この記事は下記の悩みや要望を持つ方にオススメです。
- DemoCreatorって安全なソフトなの?
- 他のソフトと比較した結果を知りたい!
- DemoCreatorの評価はどんな感じ?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけを先に言っておくと、DemoCreator自体の危険性は低いですが、Wondershare本社が中国にあるのでチャイナリスクがあります。
チャイナリスクによる危険性が気にならない場合はDemoCreator、気になる場合はBandicam がオススメです。
Wondershare DemoCreatorの安全性と評判
DemoCreatorは株式会社Wondershareが販売している画面録画&動画編集ソフトです。
DemoCreatorのメインとなる機能は画面録画ですが、下画像のように録画した動画をそのまま編集できます。
詳しい編集機能は後述しますが、Wondershareの動画編集ソフトである「Filmora」とよく似ています。
DemoCreatorの価格とプランは?
DemoCreator公式ページでは無料版もダウンロードできますが、有料版の年間プランを2900円、永続ライセンスを4980円で購入することもできます。
一方、パッケージ版はAmazonで5980円なので、少しでも安く購入したい場合はダウンロード版がオススメです。
もちろん、無料版を使ってから有料版を買うことも出来るので、まずはWondershare公式サイトを確認してください。
DemoCreatorの安全性や危険性は?
結論から言うと、DemoCreator自体の危険性は十分低く、安全な画面録画ソフトだと言えます。
DemoCreatorを販売しているWondershareは世界中に支社を持つ会社であり、政府や教育機関でもソフトが使われています。
また、私のPCにはウイルス対策ソフトも入っていますが、DemoCreatorを使っても検知はありませんでした。
一応、Googleが運営している「VirusTotal」で検知した結果も脅威は0になっており、マルウェアやウイルスは無いと言えます。
ただし、Wondershareに限らず、画面録画ソフトや動画編集ソフトは客の都合で返金をしてもらえません。
トラブルを防止するためにも、必ず無料版を使ってみてから製品を購入してください。
DemoCreatorにはチャイナリスクがある
先ほども書いた通り、DemoCreator自体の危険性は低いですが、販売会社のWondershareは中国に本社があります。
そのため、日本国内ユーザーからすれば「チャイナリスク」と呼ばれる地政学的リスクがあります。
地政学的リスクとは、ある地域の政治的、軍事的、社会的な緊張が高まることで、その地域や周辺地域の経済が先行き不透明になる可能性があるリスクです。
中国であれば下記のリスクがあり、サービスの廃止や商品の価格が変動するなどの影響も及ぼすことがあります。
- 政治的な不安定:中国は、共産主義政権の下で統治されており、政治的な不安定が続いています。
また、香港問題やウイグル問題など、人権問題があり、国際社会との対立が深まっています。 - 貿易紛争:米中貿易戦争や日中関係など、中国は世界各国との貿易紛争が起きやすい国であり、経済的なリスクがあります。
- 軍事的な脅威:中国は、軍事的な脅威を示唆する動きを見せています。南シナ海の軍事拠点化や、台湾への圧力などが挙げられます。
チャイナリスクによって下記が起こる可能性もあるので、不安な場合はBandicam がオススメです。
- 永続ライセンスを買ったのに日本人ユーザーの利用が禁止になった
- 中国政府がDemoCreatorで録画した内容の開示を求める
DemoCreatorをPCへインストールする方法
DemoCreatorをインストールする際は最初にDemoCreator公式ページへアクセスし、「無料ダウンロード」か「購入する」をクリックします。
「無料ダウンロード」をクリックした場合はすぐにインストーラーがダウンロードされます。
「購入する」の場合はWondershare IDやクレジット情報を入力し、購入手続きが完了してからインストーラーをダウンロードします
インストーラーのダウンロードが完了したら、「インストール」をクリックしてDemoCreatorをPCへインストールします。
インストールは自動で行われるため、面倒な作業は一切なく、約3分ほどで完了しました。
インストールが完了し、「今すぐ開始」をクリックすると下画像のようにDemoCreatorの用途を尋ねられます。
目的に合う選択肢へチェックを入れて次に進んでください。
これでDemoCreatorのインストールは完了しましたが、有料版を購入した人はログインをしなければいけません。
起動したDemoCreatorの右上にある「ログイン」をクリックすると、下画像のようにWondershare IDを入力してログインすることが出来ます。
ログインが完了するとDemoCreator上から「ログイン」が消え、有料版の機能が使えるようになります。
これでDemoCreatorのインストールは完了です。
DemoCreatorで録画をする方法・他ソフトと比較
今回はゲームバーやShadowPlayと比較するために、グラボを搭載した下記のpcでFortniteの画面録画をします。
OS | Windows 10 home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-10700 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
RAM | 32GB |
ROM | SSD 512GB |
DemoCreatorでゲーム画面を録画する方法
DemoCreatorを起動すると下画像の画面が表示されます。
ゲーム画面の録画は「PC画面とwebカメラ」「PC画面のみ」「ゲームモード」のどれでも録画できます。
