はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではAdobe Expressの買い切り版や永久ライセンスについて詳しく解説していきます。
After Effectsの体験版を永遠に使う方法も紹介しているので、Aeの費用を少しでも安くしたい場合は参考にしてください。
AfterEffectsの買い切りは?【永久ライセンス】
結論から言うと、After Effectsの買い切り版(永久ライセンス)は2013年に廃止されており、現在ではサブスク版しかありません。
そこで、After Effectsを購入できるサブスクプランと最後の買い切り版ソフト「Adobe Creative Suite 6」について解説します。
AfterEffectsのプランと料金
現在、After Effectsを利用できるサブスクプランには下記があり、最安は学割版Adobe Creative Cloudの月額1980円です。
プラン | 使用可能ソフト | 月々プラン | 年間プラン(月々払い) | 年間プラン(一括払い) |
---|---|---|---|---|
Adobe Creative Cloud (Adobe CC) | 全26ソフト (詳細はこちら) | 月額10,280円(税込) 年間123,360円(税込) | 月額6,480円(税込) 年間77,760円(税込) | 年間72,336円(税込) (1ヶ月あたり税込6,028円) |
Adobe Creative Cloud (学割) | 全26ソフト (詳細はこちら) | なし | 月額1,980円(税込) 年間23,760円(税込) | 年間23,760円(税込) (1ヶ月あたり税込1,980円) |
AfterEffects単プラン | AfterEffectsのみ | 月額3,828円(税込) 年額45,936円(税込) | 月額2,728円(税込) 年間32,736円(税込) | 年間28,776円(税込) (1ヶ月あたり税込2,398円) |
学生や教員の条件があるものの、月額1980円でAfter Effectsだけでなく、PhotoshopやPremiere Proなどを使えるメリットがあります。
100GBのクラウドストレージが付いてくるのも地味に便利
実は、学生や教員でなかった場合でもAdobe認定スクールの「デジハリ」を利用すれば学割版のAdobeを1年分のみ購入できます。
詳しい内容は「Adobeの学割は学生以外だとバレる?」で紹介しているので、社会人が学割で契約したい場合は参考にしてください。
Aeの買い切り版は中古にある?
Adobeによる最後の買い切り版ソフト「Adobe Creative Suite 6(Adobe CS)」には当時のAfter Effectsも含まれていますが、中古で入手することはオススメしません。
Adobe Creative Suiteは買い切り版のAdobe Creative Cloudです
ヤフオクなどではAdobe CSのライセンスが販売されているものの、ほぼ全てが海賊版なのでリスクが高いです。
具体的なリスクとしては下記があり、わざわざ金を払って購入する価値はありません。
- 2021年から違法ダウンロードも犯罪へ
- 不正なプログラムが含まれている
- アプデが行われると無料体験版に戻る
と言うのも、Adobe CSはアップデートによって自動でAdobe CCへ移行するため、買い切り版を購入しても最終的にはサブスク型になってしまうからです。
これでは違法ダウンロードと不正プログラムのリスクを無駄に背負うため、普通にAdobe公式サイトからAfter Effectsを購入した方がマシです。
【買い切りのみ】AfterEffectsの代替映像制作ソフト3選
AdobeのAfter Effectsには買い切り版がないため、ここからは買い切りで使える映像制作ソフトを紹介します。
ソースネクスト VEGAS Post
VEGAS PostはドイツのMAGIX社が開発し、日本ではソースネクスト株式会社が正規代理店として販売している映像制作ソフトです。
VEGAS Postには「VEGAS Effects」と呼ばれる視覚効果(VFX)やモーショングラフィックス用のソフトが含まれており、下動画のような編集も可能です。
つまり、買い切りで購入するのはVEGAS Postになりますが、実際にAfter Effectsの代わりとなるのはVEGAS Effectsです。
残念ながらVEGAS Effectsは単品で購入できない
VEGAS Postの価格は下表の通りであり、VEGAS Effects以外にも動画編集ソフトや画像合成ソフトも付属しています。
項目 | ソースネクスト VEGAS Post |
---|---|
価格 | 買い切り:59,800円(税込) |
対応OS | Windows10以降 |
特徴 | 下記のソフトがVEGAS Postに含まれています。 動画編集ソフト「VEGAS」 ライブ配信用ソフト「VEGAS Stream」 サウンド編集ソフト「SOUND FORGE Audio Studio」 VFX・モーショングラフィックスソフト「VEGAS Effects」 画像合成ソフト「VEGAS Image」 |
