2025年夏ごろまで新NISA積立ランキングで3位だったFANG+ですが、2026年からはどんどん順位を落としています。
このFANG+離れが起きている原因は直近のリターンで他のハイテク集中ファンドへ負けてしまったことであり、リターンで負けたのは銘柄選定ルールが大きく影響していると考えられます。
そこで今回の記事ではFANG+を含む6つのハイテク集中ファンドを銘柄選定ルールで比較し、どんな特徴があるのか、今後はどんな銘柄が入るのか徹底比較をしていきます。
特に2026年以降は既存のビックテックを超えることも期待されているSpaceX、OpenAI、Anthropicの3社が上場を噂されています。
これらを組み込むことができるかどうかで各ハイテク集中ファンドのリターンも変わってくることが考えられるので、その点でも比較をしていきます。

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各ファンドの基本情報を比較
まずは6つのファンドの基本情報をそれぞれ比較していきましょう。
どのファンドも新NISAの成長投資枠で購入できますが、信託報酬や銘柄数、配分方式が異なります。
メガ10(ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド)
- 設定日:2025年11月4日(最も新しい)
- 運用会社:ニッセイアセットマネジメント
- 信託報酬:0.385%(今回紹介する中で2番目に安い)
- ベンチマーク:Solactive US Growth Megatech Select Index
- 銘柄数:10銘柄
- 配分方式:均等加重(約10%ずつ)
- 入れ替え頻度:年4回(3月・6月・9月・12月)
- 選定基準:利益成長率と売上高成長率の平均が高い米国グロース株から時価総額上位10社
メガ10の特徴的な点は、AppleではなくビザやMastercardが入っていることです。
これは成長性(利益成長率・売上高成長率)を重視した選定基準によるもので、頻繁な入れ替えを避けるため既存銘柄が13位以内なら継続採用される仕組みになっています。
S&P10(S&P500トップ10インデックス)
- 設定日:2024年5月16日
- 運用会社:大和アセットマネジメント
- 信託報酬:0.10725%(今回紹介する中で最安)
- ベンチマーク:S&P500 Top 10 Index
- 銘柄数:10銘柄
- 配分方式:時価総額加重平均
- 入れ替え頻度:年1回(6月)の銘柄見直し、年4回の構成比率調整
- 選定基準:S&P500構成銘柄のうち時価総額上位10社
S&P10は時価総額加重平均なので、NVIDIAが約19%、Microsoft・Appleが各16%程度と、上位3銘柄だけで約50%を占めます。
超大型株の比率が非常に高いため、これらの企業がどれだけ成長するかが指数全体の成長に大きく影響します。