しかし、ゲーム実況の場合は「ゲームモード」で録画する方法が1番オススメです。
「ゲームモード」なら起動しているゲームに合わせて録画領域の設定などが自動で適応されるため、簡単にゲーム映像を録画できます。
ただし、この記事では他に録画する映像があるため「PC画面のみ」を選択します。
「PC画面のみ」を選択すると、デフォルトでは下画像のように「1280×720」の設定になっています。
録画の範囲は「録画範囲」から簡単に変更することが出来ます。
今回は全画面(フルHD)で録画したいので1920×1080を選択しました。
ゲームクリップやゲーム実況では動画のフレームレートも非常に大切です。
DemoCreatorでは最高120FPSで録画もできますが、今回の録画動画は上限が60FPSであるyoutubeへアップロードする予定なので60で固定しておきます。
マイクやデスクトップ上の音声も自由にオンオフ出来るため、Windowsの設定から変更しなくても良い点は便利です。
画面録画の設定が完了したら、「REC」をクリックしてゲーム映像を録画していきます。
実際にDemoCreatorで録画した映像が下の動画になります。
画面の右端にDemoCreatorの録画用コントロールバーが表示されてますが、この表示は下画像のように設定から変更できます。
コントロールバーはプレイ中にも表示されるのでFPSやTPSの場合だと、非常に邪魔になります。
ゲームに合わせてコントロールバーを表示するかどうかを事前に確認しておいてください。
DemoCreatorの画質を他ソフトと比較
WindowsのゲーミングPCなら下記2つの無料画面録画機能があります。
- ゲームバー:正式名称はXbox Game Barと呼ばれるWindowsの基本機能。
「Windows」+「G」キーを同時に押すことで起動し、画面の録画ができる。
ただし、デスクトップ画面やエクスプローラーなどは録画出来ない。 - ShadowPlay:NVIDIA社のGeForce Experienceにある録画機能。
最長20分も遡って録画できるうえ、低負荷で録画できる。
ただし、NVIDIAのグラボを持っていなければ使用出来ない。
実際に「DemoCreator」「ゲームバー」「ShadowPlay」で録画した動画を比較すると、下のようになります。
DemoCreatorで録画した動画(前章と同じ動画)
ゲームバーで録画した動画
ShadowPlayで録画した動画
3つとも1080p&60fpsで録画をしていますが、ShadowPlayが1番綺麗な画質であり、動きもヌルヌルしています。
DemoCreatorはゲームバーと比較すれば、かろうじて画質が良いような気もします。
DemoCreatorのCPU使用率を他ソフトと比較
Windowsのタスクマネージャーで各ソフトで録画した時のCPUやGPUの使用率を計測した結果が下画像になります。
DemoCreatorで録画した時
CPU | メモリ | GPU |
40% | 55% | 24% |
ゲームバーで録画した時
CPU | メモリ | GPU |
31% | 51% | 16% |
ShadowPlayで録画した時
CPU | メモリ | GPU |
19% | 49% | 18% |
DemoCreatorは1番使用率が高くなっており、PCへの負荷が総合的に1番小さいのはやはりShadowPlayでした。
そのため、今回の比較であればShadowPlayがゲームの録画にオススメです。
しかし、DemoCreatorにもShadowPlayより優れた点があるので紹介しておきます。
【メリット4選】DemoCreatorの優れた点
DemoCreatorのメリットには下記の4点があるので、詳しく解説します。
- 使用するPCを選ばない
- 複数のPCで利用できる
- 録画範囲を設定できる
- 動画編集機能がある
メリット1:使用するPCを選ばない
DemoCreatorはWindowsとMacそれぞれのバージョンが販売されており、グラフィックボードを搭載していないPCでもゲーム映像を録画できます。
ノートパソコンの場合だと、グラフィックボードを搭載していないモデルは多いため、十分なメリットになります。
スポンサーリンク
メリット2:複数のPCで利用できる
DemoCreatorの有料版を購入すると、Wondershare IDをよって複数のPCで使用できます。
同時使用は無理っぽい
実は、この記事でも「DemoCreatorの概要」と「DemoCreatorの画質を他ソフトと比較」でPCを切り替えています。
また、Windows版で有料プランに加入した場合でも、Macで有料版DemoCreatorへログインができました。
私のように1人で複数のPCを使っているユーザーにとっては、他のPCでも利用できるメリットは大きいです。
メリット3:録画範囲を設定できる
実は、録画範囲を任意に設定できる機能はDemoCreatorにとって大きなメリットです。
ゲームバーやShadowPlayは全画面録画しかできず、映したくない画面も必ず映ってしまいます。
下記のような状況であればDemoCreatorはゲームバーとShadowPlayよりも役に立ちます。
- ミーティングの音声と映像だけを録画したい
- 通知が表示されないエリアのみを録画したい
メリット4:動画編集機能がある
DemoCreatorは画面録画ソフトでありながら、簡単な動画編集機能まで付いています。
もちろん、ゲームバーやShadowPlayに動画編集機能は無いため、1番大きなメリットです。
Filmoraより編集機能は少ないですが、下記の基本的な動画編集機能はあります。
- 動画のカット
- テキストの追加
- 音声・bgmの追加
- サムネ画像の出力
- ピクチャインピクチャ
- 動画へ画像を追加
- 画面切り替え
- モザイク
- クロマキー合成
- ズームイン・アウト
Filmoraよりも安い価格で上記の編集機能があるため、コスパは意外と高いです。
動画投稿をするならFilmoraの方が良いけどね