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【ナイチンゲール事件】再販決定で返品騒動・転売価格暴落祭り
ナイチンゲール事件とは?
HGUC 1/144 ナイチンゲールとは、2021年7月22日バンダイより発売された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場するプラモデルです。
ナイチンゲールは非常に人気が高く、他のガンプラよりも高価な為、これに目を付けた転売ヤーが買い占めを行い、あっという間に各地の玩具屋から完売してしまいます。
定価は税込7,700円でしたが、多くの転売ヤーの手によりヤフオクやメルカリ等の各通販サイトで10,000円以上の高値で出品されます。
しかし、7月31日に公式から「再販決定」との発表がありました。
9月、12月に一般店で再販、プレバンでは8月に予約開始なので、欲しい人は待てばほぼ確実に手に入るという状況です。
このナイチンゲール再販決定後、転売価格は急激に下がり始めました。
ちなみに、価格が下がった影響で下画像のような怪文書まで現れます。


そして、売れずに不良在庫となることを危惧した転売ヤーはナイチンゲールを返品するというとんでもない荒業に出ます。
返品を受け付けてもらえるかどうかは店によって様々ですが、ツイッターでは返品を要求している転売ヤーの目撃情報が多数ありました。
7月22日に発売で、公式からの再販発表があったのは7月31日と一週間以上経過しています。
店側が返品を受け入れてくれるのは一週間以内と定められていることが多いので、ほとんどの転売ヤーは返品できなかったはずです。
一部店舗では受け付けたのか再販決定後に在庫が復活している店があったという声がありましたが、返品できたとしても、労力と時間を割いだけで利益は0なので転売ヤーとしては痛手でしょう。
返品が出来なかった転売ヤーははやむを得ず価格を下げるしかありません。
ヤフオクやメルカリでは値崩れし、再販発表前は最高値が15,000円程だったのが、9,000円代にまで下がります。
ヤフオクやメルカリの手数料や梱包資材代、送料等を考えると利益はほぼ出ていないのではないしょうか。
店に行くまでの交通費や並んだ時間等を考えるとむしろマイナスの可能性もあります。
そもそもガンプラは転売に向いていないと言われています。理由としては、まずパッケージが大きいことです。
転売ヤーのターゲットにされるような人気のガンプラは大型モデルであることが多いです。
今回のナイチンゲールのパッケージサイズは約58×38×12cmと小さな家電並みのサイズです。
ヤフオクやメルカリで出品する場合手数料もかかりますし、箱が大きくなればなるほど送料も高くなります。
そして、ナイチンゲールが不良在庫と化した場合、かなり場所を取ります。
また、プラモデルは金型がある為、限定品でなければ比較的すぐに再生産されることが多いです。
たとえ価格が落ち着いても転売ヤーからは買わない方が良いでしょう。
本当に購入したい消費者にのみ商品が行き届くよう受注生産してくれるのが最善だと思われますが、
それが難しい場合は今後も予告なしで再販して転売ヤーに打撃を与えてほしいです。