はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論から先に言うと、MMDはグラボなしPCでも起動しますが、ポリゴン数やモーションによってPCが重くなります。
MMDでグラボ性能が足りてないって警告初めて見た…やっぱモーション入れると厳しいのか
— 比名那居 天子@寝具 (@sinzain) August 8, 2023
MMDのような3Dモデルを扱うソフトではCPUと同じくらいグラフィックボードの性能が大切なので、できるだけ性能が高いグラボを搭載したPCがオススメです。
マウスコンピューターのクリエイターPC「DAIV」であればMMDでも使えるグラボを搭載しているので、PC選びの参考にしてください。
MMDはグラボなしで使える?【低スペック】
MMDは最低スペックと推奨スペックの両方でグラフィックボードの搭載を求められており、基本的にはグラボが必要なソフトです。
項目 | MMDの最低スペック | MMDの推奨スペック |
---|---|---|
OS | WindowsOS(WindowsXP以降) | WindowsOS(Windows7以降の64bit版) |
CPU | PentiumM 超低電圧版 753 1.2GHz/Pentium3 1.2GHz/ATOM Dual Core 330 1.6GHz以上 | Intel Core i7 6700 AMD A10-7870K以上 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce 9600GT以上 | NVIDIA Geforce GTX 950以上 |
動画編集ソフトのAviUtlなどであればグラフィックボードよりもCPU性能が大切なので、グラボなしPCでも使えましたが、MMDの場合はCPUとグラボの両方が大切です。
ただし、現在の新品PCであればグラボなしでも動作自体は可能なので、詳しい内容を解説します。
グラボなしノートPCでも動作は可能
MMDは最低スペックの条件が低いため、現在のグラボなし新品ノートPCでも動作自体は可能です。
具体的にMMDの最低スペックとマウスコンピューターのmouse B5-I7I01SR-Aを比較した結果が下表です。
項目 | MMDの最低スペック | mouse B5-I7I01SR-A |
---|---|---|
OS | WindowsOS(WindowsXP以降) | Windows 11 Home |
CPU | PentiumM 超低電圧版 753 1.2GHz/Pentium3 1.2GHz/ATOM Dual Core 330 1.6GHz以上 | Intel Core i7-1195G7 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce 9600GT以上 (ベンチマーク:1.26) | Intel Iris Xe Graphics (ベンチマーク:10.53) |
mouse B5-I7I01SR-Aはグラボ非搭載のノートPCですが、MMDの最低スペックで推奨されているグラボ「GeForce 9600GT」よりも高いベンチマークを持っています。
ベンチマークは性能は数字化したものです。値が大きいほど性能も高いです。
つまり、現在の最新CPUを搭載したPCであれば内蔵GPUだけでMMDの最低グラフィックス性能を上回ることが可能です。
ただし、mouse B5-I7I01SR-AであってもMMDの推奨グラフィックス性能である「Geforce GTX 950(ベンチマーク:13.67)」には及びません。
グラボなしPCでも初歩的な編集はできるものの、重くなりやすい作業は基本的にグラボ搭載PCでしかできません。
推奨グラボはモデルやモーションで変化
MMDではグラボの推奨スペックとして「NVIDIA Geforce GTX 950以上」が公開されていますが、実際には3Dモデルとモーションによって必要なグラボ性能が上がります。
基本的に新しい3Dモデルほどポリゴン数などが上がっているので、MMDで必要になるスペックも高くなりやすいです。
例えば2014年に配布されたルシールさんの霧雨魔理沙はフォルダサイズが11.8MBですが、2019年に配布されたホロライブの湊あくあさんはサイズが101.8MBもあります。
もちろん、フォルダサイズがそのまま3Dモデルの重さに比例するわけではありませんが、やはり新しいモデルは重くなりやすいです。
もし新しいモデルを使うことが多い場合はNVIDIAのGeForce RTXシリーズなども視野に入れることをオススメします。
RTXシリーズは最新世代のグラボです
マウスコンピューターのDAIVシリーズはGeForce RTXシリーズを搭載しているので、MMD用のPCが欲しい場合は参考にしてください。
MMD用グラフィックボードの選び方2選
