はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
この記事ではPCスペックレビューのプロである私がPremiere Proにおすすめのノートパソコンを紹介していきます。
安くてスペックが高いノートパソコンを紹介しているので、Premiere Pro用のノートパソコンを探している場合は参考にしてください。
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PremierePro推奨ノートパソコンスペック
最低動作スペック
Adobe公式サイトによるとPremiere Proの最低動作スペックは下表のようになっており、グラフィックボードを搭載したパソコンが要求されています。
PremierePro | 最低動作スペック |
---|---|
OS | Windows10 64ビット以降 MacOS11以降 |
CPU | Intel 第6世代以降 AMD Ryzen 1000以降 |
グラフィックス | VRAM2GB以上 Appleシリコン8GB統合メモリ |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 8GB以上の空き |
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
CPUの条件だけであれば最新のグラボ非搭載ノートパソコンでも満たせますが、グラフィックスにはVRAM2GB以上のグラボが要求されています。
VRAM2GBのグラボとしては2015年に発売されたGeForce GTX950などがあり、GTX950は当時のエントリー向けゲーミングPCにも使われていたほどの性能です。
CPUの内蔵GPUだけではGTX950の性能を超えることは難しいため、Premiere Proを使用する場合は2015年のゲーミングPC以上のスペックが必要と考えるべきです。
推奨スペック
Adobe公式サイトによるとPremiere Proの推奨スペックは下表のようになっており、HD画質でも現在のエントリー向けゲーミングPCクラスが要求されています。
PremierePro | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows10 64ビット以降 MacOS11以降 |
CPU | Intel 第11世代以降またはAMD Ryzen 3000以降 Appleシリコン M1以降 |
グラフィックス | HD画質:VRAM4GB以上、4K画質:VRAM6GB以上 Appleシリコン16GB統合メモリ |
メモリ | HD画質:16GB以上、4K画質:32GB以上 Appleシリコン:16GB統合メモリ |
ストレージ | 8GB以上の空き(SSDを推奨) |
CPUには直近3~4年以内に発売されたモデルが推奨されており、発売から5年以上経過したモデルでは推奨CPUを満たせません。
グラフィックスには最低でもVRAM4GB以上を持つグラボが推奨されており、2016年に発売されたGeForce GTX1050 Tiなどが4GBのVRAMを搭載しています。
4K画質の場合は推奨グラフィックスが6GB以上のVRAMになっているので、2019年に発売されたGeForce GTX 1660以上のグラボが必要です。
実質、「2019年以降に発売されたゲーミングPCが必要」と書いてある感じ
また、メモリも16GB以上が推奨されているので、一般的な家電量販店で売っているノートパソコンではスペックを満たせないと考えるべきでしょう。
PremierePro推奨おすすめノートパソコン6選
Premiere Proへおすすめのノートパソコンには下記があるため、詳しい内容を解説していきます。
マウスコンピューター mouse B4-I1U01PG-B
mouse B4-I1U01PG-Bは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターの低価格帯ノートパソコンです。
mouse B4-I1U01PG-Bの価格は69,800円であり、主なスペックは下表の通りです。
項目 | mouse B4-I1U01PG-B |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | Intel N100 |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:128GB |
Office | Microsoft365 Personalが1年分無料付属 |
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX3050)
LOQ 15IRX9は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9の価格は110,000円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX3050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、ビジネス向けソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
- 10コア16スレッドCPUと16GBメモリで基本性能が高い
- VRAM6GBのRTX3050 Laptopを搭載
→高いグラフィック性能でPCゲームや動画編集も快適 - 15.6インチの大きめディスプレイ&144Hz
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- 1080pのWebカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
11万円なのにPremiere Proの推奨スペックを上回る高性能!
最大48回までクレカなしで分割払いできるため、月々の負担が安くなるのも大きなメリット!
Apple 13インチMacBook Pro
Premiere Proにオススメのノートパソコン3台目は、AppleのノートPC「Apple 13インチMacBook Pro」です。
13インチMacBook Proの価格は178,800円〜であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | 13インチMacBook Pro |
---|---|
OS | MacOS |
CPU | Apple M2(8コアCPU) |
グラフィックス | Apple M2(10コアGPU) |
メモリ | 8GB(最大24GBまで増量可) |
ストレージ | SSD 250GB(最大2TBまで増量可) |
M2以降のグラフィックス性能はベンチマークテストでGTX1650以上であり、Premiere Proでも使えるスペックになっています。
初期設定のメモリは8GBですが、注文時に24GBまで増設できるので、Premiere Pro用であれば16GB以上がオススメです。
ストレージも500GB以上に増設したい
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの価格は179,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- 500GBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
165 fpsまで対応できるディスプレイなので高フレームレートの動画を編集する場合にもおすすめのモデル!
