この記事は以下の悩みや要望を持つ方にオススメです。
- 「歌ってみた」を投稿しても全然伸びない!
- もう「歌ってみた」で伸びる方法は無いの?
- どうやればYouTubeで歌ってみたがバズる?
はじめまして。ブログ運営と動画投稿をしているちゃすくです。
歌ってみたの界隈でバズるのは非常に難しく、毎日のように底辺歌い手が登録者数1000人すら達せずに失踪・休止しています。
とは言え、失踪・休止した歌い手の中には人気歌い手に匹敵するほどの歌唱力を持っている人もいました。
彼らが伸びなかった理由にはYouTubeの仕組みも大きく影響していると考えられるので、この記事ではYouTubeの仕組みによる歌ってみたが伸びない理由を解説します。
YouTubeの仕組みによる歌ってみたが伸びない理由4選
この記事では「歌ってみたが伸びない人」=「底辺歌い手」と表現しています。
また、底辺歌い手の条件は「動画数30本以上投稿・1年以上活動しても登録者数1000人未満の歌い手」としています。
理由1:インプレッション数を増やしにくい
まず、歌ってみたがバズる為に一番必要な要素は歌唱力でも素晴らしいMVでもなく、インプレッション数です。
インプレッション数は動画のサムネイルが表示された回数のこと。
インプレッション数が増えれば自然に再生回数が増え、収益も増える。
インプレッション数は基本的に動画のクリック率と再生時間が他の動画よりも高ければ上昇しますが、低ければ増えることはありません。
しかし、歌ってみた動画では下記の2つがインプレッション数へ大きな影響を与えます。
- サムネが原曲のまま、もしくは原曲サムネによく似たサムネになる
- 歌ってみたは曲の終わりが決まっている為、再生時間を伸ばしにくい
1.によって他の動画とサムネで差別化する事が難しく、視聴者はどうしても歌い手のネームバリューで再生するかどうかを判断しがちです。
新人歌い手は歌が上手くてもネームバリューが全く無いため、サムネが視聴者へ表示されても多くの人はクリックしません。
次に問題となる2.ですが、実はYouTubeの動画は再生時間が長いほどバズりやすい傾向にあることがYouTubeクリエイターで明らかになっています。
実際にあえてクリック率が低いサムネに設定し、再生時間を普段の3倍ほどにすると下画像の結果が得られました。
たしかにクリック率が低いにも関わらず、総再生時間が増えた事でインプレッション数が上がってます。
しかし、歌ってみたは動画の性質によって再生時間を伸ばしにくく、インプレッション数を増やしにくいです。
その結果、歌が上手くてもYouTubeの仕組みによってバズりにくい状況へ陥りやすいです。
理由2:YouTubeは底辺の動画へアクセスできない
そもそもYouTubeは人気のある人がさらに人気になる仕組みになっており、底辺歌い手=人気が無い人はバズりにくいです。
なぜなら、現在のYouTubeはカテゴリやタグがほぼ無意味であり、検索結果も視聴者の再生履歴に合わせて表示されるからです。
実際にYouTube検索を使っても本家か過去に見た・聞いた歌い手ばかりだと思います↓
そのため、YouTubeでは視聴者自身が新人歌い手の動画へアクセスしたくても出来ない状態になっています。
一方で、ニコニコ動画であればタグやカテゴリが視聴者にも可視化されており、カテゴリやタグから動画を探す文化が残っています。
実際に今活躍している歌い手の多くはニコニコでの活躍がキッカケになっており、新人の頃から見つけてもらいやすいメリットは大きいでしょう。
TikTokの場合は自動で流れてくるメリットがある
以上のことから、底辺や新人歌い手はYouTube上で動画を見つけてもらう事自体が非常に難しいです。
理由3:歌ってみたが嫌いな視聴者は多い
YouTubeには下画像の様に色んなジャンルが存在しますが、「歌ってみた」は視聴者からの評判が特に悪いです。
歌ってみたが嫌いな理由は下記事でまとめてますが、これで問題になるのは視聴者維持率の低下です。
例えば下ツイートのように開始5秒で動画の再生を離脱されると、視聴者維持率が大幅に低下します。
「歌ってみた」系は開始5秒で低評価を叩き込んでバイバイだ。検索の邪魔しやがって。
— 愛の鵞鳥亭 ひんしょー 〄 (@Hin_show) December 16, 2020
YouTubeの仕組みだと、視聴者維持率が低い動画は視聴者へ見せる価値が無い動画と判定されるため、チャンネルのインプレッション数が減少します。