2025年6月の入れ替えではイーライリリーが抜けてテスラが入りました。
FANG+(iFreeNEXT FANG+インデックス)
- 設定日:2018年1月31日
- 運用会社:大和アセットマネジメント
- 信託報酬:0.7755%(今回紹介する中で最高)
- ベンチマーク:NYSE FANG+指数
- 銘柄数:10銘柄(固定6+入れ替え4)
- 配分方式:均等加重(約10%ずつ)
- 入れ替え頻度:年4回(3月・6月・9月・12月)
- 原則固定銘柄:Meta、Apple、Amazon、Netflix、Microsoft、Alphabet(6銘柄)
- 現在の変動銘柄:NVIDIA、Broadcom、CrowdStrike、パランティア
FANG+は原則固定の6銘柄があることが最大の特徴です。
残り4銘柄は時価総額(35%)、流動性(35%)、株価売上高比率(15%)、売上高成長率(15%)の加重平均でランキングされ、その時々で人気のある銘柄が採用されやすくなっています。
一歩テック20(一歩先行くUSテック・トップ20インデックス)
- 設定日:2024年3月13日
- 運用会社:大和アセットマネジメント
- 信託報酬:0.495%
- ベンチマーク:FactSet US Tech Top 20 Index
- 銘柄数:20銘柄
- 配分方式:時価総額加重平均(1銘柄8%上限、テーマごと25%上限)
- 入れ替え頻度:年2回(6月・12月の第2金曜日)
- 投資テーマ:自動化・ロボティクス、クラウド、コンテンツ・プラットフォーム、Eコマース、半導体の5つ
一歩テック20は5つのテーマで時価総額上位3位以内の銘柄を選定するため、パランティアやインテュイットなど他のファンドには入りにくい銘柄も採用されています。
上限ウェイトが設けられているため、時価総額加重平均でありながら小型株の恩恵も受けやすい構成です。
Zテック20(iFreeplus 世界トレンド・テクノロジー株)
- 設定日:2024年12月
- 運用会社:大和アセットマネジメント
- 信託報酬:0.495%
- ベンチマーク:ルールベースの運用
- 銘柄数:20銘柄
- 配分方式:時価総額加重平均
- 入れ替え頻度:年2回(3月末・9月末)
- 対象地域:日本・中国・ロシアを除く全世界
Zテック20は他のファンドと異なり、米国以外のテクノロジー企業も対象です。
台湾のTSMC、オランダのASML、韓国のサムスン電子なども含まれており、グローバルにテクノロジー企業へ投資したい方に向いています。
ただし、時価総額加重平均のため、NVIDIAだけで約16.7%を占めています。
iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス(全世界半導体株)
- 設定日:2025年7月29日
- 運用会社:大和アセットマネジメント
- 信託報酬:0.473%
- ベンチマーク:NYSE FactSet 全世界半導体株インデックス
- 銘柄数:約30〜50銘柄(変動あり)
- 配分方式:浮動株調整後時価総額加重平均(1銘柄35%上限)
- 対象地域:全世界(日本含む)
- 対象セクター:半導体関連企業に特化
全世界半導体株インデックスは日本初の全世界半導体株ファンドで、半導体産業の成長の恩恵を受ける世界中の企業に投資します。
NVIDIA、TSMC、ASML、Broadcom、AMD、東京エレクトロン、Intel、Qualcommなど、半導体のサプライチェーン全体をカバーしています。

他の5ファンドが「ビッグテック全般」なのに対し、全世界半導体株は「半導体セクター特化」という点が大きく異なります。
6ファンドの基本情報比較表
| 項目 | メガ10 | S&P10 | FANG+ | 一歩テック20 | ZTech20 | 全世界半導体 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 銘柄数 | 10社 | 10社 | 10社 | 20社 | 20社 | 30〜50社 |
| 配分方式 | 均等加重 | 時価総額加重 | 均等加重 | 時価総額加重 (上限あり) | 時価総額加重 | 時価総額加重 (35%上限) |
| 対象地域 | 米国のみ | 米国のみ | 米国のみ | 米国のみ | 全世界 (日中露除く) | 全世界 |
| 信託報酬 | 0.385% | 0.1073% | 0.7755% | 0.495% | 0.495% | 0.473% |
| 入れ替え | 年4回 | 年1回 | 年4回 | 年2回 | 年2回 | 年2回 |
銘柄選定ルールの詳細比較|各ファンドの特徴と危険性
ここからは各ファンドの銘柄選定ルールを詳細に比較することで、将来的にどのような違いが生まれるのか詳しく考察していきます。
一見すると似たようなファンドに見えますが、実は地域ごとのドン兵衛くらい絶妙に味わいが異なるんですよね。
ドン兵衛って地域ごとに入っている出汁の味が違いますし、そもそも薬味が存在しない地域もあります。
ドン兵衛でも組み入れルールが異なるように、各ファンドでも組み入れルールが異なるので、長期的には全く違う性質のファンドになる可能性があります。
メガ10のルールと懸念点
メガ10の銘柄選定ルールは、ドイツのSolactive社が提供する指数に基づいており、詳細な選定基準が公開されています。
- 米国上場企業から「EPS成長率」と「売上高成長率」の平均スコア上位銘柄を抽出
→それぞれの成長率は過去3年の実績と将来3年のアナリスト予想で計算 - その中から時価総額上位10社を選定
- 頻繁な入れ替え回避のため、既存銘柄は13位以内なら継続採用(バッファルール)
- 均等加重(約10%ずつ)で投資
現在の構成銘柄を見ると、時価総額ランキング3位のAppleが抜けて、代わりにVISAやMastercardが入っています。
直近5年間の株価を比較すると、Appleは+127%上昇しているのに対し、Mastercardは+76%、ビザは+71%です。
株価パフォーマンスではAppleの方が優れているのに、メガ10の選定基準ではAppleが外れてしまっています。

