はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
結論だけ先に言うと、VAIOのコスパが悪いことは事実ですが、デザインや素材にはかなり力を入れています。
PCボディへカーボンファイバーを採用した軽量モデルもあるので、デザインや質感重視であればオススメです。
VAIOのノートPCは高いだけ?2つの理由を解説
まずは「VAIOは高いだけ」と言われる理由を解説していきます。
高いだけ1:他メーカーよりコスパが悪い
「VAIOは高いだけ」と言われる原因の大半は「他のPCメーカーよりもコスパが悪い」です。
実際に同じCPUを搭載したパソコン工房のノートPCと比較した結果と簡単な説明が下表になります。
項目 | VAIO「VAIO S15(VJS1551)」 | パソコン工房「LEVEL-17FX153-i7-NASX」 | 両者の違いや特徴 |
---|---|---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット | Windows11 Home 64ビット | 同じ |
CPU | Intel Core i7 12700H | Intel Core i7 12700H | 同じ |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics (内蔵GPU) | NVIDIA GeForce RTX 3050 laptop (グラフィックボード) | パソコン工房のノートPCはグラボ搭載 VAIOのノートPCは内蔵GPU |
メモリ | 8GB | 16GB | メモリが多いほど、 複数のソフトや重いソフトを起動しやすい |
ストレージ | SSD:128GB | SSD:500GB | ストレージが多いほど、 多くのデータを保存できる |
価格(税込) | 179,800円 | 169,800円 | 価格はパソコン工房のノートPCが安い |
両者の特に大きな違いはグラフィックボードの有無であり、パソコン工房はRTX3050を搭載しているのにVAIOよりも安くなっています。
連続的な演算処理能力に優れており、PCゲームの描画や仮想通貨のマイニング、CADの3Dモデリングなどで重要になるパーツです。
一般的に「ゲーミングPC=グラボ搭載PC」と認識されています。
3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要となる計算処理を行う半導体チップ(プロセッサ)であり、画面表示や画像処理に特化しています。
近年では、画像や映像を利用する機会も増えており、より速く、よりきれいに画像・映像を映す際はGPUが欠かせません。
グラフィックボードと同じ機能ですが、演算処理能力はグラボよりも低く、PCゲームや動画編集などではスペック不足になりやすいです。
ただし、グラボを搭載しなくても良い分、PCの価格が安くなります。
高速な読み書きができるRAMの一種であり、「ビデオメモリ」とも呼ばれます。
VRAM容量は処理性能に影響する重要な数値なので、最近では2~24GBのVRAMを搭載したGPUが多い傾向にあります。
実際にVAIOとパソコン工房のグラフィックスを数値化して比較すると下画像になり、やはりパソコン工房のPCへ搭載されたRTX3050は大きな性能を持っています。
つまり、VAIOはパソコン工房よりもスペックが低いノートPCを高値で売っていることになるので、「VAIOは高いだけ」と言われやすいです。
もしコスパの高いノートPCを探しているのであれば、パソコン工房の「LEVEL∞」シリーズから選んだ方がオススメです。
高いだけ2:もはやSONY製でも無い
VAIOの価格自体は昔から高かったですが、それでも「SONY」というブランドがあったので買ってる人はいました。
SONYブランド最後の「VAIO」を買っちまったよ・・・信者だから・・・ pic.twitter.com/8D54HuwNU6
— 赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) (@KenAkamatsu) May 11, 2014
しかし、2014年にSONYはVAIOの事業とブランドを日本産業パートーナーズ株式会社へ売却しており、今はSONYが開発しているPCではありません。
