- AIで自動的な株の売買をしてみたい!
- AIに株の取引をさせると儲かるのか知りたい
- プログラミング0でAIトレードをやってみたい
はじめまして。動画投稿とブログ運営をしているちゃすくです。
この記事ではプログラミング0でAIシステムトレードを作る方法と実際にAIシステムトレードで成果を出している実例を紹介していきます。
日本国内であればmoomoo証券とClaude Codeを組み合わせることでプログラミング知識0&普通の日本語指示だけで作れるようになるので、オススメの方法です。

記事では詳しい方法や基本情報などを解説していくので、目次も見ながら気になった部分をチェックしてください。
moomoo証券とは?基本情報と特徴
まず、moomoo証券(ムームー証券)の基本情報を押さえておきましょう。
moomoo証券は米Nasdaq上場のFutu Holdings傘下のネット証券で、日本では2022年10月にサービスを開始しました。

金融庁の監督下で第一種金融商品取引業者として登録されている正規の証券会社なので、「海外の怪しいアプリでしょ?」と思った方は安心してください。
- 運営:moomoo証券株式会社(東京都渋谷区)
- 親会社:Futu Holdings Limited(Nasdaq上場)
- 米国株取扱銘柄数:約7,000銘柄(業界最多水準)
- 米国株取引手数料:約定代金×0.132%(税込)
- 国内ダウンロード数:200万超(2025年11月時点)
- 全世界ユーザー数:2,900万人以上
特に注目すべきは米国株の取引手数料です。
主要ネット証券5社(SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券)と比較すると、moomoo証券の手数料はおよそ4分の1程度とかなり安いです。

さらに、moomoo証券には「ベーシックコース」と「アドバンスコース」の2つの手数料コースがあり、1日1回まで切り替え可能です。
1株程度の少額取引ならベーシックコース、50株以上のまとまった取引ならアドバンスコース(200株まで一律2.18米ドル)が有利になるので、取引ごとにコストを最適化できます。

自動売買は取引回数が増えやすいので、手数料の安さは地味にめちゃくちゃ重要です。
手数料が高いとAIが頑張って利益を出しても手数料で消えるなんてことになりかねません。
また、moomoo証券はmicro米国株にも対応しており、1ドル(約150円)から米国株を購入できます。
テスラやエヌビディアのような1株が高い銘柄でも少額から買い増しできるので、自動売買の練習にも向いています。
ただし、2026年5月時点ではNISA口座やiDeCo、クレカ積立には対応していません。
あくまで米国株の個別取引やAPI取引に強い証券会社という位置づけです。
Moomoo API Skillとは?従来の自動売買との違い
moomoo証券の最大の特徴が、2026年4月にリリースされた「Moomoo API Skill」です。
これは国内証券会社として初めて、自然言語(普通の日本語)の指示だけでシステムトレードを構築・運用できるサービスです。

従来、個人投資家が使える自動売買は下表のように大きく3つへ分類されていました。
| 類型 | 方法 | 自由度 | ハードル |
|---|---|---|---|
| 第1類型 | 条件付き注文(IFD・OCOなど) | 低い | 低い |
| 第2類型 | ロボアドバイザー | 低い | 低い |
| 第3類型 | API取引・システムトレード | 高い | 高い(プログラミング必須) |
つまり、自由度が高い自動売買をやろうとすると、PythonなどのプログラミングやAPIの知識が必要で、多くの個人投資家にとっては参入ハードルが高かったわけです。
Moomoo API Skillはこの問題を解決する「第4の選択肢」です。
Claude CodeやCursorなどのAIエージェントツール上で動作するスキルパック(機能拡張)で、自然言語で「こういう条件で売買したい」と指示するだけで、AIがコードを自動生成し、バックテストや発注まで一貫して実行してくれます。
もっと具体的には下記のようなことも可能です。
- ノーコードで売買ロジックを構築→AIが実行可能なコードを自動生成
- 自然言語でバックテスト→「過去3年で検証して」などの会話で自動実行
- バックテスト→デモ取引→本番取引の3段階管理
- 常時稼働による市場監視と自動発注

