はじめまして。ブログ運営に携わっているPomCatです。
Ableton Liveは、音楽制作を効率的かつクリエイティブに行うためのソフトウェアとして人気の高いソフトウェアです。
この記事では、Ableton Liveを快適に使用でき、かつコスパの良いおすすめのノートパソコンをご紹介します。
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Ableton Liveの推奨スペック
Abletonの公式サイトで紹介されている、 Ableton Liveの推奨スペックを、WindowsとMacでそれぞれまとめました。
Windowsの推奨スペック
スペック | Live12 | Live11 |
---|---|---|
OS | Windows 10 (バージョン22H2)またはWindows 11 (バージョン22H2以降) | Windows 10(Build 1909以降)/Windows 11 |
CPU | 第5世代インテル® Core™ i5プロセッサーまたはAMD Ryzenプロセッサー(AVX2命令セットをサポートするCPU) | Intel® Core™ i5プロセッサー/AMDマルチコア・プロセッサー |
メモリ | 8GB RAM以上 | 8GB RAM以上 |
グラフィックボード | 指定なし | 指定なし |
ディスプレイ解像度 | 1366 × 768以上 | 1366 × 768以上 |
ストレージ | 76 GB以上 | 76 GB以上 |
Ableton Live以外のソフトを利用する可能性も考慮すると、Windowsノートパソコンの推奨スペックは以下のようになります。
パーツ | 推奨スペック |
---|---|
OS | Windows 10 以降 |
CPU | ・Intel Core i5の第12世代以上 ・Intel Core i7の第12世代以上 ・Intel Core i9の全世代 ・Ryzen 7の全世代 ・Ryzen 9の全世代 |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1650以上。 具体的には、以下のグラフィックボード。 ・NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop ・NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop ・NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop ・NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU ・NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU ・NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU |
ストレージ | SSD 512GB以上 |
ディスプレイサイズ | 14〜16インチ |
ディスプレイ解像度 | 1920×1080(フルHD)以上 |
それぞれのスペックについて後ほど解説します。
Macの推奨スペック
スペック | Live12 | Live11 |
---|---|---|
OS | macOS 11 Big Sur以降 | macOS 10.13 “High Sierra” ~ macOS 14 “Sonoma” |
CPU | Intel Core i5プロセッサー Appleシリコン | Intel Core i5プロセッサー Appleシリコン |
メモリ | 8GB RAM以上 | 8 GB RAM |
グラフィックボード | 指定なし | 指定なし |
ディスプレイ解像度 | 1280 × 800以上 | 1280 × 800以上 |
ストレージ | 76 GB以上 | 76 GB以上 |
Windowsと同様に、Ableton Liveを快適に操作するのに必要なスペックを具体的にまとめました。
パーツ | 推奨スペック |
---|---|
OS | macOS 11 Big Sur以降 |
CPU | ・Intel Core i5の第12世代以上 ・Intel Core i7の第12世代以上 ・Intel Core i9の全世代 ・Ryzen 7の全世代 ・Ryzen 9の全世代 |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックボード | CPU内蔵グラフィック |
ストレージ | SSD 512GB以上 |
ディスプレイサイズ | 15インチ以上 |
ディスプレイ解像度 | 1920×1080(フルHD)以上 |
それぞれのスペックについて後ほど解説します。
Ableton Liveにおすすめのノートパソコンのスペックの選び方
選び方1:OS
Ableton Liveのノートパソコン選びで、WindowsかMacかを迷う方は多いでしょう。
結論としては、Windowsの方がメリットが多くおすすめです。
WindowsとMacのどちらも利用可能なので、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します
Windowsノートパソコンのメリット&デメリット
Macノートパソコンのメリット&デメリット
どっちを選んでもAbleton Liveは利用可能だけど、他のクリエイターとのデータのやり取りもスムーズなWindowsがおすすめです
選び方2:CPU
CPUは人間で例えると「脳」にあたる重要なPCパーツであり、指示された計算やプログラムを実行する役割があります。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
CPUにはさまざまな種類があり、例えばIntel製CPUの場合は「Intel Core i5 10210U」といった表記になっています。「Core i5」の部分がCPUのクラス、「10210U」の部分がCPUの世代番号を表しています。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
一般的にCPUのクラスや世代の数字が大きいほど性能が高いものの、Core i7の第6世代はCore i3の第13世代よりも性能が低いというケースがあり、CPUの性能を表記だけで測るのは難しいです。
もしCPUの性能をクラスや世代を総合的に判断したい場合は下記サイトで「PassMark値(Average CPU Mark)」を参考にする方法がオススメです。
Ableton LiveであればPassMark値が14000以上がオススメなので、下記のようなCPUを選ぶとよいでしょう。
- Intel Core i5またはCore i7(第12世代以上)
- Intel Core i9(全世代)
- AMD Ryzen 7またはRyzen 9(全世代)
- Apple M1、M2チップ
選び方3:メモリ
メモリ(RAM)とはパソコンの主記憶装置であり、パソコンにとっての作業スペースにあたるPCパーツです。
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
メモリは容量が大きければ大きいほど一度に多くの処理ができ、それに伴ってソフトウェアやプログラムの処理速度が速くなります。
Ableton Liveでの編集作業において、メモリは多くのトラックやサンプルを同時に扱うために重要な役割を果たします。
音楽制作にかかわる他のソフトウェアを同時に使用することも考慮すると、メモリは16GB以上がおすすめです。
8GBでも動作可能ですが、他のソフトも使う場合や複数タブで快適に作業したい人は16GB以上がおすすめ!