ここからはMMD用のグラフィックボードを選ぶ時の注意点などを解説します。
選び方1:GPUはNVIDIAが安全
グラフィックボードには「GPU」と呼ばれるプロセッサが搭載されており、NVIDIA製とAMD製が非常に有名です。
AMDはコストパフォーマンスに優れるモデルが多いものの、シェア率ではNVIDIAが圧勝しています。
MMDはどちらのGPUでも動作しますが、AMD製では不具合が起きたケースもあり、安全性に不安があります。
発色はNVIDIAのグラボより
— 浅瑠璃 るめ@フリゲ制作者 (@Asaruri_Rume) May 20, 2022
AMDのグラボの方が良いとは俺も思う。
が、俺がNVIDIAのグラボを選ぶのには理由がある。
たった一つのシンプルな理由だ。
AMDのグラボだと
MMDの一部のエフェクトで不具合出ちゃうんだよ(
そのため、MMD用グラボにコスパを求める場合はAMD、安全性を求める場合はNVIDIAのグラボがオススメです。
選び方2:ビデオメモリ量が大切
MMDでモーションやエフェクトを使う場合、グラフィックボードのビデオメモリ量が重要です。
最近はGeForce GTX 1650(VRAM 4GB)でもビデオメモリ不足になることがあるため、8GB以上のVRAMを搭載したグラボが良いでしょう。
NVIDIAのGeForce RTX 3060であれば低価格帯のグラボでありながら12GBのビデオメモリを搭載しているため、コスパを気にする場合はオススメです。
MMDにオススメのグラボ搭載PC3選
ここからはMMDにオススメのグラフィックボード搭載PCを解説します。
マウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A
MMDにオススメのグラボ搭載PC1台目はマウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-A」です。
項目 | DAIV R4-I7G50WT-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-12650H |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 3050 |
ストレージ | 512GB (M.2 NVMe SSD) |
価格 | 149,800円 |
マウスコンピューター G-Tune DG-A5G60
MMDにオススメのグラボ搭載PC2台目はマウスコンピューターの「G-Tune DG-A5G60」です。
G-Tune DG-A5G60の価格は169,800円であり、ゲーミングデバイスやモニターがセットになった超お得モデルです。
項目 | G-Tune DG-A5G60 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen5 4500 |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
付属デバイス | ゲーミングマウス、ゲーミングキーボード、ゲーミングモニター、 ゲーミングヘッドセット、ゲーミングマウスパッド、ゲームパッド |
CPUに6コア12スレッドのRyzen5 4500、グラフィックスへVRや3Dゲームでも対応できる3060を搭載しています。
分類は「ゲーミングPC」ですが、MMDも可能です
MMDを余裕で使えるスペックを持っており、HDMI端子がPC前方にもあるので、VRデバイスとも相性が良いです。
マウスコンピューター G-Tune DG-I7G7S
MMDにオススメのグラボ搭載PC3台目はマウスコンピューターの「G-Tune DG-I7G7S」です。
G-Tune DG-I7G7Sの価格は289,800円であり、ミドルクラスのゲーミングPCになります。
項目 | G-Tune DG-I7G7S |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7-14700KF |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Super |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックスへGeForce RTX3060の約1.7倍の性能を持つGeForce RTX4070Superを採用しており、最新の3Dモデルも十分に扱える性能です。
PCのメモリ自体も多いため、モーションやエフェクトへこだわった編集をしたい場合はオススメのPCです。
MMDだけでなく、動画編集ソフトであるPremiere Proが快適に動作するスペックなので、MMDで作成した動画を編集する場合もスムーズです。
ゲーム配信者やVtuberが使うほどのスペックなのでクリエイティブ活動では困らない性能です