ChromeOS Flexの推奨スペックは？Androidアプリや注意点を解説

この記事は下記の悩みや疑問を持つ人にオススメです。

はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。

結論だけ先に書くと、ChromeOS Flexは10年ほど前のPCでも動作しますが、一部のサービスが使えないデメリットがあります。

この記事ではChromeOS Flexの推奨PCスペックや注意点を詳しく解するので、導入の参考にしてください。

ChromeOS Flexの推奨PCスペックと注意点3選

ChromeOS Flexのインストールガイドから引用すると、推奨スペックは下表の通りです。

項目	推奨PCスペック
OS	Windows、Mac、Linux
CPU	Intel/AMD製のx86　64Bit
メモリー	4GB以上
ストレージ	16GB
備考	USBドライブからの起動がサポートされていること

ChromeOS Flexを動作させるだけなら3～5万円程度の中古PCでも問題ないレベルでしょう。

ただし、このスペックを満たしていれば、どんなPCでも100%の動作が保証されているわけではありません。

いくつか注意点があるので、詳細を解説していきます。

注意点1：Chrome OS Flexの認定モデル

Chrome OS Flexは公開に先駆けて多数のPCで動作確認が実施されており、下記の3段階で評価されています。

導入予定のPCが決まっている場合はメーカーごとのリストが公開されているので公式サイトで確認しましょう。

また、「リストに無いからインストールしてもまったく動作しない」わけではないようです。

推奨スペックのメモリ4GBに対し「2GBで動作した」「32bitのCPUだけど、動作した」という投稿もあります。

Wyse3040(Atom x5 Z8350, RAM 2GB)でUSBブートのChrome OS Flexが動いた。ばっちり快適ではないけどradikoやYouTubeも再生できる。内蔵のWiFiと有線LANは利用可、内蔵オーディオは認識せず。
パラメトリック2D/3D CADのSolveSpace ブラウザ版も動いた。 pic.twitter.com/SrIURFBoXS

— verylowfreq/三峰スズ VTuber (@verylowfreq) November 18, 2022

ただし、後から不具合が起きることも考えられるため、Chrome OS Flexの認定モデルを選んでください。

注意点2：一部サービスを利用できない

ChromeOS Flexの注意点として、AmazonPrimeVideoやHuluなどの一部サブスクを快適に楽しめない点があります。

ChromeOS Flexだと、PrimeVideoのHD再生が利用できず、Huluはプレーヤーの表示すらできません。

とはいえ、これはChromeOS Flex特有の問題ではなく、WindowsやMac以外のOSを使用する場合の注意点です。

ちなみに、AbemaTVやNetflix、U-NEXTについては対応・非対応や機能制限の有無も明記されていません。

もしも動画配信再生機として使いたい場合はWindowsやMacなどのPCを使う方がオススメです。

注意点3：Androidアプリは使えない

ChromeOS FlexはGooglePlayStoreが利用できないので、ChromeBookで1番の強みであるAndroidアプリがほぼ使用できません。

ChromeOS Flex 普通にカメラもようつべも動くな。
Google Playがないけど。 pic.twitter.com/Uvosnk8OqL

— JE4SMQまあべる (@maaberu_JE4SMQ) July 18, 2022

一応、PC用アプリをアプリストアを経由せず、ダウンロードできるようにしている場合は利用可能です。
ただし、そこまでしてくれているサービス提供会社はかなり限られており、あまり一般的な方法ではありません。

その代わり、ChromeOS FlexはLinux機能を使うことでLinuxのアプリをインストールし、使用できるようになっています。

画面録画の「SimpleScreenRecorder」や画像編集の「GIMP」などがあるため、使えるソフトは多いです。

ChromeOS FlexのオススメのPC４選

ここからはChromeOS Flexの推奨スペックを満たしたオススメのPCを紹介します。

マウスコンピューター MousePro M600CV4

ChromeOS FlexにオススメのPC1台目は、マウスコンピューターの「MousePro M600CV4」です。

MousePro M600CV4の価格は5,1800円であり、具体的なPCスペックは下表のとおりです。

項目	MousePro M600CV4	ChromeOS Flex推奨スペック
OS	Windows11	Windows、Mac、Linux
CPU	Intel Celeron プロセッサー 4205U	Intel/AMD製のx86　64Bit
グラフィックス	Intel UHD グラフィックス 610	推奨スペックの記載なし
メモリー	4GB	4GB以上
ストレージ	SSD：128GB	16GB