メガ10は選定基準が公開されており透明性が高い点が魅力です。
ただし「成長性重視」の基準のため、Appleのような成熟した超大型株が外れる可能性がある点は理解しておきましょう。
S&P10のルールと懸念点
S&P10はS&P500のトップ10銘柄に時価総額加重平均で投資するシンプルな構成です。
ただし、S&P500そのものには厳格な採用条件があります。
- 時価総額が最低82億ドル以上
- 浮動株時価総額が41億ドル以上
- 4四半期連続で黒字であること
- 米国企業であること(米国に本社があること)
- 流動性が高いこと
- セクターバランスを考慮
S&P10で最も重要なのは「4四半期連続で黒字であること」という条件です。
たとえ時価総額がS&P500トップ10に匹敵するような超大型企業でも、赤字企業であれば4四半期連続で黒字を達成するまでS&P500に採用されることはありません。
今までは時価総額トップ10に入るような超大型の赤字企業は存在しなかったので、誰も気にしていませんでした。
しかし、後述する2026年のIPOラッシュでは、時価総額1兆ドル超えの赤字企業が上場する可能性があります。

裏を返せば、S&P10は赤字企業が入りにくいため、他の指数よりも安定した成長を期待できるとも言えます。
FANG+のルールと懸念点
FANG+の銘柄選定ルールは、原則固定の6銘柄と入れ替え対象の4銘柄に分かれています。
【対象条件】
- 米国上場企業であること
- 時価総額が50億ドル以上
- セクターが一般消費財・サービス、テクノロジー、メディア・コミュニケーションの3セクターに限定
- 上場後60日経過していること
【ランキング指標(加重平均)】
- 時価総額:35%
- 1日の平均売買代金:35%
- 直近12ヶ月間の株価売上高比率(P/S):15%
- 直近12ヶ月間の売上高成長率:15%
入れ替え候補のランキングを見ると、時価総額が小さい企業でも他の指標で勝っていれば上位にランクインできます。
例えばパランティアは時価総額ではBroadcomに負けていますが、流動性や成長率で勝っているため総合ランキングでは上位に位置しています。
ただしFANG+の入れ替えルールでは、既存銘柄が10位圏外に落ちなければ新規銘柄は採用されません。
現在の採用銘柄が10位圏外まで落ちないと、新しい企業は採用されないため、市場で人気の銘柄をすぐに取り込めないことがあります。

また、原則固定の6銘柄があまり伸びない相場になると、FANG+は一気にパフォーマンスが落ちてしまう可能性があります。
一歩テック20のルールと懸念点
一歩テック20は少し複雑な選定ルールを持っています。
- NASDAQ上場の時価総額上位300位かつ1日の平均売買代金が1億ドル以上の銘柄を抽出
- 中国・本港に本社がある企業を除外
- 5つのテーマ(自動化、クラウド、コンテンツ、Eコマース、半導体)で時価総額上位3位以内の銘柄を選定(15銘柄)
- 残り5銘柄は5テーマ外の企業から時価総額順で選定
- 1銘柄あたり最大8%、各テーマ最大25%の上限を設定
一歩テック20の特徴は、5つのテーマで時価総額上位3位以内の銘柄を選ぶため、NASDAQ市場であれば時価総額が大きければ赤字企業も対象になることです。
また、上限ウェイトが設けられているため、時価総額加重平均でありながら小型株の影響も比較的受けやすい構成になっています。
一方で、この5つのテーマ以外で大きく伸びる銘柄が出てくると取りこぼす可能性があります。
また、原則固定銘柄がないため、毎回の入れ替えで構成が変わりやすいという特徴もあります。
Zテック20のルールと懸念点
Zテック20は比較的シンプルな選定ルールです。
- 日本・中国・ロシアを除く全世界のテクノロジー関連企業を抽出
- 対象範囲:半導体、ソフトウェア、通信機器、電子装置、メディア、自動車、大規模小売など、テクノロジー関連であれば幅広く対象
- 抽出したテクノロジー関連企業から時価総額上位20銘柄を選定
- 時価総額加重平均で投資
ZTech20は「世界中のテクノロジー企業から時価総額上位20社」というシンプルな基準です。
ある意味でS&P10を20銘柄に拡張し、グローバル&赤字企業もOKにしたようなイメージです。
現在はアメリカ企業が多くを占めていますが、台湾(TSMC)、オランダ(ASML)、韓国(サムスン)、ドイツ(SAP)なども含まれています。
時価総額加重平均のため、NVIDIAだけで約17%、トップ3社で約50%を占めており、20社採用されていても下位銘柄の影響は限定的です。

