はじめまして。ブログ運営に携わっているPomCatです。
この記事では、プログラミングを始めるのにノートパソコンを購入したい人におすすめの安いWindowsノートパソコンを紹介します。
パソコンのことに詳しくない人でもわかるように、スペックの具体例も解説しています。
スポンサーリンク
プログラミングでのノートパソコン使用例
プログラミングは様々な言語でできますが、どの言語を使用してもほぼ同様の工程を行うことになりますので、簡単に紹介します。
プログラミングにおいてノートパソコンを活用する際、以上のような作業が一般的です。これらの作業をスムーズに行うために、適切なスペックのノートパソコンを選ぶことが重要です。
以下で詳細を解説しています。
プログラムの作成
プログラミングを始める際には、コードを書くためのテキストエディターやIDE(統合開発環境)を使用することになります。Visual Studio CodeやPyCharm、Eclipseなどがよく利用されています。
これらのツールは軽量なものが多いですが、複数のタブやプラグインを使用すると負荷が増します。
コンパイルと実行
書いたコードをコンパイラで実行可能な形に変換します。エラーがあればその場で指摘されるため、迅速に修正する必要があります。
大規模なプログラムになるとコンパイル時間が長くなる場合があります。大規模なプログラムを書く場合は、メモリやCPU性能が高いノートパソコンを選びましょう。
1.CPU
コンパイルは大量の計算処理を行うので、CPUのクロック数(GHz)やコア数が大きく影響します。
Intel Core i7やAMD Ryzen 7以上のCPUが推奨されています。
2.メモリ(RAM)
コンパイラはコードを解析して中間形式に変換する際、メモリに大量のデータを一時的に保持します。プロジェクトが大規模になるほど、必要なメモリ量が増加します。メモリ不足が発生すると、処理速度が著しく低下します。
中規模以上のプログラムを書く際、メモリは16GB以上が推奨されています。
デバッグ
プログラムのバグ(エラー)を見つけて修正する作業です。デバッガ(例: GDB)を使用して、変数の値を確認したり、プログラムの一部をステップ実行します。
エラーがなくなるまでデバッグを繰り返しますが、パソコンのメモリやCPUの性能が作業時間に大きく影響します。
テストと評価
コードが意図通り動作するか確認するため、単体テストや統合テストを行います。複雑なプログラムの場合、処理速度や負荷テストも行うことがあります。
自動テストスクリプトを多用する場合は、メモリとCPU性能が求められます。
バージョン管理
GitやGitHubなどのバージョン管理ツールを使用して、コードの履歴や変更内容を管理します。チームでの共同開発にも不可欠です。
比較的負荷は軽い作業ですが、変更前のコードを保管しておく場合はストレージ容量が必要になります。
ドキュメント作成
プログラムの設計意図や使用方法を説明する資料を作成します。
WordやGoogle Docsを利用することが多く、ノートパソコンに負荷のあまりかからない作業工程です。
プログラミングにおすすめのOSについて
プログラミング用のノートパソコン選びではOSとしてWindowsとMacのどちらのOSがオススメなのか迷う人も多いです。
OSは「オペレーションシステム」の略称であり、パソコン全体を管理するシステムです。
PCへインストールしたソフトのアイコンをクリックするだけで起動するのはOSのおかげです。
OSにはWindows、MacOS、LINUXなど様々な種類がありますが、ソフトやデバイスによって対応OSが異なるので注意してください。
よく使われるのはWindows↓
WindowsはAmazonや楽天市場などでライセンスを買えば後からインストールすることも可能です
結論から言うと、Windowsがおすすめです。
判断するうえでの基準となる、WindowsとMacのメリット・デメリットをまとめました。
Windowsノートパソコンのメリット・デメリット
Macノートパソコンのメリット・デメリット
WindowsとMacのどちらでも利用することができますが、プログラミングに加えて他の用途も考えている場合はソフトウェアやOfficeの互換性が高いWindowsが柔軟でおすすめです。
一方、iOS端末向けのアプリケーション開発やiPhoneやiPadなどのApple製品との連携を考えており、クリアなディスプレイを使いたい場合はMacがおすすめです。
iOSアプリ開発するとき以外はWindowsがおすすめだにゃ~
プログラミング用のノートパソコンの選び方
まずは、プログラミングを快適に行うために必要な具体的なスペックを表にまとめました。
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | ・Intel Core i5の第11世代以上 ・Intel Core i7の第11世代以上 ・Intel Core i9の全世代 ・Ryzen 5の第五世代(5000番台)以上 ・Ryzen 7の全世代 ・Ryzen 9の全世代 |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックボード | なし(CPU内蔵モデル) |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
それぞれのパーツについて詳しく解説していきます。
選び方1:CPU
CPUは人間で例えると「脳」にあたる重要なPCパーツであり、指示された計算やプログラムを実行する役割があります。
CPUは「セントラルプロセッサーユニット」の略称であり、プログラムの演算・解釈・実行を行う役割です。
人間の脳に似ており、ソフトウェアの処理や動画の再生にも利用されます。
高性能なCPUを搭載すればPCの処理能力が上がり、高負荷な作業も快適に行えます。
PC全体へ影響を与えるパーツなのでPC選びでは重要です。
CPU製造で有名なメーカーは「Intel」と「AMD」。
CPUにはさまざまな種類があり、例えばIntel製CPUの場合は「Intel Core i5 10210U」といった表記になっています。「Core i5」の部分がCPUのクラス、「10210U」の部分がCPUの世代番号を表しています。