例えば「MACDゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売る戦略を作成し、TSLAの過去3年間のバックテストを実行して」と指示するだけで、AIが戦略を構築してバックテストまで全部やってくれます。
飲食店のスマホオーダーより簡単かもしれません。
ちなみにAPI Skill自体の利用料は無料で、発生するのは通常の取引手数料と為替手数料のみです。
月額課金などの隠れたコストはありません。
そもそもClaude Codeとは?必要な環境を確認
メリットの話に入る前に、「Claude Code」自体を知らない方も多いと思うので、基本情報を整理しておきます。
ここを読めば「自分のPCで使えるのか」「何を準備すればいいのか」がわかります。
Claude Codeは、AI開発企業Anthropic社が提供するAIエージェント機能(下画像)です。
ブラウザで使えるチャット型のClaude(claude.ai)を知ってる方も多いと思いますが、Claude Codeはその上位互換のような存在です。

使い方はシンプルで、Claudeのデスクトップアプリ(Mac/Windows対応、無料ダウンロード)をインストールし、アプリ内の「Code」タブを開くだけです。
あとは日本語でやりたいことを指示すれば、AIが自律的にコードを書き、外部サービスと連携し、エラーがあれば自分で修正し、結果を判断して次のアクションを決める、という一連の作業を自動で繰り返してくれます。

ブラウザ版Claudeが「質問に答える先生」だとしたら、Claude Codeは「指示を出したら自分で全部やってくれるアシスタント」です。
プログラミングの知識は一切不要で、日本語で指示するだけ。
自動売買のコード生成からバックテストまで一気にやってくれます。
- PC:MacまたはWindowsに対応。スマホでは使えません
- Claudeデスクトップアプリ:公式サイトから無料でダウンロード
- Claudeの有料プラン:Proプラン(月額約20ドル)、Maxプラン(月額約100〜200ドル)、またはTeam/Enterpriseプランのいずれか
- インターネット接続:AIの処理はAnthropicのクラウド上で行われるため常時接続が必要
ちなみに、Claudeデスクトップアプリには「Chat」「Cowork」「Code」の3つのタブがあります。
Chatは通常の会話、Coworkはファイル整理などの一般作業向け、そしてCodeがAPIと連携した高度な自動処理向けです。
moomoo証券との連携で使うのは「Code」タブの方なので、この記事では以降「Claude Code」と呼びます。

Claudeを提供しているAnthropic社は株式市場でも超人気です!詳しくは下の記事にもまとめてあります。
Claude × moomooでAI自動売買するメリット4選
AIエージェントツールの中でも、特にClaude Code × moomoo証券の組み合わせがなぜ注目されているのか4つのメリットから解説します。
メリット1:プログラミング不要で戦略を構築
最大のメリットは、コードを1行も書かなくていいことです。

Claude Codeに「RSIが30以下になったら買い、70以上になったら売る戦略を作って」と日本語で伝えるだけで、AIがPythonコードを自動生成し、moomoo証券のAPIを通じて実行可能な形にしてくれます。
従来のAPI取引では、Pythonの基礎知識に加えてSDKのインストール、APIの認証設定、エラーハンドリングなど、多くの技術的なハードルがありました。
これらがすべて自然言語で完結するのは、投資の世界では革命的な変化です。
メリット2:バックテストで戦略を事前検証
「この戦略で本当に勝てるの?」という不安はバックテスト(過去データでの検証)で解消できます。
moomoo証券のMoomoo API Skillでは「この戦略を過去3年のデータで検証して」と指示するだけで、AIが過去の株価データを使ってシミュレーションを実行し、勝率やリターンを算出してくれます。

しかも、バックテスト→デモ取引→本番取引という3段階のステップが用意されているので、いきなりリアルマネーを投入する必要がありません。
デモ環境で動作を確認してから本番に移行できるのは、初心者にとって大きな安心材料です。

「バックテストで勝率80%だったから安心!」と思いたいところですが、過去の成績と将来の成績は別物です。過信は禁物。
メリット3:24時間市場を監視・自動発注
米国株の取引時間は日本時間の深夜〜早朝(23:30〜翌6:00、サマータイム時は22:30〜翌5:00)です。