日本・中国・ロシアが除外されているので、この3国から最先端のテクノロジー企業が出てきた場合は取りこぼすリスクはありますが、現状ではあまり心配いらないでしょう。
全世界半導体株インデックスのルールと懸念点
全世界半導体株インデックスは他の5ファンドとは性質が異なり、半導体セクターに特化したファンドです。
- 全世界の半導体関連企業(設計、製造、装置、材料など)を対象
- 浮動株調整後時価総額加重平均で算出
- 1銘柄あたり35%の上限を設定
- 銘柄数は約30〜50社(変動あり)
構成銘柄にはNVIDIA、TSMC、ASML、Broadcom、AMD、東京エレクトロン、Intel、Qualcomm、Applied Materials、Lam Research、SK hynix、Micronなど、半導体サプライチェーン全体の主要企業が含まれています。
このファンドの特徴は、他の5ファンドが「ビッグテック全般」を対象としているのに対し、半導体という特定セクターに集中投資している点です。
AI需要の拡大で半導体市場が成長すれば大きなリターンが期待できますが、半導体市況が悪化した場合のダメージも大きくなります。

全世界半導体株は、後述するIPO候補の3社(SpaceX、OpenAI、Anthropic)が上場しても、いずれも半導体企業ではないため組み入れ対象にはなりません。
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銘柄選定ルール比較表
| 項目 | メガ10 | S&P10 | FANG+ | 一歩テック20 | Zテック20 | 全世界半導体 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 赤字企業 | △不利 | ×不可 | ○可能 | ○可能 | ○可能 | △不利 |
| 固定銘柄 | なし | なし | 6銘柄 | なし | なし | なし |
| テーマ制限 | グロース株 | なし | 3セクター | 5テーマ | テック全般 | 半導体のみ |
| 上限ウェイト | 均等 | なし | 均等 | 8%/25% | なし | 35% |
2026年IPOラッシュ|SpaceX・OpenAI・Anthropicが上場したら?
2026年&2027年は史上最大規模のIPOラッシュが予想されています。
特に注目すべきは、SpaceX、OpenAI、Anthropicという3社の上場可能性です。
これら3社は時価総額が非常に大きく、今後の成長次第では既存のビックテック企業以上になることも期待されています。
そのため、もし上場すればビッグテック系ファンドの構成に大きな影響を与える可能性があります。
ここでは各ファンドの銘柄選定ルールから、3社が組み込まれる可能性を客観的に分析していきます。
2026年IPO候補3社の概要
| 項目 | SpaceX | OpenAI | Anthropic |
|---|---|---|---|
| 予想時価総額 | 約1.5兆ドル (約230兆円) | 約8000億〜1兆ドル (約120〜150兆円) | 約3500億ドル (約50兆円) |
| 上場時期 | 2026年6月 | 2026年後半〜2027年 | 2026年後半〜2027年 |
| 収益性 | 黒字 (キャッシュフロー黒字化済み) | 赤字 (年間約270億ドルの損失) | 赤字 (改善傾向) |
| 2025年売上 | 約150億ドル | 約37億ドル | 約8.5億ドル |
| 主な事業 | ロケット打ち上げ Starlink衛星通信 | ChatGPT AI関連サービス API | Claude AI AI関連サービス API |
| GICSセクター | 資本財・宇宙 or 通信サービス | 情報技術 (ソフトウェア) | 情報技術 (ソフトウェア) |