CPUのクラス | 超ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド | 超ローエンド |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i9 | Core i7 | Core i5 | Core i3 | Pentium、Celeron |
AMD | Ryzen 9 | Ryzen 7 | Ryzen 5 | Ryzen 3 | Athlon |
用途や できること | 3Dゲーム開発 VRゲーム | PCゲーム プログラミング | 動画編集 軽量なPCゲーム | 動画視聴 文章作成 | ネットサーフィン 軽量なSNSの閲覧 |
一部で例外はありますが、一般的にCPUのクラスや世代の数字が大きいほど性能が高くなります。
プログラミング用のエディターを使用して複雑なコードをストレスなく編集するには、Intel Core i5(11世代以降)やRyzen 5(5000シリーズ)以上を選びましょう。
なお、予算が許す場合は、Intel Core i7やRyzen 7以上のモデルを選ぶと、快適に作業ができ、複数の工程の同時作業も安定して行えます。
- Intel Core i5(11世代以上)
- Intel Core i7(11世代以上)
- Intel Core i9
- Ryzen 5(5000シリーズ以上)
- Ryzen 7
- Ryzen 9
選び方2:メモリ
メモリ(RAM)とはパソコンの主記憶装置であり、パソコンにとっての作業スペースにあたるPCパーツです。
プログラミングでは、プログラムの実行速度に直接関わる重要な要素です
メモリはPCのデータを一時保存するストレージであり、CPUとストレージ間のデータ取り扱いをサポートする役割です。
作業台へ例えられることが多く、「作業台が広い=メモリの容量が多い」状態だと1度に処理できるデータ量も増えます。
複数のソフトウェアを同時に使用する場合は大容量メモリが推奨されています。
アプリやダウンロードファイルを保存する「ストレージ」とは別物なので注意
メモリは容量が大きければ大きいほど一度に多くの処理ができ、それに伴ってソフトウェアやプログラムの処理速度が速くなります。
メモリが小さすぎるとプログラム実行速度が大幅に遅くなるため、必要最低スペックは8GBですが、快適な作業はできません。
特に複数の作業を同時に行う場合、メモリが不足すると実行速度が大幅に低下するため、16GB以上のメモリを選ぶのがおすすめです
メモリ不足になるとプログラムの実行速度だけではなく、他の動作も遅くなるので、メモリ容量は非常に大切です。
選び方3:ストレージ
ストレージはデータやソフトウェアをパソコン本体へ保存するためのPCパーツです。
ストレージはデータやソフトウェアなどを保存するパーツであり、本棚へ例えられることが多いです。
ストレージには「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは高速なデータ処理が可能であり、物理的な衝撃にも強いです。
HDDは安価で大容量ストレージを用意できますが、SSDよりもデータ処理が遅いです。
ストレージにはHDDとSSDの2種類があり、パソコンの起動速度やデータの読み書き速度の速いSSDがおすすめです。
例えば最新のM.2SSDであれば通常のHDDより50倍以上も転送速度が大きく、パソコンやソフトウェアなどの起動速度も速くなります。
比較 | HDD | SSD |
---|---|---|
価格 | 安い | 高い |
価格に対する保存容量 | 多い | 少ない |
転送速度 | 遅い | 速い |
本体の寿命 | 約3年 | 約5年 |
衝撃への耐性 | 壊れやすい | 壊れにくい |
プログラミングで扱うテキストファイルは比較的軽めなので、256GB以上のSSDであれば十分です。
容量が不足する場合は、
選び方4:グラフィックボード(GPU)
グラフィックボード、別名GPU(Graphics Processing Unit)は、視覚的な計算を行うための専門的なパーツです。
グラフィックボード(グラボ):画像や映像を表示するための部品(GPU)が集積されたPCパーツ。
連続的な演算処理能力に優れており、ゲーミングPCには搭載されている。
非搭載の場合はCPU内蔵パーツが同じ働きをするが、性能はグラボより低い。
PCゲームやライブ配信、編集ソフトなどで画像や映像を処理するために使われるPCパーツです。
でも、価格が高いので一般的なパソコンには搭載されてません。
プログラミングでは、グラフィックボード(GPU)なしで快適に作業が行えます。
プログラミングにおすすめのノートパソコン6選
パソコン工房 SENSE-15FH127-i7-UHSX
SENSE-15FH127-i7-UHSXは実店舗も多いBTOパソコンメーカーであるパソコン工房のエントリー向けノートパソコンです。
SENSE-15FH127-i7-UHSXの価格は104,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | SENSE-15FH127-i7-UHSX |
---|---|
OS | Windows 11 |
CPU | Intel Core i7 12650H(10コア16スレッド) |
グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:500GB |
価格 | 104,800円 |
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX3050)
LOQ 15IRX9は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9の価格は110,000円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX3050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、ビジネス向けソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
- 10コア16スレッドCPUと16GBメモリで基本性能が高い
- VRAM6GBのRTX3050 Laptopを搭載