正直、毎晩この時間帯にチャートを監視して売買するのは、会社員や学生にとってかなり厳しいです。
しかし、Moomoo API Skillを使えば、ローカル環境のゲートウェイ「OpenD」とAIエージェントが常時稼働し、設定した条件に基づいてリアルタイムに市場を監視、条件を満たしたら自動で発注してくれます。
寝ている間にAIが勝手にトレードしてくれるわけです。
メリット4:セキュリティ設計が手堅い
「AIに証券口座を触らせるのは怖い」と思う方も多いと思います。
この点について、Moomoo API Skillではセキュリティ面で重要な設計がされています。

- 取引パスワードはローカルの「OpenD」のみで管理→AI側には共有されない
- 本番取引の実行時はユーザーによる手動確認が必須
- デフォルトはデモ環境で稼働→「本番」と明示しない限り実取引は走らない
つまり、「承認なしで勝手に発注が走る」ということはありません。
AIが売買の「ドラフト」を作成し、最終的に人間が確認・承認するという設計になっているので、意図しない取引が発生するリスクは大幅に軽減されています。
海外のAI自動売買プラットフォームの実績3選
「理屈はわかったけど、AIで本当に成果が出るの?」と思いますよね。
実は海外ではすでにAIを活用した株式取引が急速に普及しており、具体的な実績データも蓄積されています。
Danelfin:AIスコア最高評価の銘柄がS&P500の2倍以上のリターン
スペイン・バルセロナ発のAI投資プラットフォーム「Danelfin」は、1銘柄あたり毎日10,000以上の特徴量(テクニカル指標600種、ファンダメンタル指標150種、センチメント指標150種)を分析し、各銘柄に1〜10のAIスコアを付与しています。
Danelfin公式サイトによると、AIスコアに基づく「Best Stocks」戦略は2017年1月〜2025年6月の期間で+376%のリターンを記録しました。
同期間のS&P500が+166%なので、約2.3倍の成績です。

- AIスコア最高(10/10)の銘柄:3ヶ月後に市場平均を年率換算で+21.05%上回る
- AIスコア最低(1/10)の銘柄:3ヶ月後に市場平均を年率換算で-33.28%下回る
- Best Stocks戦略の累計リターン:+376%(2017〜2025年)vs S&P500の+166%

ただしDanelfinの公式実績はバックテストに基づく数値です。Trustpilotのレビューでは「S&P500を上回ったのは2022年だけ」という指摘もあるので、鵜呑みにはできません。
Zen Ratings:20年超のデータで年率32%のAIレーティング
米国のWallStreetZenが提供する「Zen Ratings」は、115の評価ファクター(独自のAIファクター含む)を用いて全銘柄をA〜Fでランク付けするシステムです。
WallStreetZenによると、A評価を受けた銘柄は2003年以降の平均年率リターンが32.52%で、同期間のS&P500のおよそ3倍のパフォーマンスを記録しているとされています。
さらに、AIファクターに特化した「AI Factor Portfolio」は平均年率48.01%という数値も公表されています。

CFA Instituteの調査:AI活用戦略はリスク調整後リターンが12〜18%改善
個別プラットフォームの実績だけでなく、業界団体の調査結果も注目に値します。
2025年のCFA Institute(世界最大の投資専門家団体)の調査によると、AI活用型の取引戦略は裁量トレード(人間が判断する取引)と比較して、リスク調整後リターンが12〜18%改善する傾向が確認されています。

また、2024年のSEC(米国証券取引委員会)のレポートでは、AI駆動型戦略を採用したファンドは、同カテゴリの他ファンドを平均12%アウトパフォームしたと報告されています。

ヘッジファンドの世界ではAI活用がもはや当たり前になりつつあります。
個人投資家がそれに近い環境を手に入れられるのが、moomoo API Skill × Claude Codeという組み合わせという訳です。
moomoo証券 × Claude Codeで自動売買を始める手順
ここからは、実際にmoomoo証券とClaude Codeを使ってAI自動売買を始めるまでの具体的な手順を解説します。
大きく分けて3つのステップです。
ステップ1:moomoo証券で口座を開設する
まずはmoomoo証券の口座開設が必要です。
口座開設は最短1日で完了し、OpenAPIの利用条件は「口座を保有していること」だけです。