特に注目すべきは「黒字のSpaceX」vs「赤字のOpenAI・Anthropic」という対比です。
この違いが各ファンドの組み入れ可能性を大きく左右します。
SpaceX:史上最大のIPOになる可能性
SpaceXは2026年6月にも上場が予定されており、時価総額は約1.5兆ドル(約230兆円)と史上最大のIPOになる可能性があります。
SpaceXの最大の特徴は、3社の中で唯一黒字企業であることです。
ロケット打ち上げ事業に加え、衛星インターネットサービス「Starlink」が急成長しており、2025年の売上は約150億ドル、2026年には220〜240億ドルに達すると予想されています。
ただし、SpaceXのセクター分類には不確定要素があります。
ロケット打ち上げ事業は「資本財(宇宙・航空)」に分類される可能性が高いですが、Starlinkの売上比率が高まれば「通信サービス」に分類される可能性もあります。
このセクター分類によって、セクターへ依存するFANG+への採用可否が変わってきます。
OpenAI:AI革命の旗手、しかし巨額赤字
OpenAIはChatGPTで世界的に有名なAI企業で、2026年後半〜2027年に時価総額8000億〜1兆ドル規模で上場する可能性が報道されています。
OpenAIの課題は巨額の赤字です。
年間約270億ドル(約4兆円)もの損失を出しており、4四半期連続黒字を達成するまでには相当の時間がかかると予想されます。
一方でセクター分類は「情報技術(ソフトウェア)」で確定的なため、FANG+の対象セクター(テクノロジー)には該当します。
時価総額と売上高成長率を考慮すると、入れ替えランキングで上位に入る可能性は高いでしょう。
Anthropic:「Anthropicショック」で知名度急上昇
AnthropicはClaude AIを開発する企業で、「Anthropicショック」と呼ばれる事件で一般にも知名度が広まりました。
2026年後半〜2027年に時価総額約3500億ドル(約50兆円)での上場が予想されています。
AnthropicもOpenAI同様に赤字企業ですが、損失は改善傾向にあり、黒字化も見え始めていると報道されています。
ただし、時価総額がOpenAIの半分以下のため、時価総額を重視する選定基準では不利になる可能性があります。
各ファンドの組み入れ可能性を分析
各ファンドの銘柄選定ルールに基づいて、3社の組み入れ可能性を客観的に分析します。
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メガ10:成長性基準で判断
| 企業 | 採用可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| SpaceX | ○ 高い | 成長性高く黒字&時価総額1.5兆ドルで入りやすい |
| OpenAI | × 困難 | 赤字のため、「利益成長率」の評価が難しい |
| Anthropic | × 困難 | 赤字のため、「利益成長率」の評価が難しい |
メガ10は「Solactive GFS United States Growthインデックス」に採用されている「利益成長率と売上高成長率の平均が高い米国グロース株」から時価総額上位10社を選定します。
この基準に基づくと、3社の採用可能性は以下のように考えられます。
SpaceXは黒字企業であり売上成長率も高いため、上場後に時価総額上位に入れば採用される可能性があります。
一方、OpenAIとAnthropicは現時点で赤字のため、「利益成長率」の評価が難しく、採用可能性は不透明です。
ただしI、PO時に黒字転換していれば状況は変わるでしょう。
S&P10:SpaceXのみ採用可能、AI企業は門前払い
| 企業 | 採用可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| SpaceX | ○ 高い | 黒字企業、時価総額1.5兆ドルならトップ10確実 |
| OpenAI | × 不可 | 赤字企業はS&P500に採用されない |
| Anthropic | × 不可 | 赤字企業はS&P500に採用されない |
S&P500の採用条件である「4四半期連続黒字」を満たすのはSpaceXのみです。
OpenAIとAnthropicは時価総額がどれだけ大きくても、赤字が続く限りS&P500(およびS&P10)に採用されることはありません。
FANG+:AI企業に有利、SpaceXはセクター次第
| 企業 | 採用可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| SpaceX | △〜× 不透明 | 宇宙・航空セクターはFANG+の3セクター対象外の可能性 |
| OpenAI | ○ 高い | テクノロジーセクター該当、時価総額・成長率で上位確実 |
| Anthropic | △ 条件付き | テクノロジーセクター該当だが、時価総額がOpenAIの半分 |
FANG+は「一般消費財・サービス」「テクノロジー」「メディア・コミュニケーション」の3セクターに限定されています。
OpenAI・Anthropicは「テクノロジー(ソフトウェア)」で該当しますが、SpaceXは「宇宙・航空」に分類されると対象外になる可能性があります。
ただし、Starlinkの売上比率が高まり「通信サービス」に分類されれば対象になります。

