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半年で+48%のリターン!?新NISAで大注目のSMTモメンタムファンドとは?

新NISAで注目されるSMTモメンタムファンドをNasdaq100やFANG+と比較し半年でプラス48%と強調したサムネイル 投資商品・指数分析

理由⑥:時価総額500位以内フィルターがリスクとリターンの非対称性を生む

見落としがちですが、SMTモメンタムファンドは各地域の時価総額上位約500銘柄の中から選んでいます。
つまり、得体の知れない超小型株が急騰しているのを拾っているわけではなく、そこそこの規模がある中型〜大型株の中で「特にパフォーマンスが良い銘柄」を選んでいるのです。

これは投資家にとってかなり有利なフィルターです。
時価総額500位以内に入るということは、すでにある程度の事業規模と流動性が確認された企業であることを意味します。
倒産リスクが低く、売買もしやすい。でも時価総額トップ10のような超巨大企業ではないので、まだ株価が何倍にも成長する余地がある。

実際に構成銘柄を見ても、マイクロン、デル、インテル、村田製作所、古河電気工業など「名前を聞いたことがある」レベルの企業ばかりです。
こういった企業の株価が6ヶ月で+200%、12ヶ月で+1,000%になっているわけですから、「中型〜大型株なのに爆発的なリターン」というリスクとリターンの非対称性が生まれています。

ちゃすく
ちゃすく

よく分からないマイナー企業が急騰しているのではなく、「マイクロンが半年で+311%」「デルが+216%」のような、知名度のある企業が爆発的に伸びているのがこのファンドの面白いところです。

理由⑦:パッシブ資金の増加がモメンタムを構造的に強化している可能性

最後にもう1つ、モメンタム戦略にとって追い風になっている可能性がある構造的な変化があります。
それは世界的なパッシブ投資(インデックス投資)の拡大です。

米国では2024年にインデックスファンドの運用資産額がアクティブファンドを初めて逆転し、2026年3月時点ではインデックスファンドが約19兆ドル、アクティブファンドが約17兆ドルとなっています。

グローバルでもパッシブ投資が株式ファンド全体の50%超を占めるまでに成長しました。

パッシブ資金は時価総額加重平均で機械的に買うため、株価が上がって時価総額が大きくなった企業ほど「より多くのパッシブ資金が流入する」という構造になっています。
つまり、業績が良くて株価が上がっている企業には、ファンダメンタルズとは無関係に追加のパッシブ買いが入り、それがさらにモメンタムを強化するという自己強化的なサイクルが生まれやすいのです。

モメンタムファンドは「株価が上がっている銘柄」を選ぶ戦略なので、パッシブ資金によって増幅されたモメンタムをそのまま捕獲できます。
パッシブ投資の比率が年々上がり続けている現在の市場環境は、モメンタム戦略にとって構造的な追い風になっている可能性があるわけです。

SMTモメンタムファンドの弱点と注意点

+48%のリターンだけを見ると夢のようなファンドに見えますが、リターンが高いということはリスクも高いということです。
実際にこの半年間の中でも、モメンタムファンドの弱点がはっきり見えた場面がありました。

弱点①:下落時の値動きが激しい

2026年2月末〜3月末にかけて世界的な株安局面がありましたが、この期間のモメンタムファンドの下落幅は他のファンドよりも大きく、日本株式モメンタムはこの1ヶ月で約20%近く下落しました。

同じ期間にオルカンやS&P500はここまで大きくは下がっていません。
「勢いのある銘柄」は上がる時の勢いもすごいですが、下がる時の勢いもすごいのです。
月10万円が1ヶ月で月8万円になるイメージなので、この値動きに耐えられるかどうかは正直に考えておきましょう。

ちゃすく
ちゃすく

ちなみに6月8日も1日で-7.61%下がっています。100万円持っていたら1日で約7.6万円減る計算ですね。
この値動きの激しさがモメンタムファンドの「代償」です。

弱点②:「次の主役」が見つからない時期に弱い

モメンタム戦略が最も力を発揮するのは、カーバナやアップラビンのような魅力的な企業が次々に見つかり、ボトルネック銘柄が連鎖的に生まれるような「発見の連鎖」がある時期です。
今はまさにそういう時期で、AI設備投資の波がメモリ→ストレージ→光通信→サーバー組立と次々に新しいボトルネックを生み出しています。

しかし、もしAIブームが一巡して「次のテーマ」が明確でない時期が来たらどうなるか。
モメンタムで選ばれる銘柄がバラバラのテーマに散らばり、方向感のないポートフォリオになる可能性があります。
実際に今の構成を見ても21銘柄中13銘柄がAI/データセンター関連に集中しているのは、それだけ今のトレンドが明確だからこそです。
トレンドが不在の時期には、モメンタム戦略の「勢いに乗る」という最大の武器が活きにくくなります。

弱点③:トレンド転換に最大3〜6ヶ月遅れる

モメンタム戦略は「上がっている株はさらに上がりやすい」という前提で投資するため、トレンドが明確な時期は強力ですが、トレンドが変わる瞬間には遅れを取ります。

例えば、AIブームが終わって次のトレンドが始まった場合、銘柄の入れ替えは3ヶ月ごとなのでリアルタイムでは対応できません。
特に長期モメンタム(36ヶ月)で選ばれた銘柄は、直近では勢いが落ちていても過去3年間のリターンが良ければ保有し続けることになります。
トレンドの切り替わりが急だった場合、最大で半年ほど「旧トレンド銘柄」を持ち続けるリスクがあるわけです。

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