選び方4:グラフィックボード
グラフィックボード(GPU)は、グラフィックス処理や演算処理へ特化したPCパーツです。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品(GPU)が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
PCゲームやライブ配信、編集ソフトなどで画像や映像を処理するために使われるPCパーツです。
でも、価格が高いので一般的なパソコンには搭載されてません。
Ableton Live自体はCPU内蔵グラフィックスでも問題ありませんが、DTMの人気ソフトであるCubase 13ではグラフィックボードが搭載されたモデルが推奨されています。
グラフィック処理はCPUへ大きな負担がかかりやすいので、グラフィックボードのような専用PCパーツを利用します。GeForce RTX 4090とかなら1時間超えの動画でもたった1分でエンコードできるほどの性能があります。
今後も、新しいDTMソフトではグラフィックボード搭載モデルが推奨される可能性があるので、性能は低くても良いのでグラフィックボード搭載モデルを選ぶことをおすすめします。
具体的には、性能とコストのバランスの取れた下記のようなモデルをおすすめします。
- NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
- NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop
- NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop
- NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop
- NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop
選び方5:ストレージ
ストレージはデータやソフトウェアをパソコン本体へ保存するためのPCパーツであり、デザインデータや動画データを保存する際に利用します。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
ソフトの起動速度や編集速度を考慮すると起動速度やデータの読み書きが速いSSDの選択がおすすめです。
例えば最新のM.2SSDであれば通常のHDDより50倍以上も転送速度が大きく、パソコンやソフトウェアなどの起動速度も速くなります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
価格に対する保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
Ableton Liveの編集作業で扱う大量のプロジェクトファイルやサンプルライブラリを保存するために、ストレージの容量は512GB以上がおすすめです。
もし容量が不足した場合には、クラウドストレージや外付けハードディスクを活用してもよいでしょう。
おすすめのノートパソコン7選
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX3050)
LOQ 15IRX9は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9の価格は110,000円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX3050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、ビジネス向けソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
- 10コア16スレッドCPUと16GBメモリで基本性能が高い
- VRAM6GBのRTX3050 Laptopを搭載
→高いグラフィック性能でPCゲームや動画編集も快適 - 15.6インチの大きめディスプレイ&144Hz
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- 1080pのWebカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター mouse F4-I5U01OB-A
mouse F4-I5U01OB-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのビジネス&クリエイター向けノートパソコンです。
mouse F4-I5U01OB-Aの価格は119,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | mouse F4-I5U01OB-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i5-1240P |
グラフィックス | メモリ1枚時:Intel UHD グラフィックス メモリー2枚時:Intel Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX4050)
LOQ 15IRX9(RTX4050)は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9(RTX4050)の価格は144,870円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX4050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、クリエイティブソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
Apple MacBook Air
Ableton Liveへオススメの安いノートパソコン4台目は、AppleのノートPC「MacBook Air」です。
MacBook Airには様々なシリーズがありますが、Ableton Live用であればM2チップを搭載したMacBook Air M2(約10万円)でも十分です。
項目 | MacBook Air M2 |
---|---|
OS | macOS |
CPU | Apple M2チップ |
グラフィックス | Apple M2チップ |
メモリ | 8GB(カスタム可能、16GB以上推奨) |
ストレージ | SSD:256GB(カスタム可能。512GB以上推奨) |
Macのメリット・デメリットをまとめました。
MacBook Airであれば通常のディスプレイよりも現実での描写に近いため、音楽制作としての利用だけでなく、印刷業界や雑誌業界などの他業種での利用にもオススメです。
マウスコンピューター mouse K5-I7G50BK-A
mouse K5-I7G50BK-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
mouse K5-I7G50BK-Aの価格は149,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | mouse K5-I7G50BK-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i7 12650 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 15インチのフルHDノングレア液晶なので長時間作業でも目が疲れにくい
- Intelの12世代ミドルレンジCPU搭載
→Office系ソフトやAdobe系ソフトを使える性能 - グラフィックボード「RTX2050」を搭載
→PCゲームやクリエイティブ系ソフト、AI学習にも使える - Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- バッテリー駆動時間最大10時間
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの価格は179,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- 500GBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)は国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB)の価格は199,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A(32GB) |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 32GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:1TB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- プロゲーマーや人気配信者並の32GB大容量メモリ
→ゲーム配信やクリエイティブ系ソフトも快適 - 1TBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
Ableton Live用のノートパソコンには、中古はおすすめできない
中古ノートパソコンを検討している人もいると思いますが、中古ノートパソコンはおすすめできません。理由は以下のとおりです。
音楽制作作業中にフリーズする可能性もあるので、中古のパソコンの購入を検討している場合は慎重に行いましょう