gbps | 128bit | 224GB/s | 130W | 8pin | 550W |
グラボ単体で買う場合は3〜5万円くらい
Adobeがグラボへ推奨しているRTXシリーズなので、Adobeのソフトと相性が悪いことを心配する必要もありません。
FPSやMMORPGなどをプレイする場合はスペック不足になる場合もありますが、Premiere Proの4K編集へ対応できるスペックはあります。
GeForce RTX 3050はマウスコンピューターのDAIV FX-A5G50へ搭載されているので、
NVIDIA GeForce RTX 3060
NVIDIAのGeForce RTX 3060の概要は下記の通りであり、12GBのメモリを搭載したモデルです。
グラボ名 | GPUコア | CUDAコア | 定格クロック | ブーストクロック | メモリタイプ | メモリ容量 | メモリ転送レート | メモリバス幅 | メモリバス帯域幅 | TDP | 補助電源 | 推奨電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GeForce RTX 3060 | GA106 | 3584基 | 1.32GHz | 1.78GHz | GDDR6 | 12GB | 15Gbps | 192bit | 360GB/s | 170W | 8pin | 550W |
グラボ単体で買う場合は4〜5万円くらい
低価格帯のグラフィックボードでありながら10GB以上のメモリを搭載しており、動画編集やPCゲームでも人気なモデルです。
実際にGeForce RTX 3060を搭載したPCであればFPSで遊んでも下記ぐらいの滑らかさを維持できます。
人気なモデルだからか流通量も多く、GeForce RTX 3050に近い価格で入手することも可能です。
もちろん、NVIDIAのRTXシリーズなのでAdobe社の推奨グラボとして認定されています。
GeForce RTX 3060はマウスコンピューターのDAIV FX-A5G60へ搭載されているので、AdobeやPCゲームをしたい場合は参考にしてください。
NVIDIA GeForce RTX 4080
NVIDIAのGeForce RTX 4080の概要は下記の通りであり、16GBのメモリを搭載したハイグレードなグラボです。
グラボ名 | GPUコア | CUDAコア | 定格クロック | ブーストクロック | メモリタイプ | メモリ容量 | メモリ転送レート | メモリバス幅 | メモリバス帯域幅 | TDP | 補助電源 | 推奨電源 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GeForce RTX 4080 | AD103 | 9728基 | 2.21GHz | 2.51GHz | GDDR6X | 16GB | 22.4Gbps | 256bit | 716.8GB/s | 320W | 12VHPWR x1 or 8Pin x3(変換) | 750W |
グラボ単体で買う場合は17〜20万円くらい
グラボの性能を数値化したベンチマークではGeForce RTX 3060が「43.94」だったのに対して、GeForce RTX 4080は「89.31」もあります。
RTX3060の2倍以上も性能があるため、After Effectsのような重たい編集ソフトを使いたい場合も安心です。
GeForce RTX 4080はマウスコンピューターのDAIV FX-I7G80に搭載されているので、ぜひチェックしてください。