この記事は下記の悩みや要望を持つ人にオススメです。
- クリエイターのMac離れは本当?
- クリエイターはWindowsもOK?
- MacとWindowsどっちがいい?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、3DやAIを扱うクリエイターはNVIDIAのグラボを使うためにWindowsを選ぶことが多いです。
しかし、YouTuberやプログラマーの場合は今でもMacを選ぶことが多いので、完全にクリエイターがMacから離れているわけではありません。
MacとWindowsのどちらを選んでもクリエイターにはなれますが、PCのコスパを重視するのであればWindowsのクリエイターPCがオススメです。
クリエイターのMac離れは事実?理由を解説
クリエイターがMac離れする理由には下記があり、特にグラボとソフトの問題は大きな要因です。
- 高性能なグラフィックボードが必要
- Macへ対応していないソフト
- MacのコスパがWindowsより悪い
- クリエイター業のクラウド化
ここからは上記の理由について、私自身の実体験も含めながら解説していきます。
理由1:高性能なグラフィックボードが必要
もしクリエイター業の中で3D描画や機械学習を取り入れたい場合は、「グラフィックボード」と呼ばれるPCパーツが必須になります。
連続的な演算処理能力に優れており、PCゲームの描画や仮想通貨のマイニング、CADの3Dモデリングなどで重要になるパーツです。
クリエイター業であればNVIDIAのチップを搭載したグラボが必要になるケースばかりであり、MacにはNVIDIA系のグラボが搭載されていません。
NVIDIA系グラボがなければ3D描画や機械学習で他のクリエイターに劣ってしまうため、クリエイターがMacから離れる大きな原因になっています。
もし3DやAIを扱うクリエイター業であればNVIDIA系グラボを搭載したWindowsのクリエイターPCがオススメです。
マウスコンピューターのDAIVシリーズであればNVIDIA系グラボを搭載したモデルが多いので、PC選びの参考にしてください。
理由2:Macへ対応していないソフト
Adobe系のソフトであればWindowsとMacの両方へ完全に対応していますが、Macへ対応していないクリエイター用ソフトは珍しくありません。
特に個人制作系のクリエイター向けソフトはWindows専用が多く、例えば3Dモデルを動かせる「MikuMikuDance(MMD)」はMacで使えません。
MMDのようにMacで使えないソフトは「WindowsのPCを購入する」もしくは「MacへWindowsを導入する」のどちらかしか対処法がありません。
そのため、Windows専用のソフトを使いたいクリエイターはMacから離れており、Macを買った人でも後からWindowsを導入するケースがあります。
MacへWindowsを導入するだけならParallels で対処できるので、気になる場合は無料体験版を使ってみてください。
BootCampはM1以降で使えませんが、Parallels は対応しています
理由3:MacのコスパがWindowsより悪い
私はMacとWindowsの二刀流で活動していますが、Macは「価格」と「PCスペック」だけで見ればWindows搭載PCへ劣ります。
MacのコスパがWindowsへ劣ってしまう理由には下記があり、仕方ないと思いつつも、やはりコスパは悪いです。
- デザインなどへ費用がかかっている
- 他メーカーよりも利益率が高い
- 独自アプリの開発費が含まれている
当然、クリエイターもお金に余裕のある人達ばかりでは無いので、コスパが悪い製品からは離れていく傾向があります。
Macのコスパに関する詳細な情報やWindowsとの比較は下の記事でも紹介しているので、気になった場合はチェックしてください。
理由4:クリエイター業のクラウド化
現在はクリエイター業もクラウド化が進んでおり、PCのOSや端末を選ばない活動ができるようになっています。
つまり、下記のような活動も可能であり、Macへの依存度は昔よりも小さくなっています。
- 簡単な業務はiPadで処理し、複雑な業務はMacでする
- 事務所ではWindowsで仕事し、家ではMacを使う
- クラウド上で様々なOSの端末が共同で作業をする
完全なクラウド化が可能であればChromebookやiPadだけでもクリエイター業ができ、Macへの依存度はさらに小さくなります。
今後もクラウド化は進んでいくはずなので、Mac以外の端末を併用する企業やクリエイターは増えていくでしょう。
クリエイターがMacを好む理由は?
そもそもクリエイターがMacを好む理由には下記があり、今でも「クリエイター=Mac」の風潮が根付いています。
- Macはデザイン/印刷業界においてDTPという風潮が強く根付いている
- MacOSのビットマップ概念は線も文字も全て図形として扱い、画面上に直接図形を表示できるという事で多くのデザイナーに喜ばれた過去がある
- Macは「直感的な操作」や「色の再現性」が高く評価されている
- Macはクリエイターの中でシェアが高く、先進国のクリエイターでは50%超えも
- MacはUnix系のOSであり、ターミナルを使った開発がしやすい
ただし、現在はWindowsも進歩してきたことで上記の優位性が薄れており、MacとWindowsのどちらを選んでも大きな問題は起きにくいです。
クラウド系ソフトしか使わないならChromeBookでも十分
クリエイターはMacとWindowsどっちを買うべき?
正直なところ、MacとWindowsのどちらを買ったとしてもクリエイター業は可能です。
しかし、どちらかと言えば下記の理由からWindowsのPCを購入した方が得はしやすいです。
- グラボを後からでも付けやすい
- Macよりもコスパが良い
- 対応しているソフトの種類が多い
コスパだけを考えればWindowsのクリエイターPCが1番なので、まずはWindowsを入手し、余裕があればMacを導入する方法がオススメです。