安心安全の国内メーカーであるマウスコンピューターなのも嬉しい
マウスコンピューター G-Tune E6-A7G70BK-A
Premiere Proにオススメのノートパソコン5台目は、マウスコンピューターのノートPC「G-Tune E6-A7G70BK-A」です。
G-Tune E6-A7G70BK-Aの価格は279,800円(WEB限定)であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | G-Tune E6-A7G70BK-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop(VRAM8GB) |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックスへVRAM8GBのRTX4070、メモリを32GBも搭載しており、Premiere Proの4K推奨スペックを上回っています。
30万円以内で購入できるノートパソコンとして最高クラスのパフォーマンスがあるため、Premiere Proを快適に使いたい人にはオススメです。
マウスコンピューター DAIV Z6-I9G70SR-A
Premiere Proにオススメのノートパソコン6台目は、マウスコンピューターのノートPC「DAIV Z6-I9G70SR-A」です。
DAIV Z6-I9G70SR-Aの価格は399,800円であり、具体的なノートパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | DAIV Z6-I9G70SR-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64bit版 |
CPU | Intel Core i9 13900H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop(VRAM8GB) |
メモリ | 64GB |
ストレージ | SSD:2TB |
価格 | 399,800円 |
Intelの超ハイエンドCPUと高性能グラボ、64GBの大容量メモリを搭載しており、Premiere Proを使いながらライブ配信もできる性能です。
マウスコンピューターであれば最大36回まで分割払い手数料0円で支払えるため、ノートパソコンで長くPremiere Proを使用したい人にはオススメです。
PremierePro用ノートパソコンの選び方4選
Premiere Proにおすすめのノートパソコンを選ぶときは下記へ注意しなければいけないため、詳しい内容を解説していきます。
ミドルレンジ以上のCPUを推奨
Premiere ProはIntelであれば11世代以降のCPUを推奨していますが、快適に動画編集をしたいのであれば11世代以降のミドルレンジ以上のCPUがオススメです。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途の例 | 3Dゲーム開発 大規模CG作成 | VRゲーム 3Dモデリング | PCゲーム 動画編集 | 動画視聴 Office | ネットサーフィン |
Intelの11世代CPUは2021年に発表されたモデルです
CPUは世代ごとに性能が上がっていますが、クラスごとにも性能が分けられており、ハイエンドCPUや超ハイエンドCPUは性能が非常に高いです。
11世代以降のCPUであってもローエンド以下のクラスではPremiere Proが重くなりやすいため、必ずミドルレンジ以上のCPUを選ぶようにしたいです。
特にAfter Effectsを一緒に使う場合はハイエンドや超ハイエンドクラスのCPUが必要になるケースもあるので、用途によってはハイエンド以上のCPUを選ぶこともオススメです。
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グラフィックボードはほぼ必須
Premiere Proは最低動作スペックと推奨スペックの両方でグラフィックボードの搭載を要求しており、グラボは必須と言えます。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
一応、Appleシリコンを搭載したMacの場合はグラボの記載がありませんが、Appleシリコンはグラボへ匹敵するほどのグラフィクス性能を持っています。
そのため、グラボなしノートパソコンではPremiere Proがマトモに動かないと考えるべきです。
グラボを選ぶ際は最低でも2016年に発売されたGeForce GTX1050 Ti、可能であれば2019年に発売されたGeForce GTX1660以上の性能を持つモデルを選ぶとよいでしょう。
グラボの性能がよく分からない場合は「PremierePro推奨おすすめノートパソコン6選」で紹介したグラボ搭載ノートパソコンを参考にしてください。
メモリは絶対に16GB以上
Premiere Proは他の動画編集ソフトよりも推奨されるメモリの容量が大きく、4Kでは32GB以上になっています。
動画編集ソフト | 最低動作メモリ | 推奨メモリ |
---|---|---|
Premiere Pro | 8GB以上 | HD画質:16GB以上、4K画質:32GB以上 Appleシリコン:16GB統合メモリ |
Filmora | 8GB以上 | HDまたは4Kには16GB以上 |
PowerDirector | 4GB以上 | 8GB以上 |
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
メモリが不足すると「PCが重くなる」「ソフトが急に落ちる」などの不具合で発生します
メモリ不足はPCやPremiereProへ下記などの影響を与えるので、絶対に推奨スペック以上を用意しておきたいです。
- PCやソフトの動作が重くなる
- 動画編集中にソフトが落ちる
- 複数のソフトを併用できない
家電量販店のノートPCは8GBが多いので、Premiere Proを使う場合は増設するか、ゲーミングPCやクリエイターPCの導入がオススメです。
ストレージはSSD 500GB以上
Premiere Proにはメモリだけでは足りないデータを仮保存する「仮想記録ディスク」があり、仮想記憶ディスクにはSSDが推奨されています。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
公式サイトの推奨スペックにストレージの指定はありませんが、最新のM.2SSDであればHDDよりも速度が大幅に大きいので、無視できない差になります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
また、Premiere Proで作成した動画を保存する役割があるため、ストレージは可能な限り大容量にしておくと便利です。
「PremierePro推奨おすすめノートパソコン6選」では500GB以上のSSDを搭載したモデルを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。