視聴者維持率が高ければ数万再生ぐらいは余裕で狙えますし、次にアップする動画のインプレッション数も上がりやすくなる
つまり、「歌ってみたを投稿した」という理由だけで伸びにくくなるハンデを背負っていることになります。
歌が上手くても伸びずに活動を辞めてしまう歌い手が出てくるのも仕方ないでしょう。
理由4:歌ってみたはライバルが多すぎる
歌ってみたは自作に比べれば手軽に出来ますし、極端なことを言えばスマホさえあれば誰でも歌ってみたを作れます。
そのため、普段は歌ってみたを投稿していない人気YouTuberやゲーム実況者、Vtuber、芸能人、実業家など色んな人達も投稿してます。
ライバルが多すぎると、ただの一般人が歌ってみたをアップしても完全に埋もれますし、仮に見つけても視聴者が素人の歌を聞く理由がありません。
しかも、需要が大きい曲だったとしてもYouTubeの表示スペースには限界があります。
例えば、普通のスマホで動画を再生した時に表示される関連動画の数は70前後であり、多くのYouTuberがその枠を奪い合っています。
当たり前ですが、動画の供給量が多ければ多いほど枠を取り合う争いも激化するため、投稿者が多い歌ってみたは超レッドオーシャンです。
人気な人たちと枠を奪い合うので、勝ち目が薄い…
そのため、何の取柄も無いのに本気で伸びたい人はライバルが多いジャンルへ手を出さない方がオススメです。
歌ってみたでYouTubeの仕組みへ対処する方法
ここからは歌ってみたのジャンルでYouTubeの仕組みへ対処する方法を紹介します。
対処法1:原曲とは違うサムネイルを用意する
原曲のサムネイルをそのまま使ってる場合は、明らかにオリジナルだと分かるサムネイルを用意してください。
原曲とは異なるサムネイルを用意することで下記のメリットが発生します。
- 他の歌ってみた動画と差別化できる
- 原曲と間違えてクリックされることが無くなる→視聴者維持率が下がりにくくなる
実際に人気歌い手やVtuberはオリジナルサムネを描いてもらっており、やはり再生回数が非常に高いです。
個人の場合でもイラスト依頼系サイトであるSKIMA やココナラ で手軽に描いてもらえるため、まだ使ってない歌い手にはオススメです。
ユーザー数はココナラ が多く、手数料はSKIMA が安いので、自身の趣味に合ったサイトで依頼してみてください。
対処法2:歌ってみたの後にオマケ動画を付ける
歌ってみたで再生時間を伸ばすことは難しいですが、YouTubeの仕組みだと長い再生時間が有利なのは明白です。
そこで、歌ってみたの後に近況報告やコメント返しなどをすることで再生時間を伸ばし、バズりやすくする方法が一部の歌い手で導入されています。
例えば下画像の「MELOGAPPA」さん達は歌ってみたの後にイベントの話をしており、上手く再生時間を伸ばしています。
上の動画も歌ってみたです
しかも、この方法であれば歌の上手さ以外の部分でも勝負できるため、ファンの増やし方も幅が広がります。
比較的簡単にでき、コストもあまりかからない対処法なのでオススメです。
対処法3:YouTube以外で人気を増やしておく
動画を投稿する場合はYouTubeを一番最初に考える人も多いですが、今も人気な歌い手はニコニコ出身が多く、最近人気のある曲はTikTokで人気になったケースばかりです。
なぜなら、ニコニコとTikTokはYouTubeよりも無名の新人が視聴者へ見つかりやすく、バズれるキッカケが圧倒的に多いからです。
歌い手ではありませんが、新世代YouTuberと呼ばれているコムドットさんも視聴者をTikTokからYouTubeへ流しており、どちらのサイトでも大成功しています。
YouTubeの仕組みだけに頼っていてはバズることが難しいため、他のサイトを利用することもオススメです。
対処法4:オリジナルMVを制作する
歌ってみたでは原曲のMVをそのまま使うことも多いですが、視聴者からすれば既に原曲を見ており、MVも大体覚えてることが多いです。
つまり、視聴者がわざわざ歌ってみたの映像を見る理由は特に無く、視覚的に楽しむことができません。
これは視聴者維持率が低下する原因になるため、原曲とは違うオリジナルMVを使用した方が良いです。
MVでふざけまくるYouTuberが多いのも視聴者維持率が理由
実写でMVを作るのであれば、はじめしゃちょーさんも使ってたPanasonic GHシリーズがオススメです。
イラスト系のMVであればココナラ でMVクリエイターへ依頼する方法が良いでしょう。