コストパフォーマンスに優れており、YouTubeの視聴やDMMのブラウザゲームを楽しむ程度なら問題なく動作します。

ただし、PCゲーム用の構成ではないのでFPSやMMORPGを遊びたい場合はオススメできません。

あくまでも、低価格で動画視聴や事務作業などをしたい人向けの構成です。

マウスコンピューター mouse B5-A5A01IS-B

ChromeOS FlexにオススメのPC2台目は、マウスコンピューターの「mouse B5-A5A01IS-B」です。

mouse B5-A5A01IS-Bの価格は89,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。

項目	mouse B5-A5A01IS-B	ChromeOS Flex推奨スペック
OS	Windows11	Windows、Mac、Linux
CPU	AMD Ryzen 5 5560U	Intel/AMD製のx86　64Bit
グラフィックス	AMD Radeon グラフィックス	推奨スペックの記載なし
メモリー	8GB	4GB以上
ストレージ	SSD：256GB	16GB

CPUへミドルクラスのRyzen5を搭載しており、ノートPCでも事務作業はサクサク進むスペックになっています。

3Dゲームをプレイする場合は難しいですが、ChromeOS Flexでブラウザゲームを遊ぶ程度なら余裕なのでオススメです。

パソコン工房 LEVEL-M0P5-R45-DNX

ChromeOS FlexにオススメのPC2台目は、パソコン工房から販売されている「LEVEL-M0P5-R45-DNX」です。

LEVEL-M0P5-R45-DNXの価格は109,800円であり、具体的なP Cスペックは下表のとおりです。

	LEVEL-M0P5-R45-DNX	Chrome OS Flex推奨スペック
OS	Windows11	Windows、Mac、Linux
CPU	AMD Ryzen 5 4500(x86)	Intel/AMD製のx86　64Bit
グラフィックス	AMD Radeon RX 6500 XT	推奨スペックの記載なし
メモリー	16GB	4GB以上
ストレージ	SSD：512GB	16GB

PCスペック的には「ゲームをしたいけど、高額ゲーミングPCは買えない」という方にオススメなPCです。

しかも、Windows11を入れず、オプションでOSなしにすれば5500円もお得になるので、ChromeOS Flexにはピッタリです。

FRONTIER FRGHB550

ChromeOS FlexにオススメのPC3台目は、FRONTIERで販売されている「FRGHB550」です。

FRGHB550の価格は244,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。

	FRGHB550	Chrome OS Flex推奨スペック
OS	Windows10	Windows、Mac、Linux
CPU	AMD Ryzen 7 5700X	Intel/AMD製のx86　64Bit
グラフィックス	NVIDIA GeForce RTX 3070	推奨スペックの記載なし
メモリー	16GB	4GB以上
ストレージ	SSD：1TB	16GB

グラフィックスへミドルクラスのRTX3070を搭載しており、Linux用ソフトを使えば動画編集も快適に行えます。

正直なところ、ChromeOS FlexにはもったいないPCスペックですが、ゲームや動画編集もできるPCが欲しい場合はオススメです。

パソコン工房 中古PC全般

パソコン工房では多数の中古PCを扱っており、10年以内に発売されたモデルであればChromeOS Flexが動作します。

もちろん現品限りなので時期によってラインナップは変わりますが、ハイスペックPCやMacもあるので種類は多いです。

ChromeOS Flexであれば中古PCでも十分なので、予算やリスクを抑えたい場合はオススメです。