→高いグラフィック性能でPCゲームや動画編集も快適 - 15.6インチの大きめディスプレイ&144Hz
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 1年間の引取修理サポートあり
- 1080pのWebカメラとマイク、ノイズキャンセリングスピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大48回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター mouse F4-I5U01OB-A
mouse F4-I5U01OB-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのビジネス&クリエイター向けノートパソコンです。
mouse F4-I5U01OB-Aの価格は119,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | mouse F4-I5U01OB-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i5-1240P |
グラフィックス | メモリ1枚時:Intel UHD グラフィックス メモリー2枚時:Intel Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Lenovo LOQ 15IRX9(RTX4050)
LOQ 15IRX9(RTX4050)は世界最大級のパソコンメーカーであるLenovoのゲーミングノートパソコンです。
LOQ 15IRX9(RTX4050)の価格は144,870円であり、具体的なパソコンスペックは下表になります。
項目 | LOQ 15IRX9(RTX4050) |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i5-13450HX |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
Intelの13世代ミドルレンジCPUを搭載しており、クリエイティブソフトやゲームもできるハイスペックPCです。
マウスコンピューター mouse K5-I7G50BK-A
mouse K5-I7G50BK-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのクリエイター&ゲーマー向けノートパソコンです。
mouse K5-I7G50BK-Aの価格は149,800円であり、具体的なパソコンスペックは下表の通りです。
項目 | mouse K5-I7G50BK-A |
---|---|
OS | Windows 11 Home |
CPU | IIntel Core i7 12650 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2050 Laptop |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB |
- 15インチのフルHDノングレア液晶なので長時間作業でも目が疲れにくい
- Intelの12世代ミドルレンジCPU搭載
→Office系ソフトやAdobe系ソフトを使える性能 - グラフィックボード「RTX2050」を搭載
→PCゲームやクリエイティブ系ソフト、AI学習にも使える - Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- バッテリー駆動時間最大10時間
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
マウスコンピューター NEXTGEAR J6-A7G60GN-A
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは国内BTOパソコンで売上No1であるマウスコンピューターのWEB限定ゲーミングノートパソコンです。
NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの価格は179,800円であり、具体的なPCスペックは下表の通りです。
項目 | NEXTGEAR J6-A7G60GN-A |
---|---|
OS | Windows11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop |
メモリ | 16GB(増設注文可能) |
ストレージ | SSD:512GB |
グラフィックスへRTX4060を採用しており、人気PCゲームをプレイできるほどのスペックがあります。
- 16インチのフルHDノングレア液晶&165Hzで作業やゲームも快適
- 8コア16スレッドCPUでAdobeやPCゲームにも使える
- グラフィックボード「RTX4060」搭載で画像処理や3Dゲームにも対応
- 500GBの大容量ストレージ&SSDなので読込も速い
- Wi-Fi 6E対応で、高速かつ安定したインターネット接続が可能
- 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート
- 100万画素のWebカメラとマイク、スピーカーを標準搭載
- USB TypeAやTypeC,HDMI、マイクロSDカード、イヤホンジャックなどに対応
- 最大36回までクレカなしで分割払いが可能
プログラミング用で中古や5万円以下のパソコンはおすすめできない
中古ノートパソコンを検討している人もいると思いますが、中古ノートパソコンはおすすめできません。
理由は以下にあるとおりです。
プログラミング作業中にフリーズする可能性もあるので、中古のパソコンの購入を検討している場合は慎重に検討してください。
スペックが想定以上に低く、購入直後に買い替えが必要になる可能性もあります。新品のパソコンがおすすめです。
また、5万円以下の安すぎるノートパソコンもおすすめしません。
5万円以下のノートパソコンは、CPUやメモリの性能が非常に低いため、作業が快適に進まない可能性が高いです。
そのため、プログラミング用ノートパソコンは新品を購入するのがおすすめです。