実質、VEGAS PostがAdobe Creative Cloudに該当するソフトなので、VEGAS Postを購入すれば動画や画像に関する全ての編集が可能です。
VEGAS Effects単体で購入できないので少し買い切り価格が高めですが、長く使えばAdobeよりも出費を抑えられます。
Apple Motion
MotionはiPhoneやMacで有名なAppleが開発・販売している映像制作ソフトであり、視覚効果(VFX)やモーショングラフィックスへ特化しています。
Appleの動画編集ソフト「Final Cut Pro」だけではエフェクトやアニメーション制作が難しいですが、Motionを利用すれば下動画も作れるようになります。
Motionの価格などは下表の通りであり、WindowsやChromebookなどのMac以外では利用できません。
項目 | Apple Motion |
---|---|
価格 | 買い切り:7,000円(税込) |
対応OS | macOS 12.6以降 |
特徴 | Motionで作成したエフェクトやアニメーション はFinal Cut Proですぐに連携できる |
Macでしか使えない代わりに7,000円のみでAfter Effectsへ匹敵する機能を利用できるため、Macユーザーからは熱良い人気を持つソフトです。
Final Cut Proも買い切りなので、Macユーザーはサブスク費用が発生しにくいです
ただし、総合的な利用者数ではAfter Effectsに負けているので、編集方法の情報やプラグインなどを求めている場合はAfter Effectsよりも苦労するかもしれません。
とは言え、Appleらしい使いやすい編集画面と直感的な操作性を持ち合わせているので、Macユーザーにはオススメしたいソフトです。
BlackmagicDesign DaVinci Resolve
DaVinci Resolveはオーストラリアに本社があるBlackmagicDesignの映像制作ソフトであり、ハリウッド映画で使われた実績もあります。
DaVinci Resolveには「Fusion」と呼ばれるページがあり、そこではAfter Effectsと同じようにVFXやモーショングラフィックスを扱えます。
実際にDaVinci Resolveで作られた動画には下ツイートなどがあり、クオリティは非常に高いです。
Just taking the day to practice some VFX in Davinci Resolve. pic.twitter.com/HZYeTxh1XV
— Daeshawn (@dontgiveabit) October 2, 2020
DaVinci Resolveの価格などは下記であり、DaVinci Resolveのfusionは無料でも利用できます。
項目 | BlackmagicDesign DaVinci Resolve |
---|---|
価格 | 買い切り:37,799円(税込) |
対応OS | macOS 10.13.6以上 Windows 10以上 |
特徴 | After Effectsとは根本的にベースの考え方が異なる。 Aeはレイヤーベースのソフトですが、fusionはノードベースを採用している。 |
DaVinci ResolveのfusionはAfter Effectsにも匹敵する機能性を搭載していますが、少し操作性が他のソフトと異なります。
なぜなら、fusionでは「ノード」と呼ばれている図形やエフェクト、機能などを組み合わせて作成するからです。
例えば「図形A」「図形B」「両者を合成する機能」などがノードであり、これらを組み合わせることによって合成やアニメーションを追加します。
ノードベースではノードの機能や関係性が視覚的に表示され、ノード同士を結ぶルールが存在するため、編集の内容を理解しやすい特長があります。
そのため、複数人での編集や引き継ぎがある場合はノードベースが分かりやすいですが、Aeを使い慣れた人にとってはややこしくなりやすいかもしれません。
AfterEffectsの体験版を永遠に使う方法
After Effectsの体験版を永遠に使う正規の方法はありませんが、実は複数のAdobeアカウントとPCを用意することでAfter Effectsの体験版を複数回利用できます。
と言うのも、Adobeの体験版には下記のルールがあり、PCとAdobeアカウントを新しくすればルールに抵触しないからです。
- 体験版の利用はAdobeアカウントに記録される
- 体験版を利用した端末情報も記録される
(PCを初期化しても記録されてるので意味なし) - PCの日付時間を変えると体験版が強制終了する
- 体験版ソフトのプログラムを変更すると強制終了
- ネットに繋いでいない状態でも体験版は終了する
つまり、PCを5台持っている状態であればAfter Effectsの体験版を5回まで利用できます。
PCさえ用意できれば実質永遠にAeの体験版を使えます
実際に上記のやり方でAdobeの体験版を複数回利用している人もおり、知る人ぞ知る裏技になっています。