一応、VAIOの販売はソニーマーケティング株式会社も関わっており、ソニーストアからも購入できますが、もはやSONY製ノートPCではありません。
VAIOがSONYブランドを失ったことにより、余計に「VAIOは高いだけ」という風潮が強くなり、現在に至ります。
VAIOのノートPCはなぜ高い?3つの原因を解説
ここからはVAIOのノートPCが高い原因について解説していきます。
高い原因1:デザインへこだわりすぎ
VAIOのノートPCが他メーカーよりも高くなってしまう主な原因は「デザイン」であり、SONY時代から徹底的にこだわっています。
例えばVAIOは下記などへこだわっており、特にカーボンファイバーは成形が難しいので原価コストが高くなります。
- PCボディへカーボンファイバーを採用
- 接続端子が多すぎる(VGA端子もある)
- ネジや穴を一切見せないデザイン
カーボンファイバーはロケットや高級車などに使われる高級素材です
上記のようなこだわりよってVAIOは、2021年にIntel製CPUを搭載した14インチ型ノートPCで世界最軽量を達成していますが、その分価格も高いです。
「デザインよりコスパが大切」と思った人はパソコン工房などでノートPCを購入した方が良いでしょう。
高い原因2:サポートに力を入れすぎ
VAIOは他のメーカーよりもサポートへ力を入れており、余計にPC本体の価格が高くなっています。
- ソニーストアなら3年間の無償保証が付属
- 1:1のマンツーマンで相談に乗ってくれる
- サポートチャットの対応が早い
他メーカーなら1年保証が普通なのにVAIOは3年も無償で保証しているので、その分のコストをPC本体へ組み込む必要があります。
価格は高いものの、パソコンに不慣れな人であればソニーストアでVAIOを買う選択肢もアリだと思います。
SONY時代はサポートもボロクソに言われてましたが、今はかなりマトモです
高い原因3:バンドルソフトが付属する
VAIOだけに限った話ではありませんが、大手メーカーが販売しているPCにはバンドルソフトが付属します。
バンドルソフトとは、PCを販売する際に追加で付属・インストール済みのソフトウェアを表しています。
よくあるバンドルソフトの例としては「セキュリティソフト」「各PCメーカーのオリジナルソフト」「バックアップソフト」などがあります。
抱き合わせ商品みたいな感じ
もちろん、バンドルソフトが付属するPCの価格も上乗せされており、SONY時代のVAIOであればカメラを使ったソフトが付属していました。
今はSONY関連のソフトも少なくなっており、バンドルソフトも購入時に選べるようになっています
ただし、多くの人にとってはバンドルソフトは不要なことが多いので、コスパを優先したい場合は余計なソフトが入ってないパソコン工房などがオススメです。
VAIOのノートPCをオススメしない口コミ3選
ここからはVAIOのノートPCをオススメしない口コミを紹介していきます。
口コミ1:Officeなくても30万近くする
ちょっと待って、試しに見積もりしたVAIOくそ高い。i7 – 16GB RAM – 256GB SSD で、Officeなくても30万近くするやん。
— かすやん (@kasuyan86) November 20, 2020
パソコン工房なら上記スペック+Officeありでも20万円以内に余裕で収まりますね
口コミ2:バッテリーには驚かされました
50万程度のスペックで購入しました。
引用元:https://review.kakaku.com/review/K0001333429/
処理速度はまあまあで、ChromeやOfficeなどが時々固まって動かなくなります。
1kg程度で軽く携帯性は文句なしです。
バッテリーには驚かされました。Officeなど触っているだけですがFull充電から4時間程度です。あまりに早く消耗するのでDropboxの同期などは停止しておりますが、その程度です。
素材やデザインは高評価ですが、やはり価格の割にスペックが…
口コミ3:安っぽいからほんとオススメしない
vaioのラップトップは値段高い割に全体的に安っぽいからほんとオススメしない…めっちゃ後悔してる…。
— サキカ (@sakigura7) July 1, 2018
Win使う必要あるならもっと安いメーカーのでいいし、同じ価格出すとしてもmacにWin入れた方が使いやすいヨ…
M1チップ以降のMacへWindowsを入れる方法はParallels しかないので、Windowsを使いたいならMac以外がオススメです