とは言え、FANG+は既存銘柄がランキング10位以内だと入れ替え対象にな離ません。
ランキング上位陣がNVIDIAやブロードコム、パランティアであることを考えると中々抜けることは無いと思うので、入れ替えのタイミングはかなり遅れるでしょう。
一歩テック20:AI企業に最も有利
| 企業 | 採用可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| SpaceX | × 困難 | 5テーマ(自動化、クラウド、コンテンツ、Eコマース、半導体)に該当しにくい |
| OpenAI | ○ 高い | クラウドまたはコンテンツ・プラットフォームテーマに該当 |
| Anthropic | ○ 高い | クラウドテーマに該当、20枠あるため採用余地大 |
一歩テック20は5つのテーマで選定されるため、SpaceXは該当テーマがなく採用困難です。
一方でOpenAI・Anthropicは「クラウド」または「コンテンツ・プラットフォーム」テーマに該当し、20銘柄という枠の広さもあって両社とも採用される可能性が高いです。
Zテック20:時価総額勝負、SpaceX・OpenAI有利
| 企業 | 採用可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| SpaceX | ○ 高い | 時価総額1.5兆ドルでトップ20入り確実 |
| OpenAI | ○ 高い | 時価総額8000億〜1兆ドルでトップ20確実 |
| Anthropic | △ 条件付き | 時価総額3500億ドルではトップ20入りが微妙 |
ZTech20は「日本・中国・ロシアを除く全世界のテクノロジー企業から時価総額上位20社」というシンプルな基準です。
テクノロジーの定義が広いため、SpaceXも対象になる可能性があり、時価総額1.5兆ドルなら確実に採用されます。
Anthropicは時価総額3500億ドルでは現在のトップ20にギリギリ入れるかどうかという位置です。
全世界半導体株インデックス:3社とも対象外
全世界半導体株インデックスは半導体関連企業のみが対象です。
SpaceX、OpenAI、Anthropicはいずれも半導体企業ではないため、上場しても組み入れ対象にはなりません。
ただし、AI需要の拡大によって、NVIDIAをはじめとする半導体企業の業績が向上する可能性はあります。
間接的にはAI企業の成長がプラスに働く可能性があるでしょう。
3社の組み入れ可能性まとめ
| ファンド | SpaceX | OpenAI | Anthropic | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| S&P10 | ○ | × | × | 黒字要件でSpaceXのみ |
| FANG+ | △〜× | ○ | △ | セクター制限でAI企業有利 |
| 一歩テック20 | × | ○ | ○ | 5テーマでAI企業が最も有利 |
| Zテック20 | ○ | ○ | △ | 時価総額勝負 |
| メガ10 | ○ | △ | △ | 成長性基準、赤字は不利 |
| 全世界半導体 | × | × | × | 半導体以外は対象外 |

「黒字のSpaceX」を採用できるのはS&P10とZテック20です。
「赤字のAI企業」を採用できるのはFANG+、一歩テック20、Zテック20ですね。
この違いが今後のパフォーマンスに大きく影響する可能性があります。
もちろん、これらの企業を採用できれば優秀なのか、赤字企業を組み込まない方が優秀なのかは意見が分かれるところです。
ここで大事なのは自分が選んだファンドが本当に自分の狙った銘柄を組み込んでいるかどうかです。
例えば「OpenAIを採用してほしいのにS&P10を買っていた」「SpaceXのような企業が入って欲しいのにFANG+へ投資していた」では、自分の目的とファンドの選定基準が合っていないわけです。
AI企業を組み込みやすいファンドを選びたい場合は一歩テック20やZテック20、逆に赤字企業を組み込みにくい堅実なファンドを選びたい場合はS&P10やメガ10がおすすめです。


