この記事ではゲーム機の転売で失敗し、爆死した転売ヤーについて紹介していきます。
目次
任天堂の値下げによって爆死した転売ヤー

動画でもまとめてあります↓
任天堂は新ゲームハードを発表したが…
2010年3月23日、任天堂は「新型携帯ゲーム機の発売に関して」という形で初めて3DSの存在を世に発表しました。
裸眼で3D映像を楽しむことができ、「パルテナの鏡」「キングダムハーツ」「バイオハザード」「メタルギア」などの超有名タイトルの新作リリースも決まっていたため、当時のゲームファン達は3DSの発売を楽しみにしていました。
しかし、2010年9月29日に開催されたニンテンドーカンファレンス2010にて3DSの発売日や価格、ローンチタイトルが発表され、ゲームファン達は下記の2点によって少しガッカリしてしまいます…
- 3DSの価格が25000円(DSは15000円だったので携帯機としてはかなり高い)
- 3DS発売日(2011年の2月26日)に当時発売されるゲームが微妙
同時発売されるゲームに関しては任天堂自社ソフトが「Nintendogs+cats」しかなく、当時はWiiで他社製のクソゲーソフトが大量にあったため、ゲームファンは予約を躊躇する傾向にありました。
しかし、そんなゲームファンの思いを知らない転売ヤーは3DSを予約し、発売前にそのままヤフオクへ出品します↓

定価は25000円なので最低でも27000円以上で落札されないと赤字になりますが、なんと落札価格は1001円でした。

まだまだDSが現役の時に出品してしまったせいで、見事に爆死してますね(笑)
しかし、3DSによる転売ヤーへの悲劇はまだまだ続きます。
3DSがついに発売!転売ヤーたちが次々に出品するが…
2011年の2月26日、ゲームファンの不安と転売ヤーの期待を背負って発売された3DSですが、やはり人気はまだ低く、転売ヤーたちがヤフオクに出品した3DSは定価以下で落札されています↓

発売したばかりなのに転売ヤーが爆死するなんて、今のゲームハードでは想像できないですね。
余談になりますが、当時発売された3DSは本当に人気が低く、同日に発売された仮面ライダーオーズの玩具「オーメダルセット03」の方が人気でした。
オーメダルセットにも「オーメダル争奪戦」と呼ばれる転売ヤー絡みの事件があるため、下動画にまとめてあります。
それにしても新ゲームハードが玩具のメダルに負けるのもすごいですね…
そして、3DS発売から約2週間後に誰も予想できなかった悲劇が起きます。
震災による景気悪化+任天堂が4割引きを決意!
2011年3月11日、東日本大震災によって日本の景気は悪化し、元々定価が高かった3DSはさらに売れなくなります。

任天堂は22011年の3月27日までに3DSを150万台販売する予定でしたが、実際には80万台ほどであり、高い定価と景気悪化の影響はかなり大きかったようです。
このままでは転売ヤーだけでなく、任天堂自体が爆死してしまいます。
そこで、任天堂は2011年7月28日に「同年8月11日から3DSの価格を25000円から15000円に下げる」と発表します。
発売してから半年も経たずに4割引きになるため、3DSが後々人気になることを考えて仕入れていた転売ヤーたちは急いで大量の3DSをヤフオクへ出品し始めます↓

上画像の出品者は一人で10台も出品していました。
価格を23000円に設定しているところに「絶対に爆死したくない」思いが伝わってきますね。
ちなみに、出品された3DSの中には価格がぱっと見分かりづらい15万円の商品もありました↓

どうやら出品者的には値下げの情報を知らない人達が転売ヤーから購入しないように、わざと目立つ15万円で出品しているようです。(出品関する質問&回答の一部↓)

*質問&回答は100まであるのでこちらにまとめてあります。
このように呼びかけなどもあって転売ヤーの3DSは売れず、定価も無事に下がったので爆死しています。
次は「スレ民vs転売ヤー」の話です→