複数台のPCを駆使してAdobeの体験版だけで卒研乗りきってやる。
— べなちゃんドロップキック (@Bena0307) July 14, 2016
もちろん、上記の裏技はAdobe社が推奨していないので、いつか対策されると思いますが、少しでも長く体験版を使いたい場合は参考にしてください。
(自己責任でお願いします)
AfterEffectsを安く購入する方法4選
無料体験以外でAfter Effectsを安く購入する方法には下記があるため、詳しい内容を解説します。
- 学生&教員割引を使う
- Adobe講座を受ける
- Adobeを解約するフリ
- 外資でAdobeと契約
方法1:学生&教員割引を使う
学生や教員であればAdobe社へ証明書を提出することで、Adobe Creative Cloud(Adobe CC)を学割価格で購入できるようになります。
Adobe CCにはAfter Effectsだけでなく、PhotoshopやPremiere Proも含まれているのでAeでできることを増やしやすいです。
Adobe CC以外で学割はありませんが、通常価格の60%OFF以上で契約できるのは大きなメリットです。
プラン | 月々プラン | 年間プラン(月々払い) | 年間プラン(一括払い) |
---|---|---|---|
Adobe Creative Cloud | 月額10,280円(税込) 年間123,360円(税込) | 月額6,480円(税込) 年間77,760円(税込) | 年間72,336円(税込) (1ヶ月あたり税込6,028円) |
Adobe Creative Cloud (学割) | なし | 月額1,980円(税込) 年間23,760円(税込) | 年間23,760円(税込) (1ヶ月あたり税込1,980円) |
Adobe Creative Cloud (法人向け) | なし | 月額9,280円(税込) 年間111,360円(税込) | 年間111,368円(税込) (1ヶ月あたり税込9,281円) |
実質月額1980円で使えるようになるので、After Effectsを少しでも安く買いたい場合はオススメです。
方法2:Adobe講座を受ける
社会人は学割版のAdobe CCを契約できませんが、「デジハリ」のAdobe講座を利用すれば学割に近い価格でAdobeを導入できます。
デジハリはアドビプラチナスクールパートナーなので、実は受講生へ学割版のAdobe CCを販売できます。
Adobe講座 | 料金 | Adobe CC | 講座の内容 |
---|---|---|---|
デジハリ | 動画閲覧1ヶ月+課題作成2ヶ月 :39,980円 | 1年分のライセンス付き | ・オンライン講座 ・動画を見ながら学習 ・課題添削をしてもらえる |
1年分のAdobe CCへ講座費用が上乗せされている分、本来の学割価格である23,760円よりは高いですが、通常版の72,336円よりは安いです。
どちらもオンライン講座なのでネット環境さえあれば誰でも受けられますし、応募に年齢制限もありません。
動画を見て自分で学習する講座なので、分かってる人は動画を見なくてもOK
社会人がAfter Effectsを格安で購入できる貴重な方法なので、学割並みの値引き率で購入したい場合はオススメです。
方法3:Adobeを解約するフリ
これはほとんどの人が知らない裏技ですが、Adobeへ解約する素振りを見せると同じプランを割引価格で提案してきます。
実際にAdobe CCを解約するために手続きを進めると、約半額でAdobe CCを提供してきます。
学割プラン(月額1,980円)には劣る割引ですが、半額で続けられる点は大きなメリットです。
Adobe離れが起きないために必死
私はAdobe CCでしか経験がありませんが、おそらくAfter Effectsを解約する際にも同じような表記が出ると思います。
ただし、裏技が広まりすぎればAdobe社も対策すると思うので、できるだけ早めに利用することをオススメします。
方法4:外貨でAdobeと契約
After Effectsの料金は国によって変化しており、日本よりも物価が低い国ではAeの価格が安くなる傾向にあります。
例えばトルコの通貨「リラ」は日本円以上に通貨の価値が下落しており、Adobe CCの価格で比較した場合は下表になります。
Adobe Creative Cloud | 月々プラン | 年間プラン(一括払い) |
---|---|---|
日本(円) | 月額10,280円 | 年間72,336円 |
トルコ(リラ) | 月額507.60リラ (約2,714円) | 年間2289.60リラ (約12,243円) |
日本円をリラへ変えて支払う必要があるものの、学割以上に安い価格になっています。
ただし、トルコのリラで支払う場合はトルコ国内で発行されたクレジットカードが必要であり、他の国でも同じような仕組みです。
そのため、After Effectsの料金を外貨で支払う方法はあまり現実的ではありません。
トルコまでAdobeのPOSAカードを買いに行く方法もあります(片道5万円超え)