- moomoo証券
の公式サイトまたはアプリから口座開設を申請
- 本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証+通知カード)を提出
- 審査完了後、ログイン情報が届く(最短1日)
- 入金して取引開始
口座開設と入金が完了すると、OpenAPIの利用が可能になります。
追加の申し込みや月額料金は不要です。
ステップ2:OpenDをインストールする
次に、ローカルゲートウェイ「OpenD」をPCにインストールします。

OpenDは、moomoo証券のAPIとAIエージェントをつなぐ中継ソフトのようなものです。
- OpenAPI:株価取得や注文実行などのAPI本体(56種類のAPIを提供)
- OpenD:APIとPCをつなぐローカル接続ソフト(取引パスワードもここで管理)
- API Skill:AIエージェントがAPIを自然言語で操作するための翻訳レイヤー
OpenDのインストール自体は公式サイトからダウンロードして実行するだけなので難しくありません。
ただし、コマンドライン操作の基本的な知識は必要です。

「コマンドライン操作」と聞くと身構えるかもしれませんが、基本的にはコピペでOKです。
もし不安な方は、moomoo証券の公式ドキュメントに手順が載っていますし、Claude Codeを先に入れて聞くのも良いと思います。
ステップ3:Claude CodeにAPI Skillを導入して取引開始
最後に、Claude Code上でMoomoo API Skillを読み込ませます。
Claude Codeを起動し、moomoo公式のSkillファイルをインストールするコマンドを実行するだけで設定が完了します。
- OpenDに手動でログイン(取引パスワードの入力)
- Claude Codeで自然言語で売買戦略を設計→例:「NVIDIAの移動平均線クロス戦略を作って」
- AIが戦略をコード化→バックテストを実行
- デモ環境で動作確認
- 問題なければ「本番」と指示して実取引へ移行
なお、デフォルトではデモ環境(SIMULATE)で稼働するので、「本番」「実盤」と明示的に指示しない限り、リアルマネーでの取引は実行されません。
初めての方はまずデモ環境で十分に動作確認してから本番に移行するのがオススメです。
詳しいインストール手順はmoomoo証券の公式ドキュメント(AIとOpenClawの活用|Moomoo APIドキュメント)で確認できます。
AI自動売買を始める前に知っておくべき注意点4選
AI自動売買は非常に便利ですが、「AIに任せれば勝手に儲かる」わけではありません。
始める前に必ず以下のリスクと注意点を理解しておいてください。
AIが生成するコードは完璧ではない
moomoo証券の公式免責事項にも明記されていますが、AIエージェントが出力するコードや戦略には不正確さや誤りが含まれる可能性があります。
AIが生成した売買ロジックは必ず人間の目で確認し、デモ環境での検証を経てから本番に移行すべきです。
バックテストの成績は将来を保証しない
過去の相場で勝率80%だった戦略が、今後の相場でも同じ勝率になる保証はありません。
相場の構造は常に変化しているため、過去のデータに最適化しすぎた戦略(いわゆるオーバーフィッティング)は、実際の運用で大きく崩れることがあります。
日本株は対象外、米国株のみ
2026年5月時点で、Moomoo API Skillが対応しているのは米国株と香港株のみです。

日本株でAI自動売買をやりたい場合は、先ほど紹介した事例のように別の証券会社のAPIを使う必要があります。
Claude Codeの利用には月額費用がかかる
Moomoo API Skill自体は無料ですが、Claude Codeの利用にはAnthropicへの課金が必要です。
Claude Codeを利用する場合はAnthropic APIの従量課金、またはClaude Max/Teamプランなどの契約が必要になるので、月々のコストも含めて収支を計算しておきましょう。
- 余裕資金で始める(生活費を投入しない)
- まずはデモ環境で十分に検証する
- AIの出力は必ず自分の目で確認する
- 取引パスワードをAIに入力させない
- Claude Codeの月額費用も含めて収支を計算する

AIは便利ですが万能ではありません。最終的な投資判断は自分でする必要があります。
AIを「優秀なアシスタント」として活用するのがちょうどいい距離感です。

