はじめまして。ブログ運営に携わっているPomCatです。
Studio Oneは、多くのプロやアマチュアのミュージシャンに愛されているデジタルオーディオワークステーション(DAW)です。
この記事では、Studio Oneを快適に使用でき、かつコスパの良いおすすめのノートパソコンをご紹介します。
推奨スペック
DTMを始める際に、よくおすすめされるのが「Studio One」です。Studio One6までは複数のグレードが存在しています。
グレード | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Prime | ・基本的な録音や編集機能 ・VSTプラグインやマスタリングなどの機能が制限 ・演奏者や軽度の音楽制作者向け | 無料 |
Artist | ・Primeに比べて多くの機能が使える ・プラグインを活用したマスタリングが可能 ・アーティスト向け | 13,200円 |
Professional | ・すべての機能が使える ・音楽制作、録音、ミキシング、マスタリングが十分使える ・最上位のグレード | 52,800円 |
Studio Oneの公式サイトで公開されている推奨スペックは以下の通りです。
OS | Windows | Mac |
---|---|---|
OSバージョン | Windows 10以降(64-bit) | macOS 10.14以降(64-bit) |
CPU | Intel Core i3 AMD A10プロセッサー以上 | 4GB RAM (8GB以上推奨) |
メモリ | 4GB RAM(8GB以上推奨) | 8GB RAM |
グラフィックボード | 指定なし | 指定なし |
ストレージ | 40GB以上 | 40GB以上 |
ディスプレイ解像度 | 1366×768以上 | 1366×768以上 |
Sudio One PrimeやStudio One Artistを利用する場合も、推奨スペックを満たしている必要があります。
また、Studio One以外の音楽編集ソフトも利用する可能性もあります。その可能性も踏まえて、Studio Oneを快適に利用するために必要なスペックを具体的にまとめました。
OS | Windows | Mac |
---|---|---|
OSバージョン | Windows 10 以降 | macOS Ventura(バージョン 13.5.1) 以降 |
CPU | ・Intel Core i5の第12世代以上 ・Intel Core i7の第12世代以上 ・Intel Core i9 ・Ryzen 7 ・Ryzen 9 | ・Intel Core i3 以上 ・Appleシリコン(M1/M2/M3チップ) |
メモリ | 16GB以上 | 16GB以上 |
グラフィックボード | ・NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop ・NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop ・NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop ・NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU ・NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU ・NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU と同程度の性能 | CPU内蔵グラフィック |
ストレージ | SSD 512GB以上 | SSD 512GB以上 |
それぞれのパーツについての詳細を次の章で解説していきます。
Studio Oneにおすすめのノートパソコンのスペックの選び方
公式の推奨スペックや、必要動作スペックをもとにしたノートパソコンの選び方を紹介します。
選び方1:OS
Studio One用ノートパソコンを選ぶ際、OSはWindowsとMacのどちらを選ぶか悩む方も多いと思います。
結論から言うと、Windowsの方がおすすめです。
OSは「オペレーションシステム」の略称であり、パソコン全体を管理するシステムです。
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
よく使われるのはWindows↓
WindowsはAmazonや楽天市場などでライセンスを買えば後からインストールすることも可能です
判断基準となる、WindowsとMacのメリット・デメリットをそれぞれまとめました。
Windowsノートパソコンのメリット・デメリット
Macノートパソコンのメリット・デメリット
WindowsとMacのどちらでも利用することができますが、Studio Oneでの音楽制作に加えて他の用途での使用も考えている場合は、ソフトウェアやOfficeの互換性が高いWindowsが柔軟でおすすめです。
一方、iPhoneやiPadなどのApple製品との連携を考えており、クリアなディスプレイを使いたい場合はMacがおすすめです。
Studio One以外でも利用する場合はWindowsがおすすめだにゃ~
選び方2:CPU
CPUは、パソコンの処理速度を決定づける重要な要素です。一般的には表のようにクラスごとに用途が決まっています。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
Studio Oneで複数のエフェクトやプラグインをリアルタイムで処理する場合は、ミドルレンジ以上の高性能なCPUが必要になります。
具体的には以下のCPUを選べばよいです。
- Intel Core i5の第12世代以上
- Intel Core i7の第12世代以上
- Intel Core i9
- AMD Ryzen 7
- AMD Ryzen 9
選び方3:メモリ
メモリは作業中の処理速度に大きく影響し、特に音楽の編集作業においては容量が不足すると編集が重くなります。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
Studio Oneでの編集作業において、メモリは多くのトラックやサンプルを同時に扱うための重要な役割を果たします。
Studio Oneの最低スペックは8GBですが、快適に編集を行う場合には16GB以上が搭載されたノートパソコンを選びましょう。
他の音楽制作ソフトの同時使用も可能になります。
メモリ不足になると編集画面がカクカクになります、動作が遅くなる可能性があるのでメモリ容量は非常に大切です。
選び方4:グラフィックボード
グラフィックボード(別名GPU)は、視覚的な計算を行うための専門的なパーツです。
Studio Oneはグラフィックボードなし(CPU内臓グラフィックス)でも問題ないとされています。
しかし、DTMの人気ソフトであるCubaseは、旧バージョンのCubase 12以前ではCPU内蔵グラフィックスでも問題なかったのが、Cubase 13ではUIが進化しており、グラフィックボードが搭載されたモデルが推奨されています。
Studio Oneにおいても、今後のバージョンアップでグラフィックボード搭載モデルが求められる可能性があるため、専用グラフィックボード(GPU)を搭載しているものを購入しましょう。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品(GPU)が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
PCゲームやライブ配信、編集ソフトなどで画像や映像を処理するために使われるPCパーツです。
でも、価格が高いので一般的なパソコンには搭載されてません。
音楽制作においても、グラフィックボードは作業効率に影響するため、コスパの良い以下のようなモデルを選びましょう
- NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
- NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop
- NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop
- NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU
- NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU
- NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU
- AMD Radeon RX 6600M
- AMD Radeon RX 6700M
- AMD Radeon RX 7700S
選び方5:ストレージ
ストレージはデータの保管場所です。HDDとSSDの2種類があります。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
パソコンの起動や読み書き速度の速いSSD(ソリッドステートドライブ)搭載のノートパソコンがおすすめです。
Studio Oneの編集作業で扱う大量のプロジェクトファイルやサンプルライブラリを保存するために、ストレージの容量は512GB以上がおすすめです。
もし容量が不足した場合は、クラウドストレージや外付けハードディスクを活用することで対応することもできます。パソコン予算と相談しましょう。
おすすめ7選
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX3050)
LOQ 15IRX9は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9の価格は110,000円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX3050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、ビジネス向けソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
- 10コア16スレッドCPUと16GBメモリで基本性能が高い
- VRAM6GBのRTX3050 Laptopを搭載
→高いグラフィック性能でPCゲームや動画編集も快適 - 15.6インチの大きめディスプレイ&144Hz
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- 1080pのWebカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター mouse F4-I5U01OB-A
mouse F4-I5U01OB-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのビジネス&クリエイター向けノートパソコンです。
mouse F4-I5U01OB-Aの価格は119,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | mouse F4-I5U01OB-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i5-1240P |
グラフィックス | メモリ1枚時:Intel UHD グラフィックス メモリー2枚時:Intel Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX4050)
LOQ 15IRX9(RTX4050)は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9(RTX4050)の価格は144,870円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX4050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、クリエイティブソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
マウスコンピューター mouse K5-I7G50BK-A
mouse K5-I7G50BK-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
mouse K5-I7G50BK-Aの価格は149,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | mouse K5-I7G50BK-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i7 12650 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 15インチのフルHDノングレア液晶なので長時間作業でも目が疲れにくい
- Intelの12世代ミドルレンジCPU搭載
→Office系ソフトやAdobe系ソフトを使える性能 - グラフィックボード「RTX2050」を搭載
→PCゲームやクリエイティブ系ソフト、AI学習にも使える - Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- バッテリー駆動時間最大10時間
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの価格は179,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- 500GBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
パソコン工房 SENSE-15FX155-i7-PLSX
SENSE-15FX155-i7-PLSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
SENSE-15FX155-i7-PLSXの価格は184,700円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | SENSE-15FX155-i7-PLSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 13700H(14コア20スレッド) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
Intelの13世代ハイエンドCPUとNVIDIAのグラフィックボードを搭載しており、3DメタバースやPCゲームのプレイも可能なスペックです。
- 14コア20スレッドのCPUなので、マルチタスク性能も高い
- RTX4050で3Dグラフィックスの処理性能が高い
→&GBのビデオメモリでPCゲームやクリエイティブ系ソフトに使える - 15.6インチフルHDの大きめディスプレイ
- SSD 512GBの大容量ストレージで読込も速い
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- 本体重量は約1.8kgなので持ち運びも楽々
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなし&手数料0円で分割払い可能
- 1年間無償保証が標準で付属(3年以上へアップグレード可能)
- PayPayや楽天Pay、d払いなどにも対応
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)は国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)の価格は199,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB) |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 32GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- プロゲーマーや人気配信者並の32GB大容量メモリ
→ゲーム配信やクリエイティブ系ソフトも快適 - 1TBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
Studio One用のノートパソコンなら、中古PCはおすすめできない
中古ノートパソコンを検討している人もいると思いますが、中古ノートパソコンはおすすめできません。理由は以下のとおりです。
音楽制作作業中にフリーズする可能性もあるので、中古のパソコンの購入を検討している場合は慎重に行いましょう